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スペインの古城ホテル:Parador de Cardona(カルドナ城[Castell de Cardona])

訪問:2016/5/2~3 (Room Type: SUITE(No.401)、€246.40/2名2食付)
評価:総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★★☆、CP★★★★☆
宿泊:総合3.5、予約個室3.0、建物全体4.0、サービス3.0、CP3.0
カルドナ城全景

スペイン本土2日目は、ヴィック [Vic]の街を歩いてから、家内にとっての最大の楽しみだったカルドナの古城パラドールに移動。


▲今日のルート実績(by GPS Track Recorder)

古城ホテルはカテゴリを分けて登録しているので(☞ 宿泊した古城ホテル・シャトーホテル一覧)、いつものように宿の詳細と合わせて紹介したいと思う。

【インデックス】
直営レストランのディナー
朝食の紹介
泊まった部屋の写真
パラドールの外部&内部写真
カルドナ城[Castell de Cardona]の風景
カルドナ[Cardona] の風景
訪問したパラドール一覧

毎度の楽しみであるパラドール会員(Amigos)特典の無料ドリンクには、昨日のParador de Vic-Sauと同様に、おつまみ無しだった。
ここのところ、おつまみ無しのケースが増えているので、パラドール全体の方針変更かも?

※バーメニュー:ドリンク・軽食・デザートアルコール
  
待合室店内の雰囲気

ディナー開始は20:00から。スペイン標準よりは早いものの、マヨルカ島での18:30開始に慣れてしまっているので、この開始時間は辛い。
時間通りに行ったものの、準備が出来ていないから手前の待合室(バーコーナーがないので、ウエイティングバーではない)で待っているようにと指示されてしまった。前夜も表示上は20:00から営業と書いてあったのに、予約は20:15からしか受けてくれなかったので、やっぱり21:00ぐらいに予約するのが妥当なのかも?

今回は、会員専用の「GASTRO PACKAGE AMIGOS」という2食付料金で予約しておいたので、アラカルトから自由に選べる30ユーロの3皿コースがデフォルト。こちらのパラドールにも郷土料理コース(€40.00;2食付料金からは€10.00加算で選択可能)があったが、昨晩と内容が被る上に固定メニューの内容に魅力を感じず、プリフィックスの3皿コース「Spring-Summer Menu」のままでお願いした。

パンの選択パン

塩胡椒にオリーブオイルは、前夜と同様に事前にセッティングされている。
オリーブオイルの瓶は、やはり前夜と同じパラドールのロゴ入りのもの。

パンは、4種類からの選択。お味は、普通かな。
温められていて、バターがあれば美味しそうなんだけど・・

アミューズ

アミューズは、揚げ餃子というか、インド料理のサモサみたいなものが出てきた。(写真は2人分)

アミューズの断面オリーブ

断面を見ての通り、具材は少し甘くした人参のペーストという感じ。
さっくりした食感からも、やっぱりサモサそっくりだ。

そうそう、アミューズに欠かせないオリーブも出てきている。
実が割れている状態で出てくるオリーブは、自家製の可能性が高いと思うのだが、残念ながら普通の酸っぱいオリーブ。
ニンニクのピクルスも入っていたが、ニンニクの方が断然美味しかった。

Teririna de perdiz
Teririna de perdiz y manzana reineta con reducción de miel y vino tinto
Terrine of partridge and apple with honey and red wone reduction


前菜は12種類からのチョイスだが、うち4種類はハーフポーションで2種選択可能のマークが付いていた。
パラドールのメニューは、こんな配慮があるところが嬉しい。(すべてのパラドールで採用されているわけではない)

このケースでは、家内と種類を楽しもうと攻めるのがいつものパターン。
ということで、最初の1皿目は私が選んだ肉のテリーヌ。(メニューでは山鶉であるという認識はできていない)

山鶉のテリーヌのアップ

レバーのような色をしているが、もちろん内臓は入っているとは思うものの、赤ワインの色の方が強い感じ。
それだけ、肉本来の味というよりはワインの味が多く混ざっていて、肉のテリーヌとしては微妙な味わいだった。

パテのお供のトースト

それにしても、たった1枚のパテ(テリーヌ)に、山盛りのスライストーストが出てきたのにはビックリ。
どちらかと言うと、先に確保していたパンよりもこちらの方が美味しかったので、結構いただいてしまった。

