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スペイン:Parador de Cangas de Onís (Monast San Pedro de Villanueva)

訪問:2015/5/6 20:30
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★☆☆CP★★★☆☆
今日のルート by 旅レコ← 今日のルート
 (地図をクリックすると、大きな地図が開きます)

オビエド[Oviedo]観光を終えて、今日の宿のあるカンガス・デ・オニス [Cangas de Onís] という村にあるパラドールまで直行。

お隣のカスタニェラ[Castañera]という街までは、オビエドから明日の目的地の一つであるサンタンデール[Santander]を結ぶ鉄道が通っているが、駅から5Km離れているので車でないと厳しい立地だ。

この付近には城のパラドールが無い事から修道院タイプのパラドールを選んだのだが、ここでも元修道院部分を使った部屋はわずかで、スタンダードの部屋は増築した真新しい建物にあった。

このパターン、ポルトガルのポザーダでは少数派だが(例:Castelo de Óbidos)、スペインのパラドールでは非常に多い。特に予約サイトや代理店経由で予約する場合は新館側になってしまう事が多いので要注意だ。(部屋数の少ないカテゴリの部屋は、直接予約以外受け付けないことが多いからだ)

で、我々はパラドール会員「Amigos」の特権を受けるためにも、常に公式サイトからの予約。
上位カテゴリの部屋を予約すれば、昨日はじめて経験したパラドール レオンのような事にはならず、狙い通りの建物にある部屋を割り当てられるのが普通だ。

修道院跡の旧館側建物
▲修道院跡の旧館側建物
新築された新館側建物
▲新築された新館側建物(右奥が旧館で地上と地下にある連絡通路で結ばれている)

まずは、Amigos会員向けの無料サービスであるドリンクをいただきに、バルに出向いた。
このパラドール、バル(カフェ)は元修道院側の建物内にあるが、「Cheese Bar」という名称が付いていた。

チーズのディスプレイ Cheese Bar

店頭にはチーズが飾られていたし、専用のチーズメニューには、チーズ単体10種類だけでなくチーズを使った料理が並んでいる。
パラドール併設のバルで、こんなメニュー構成を持った店は初めてだ。

白ワインとコーラ おつまみ

ドリンクはアルコール(ビールかワイン)も可能で、家内は白ワイン、私はいつものダイエットコーク。
おつまみは、ごく標準的なナッツとあられの盛り合わせだった。
テーブルに「EAT CHEESE」なんて書いてある立札が置かれていたので、チーズも頼むべきだったか・・

レストラン 窓側席

レストランは新館側にあり、営業は20:30から。
南部のパラドールは20:00という店もあったが、ほぼ共通だろう。

開店と同時に行くと、どこでも好きな席にどうぞということで、明るい窓際の席を確保。
GWの欧州旅行だと日が長いので、夜8時半でもご覧の通り。
宿代も一般的に安いし、気候的にも暑くも寒くも無いので、GW旅行は欧州にすることをお勧めしたい。

2食付での宿泊は、金額の記されていない専用メニューだった。
英語版しか見せていただいていないのでメニュー表記は英語のみとなるが、日本に入ってくる料理名は現地語が一般的なことから、現地語版が無いと分かりづらい。

テーブルセッティング パン(選択制)

まずは、パンがバスケットでやってきた。
ポルトガルだとそのまま置いてくれるのだが、スペインはその中からひとつだけ選ぶ形式。

アペタイザー

アミューズは(Welcome Appetizer と表記されていた)、ちょっとがっかりな感じ。
オリーブにニンニクとパプリカのピクルスが加わっているのは初めてかもしれないが、一番主張しているのがパパドみたいな薄いパンの類。

ピクルス サーモンとオリーブ

右端にちょこんと2つ乗っているのは、ダイス状にカットされたスモークサーモンの上に、時々見かける変わったオリーブの実を乗せて爪楊枝で刺したもの。小さすぎて味わいなんて無い。

The pot of San Pedro
The pot of San Pedro (cooked done as in the abbey)

