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フランス/フジェール [Fougères]: Le Haute-Sève

訪問:2017/11/4 12:30 (☞ Via Michelin 紹介ページ
評価点:総合★★★★★★★★★★サービス★★★★☆雰囲気★★★★★CP★★★★★


どうもフランスでは2日連続で星5つ進呈店に巡り合ってしまうようだが、昨晩はミシュラン1つ星店であることから当然として、今回はミシュラン旅行ガイドに載っていたいただけの店だ。(フジェールの街での唯一の掲載店)

この街のお目当てであるフジェール城 [Château de Fougères]の営業時間が午後2時からということで、先にランチをいただくことにしたのだが、開店時刻の30分後だというのに、店内は空っぽ。
結構良い感じの店なのに、奥の方に声をかけないと誰も出てきてくれない状態だった。



ボンジュールと奥の方に声をかけて出てきたのが、高校生ぐらいの女の子。家族経営の店だと思うが、土曜日なのでお手伝いかな?
後から出てきた奥様は英語堪能だったけど、この子は一言も英語を話さなかったのは何故だろう?
フランスの若い子は、結構英語を話すものだと思っていたのだが・・

HPに掲載されていたメニューをチェックしていたので、店内で渡されたメニューと内容が同じであったことから、予定通りMenu Terre et Mer(€35.00)の3皿コースにチーズを加えてお願いした。




アミューズは、チャイブ風味の塩味ホイップクリーム。
後から来た20人位の団体客に合わせたお手軽アミューズという感じだが、まずまず。



トーストにたっぷり付けていただき、残りはそのままスプーンで舐めてしまった。



Le foie gras Breton cuit au "torchon", caramel au Pommeau

前菜からは、家内も私もフォアグラ。
普段は料理が被らないように選択するが、フランスの真っ当なレストランでは、お互い好きなものを頼もうという方針だ。



少しブランデー類で香りを付けたオーソドックスなテリーヌで非常に美味。

日本ではフランスで発生した鳥インフルエンザの影響で2年近く禁輸が続いた(まだ続いている?)ことから、2年前までに輸入された冷凍フォアグラも在庫がなくなった状態で食べれなくなっていたが(他国産のフォアグラなど、不味くて食べられない!)、フランス国内なら問題なく食べることができるので、今回は大好物のフォアグラに走る方針でもいる。



そうそう、フォアグラを付けていただくトーストも、ちゃんと布巾でくるんで冷めないようにして出してきた。これが普通だと思っているが、昨晩の1つ星店はそのまま出てきたなぁ・・


フォアグラをいただいた後に、ようやく普通のパンが出てきた。
ビジネスクラスの機内食みたいに、バスケットに盛られたパンから選ばされる形式はフランスでは初めてかも?



何種類かあって例の女の子がフランス語で説明してくれるのだが、わからないので私は種子系のパンをチョイス。



家内はエシャロットと聞こえたのを取っていたが、ネギの風味のあるこちらの方が美味しかった。
バスケットの残り1種類は、混ぜ物のない普通のパン。形状は同じだ。



Le filet de lotte en croûte de sésame, riz vénéré aux asperges, émulsion de fenouil au jus de carapaces et verveine citronnelle

2択のメインから家内のチョイスは、魚料理。
皿に乗っている野菜、アロエの皮をむいたみたいな野菜で面白い味。



電子辞書で「あんこう」だと判断して頼んだそうだが、フライの断面を見ると確かにあんこうらしい筋が見える。
2口サイズが2個と少なかったので味見はしていないが、黒米リゾットや魚の出汁の効いたクリームソースの出来が良かった。



Pièce de boeuf grillée à la plancha, Tian de légumes et petit farci de queue de boeuf tomaté
Boeuf d'origine Française


私は、フレンチでは避けている牛ステーキ系を選ぶしかなかったが、これが大当たりだった。
単なるグリルではなく、付け合わせの方がメインと思えるような皿だ。



牛ステーキの下には、セルクルで固めたラタトゥーユの周りにスライス胡瓜を貼り付けた料理。
今が旬の甘めに味付けられたキノコも美味しい。



ステーキの焼き加減は、指定したミディアムレアでバッチリ。
ソース側にのキノコの味付けと同じ甘めのものだが、これも単に肉のジュをベースにしたものではなく、野菜類の出汁も加わった深みのある味で美味しい。