Croquetas caseras de jamón de cebo
Croquetas caseras de jamón de cebo
Ham croquettes of the house


家内のチョイスは、いつものハムのスペインコロッケ。
小型ながらも、ハーフポーションで5個とは太っ腹。他の皿も含めて、過去経験したパラドールの前菜ハーフポーションとしては、お腹にたまるボリュームだ。

断面写真はサイズの問題から次に載せるが、極めてオーソドックスなお味だったが、やや芋が多めという印象。

Crema de zanahoriasコロッケの断面
左:Crema de zanahorias, huevo escalfado y esencia de naranja con almendra
 Carrots cream, poached egg and orange essence with almonds


私の2皿目は、人参のポタージュだった。もちろんスープという認識がなかったので、こういう書き方になる。
最初に、皿の上にシリアルみたいなフレーク状のものとアーモンドスライスと半熟卵だけが乗っていて、後からスープを注ぎ足してくれるというパフォーマンス付。

お味の方は、残念かな。水っぽくて、人参の味がぼけてしまっていた。

もう1品、家内が選んだSalmorejo con huevo duro e ibérico(Salmorejo with hard-boiled eggs and iberian ham)があったのだが、なぜか写真の取り忘れ。
スープのパフォーマンスに気を取られてしまったみたいだ。

Pintada rellena
Pintada rellena y asada en su jugo con estofado de setas y frutos secos
Stuffed guinea fowl and roasted in their own juice with stew mushrooms and dried nuts


家内が選んだメインは、ホロホロ鳥の詰め物。
日本でおなじみのチキンロールを一回り大きくしたような感じの皿が出てきた。

ホロホロ鳥の断面

断面写真を見ると、なかなか分厚い皮の脂身がロールチキンとは違うところ。
中の詰物は、やっぱり内臓系が入っているとのことで半分ずつ皿を交換して食べることになったが、フレンチでもおなじみの食材となると、どうしてもフランス料理屋で食べるものと比較になってしまう。

つまり、ソースが事実上無いだけに、あまりぱっとした感じのしない皿だ。
翻訳ベースでは肉汁を使っているように書かれているが、肉汁だけではソースには力不足ということ。

Presa de cerdo ibérico a la miel
Presa de cerdo ibérico a la miel con rissoto de queso Idiazabal
Loin Iberian pork to honey and risotto of Idiazabal cheese


私が選んだのは、イベリコ豚のロースとチーズリゾットの組み合わせ。
リゾットに使われているイディアサバルチーズ(☞ wiki)は、バスク地方の羊のチーズだそうで、家内が味見で一口食べただけでダメと判断したのは正解だった。私には羊のチーズだなんて微塵も感じないのだから不思議だ。

肉は蒸した後にローストした感じで柔らかだが、少し出汁の抜けた水っぽさを感じる味わい。蒸したのではなく、塩ゆでしてあるのかも?
蜂蜜ソースも、やっぱり出汁不足で豚肉を引き立てるには力不足だった。

Watermelon soup
Watermelon soup with melon, banana ice cream and passion fruits pearls

デザートは、メインが終わった段階で提示された別メニューからのチョイス。チーズも含めて8種類から選択できるが、どうも選択したくなるものが存在しない。
お互い悩んで、家内が選んだのがスイカのスープだが、撃沈だったみたい。
3日前にマヨルカ島の5つ星ホテルの朝食で出てきた、高品質のフルーツの味を覚えているのでなおさらだ。

Saint George tart
Saint George tart with and almond filleted and mint emulsion

私は、内容が分からないもののタルトだということで選んだこちら。
どこがタルトなんだか意味不明のデザートで、私も撃沈。

※メニュー:アラカルト(英語版)伝統料理コース(英語版)デザート専用ドリンク①
  
*****
2食付で予約したので、朝食も紹介しておく。




私が盛ってきた皿。興味のある料理を全部盛ってきた。



家内は控えめ。私が盛ってきた皿から、少し味見もしている。



デザートは、ディナーと比べれば貧弱。(種類が少ないという意味だが、何種類でも取れるので貧弱ではない?)
ただし、パン扱いでカステラ系のものは多くある。

パラドールの朝食としては過去1・2を争う品揃えだったが、いつも困るのは、朝食を食べてしまうと昼抜きになってしまうこと。この日は夜もレストランに行く気が起きず、バルだけになってしまった。