前菜は4択。郷土料理ラブの私が狙っていた料理を家内に取られてしまった。
ご覧の通りポルトガルの煮込料理よろしく鍋で供されたので、私もお裾分けをいただけた。

The pot of San Pedro

このパラドールの名称(修道院名)の入った料理だが、どうも昔ながらの製法で作っている料理のようだ。
じゃが芋中心のパプリカ風味のシチューという感じだが、芋が美味しいのか結構行ける。

Warm Salad
Warm Salad with caramelised pear, crispy bacon and La Peral Cheese

第二候補にしていたのが、温かいサラダ。
サラダが目当てでは無く、先ほどのバルでチーズの名産地らしい事を知ったことから、La Peral Cheese と記されているチーズもご当地のチーズだろうと狙った訳だ。

軽い味わいのブルーチーズという感じで、この手のサラダではお決まりのゴートチーズに近い感じだったが、家内はほんの耳かき程度の量を食べてダメだと言うので羊か山羊のチーズだろう。(私には判別できない)

メニュー表記の通りサラダもちょっと変わっていて、カットされた洋梨の水煮がたっぷり入っていた。
全体のお味としては、まあ普通というところか。感動は無い。

Hake Fillets with Cider and White Clam Sauce
Hake Fillets with Cider and White Clam Sauce

メインも4択。昨日の魚料理に拒否反応を起こした家内が肉料理を選択したので、私は魚料理にしてみた。

見た目が中華料理みたいな皿が出てきたが、赤い色はやはりパプリカの色のようだ。
ハマグリ系の貝の出汁とシードルを合わせたソースでいただくわけだが、出汁よりも塩辛さが気になるソースでイマイチ。

魚自体は、昨晩の生臭さを感じるものと違って真っ当だっただけに、ソースが残念だ。

Young Beef Entrecote with Monasterio
Young Beef Entrecote with Monasterio de Corias red wine reduction

家内は、仔牛肉の赤ワインソースをチョイス。
例によって縦置きに供された皿には、茄子とズッキーニがたっぷり盛られていた。
赤ワインソースは別皿というのは、野菜側に吸われてしまわない配慮だと思いたい。

これも少し味見をしているが、仔牛肉の産地であるガリシア州の Parador de Cambados でいただいた仔牛肉よりも肉の旨味があって、はるかに美味しい。
塩胡椒だけでなく、ソースが加わることで肉の味が引立てられていた感じ。

Nougat Cake of Villaviciosa
Nougat Cake of Villaviciosa

デザートも4択。
またまた家内に取られてしまったのが、こちら。
フランスのヌガーグラッセが大好物なので、ヌガーという文字に反応したのだが・・

Nougat Cake

もちろん味見はしているのだが、ヌガーグラッセとはまったく違うものだ。
クリームの入っていないミルクベースの粉っぽいアイスクリームとでもいおうか、どこかで食べた記憶のある食感。

Peñasanta Icecream Peñasanta Icecream の中身を上から
Peñasanta Icecream

消去法で残ったのが、どこかの地名か固有名詞の付いたアイスクリーム。
パフェ用のグラスに入ってきたので、パフェのような軽いアイスクリームだと思っていたら、かなりヘビーなものだった。
写真では分からないと思うが、結構な量があるので完食するのに苦労してしまった。

※メニュー:ハーフボードのディナー専用メニュー(英語版)アラカルト安価コース


今回は4カ所とも会員専用の2食付キャンペーン「GASTRO PACKAGE AMIGOS」で予約していたので、朝食の皿も紹介している。
この日は、午後3時にサンタンデールのミシュラン1つ星店をネット予約してあったので、控えめに。







【詳細情報】
店名:Parador de Cangas de Onís
電話:985 849 402
営業:13:00~16:00、20:30~23:00
住所:Villanueva de Cangas, 33550 Cangas de Onís
GPS:43.365664, -5.151091(正面ゲート)、43.366775, -5.151026(フロント入口)