丸ごと1個の焼きトマトの中には、挽肉とキノコと野菜を合わせて炒めた独特な食感と風味を持った具が入っていた。
創作料理の類だと思うが、今まで味わったことのないタイプで、これも美味。

もうひとつの茹でじゃがの串刺しは、月桂樹の葉っぱを間に挟んであった。



Tartines chaudes de brie de Meaux au chutney de figues
(Avec un supplément de €4.00)


デザートの前にチーズ。
実は、牡蠣が4ユーロの追加料金がかかると誤解してデフォルトで付くものだと思ってチョイスしてしまったのだが。

サラダ仕立てで出てきたので、最初に出してほしかったとは家内の談だが、ブリーチーズのタルティーヌの上に、甘いソースとクミンを振りかけてある点で面白い。いや、結構クミンが良いアクセントになっていたのだ。



Le millefeuille amande et framboise, creme de pistache et sorbet fruits rouges

デザートは選択肢が多く悩んだ結果、家内はまたまたミルフィーユをチョイスしていた。



パイ生地を使っていないとか、ピスタチオの味がしないと不満を述べていたが、ミルフィーユはちゃんと層になっているし、ピスタチオも自宅でシチリア土産で買ってきたものばかり使っていたからで、普通に買えばこんなものだろうという風味。目くじら立てるほどではないと思う。



La Tarte fine aux pommes, sorbet Grany Smith et pommes confites au romarin

私が選んだアップルタルトは、驚愕のボリュームで出てきた。
サイズが分かるようにテーブル周辺のものが写り込んだものを最初にお見せしておくが、これを1人で食べるのか!?



ちょっと焼きすぎて焦げてしまっているものの、特に焦げた嫌な味もせず問題なくいただけた。

日本のリンゴに慣れていると、欧州のリンゴは酸っぱすぎるものだが、スライスリンゴの酸っぱさを、上にトッピングしてある青りんごのアイスクリームをソース代わりにしていただくと、これが美味しい。
アイスクリームの下に盛ってある刻みリンゴも甘くしてあるので、全体を絡めていただくのが良さそうだが、アイスクリーム単独で半分近く食べてしまってから気づいたので、食べ方を誤ってしまった。



ちょっと分かりづらいが、そこの部分は薄いパイ生地でサクサク。




最後に家内だけ珈琲(€2.50、Coffee with milkと言って注文している)をお願いしたが、小菓子は2人分出てきたのでデフォルトで出すのだろう。

小さな器の中は、超濃厚でバニラの効いたブランマンジェだった。




以上でお会計。昨晩の1つ星店 Le Beaulieuでも付いていたが、お会計時にレストランカードを添えて持ってきてくれるのは、フランスの真っ当な店では多い。

しかし、昨晩の半額強でこのクオリティには感動した。地元のパーティ客でホールが疎かになっていたのは否めないものの、連続で星5つ進呈となったしだいだ。
今回のフランス旅行、最初は大外れ、そのあと2軒は大当たりとブレが大きいなぁ。


※メニュー:表紙ロゴMenu €29€35€45平日ランチMenuアラカルトデザート

【店舗詳細情報】
店名:Le Haute-Sève
電話:02 99 94 23 39
営業:12:00~13:30、19:30~21:00
定休:日曜日・月曜日
住所:37 Boulevard Jean Jaurès, 35300 Fougères
GPS:48.351549, -1.197592 (☞ Bing Map


今日のルート実績LOG(Google Map タイムライン機能より)
訪問したフランスのレストラン
 

【フジェール城 [Château de Fougères] の風景】
廃城で雨天強風という悪条件では、中に入る気にならず外側1周のみ。(入城料:€8.50)






テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

フランス/ルーアン[Rouen]:Les Nymphéas

訪問:2014/8/23 12:40 (☞ ミシュラングリーンガイドの紹介ページ
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★★雰囲気★★★★☆CP★★★★☆
Notre Plateau de Fromages
▲ピックアップ写真:Notre Plateau de Fromages

世界遺産の街であるルーアン[Rouen] にやってきた。
パリから近いことからか日本人比率も高く、団体行動のツアー組や個人旅行者をたくさん見かけた。

入口は奥にある 店の入口

第一候補の店は13時開店とのことで入れず、次の候補のこの店も入った時点で客はゼロ。
土曜日のランチは、出足が遅いみたいだ。

店内の雰囲気 テーブルセッティング

路駐していた関係で1時間半という時間制約があったことから、対応できるかを確認したところ、最安値のコース(Menu Découverte(€42))で2人とも同じ料理であれば努力しますっていうことで、お願いすることにした。