【パラドール詳細情報】
名称Parador de Cardona
電話:948 740 000
住所:Castell de Cardona, s/n Cardona, 08261 Barcelona
GPS:41.914210, 1.685504 (☞ Google MapBing Map
 

【泊まった部屋(No.401)の写真】(☞ 強気のルームサービス料金
眺めは伐採された森林跡だし、別部屋が実質無かったのでスイートルームという表示も問題があり、お勧めできないだろう。







▲部屋からの眺めもイマイチ。遠くにモンセラット[Montserrat]が見える。
 

【パラドールの外部&内部写真】(☞ 城内配置図
外観こそ立派な城だが、内部も含めて歴史観が乏しく最近再建された感じがよく出ている城だった。
そういった意味でも、純粋な古城ホテル目当ての方には、期待を裏切る可能性があると思う。
ある意味、アラルコン城のパラドールと共通点があるが、規模が大きい分だけCPや食事の面では満足感が高かったのは事実だ。








▲左:この坂を上がれば  右:パラドールの入口
 

【カルドナ城[Castell de Cardona] の風景】(入城無料)
外観写真掲示構成図城の説明掲示オリジナルの城の説明掲示塔の説明掲示










 

【カルドナ[Cardona] の風景】

▲城から見た街の全体。左側の白い平坦な部分が塩田らしい


▲その塩田(岩塩採掘所)をアップ。右端にタワーが見えるが、そこから採掘所ツアーが出ている。


▲教会はそこそこ大きい


▲左:役場(?)  右:役場前広場から教会と城が拝める

テーマ : 古城ホテル・シャトーホテル
ジャンル : 旅行

スペイン/ヴィック(ビック)[Vic]:Restaurante El Mirador(Parador de Vic-Sau)

訪問:2016/5/1 20:15
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★☆☆☆雰囲気★★★★☆CP★★★★☆
マヨルカ島からバルセロナに戻り、ここから改めてレンタカーを借りてピレネー山脈周辺をうろつこうというのが、今回の旅の後半部分。家内が行きたがっていた古城パラドールだけ予約しておいたが、それ以外はマヨルカ島と同様に前日または当日予約で、天気を見ながら行先を決めようというスタンスだ。

Parador de Vic-Sau部屋からの朝の景色

空港から向かったのは、バルセロナから近郊電車でも手軽に行くことが出来るヴィック [Vic]。(☞ 今日のルート(バルセロナからの分のみ)

街の雰囲気も良いらしいが、目指すは郊外のダム湖を見下ろす立地に建つスペイン国営ホテルのパラドールだ。
貯まっていたパラドールのポイント(Amigos会員)で無料で泊まれると知り、マヨルカ島滞在中に予約を入れておいた。パラドールに特典で泊まるのは2度目だが、今回も眺めの良い部屋を確保してくれていた。

もちろん、無料宿泊でもAmigos会員特典である2人分の無料ドリンク券をくれる。上級会員に同様のサービスがあるIHGやアコー系は2人で泊まっても1人分しかくれないが、Amigosは平会員でもドリンクサービスがあるのだ。
他に会員専用の割引レート等もあるので、パラドールに泊まる予定のある方は事前に会員登録しておき、パラドール公式サイトから予約することをお勧めする。

レストランの雰囲気オリジナルのオリーブオイル

ヴィックは比較的大きな街だが、パラドールは中心部から15Km離れている、周辺に民家の無い1軒宿。
マイカーやレンタカーがあっても、街まで出て食事をしようという気になれないような立地だが、カフェやレストランから人工湖の景色を楽しめるとあって、意外に外から食べに来る方も多いようだ。

お願いしたのは、2名からと注記のあった地元の伝統料理コース「Menu Tradiconal de VIC(€33.00)」。
ワインと水と珈琲が付くと記してあるが、○○は要るかと聞いてくるところはスペインの慣習だろうか?
メニューをしっかり記憶しておかないと、有料だと思って頼み損ねるので注意が必要だ。(ケチな私だけ?)