訪問したパラドールのレストラン レビュー一覧
 

【カンガス・デ・オニス [Cangas de Onís] の風景】

▲パラドールから3Kmほど離れた街の中心


▲周辺を歩いてみたが、石橋以外に見どころと言えそうな場所は無かった


▲パラドール周辺の集落には、独特な柱を持つ古い小屋らしき建物がいくつか残っていた

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

スペイン:パラドール レオン [Parador de León]

訪問:2015/5/5 20:30
評価点:総合★★★☆☆★★☆☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★☆☆CP★★☆☆☆
Parador de León
▲パラドール レオン(サンマルコス修道院)の正面入口

4日目は、昨年出かけたアビラ [Avila] で走破済だったカスティーリャ・イ・レオン州 [Castilla y León] 入り。

今回の旅程は、そのほとんどが世界遺産に指定されているサンティアゴ巡礼路[El Camino de Santiago]に沿って走るルートになっているのだが、特にこの日の区間を歩いている方の多い事にはビックリした。何もない野原の中を走る車道から点々と見える人の姿が延々と続いているのだ。(実際は、他の区間では車道から離れているため認識できなかったものと思われる)

幹線道路とほぼ並行している概ね100Km位の区間を平均して100メートルに1人位は歩いていたのではないだろうか。(wikiによると年間10万人が歩くそうだから、1日当たり300人、1日30Km歩くとして100mに1人という数は概ね妥当な値となる。)

今日のルート by 旅レコ
▲今日のルート(地図をクリックすると、大きな地図が開きます)

途中の大都市ブルゴス [Burgos] の街で、そのサンティアゴ巡礼路を目印に従いながら少し歩いてから、パラドールのあるレオン [León] に到着。
ここのパラドールは、観光名所にもなっているサンマルコス修道院の中にあるうえに、パラドールの中では数少ない5つ星に格付けされている超高級ホテル(のはず)だ。

全体で426部屋もある巨大パラドールだが、駐車場に向かうと裏口から入ることになる。
そこで目にしたのは、ほとんどメンテナンスされていないオンボロのアパートみたいな建物。一瞬、目が点になってしまった。

駐車場側入口正面に見えた老朽化した客室棟外観 border= 部屋から錆びた手すりと別棟を見る
▲左:駐車場側正面に見えた老朽化した客室棟外観  右:バルコニーの手摺は錆だらけ、右の棟は・・

10部屋しかない Junior suite を予約してあったのだが、その部屋はこのオンボロアパートの一番奥。バルコニーには錆びついたテーブルと椅子が置いてあるし、そこから見える他の部屋は、窓こそ割れていないものの、使われていないのか汚れだらけとスラム街にでも来たのかと思えるような印象を受ける。これが5つ星の実態とは・・
幸い、部屋の中はしっかりメンテナンスされているので問題無かったが、正面入口の歴史的建物の中にある部屋もあるので、どのタイプの部屋を予約すればそこに当たるのか確認しないとガッカリするだろう。
特に館内をくまなく探索した場合、このオンボロアパートの外観を目にすることになるので、ほどほどに探索する事をお勧めしたい。(笑)

店内の雰囲気 テーブルセッティング

宿の話はこれぐらいにして、早速レストランの料理を紹介しよう。
2食付で予約した場合は、The Menu Parador(€35.00)からの選択となる。

グリッシーニ(?)

最初は、パラドール初登場のグリッシーニ。(スペイン語で何と言うのか知らない)
イタリアのレストランで出るようなものではないし、出し方も大きく異なるが、お味としてはグリッシーニの類で良いだろう。
でも、本場イタリアと比べると、かなり劣る。

パンとオリーブオイル

パンはバスケットに入った4種類からの選択、オリーブオイルはテーブルに置かれたボトルからのセルフサービスではなく、皿に入ったものを持ってきた。この辺りは、他のパラドールではほぼ統一されていたので、格付の違いから来るのだろうか?