パン バター

まずは、パンとバター。
バターを蓋が出来る皿に入れてくるのは高級店の証だ。

追加のパン 追加のパン

このパン、種類を変えて何度も置いてくれるので、パンだけでお腹いっぱい。
フランスのパンは大抵美味しいのと、今回回った地域ではすべてバターが付いてきたので、普段は炭水化物だと余計に食べないパンが進んでしまう。

Amuse-Bouche
Amuse-Bouche

アミューズの内容はメニューに記されていないが、チーズをクッキーのように焼いて筒状に成形したものだ。
中のクリームはカニ汁入りみたいなシーフード系のお味で珍しい。

手前のオレンジはアプリコット(?)のジュレを卵黄のように周りを固めたもの。
濃厚な味で美味しいのだが、どうやって作るんだろう? 人工イクラの作り方と同じかな?(でも、いくらより数十倍大きいので厳しそう・・)

Foie Gras de Canard en Terrine
Foie Gras de Canard en Terrine Fait Maison
Foie Gras Terrine duck home made


3択の前菜からは、例によってフォアグラをチョイス。

フォアグラとマカロン

フォアグラは、ブロック状のものが2個。
この日の夜もフォアグラ専門店で食べているが、比較にならないほど上質で美味しく大満足だ。
左側はマカロン付だが、このマカロンもちゃんと作られていて美味しい。

フォアグラとジャム

ピンボケ写真だが、中央のフォアグラの横は、左がアプリコットで右がフランボワーズのジャム。

フォアグラに付くトースト トースト

ブリオッシュならぬトーストが付いていたが、後からクロスに包まれた温められたものが追加されてしまった。
ホント、パンだらけ!

鴨のロースト
Dos de Canette de la 《Dombe》Rôti accompagnée de son Cromesquis de Cuisses Confites, Sauce Bordelaise
Back of the "Dombes" roast bobbin accompanied by his Cromesquis Confit thigh, Sauce Bordelaise


4択のメインからは、鴨のローストをチョイス。
なんだか分からない固有名詞が付いていたので気になったのだが、後で調べてみても分からず。

鴨肉をアップ

好みの問題なんだろうが、ブロックのままの鴨肉よりもスライスの方が好きだなぁ・・
ソースは単にボルドレーズと記されていたが、血の入っている感じ。
薄切りで出してくれていたら、抜群に美味しく感じただろう。

肉団子のフライの断面

中央に乗っていたのは、揚げたての鴨の肉団子フライ。
普通の肉団子と違って強い肉の主張があるので、なにかソースが欲しいところだが、特になし。
ブロック肉と同じボルドレーズソースでいただいてみたが、もう少し甘さが欲しかった。

Notre Plateau de Fromages
Notre Plateau de Fromages

このコースは、私が楽しみにしているチーズが付く。
タイプの違うもので数も揃えてあったので、家内となるべく被らないように選んでみた。

私のチョイス

羊は2種類だけで、他は牛のチーズだということで、私はその2種を含んだ5種類をチョイス。
なかなか美味しいチーズで満足満足。

家内のチョイス

羊がダメな家内は、牛のチーズだけで4種類。
もちろん私も味見しているが、かなり良いチーズをそろえている。

Millefeuille à la Vanille
Millefeuille à la Vanille et aux Framboises, et son Coulis
Vanilla and raspberry, yarrow and his grout


4択のデザートからは、大好物のミルフィーユを選択。

ミルフィーユ

出来たて感たっぷりで、パイがサクサクで美味しいし、クリームも抜群。
下段がフランボワーズ果実だけだったのがさびしいが、久々に美味しいミルフィーユだった。

小菓子

時間制約もあるので食後の珈琲は頼まなかったが、それでも小菓子を出してくれた。
これも良い構成だ。

お会計 店内の雰囲気

以上でお会計をお願いしたが、日本円換算で6千円のランチと考えれば高額だが、かなり満足できたコースを楽しめた。
もちろん、約束通り1時間半で終えることが出来たのだが、客の入りがイマイチだったことが大きいかもしれない。