パン

いつものようにパンが出てきたが、テーブルのオリーブオイルと同様に、パラドールの名前の入った袋詰めのパンの類(インド料理のパパドみたいなもの)が出てきたのは初めて。
オリーブオイルも含めて、今年のパラドールは、これが標準になるのかな?

アミューズ

アミューズは、サラミ乗せパン・コン・トマテ。
サラミに隠れて見えないが、パンに塗ってあるトマトペーストが美味しい。

Embutidos catalanes de Osona
Coca del Mossen con tomaquet
Embutidos catalanes de Osona y Coca del Mossen con tomaquet
Osona cold sausages and "Coca del Mossen"(local bread) with tomato


前菜は、ご当地(Osona)のハムやソーセージの盛り合わせ。
ご当地のパンらしい「Coca del Mossen」というパンをトーストしたものには、半分にカットしたミディトマトとニンニクが付いていたが、ニンニクは半分にカットしてパンに塗りつけていただくという事を前回習ったものの、このトマトはどうやって使うのだろうか? まさか断面側をパンに塗りつけて(無理!)、アミューズでも出てきているハム乗せパン・コン・トマテを作っていただくとか?

あまり英語が通じなかったし、ホール担当が2名だけでテンパっていたので聞くのは断念して、結局トマトはそのままいただき、ニンニクを塗ったパンの上にハムを乗せていただくことになってしまった。
パンは美味しいので、ニンニクを塗らずに食べた方が良かったかも?

前菜はワゴンで

実は、先にスープやコロッケの乗った前菜がワゴンで出てきていたのだが、もう1品忘れていたので待っていてくれと制止されていた。ハム類とパンを片付けたものの、いつまでたってもワゴン側の皿をメインテーブルに置いてくれず、諦めて各自でテーブルに移動させたのだが、実はこのコース、大皿料理のアプローチだったのかもしれない。(後で出てくるメイン料理で気づいた)

ワゴン側の前菜を1品ずつ見て行こう。

Escalibada con anchoa
Escalibada con anchoa, huevo duro y arbequinas
"Escalivada" Grilled vegetables with anchovies, hard-boiled egg and olives


まずは「Escalivada」という野菜のグリル。
グリルした茄子やズッキーニ(?)をセルクルの中に詰め込み、加熱した後にパプリカとトマトのソースを被せてアンチョビをトッピング。アンチョビを乗せなければ、お隣フランスのラタトゥーユの変形といった感じの料理だ。
この手の料理は大好きなので美味しくいただけたが、アンチョビが骨っぽかった点とオリーブが安物だった点が残念。

Croquetas de carn d'olla
Croquetas de carn d'olla
Croquettes "Carn d'olla"


おなじみスペインコロッケにも「carn d'olla」という名前が付いていた。

コロッケの断面

大小2種類のコロッケが1個ずつ、中身は定番のハムのコロッケとツナをベースにしたものだった。

Escudella con galets
Escudella con galets
Escudella with pasta shells(soup typical of Catalan cuisine)


スープは、カタルーニャの定番スープとのこと。
カタルーニャといっても海あり山あり大都市ありと、かなり広域に広がっているので、全域で食べられているのか分からないが、中身はかなり薄味のチキンスープに、ちょっと変わった形状のマカロニを大量に入れたもの。
供されてから相当の時間が経過していたため、ややぬるくなっていたものの、パスタの食感はアルデンテ気味。乾麺パスタだろうが、美味しいものではなかった。

Parrillada
Parrillada: lomo de ternera, butifarra, chuletas de cordero recental con patatas fritas y pimentos asados
Assorted grilled meat: veal tenderloin, sausage and lamb chops with chips and roasted peppers


メインのグリルは、予想通り超大盛りで出てきた。
仔牛肉は1枚だが、他はちゃんと2つないし4つ盛られた、シェアを前提にした大皿料理だ。

グリルを1人分に取り分け

お値段の割には肉質も良かったが、羊肉がダメな家内の分を食べたこともあって仔牛のテンダーロインは残してしまった。
小皿に入っているのは、ソースというよりは付け合せのパプリカのソテー。うーん、どうやって合わせていただくものなのかなぁ?
まさか、太いフレンチフライにケチャップの代わりに付けて(付けられないけど)いただくとか??