そのパンのお味だが、フランスから大きく離れているからか、不味くなってしまった。

アミューズ

アミューズは、スペインらしくガスパッチョと、生ハムを挟んだミルフィーユ仕立てのサンドイッチだ。
当然家内も同じものが出されたと思っていたら、ちょっと違うものが出ていた。

一口サンドイッチ風 家内が選んだパン

トッピングが大麦では無く胡麻になっているし、中身も生ハムから胡瓜と何か(聞き忘れた)で違ったもの。(右の写真は、4種類の中から家内が選んだパン)

Guiso de arroz con chocos
前菜(6択):Guiso de arroz con chocos
Stew of rice with "chocos"


前菜からは、"chocos"という烏賊(甲イカらしい)のリゾットを選んでみた。
ポルトガルに近くなると、ポルトガルで美味しいタコのリゾットを思い出してしまうのだが、さすが前菜扱いなのでボリュームは控えめ。と言っても、日本での1人前の量は優にある。

赤いのでトマト味かと思ったら、カツオだしみたいな魚の出汁ベースでパプリカをたっぷり加えたものだった。
ハンガリーと同様に(☞ ハンガリーのパプリカ粉8種類を比較)、スペインもパプリカ粉をスーパーで大量に売っているので、単に赤いだけだとトマトなのかパプリカなのか判断できない。
お味の方は、パプリカを抜けばポルトガルで馴染んだお味で日本人には美味しくいただけるだろう。
甲イカも十分柔らかく煮込まれていた。

Parrillada de setas y espárragos trigueros salteados
Parrillada de setas y espárragos trigueros salteados
Grill of mushrooms and attacked with esparagaus


家内は、マッシュルームのグリルを選んだのだが、出てきた皿は、巨大舞茸みたいなキノコ。
欧州で英語版メニューを見ると、高価で美味しいセップ(ポルチーニ)でも mushroom と表記されている事が多いので、マッシュルーム表記は要注意なのだ。

塩とニンニクベースの単調な味なので全部は食べられないと半分私が引き受けたが、確かにそれほど美味しい料理ではなかった。

Pescados asados con gambones, piperrada y sopa de bogavante
メイン(5択):Pescados asados con gambones, piperrada y sopa de bogavante
Roasted fish with prawns, piperade and lobster soup


メインは、家内も私も大好物の単語が並んでいたこちら。
焼いた白身魚(hakeだと説明された)にピペラードを乗せて海老をトッピングし、ロブスターのスープが敷かれているという認識で注文。

魚料理の断面

ほぼ予想通りの皿が出てきたが、スープからの甲殻類特有の香りは乏しく、海老も加熱しすぎでプリプリ感が無く、白身魚は加熱不足な上に臭みもある。
家内はこの魚のおかげで、この後のレストランで魚を頼むのが嫌になったらしい。

これから向かうバスク料理のひとつであるピペラードも、パプリカが少なく玉葱のようなものが中心で炒めも足りずイマイチ。
巨大パラドールの量産料理に期待してはいけないのだが、太字でお勧めしている料理なのに酷いと言える皿だった。

Repostería del día con helado
デザート(4択):Repostería del día con helado
Assorted pastries San Marcos with ice-cream


デザートも家内と同じチョイス。
やはり店のあるサンマルコ修道院の名前を被せたものに目が行ってしまう。
っていうか、そもそも選択肢が(パラドールの定番コースにしては)少なすぎ。

カスタードのクレープ包み

少しは凝った姿勢を見せてくれたのが、チョコの皿に乗せたチョコレートアイスだは、肝心のペストリーは、フランスの食堂で良く見かけるようなカスタードクリームのクレープ包みで、どこがサンマルコ風なのかと言いたくなるような単純なものだった。

以上、料理は水準以下で、大箱店特有の雰囲気や混雑するバルを通り抜けないと入れないという問題もあったが、唯一の救いはサービスの良さ。
カトラリーのセットの仕方がカッコ良かったし、英語で料理内容も都度しっかり説明していただけたのは、パラドールではなかなか無いものだ。

※メニュー:基本コース(英仏語版)アラカルト・その他コース(英語版)