※メニュー:Menu 74€54€42€(英語版)Menu 52€ tout compris前菜・魚介類肉料理・デザート

【詳細情報】
店名:Les Nymphéas
電話:02 35 89 26 69
住所:7-9 rue de la Pie, 76000 Rouen
GPS:49.442936,1.086891

レストランカード

※今日(2014/12/27)から年末年始のベトナム旅行に出かけるため、羽田空港のANAラウンジから登録しました。
この後も引き続き夏のフランス旅行の記事を、ベトナムから登録したいと思っています。
 

【ルーアン(Rouen)の風景】















テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

フランス/カン[Caen]:イヴァン・ヴォティエ[Ivan Vautier]

訪問:2014/8/22 19:40 ミシュラン1つ星店 (☞ ミシュラングリーンガイドの紹介ページ
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★☆☆雰囲気★★★★☆CP★★★☆☆
アミューズ
▲ピックアップ写真:アミューズ(2人分)

モンサンミッシェルのムール貝の産地で堪能した後は東に進んで、今日の宿を確保してあるカン [Caen] に移動。

初日のロワール地方にある L'Orangerie du Château に続いて、今回の旅で2軒目になるミシュラン星付レストラン(一つ星)を持っているということで決めた宿だ。

今日のルート by 旅レコ
今日のルート(地図をクリックすると、大きな地図が開きます)

グリーンガイドに掲載されていたことで見つけたのだが、ホテルレストランということで宿泊予約と同時にレストランの席も予約を入れておいた。
単独レストランの予約はフランス語が出来ないと厄介だが、宿泊するホテルレストランとなれば英語で気軽にコンタクトできる。(予約して出かけた星付店は、この店が初めて)

店内の雰囲気 テーブルセッティング

店のHPにメニューが掲載されていたので、当初はここだけで「オマールブルー」をいただく計画だったのだが、既に2軒で食べてしまっていたので(前述の最初の1つ星店と、産地であるブルターニュの La Chaumine)どうしようかと悩んだのだが、1つ星店どうしでの比較も面白いだろうと初志貫徹。
Menu homard(€83.00)
 Le Homard que le Chef vous propose dans son menu est un Homard d'environ 700gr (poids vif) par personne et qui n'a jamais séjourné en vivier

Lobster menu
 Lobster about 700gr (live weight) per person, it has never stayed in a fish tank

をお願いすることにした。(店では仏語版のメニューしか出されなかったので、HP掲載ベースで英語版も転記しておいた)

CIDRE DUPONT RESEREVE 私も少しいただいた

まずは、家内が興味を示したシードルをボトルで(€15.00/75cl)。
これ、最安値のグラスワインやカプチーノ(各€9.00)2杯分よりも安い。

アミューズ

アミューズは、2人分が1皿に盛られてきた。
プチコロッケとチーズに、金粉を施した黒いマカロン。

プチコロッケの中身

プチコロッケの中身は、欧州では定番と言える干し鱈ベース。
上品だけど洗練さはなく、本家ポルトガルのバカリャウコロッケの方が美味しく感じる。
ただ、揚げたてという意味では良かった。

マカロンの中身

黒いマカロンの正体はイカ墨だった。
中のクリームにキャビアらしきものが入っているが、劇甘なのに塩分アクセントを感じず。
アミューズに甘い料理って、ちょっと合わないなぁ・・

拡大写真を撮り忘れたが、チーズの上には5ミリ角の干し鱈の塩漬けが乗っていた。

パン(その1)

パンは、ちょっと洒落た金属ボウルで出てきた。
これで2人分となると、それぞれを切って分けるか早い者勝ちになるのだが、夫婦なら問題無いか。

パン(その2)

ボウルの底には、2つクルミパンが隠れていた。
こちらは1個ずついただける。

バター

バターは2種類(無塩発酵と有塩)、洒落た皿に乗って出てきたが、このアンバランスな配置は故意ではなく手抜きだろう。
普段は炭水化物は余計に食べない方針だが、美味しいパンとバターがあると食べてしまうのはフランスならでは。

Mise en bouche:Les coudes
Mise en bouche:Les coudes
en ketchup et sorbet de poivrons grillés et framboise