続いて、2食付で予約してあるので朝食の皿も紹介しておこう。

朝食①

規模が大きいだけに品ぞろえも豊富。
一番驚いたのは、生ハムの質の良さだ。右奥の大きなもの。
生ハムメロンにしたりピンチョス風にして、何度もいただいてしまった。

朝食②

血のソーセージも旨い 朝食会場

【詳細情報】
店名:Parador de León
電話:987 237 300
営業:13:00~16:00、20:30~23:00
住所:Pza. de San Marcos 7, 24001 León
GPS:42.601703, -5.582088(徒歩入口)、42.603036, -5.581621(駐車場入口)


訪問したパラドールのレストラン レビュー一覧
 

【ブルゴス [Burgos] の風景】

▲サンティアゴ巡礼路の道しるべ(左:一般的な印 右:路上ペイント型..●の通りを進めという意味)


▲左:巡礼路に従うとカテドラルの裏側に抜ける  右:こちらが正面


▲裏側にあった教会(無料)


▲巡礼路経由で向かうとカテドラルの横に出るが、ここから入ると柵の手前まで無料で中を見れる


▲カテドラル前の広場に通じる門の内側に描かれている絵にも注目


▲カテドラルの裏側から標識に従い城に向かおう(左:途中の教会  右:城の入口)


▲城には入れなかったので、ゲートから覗き見(土日祝の11:00~19:00のみ営業)(€2.60)


▲城の手前に街を見下ろせる展望台がある(正面がカテドラルの裏側)
 

【レオン [León] の風景】


▲ステンドグラスが非常に多いサンタマリア大聖堂(レオン大聖堂)(€5.00)






▲右:前の記事で話題にした、その場で揚げたてのポテチを味わえる店の店頭

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

スペイン/ラ・リオハ州:Parador de Santo Domingo de la Calzada

訪問:2015/5/4 20:30
評価点:総合★★★☆☆★★☆☆☆サービス★★★☆☆雰囲気★★★★☆CP★★★☆☆
スペイン未走破3州目は、ラ・リオハ州 [La Rioja]
州都のログローニョ [Logroño] を経由し、道路地図上に重要観光地マークが付いていたナヘラ [Nájera] の街を散策してから、パラドールのあるサントドミンゴ・デ・ラ・カルサダ [Santo Domingo de la Calzada] という長ったらしい名前の街にあるパラドールにやってきた。

今日のルート by 旅レコ
▲今日のルート(地図をクリックすると、大きな地図が開きます)

この小さな街にパラドールが2つもあるのだが(徒歩5分程度しか離れていない)、選んだのは旧市街中心部にあるこちら。元は修道院というのが定番だが、こちらは15世紀からの巡礼者向けの病院だったそうだ。
ちなみに、もう1軒のパラドールが修道院だ。(価格設定は、もう1軒の方が安い)

パラドールの正面 店内の雰囲気

城のパラドールでは無いので、いつもの通りレストランでの食事の紹介だけにするが、フロントの奥にあるロビーだけは広くて歴史感たっぷりだった。

2食付で予約した場合は、お決まりの NUESTRA CARTA DE PRIMAVERA(€29.00)(英:OUR SPRING MENU) になるが、ご当地スペシャルコース(€35.00)も差額を払えば選択可能とのこと。
パラドールのスペシャルコースは、過去2軒(ベニカルロトレド)で非常に良かった印象があるので頼もうかと思ったが、ワインと水が付くだけで選択不可の料理は通常コース側にあるものばかりなので、選ぶ理由は見当たらなかった。

アミューズ(2人分)

アミューズ(写真は2人分)は、昨晩と同じポテチ(単に皿に盛っただけで量も半分以下)と、サーモン風味のクリーム。
これで、この店には期待できないと察してしまった。埼玉フレンチ&イタリアンのブログでも書いているが、最初の1皿の役割は重要だ。

パン

パンは、昨晩と同じタイプを巨大にしたもの。お味の方も同様に美味しい。
やっぱりバターが欲しいところだが、オリーブオイルでいただくしかない。

Menestra de verduras riojanas con jamón ibérico
Menestra de verduras riojanas con jamón ibérico
Stewed mixed vegetables in Rioja style


前菜は、昨晩と同様にハーフポーションなら2皿選べる方式。
ということで、ご当地リオハの名前が入ったものを選んだわけだが、リオハ式野菜のシチューと思って頼んだ皿がこれだ。
汁が無いのにシチューと言うのか・・ ところ変わればである。

スペイン語版のメニューにハモンイベリコの文字があるのを認識できたが、底の方に見える細切りのものが少し。ただし、その風味はしっかり野菜側に浸透していた。
全体的には、野菜を炒めている際に出てくる汁を、水分が飛ぶまで加熱した野菜炒めという感じだったが、野菜の種類が多く出汁が良くでているので、まあまあ美味しい。

Patatas a la Riojana Guisadas con Chorizo
Patatas a la Riojana Guisadas con Chorizo
Stewed potatoes in Rioja style


家内が選んだのは、リオハ風のポテトスープ。
家内が苦手なトマトだったら交換になったが、パプリカベースで大丈夫と。
ちょっと辛めだなと思ったら、しっかりスペイン語版にチョリソの文字があった。(英語版だけで判断すると危険だ)

シチューの味は平凡ながらも、芋が旨い。
車で走っていると広大なジャガイモ畑を見ることができるし、大きな街ではその場で揚げたポテトチップスを売っている店もあったので、リオハとかナバラ周辺は、ジャガイモの産地として有名なのかも?

Pimientos del piquillo rellenos de migas de bacalao con salsa marinera
Pimientos del piquillo rellenos de migas de bacalao con salsa marinera
Stuffed peppers with fried bread crumbs with cod


ハーフポーションで2皿選べるので、残りは二人とも同じ料理を選んだ。
でも、これが1皿しか出てこなかったし、取り皿も出てこなかった。
本当は、これ1皿がハーフポーションでは??
昨晩と同じハーフポーションの前菜を2皿選べるといっても、ここまで量&質的に違い出るとは驚きだ。

ソースは、先ほどの芋のスープと同様にパプリカベース。
外側の飾りソースは、人参ピュレだった。

パプリカの詰め物の中身

パプリカの中身は干しタラの塩気のあるベシャメルソース。
断面写真に、タラの繊維部分が少し見えているが、それほど強い風味は無い。
普通に美味しくいただけるのだが、やはり量が少なく欲求不満になる。

Paquetito crujiente de Rabo de Ternera  con salsa de Vino tinto
Paquetito crujiente de Rabo de Ternera con salsa de Vino tinto
Veal oxtail Pie with wine sauce


メインは、家内にご当地料理を取られてしまったので、仔牛のテール肉のワイン煮込みパイというものを選んでみた。
出てきた料理は、パートフィロで直方体に包んで焼かれたものだ。ワインソースがたっぷり。
付け合せがホワイトアスパラではなく、グリーンアスパラだったのが残念。

中身の仔牛肉

中身は、仔牛のテール肉という予想とはまったく違うものだった。
恐らく水煮したものをほぐして、出てきた油脂分そのままで炒めて味を付けたものだろう。かなりクドイ味で、完食するのに難儀してしまった。
最近どこかで食べた記憶があるのだが、ざっとスペインとポルトガルの過去ログを見たものの発見できず。埼玉で食べたのかな?

Bacalao a la riojana con patata asada
Bacalao a la riojana con patata asada
Cod in Rioja style


家内は、リオハ風のタラ。英語表記だとそれだけ。
スペイン語版を翻訳すると「焼いたジャガイモ」が付くように出ているのだが、例によってパプリカベースのソース(リオハ風とはパプリカを意味する?)に焼いたジャガイモのピュレが使われているとか??