Appetizer:Elbows
Ketchup and sorbet of roasted peppers and raspberries


ここからが、メニューに記されている料理になる。
海老の部位ごとに分けて出されることになっている。

Les coudes: en ketchup de poivrons grillés et framboise

最初は、エビの爪の付け根の部分。
これを見た感じでは、1尾全部を個人に分けているのではなく、宴会料理のように全部ばらしている感じ。
殻のかけらが2つも入っていたことから、扱いが雑な印象を受けた。

胡椒のアクセントが強く、ケチャップ入りのラズベリーソースは微妙なお味。
ケチャップにしてもラズベリーにしても、それ自体の主張が強いので、海老本来の味を引き立てる料理にはなっていないと思う。

Ketchup and sorbet

右のシャーベット(反対側の上部から撮影したので、変な描写になっている)は、本当にケチャップベース。
ぜんぜん美味しくない。創作度が過ぎるという感じ。

Les pinces
Les pinces
en ravigote de petits coquillages et des légumes aux aromates et herbes fraîches

Claws
As a ravigote with small shellfish and vegetables with aromatics and fresh herbs


次は、爪肉部分。
きれいに剥いて輪切りにしたものを、軽いビネガーと緑野菜のジュースのような感じのスープソースで和えてある。

en ravigote de petits coquillages et des légumes aux aromates et herbes fraîches

スープの中には、生のアサリのむき身、生の小さな海老、茹でた小さなムール貝入り。
モンサンミッシェルのランチで1Kg以上食べてきたムール貝だが、ここまで小型のものは少数派で食べごたえ無し。
ムール貝の塩分だけ強く感じたが、小さな海老が意外にも甘い。

La queue
La queue
snackée / strate de pomme / jus frais / vieille mimolette
cube de crème fraîche et basilic et chaud-froid sur une version 'Chefs d'État' 2014

Tail
Pan fried / apple / fresh juice / mimolette cheese
fresh cream cube and basil


次は待望のテール肉。次の料理もテール肉なので、半身ずつ違った料理で出すようだ。
sur une version 'Chefs d'État' 2014 の意味が分からないが、何かの賞を取ったということかなぁ?

La queue を反対側から

軽く茹でた(フライパンで焼いたと記されているが・・)リンゴを丸ごとスライスし、その上にオマールのテール肉の半身。

テール肉部分をアップ

テール肉部分をアップしてみたが、明らかに小さなもので、メニューに記されている1人700g という表記は、嘘だろう。
半身とはいえ、これだけ身が薄いとオマールの味わいなどあったものではない。

調理は、東南アジアで殻つきの海老焼きを食べたような殻の風味を感じたので、殻のまま焼いて取り出したのだろう。
プリプリ感はあるものの、甘さが足りない印象。
日本で食べたオマールブルーに近い感じなので、鮮度が悪い気がする。
というか、メニューに「水槽に1度も入れたことが無いオマール海老」と書かれていた意味を取り違えていたようだ。

普通なら「身が痩せていない」という良いイメージになるのだが、「捕獲後すぐに冷凍保存した」という意味だと解釈すれば、ここまでの料理で出てきた1尾ずつを捌いたにしては不自然な構成の説明が付く。
でも、身が痩せているので、瞬間冷凍でも説明が付かないか。この質の悪さは、どこから来るのだろう?

追加のパン

美味しいパンを完食したので、追加をお願いしたらバゲットが出てきた。
これが、不思議に不味いバゲット。この格の店で出てきたバゲットが不味いと思ったのは初めてだ。

La queue Et le pigeonneau du Père Philippe
La queue
Et le pigeonneau du Père Philippe / jus aux truffes d'hiver
petite crème de blé noir

Tail
Roasted, young pigeon / lobster juice
chorizo and lobster kibble


2皿目のテール肉は、初日の1つ星店と同様に鳩を合わせてきた。
ソースは完全に肉料理仕様で、英語版に記されているオマールのソースを楽しみにしていたのに違うソースで出てきたのでガッカリ。
おかしいなぁ、と思ってフランス語版を翻訳して見たら、違うではないか。

テール肉をアップ

こちらのテール肉も、どう見ても700gサイズのオマール海老のものではない。
恐らく半分の400g前後のものだろう。(2軒目の店で食べたものと同じか小さいぐらい)
騙された気分だ。

Simplicité apparente framboise
Simplicité apparente framboise
Cuites et crues / crémeux citron vert / sorbet framboise