タラの断面

かなり生焼けで臭いと(干しダラを戻したものだから、生のタラと違ってそれなりに生臭さが出る)、半分私に回ってきた。
鈍感な私には、それほどでもなかったが、あまり美味しくないのは確かだ。

Tarta de queso con salsa de toffee
Tarta de queso con salsa de toffee
Cheese Cake with toofee sauce and ice cream


デザートから私が選んだのはチーズケーキだが、これまたところ変われば、である。
マルタ島で、チーズと書いてあっても豆腐にしか思えないものが出てきたことがあるが、これってチーズなんだろうか?というものが出てきた。

ソースが邪魔をして見づらいが、牛乳に小麦粉を少し入れて軽く固めたというか、ベシャメルソースをわざとダマが出来るように作ったようなものを軽く固めたものっていう感じで、チーズの風味はゼロ。いや、チーズ作りの発酵過程に入ったばかりのものだと、こんな感じになるのかもしれない。だとしたら、興味深いデザートと言えるのだが・・

まあ、世界あちこちで食べてみると、日本で食べる料理名と同じものが、まったく違ったりするわけだから面白いのだが、残念ながら美味しいとは言えない。


Tarta de Santo Domingo con helado de zurracapote
Santo Domingo almond cake with wine ice cream


家内はご当地名の付いたアーモンドタルトをチョイス。
実は、ワインのアイスクリームがお目当てだったそうだ。

以上でおしまいだが、前日が良かっただけに落差が大きいディナーになってしまった。

※メニュー:通常コース(英語版)企画コース(英語版)

さて、2食付で予約してあるので、昼食抜きのためにたっぷりいただいた朝食の皿も紹介しておこう。
パラドールの朝食は、ベースがほぼ同じで、少しだけご当地料理が入ったり、ちょっと高価な食材が入ったりという感じになるので、2食付で今回のようにキャンペーンレートが出ている時を除けば、あえて朝食を頼む必要は無いと思う。

過去レビューでも書いたと思うが、素泊まりで予約して必要に応じて現地で食事を加えても、その差は2ユーロ程度にしかならないのだ。

朝食①

朝食②

家内が取ってきた朝食の甘いもの
▲家内が取ってきた甘いもの群。私は味見程度しか食べる気にならない。

【詳細情報】
店名:Parador de Santo Domingo de la Calzada
電話:941 340 300
営業:13:00~16:00、20:30~23:00
住所:Plaza del Santo 3, 26250 Santo Domingo de la Calzada, La Rioja
GPS:42.440769, -2.953920(フロント)、
   42.440344, -2.949406(車輛入口ゲート:手前で停まればブロックが降りて通れる)、
   42.440842, -2.953699(駐車場(€5)は、フロントで開扉用トークンを入手してから移動)


訪問したパラドールのレストラン レビュー一覧
 

【Santo Domingo de la Calzada の風景】
(☞ 公式ガイドの旧市街地図・・・⑨がこのパラドール、④が別のパラドール)

▲パラドールのある広場にあるカテドラル(€4.00)とその全景(裏側の別の広場から撮影)


▲左:パラドールの正面には高い塔がある(€2.00)  右:広場に面した別の教会の中で


▲塔の中間にある時計(現役)と、塔のてっぺん


▲塔の中にある機会仕掛け(現役)と、それにつながる鐘(上の小さな鐘が突然鳴って驚かされた)


▲左:他の鐘は電気モーターで鳴る(いる時になったら爆音で大変なことになりそう・・)
 右:塔の上から泊まった方のパラドールを見下ろす


▲左:もう一方のパラドール  右:メイン広場(最初のカテドラル全景を撮った場所)


▲左:そのメイン広場を地上から  右:古い柱で支えられたカラフルな家並み
 

【ナヘラ (Nájera) の風景】 (☞ 公式サイトwiki
 



 

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 62ヵ国を訪問
43ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

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今後の旅行計画
11月:北西部/フランス
11月:フーコック島/ベトナム
12月:Stuttgart,他/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:Sevilla,Málaga/スペイン
3月:台湾㉙、ベトナム
4月:マルタ②、イタリア
5月:ポーランド
6月:クロアチア②,スロベニア
7月:イタリア⑰、スイス
丸数字:累計訪問回数

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