Raspberries
raw and cooked / green lemon cremeux / raspberries sorbet


デザートは2択だったので、家内と別々のものをお願いした。
こちらは私が引き受けた方だが、レモンクリームをホワイトチョコでシガールのように巻いて固めたもの。

レモンクリームの出来がきわめて平凡で、ホワイトチョコも味が薄くイマイチ。

フランボワーズの中にゼリーが入っている

凝りまくった盛り付けだけという皿だが、フランボワーズの中にまで細工があった。

Chefs d'Etat 2004 'feuillantine'
Chefs d'Etat 2004 'feuillantine'
Feuillantine des Chefs d'État 2004

Chocolate, gingerbread and apricot coulis
chocolat, pain d'épices et coulis d'abricot


チョコを選んだ家内は、星付店が出すようなチョコレートではないとご不満。
この盛り付けに手をかけるぐらいなら、見栄えは悪くても良い材料を使ってくれないとミシュランの星を傷つけるものだと。

フランボワーズのソルベ アプリコットのソルベ

それぞれに付いていたフルーツソルベの写真も載せておこう。
ソルベは濃厚なお味だが、市販ピュレのままという気もしないでもない。
デザートは完全に見栄えだけのものだった。

小菓子

小菓子でもマカロンが出てきたが、こちらはオーソドックスなもの。
カップ側は、ココナツクリームの下に2ミリ角にカットされたパイナップルの水煮(缶詰?)という構成で安っぽいお味。

ところで、普通なら小菓子はデザートを食べた後に出てきそうなものだが(フランスでの過去の経験から、必ずしもそうではなく、1皿目のデザートとして先に出てきたりもする)、ここでは先に紹介した皿のほかに、この小菓子も同時に出てきたのだ。
都合3皿のデザートが同時に出て来たので、閉口してしまった。

それに、デザートの前にあるべきチーズは案内すらなかったし、メニュー上にも存在せず。
いったい、どんな運用をしているのだろうか?
それとも、これが私があまり好まない現代フレンチの作法なのだろうか??

以上でおしまいだが、ここで総括と行きたい。

全体的に、調理技術の水準が星付店とは思えない低さには驚いたし、食材の質も悪い。
注文した時に「ツーリストメニュー」だと言っていた(メニュー上にはどこにも書かれていない)が、安さだけを売りにするツーリストメニューらしいコースだったのだ。といっても、次のランクの店名の入ったコースとの価格差は12ユーロだけで、現在の円相場に換算すると12000円になるので、決して安いコースというわけではない。

初日に同じ1つ星店である L'Orangerie du Château で食べたオマールコースの方が安いうえに、調理アプローチも多彩で水準も高く、サービスも機械的ではなく心がこもっていたことから、今まですべて★5つ相当とランクしたミシュラン1つ星店で、初めて★5つを差し上げられないという評価になった。
1人700gのオマール海老という表記に偽りありと感じたことや、サービス姿勢に疑問を感じた点があること、ここまで2軒で試したオマールと比較しても価格設定が高いことから★4つも無理で★3つ相当と判断した。
とてもミシュランの星付レストランというプライドがあるとは思えない姿勢が、この店の本当の格を表していると思った次第。

※メニュー:Menu HomardMenu D'Ivan前菜・魚料理肉料理・デザートランチ①

【詳細情報】
店名:Restaurant Ivan Vautier
電話:02 31 73 32 71
住所:3, Avenue Henry Chéron - 14000 Caen
GPS:49.174113,-0.390278

 

【カン(Caen)の風景】

▲左:立派な外壁の城跡  右:ここから入る


▲左:入った所を見下ろす  右:城跡前の公園広場(地下は欧州でお決まりの駐車場)


▲左:こんな古い跡地みたいなものもあれば  右:変な現代風造形物もある


▲城壁内の目立つ建造物


▲左:裏側の門だけど、こっちが正面なのかな?  右:城跡の案内図


▲左:(トラム+トロリーバス)÷2といった感じの乗り物  右:レストランかな?

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 62ヵ国を訪問
43ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

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今後の旅行計画
11月:フーコック島/ベトナム
12月:Stuttgart,他/ドイツ
12月:台北/台湾
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:Sevilla,Málaga/スペイン
3月:台湾㉚、ベトナム
4月:マルタ②、イタリア
5月:ポーランド
6月:クロアチア②,スロベニア
7月:イタリア⑰、スイス
8月:台湾
8月:英国⑦,北アイルランド
丸数字:累計訪問回数

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