Repostería del día
Repostería del día
Pastry of the day


デザートは、チョコレート味のカップケーキに、チョコクッキーの入ったアイスクリーム。
カップケーキとチョコアイスを合わせて食べないと、厳しいお味。

最後にコーヒーか紅茶が付いておしまいだが、美味しいかどうかは別として、なかなか楽しめるコースだった。
ワイン(赤・白・ロゼから選択)と炭酸水も付いて、周辺相場よりも高いと言われるパラドールのディナーが1人33ユーロなら納得だろう。

コースに付くワインワインのラベル詳細

なお、パラドールでは少数派ではあるものの、ワインが付く独自のコースを出していたら、迷わず注文することをお勧めする。過去何軒かレビューしているが、通常よりも満足度の高いコースになっていた。
もっとも、2人以上の注文が常なので、一人旅では涙を呑むしかないのだが・・

※メニュー:通常コース(英語版)特別コース(英語版)

【店舗詳細情報】
店名:Restaurante El Mirador@Parador de Vic-Sau
電話:938 122 323
営業:13:30~16:00、20:00~22:30
住所:Paraje el Bac de Sau, 08500 Vic Barcelona
GPS:41.980055, 2.362242(☞ Google MapBing Map

パラドールのレストランレビュー&レーティング一覧
 

【ヴィック(ビック) [Vic] の風景】

▲Catedral de Sant Pere
補足:パラドールの先3Kmに、Monestir de Sant Pere de Casserresという修道院がある。翌日に訪問しようと思ったら、なぜか入口ゲートが閉じたままだった。(☞ 現地掲示案内








▲左:VIC駅裏側にあった何か  右:VIC駅正面駅舎

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

スペイン:Parador de Cangas de Onís (Monast San Pedro de Villanueva)

訪問:2015/5/6 20:30
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★☆☆CP★★★☆☆
今日のルート by 旅レコ← 今日のルート
 (地図をクリックすると、大きな地図が開きます)

オビエド[Oviedo]観光を終えて、今日の宿のあるカンガス・デ・オニス [Cangas de Onís] という村にあるパラドールまで直行。

お隣のカスタニェラ[Castañera]という街までは、オビエドから明日の目的地の一つであるサンタンデール[Santander]を結ぶ鉄道が通っているが、駅から5Km離れているので車でないと厳しい立地だ。

この付近には城のパラドールが無い事から修道院タイプのパラドールを選んだのだが、ここでも元修道院部分を使った部屋はわずかで、スタンダードの部屋は増築した真新しい建物にあった。

このパターン、ポルトガルのポザーダでは少数派だが(例:Castelo de Óbidos)、スペインのパラドールでは非常に多い。特に予約サイトや代理店経由で予約する場合は新館側になってしまう事が多いので要注意だ。(部屋数の少ないカテゴリの部屋は、直接予約以外受け付けないことが多いからだ)

で、我々はパラドール会員「Amigos」の特権を受けるためにも、常に公式サイトからの予約。
上位カテゴリの部屋を予約すれば、昨日はじめて経験したパラドール レオンのような事にはならず、狙い通りの建物にある部屋を割り当てられるのが普通だ。

修道院跡の旧館側建物
▲修道院跡の旧館側建物
新築された新館側建物
▲新築された新館側建物(右奥が旧館で地上と地下にある連絡通路で結ばれている)

まずは、Amigos会員向けの無料サービスであるドリンクをいただきに、バルに出向いた。
このパラドール、バル(カフェ)は元修道院側の建物内にあるが、「Cheese Bar」という名称が付いていた。

チーズのディスプレイ Cheese Bar

店頭にはチーズが飾られていたし、専用のチーズメニューには、チーズ単体10種類だけでなくチーズを使った料理が並んでいる。
パラドール併設のバルで、こんなメニュー構成を持った店は初めてだ。

白ワインとコーラ おつまみ

ドリンクはアルコール(ビールかワイン)も可能で、家内は白ワイン、私はいつものダイエットコーク。
おつまみは、ごく標準的なナッツとあられの盛り合わせだった。
テーブルに「EAT CHEESE」なんて書いてある立札が置かれていたので、チーズも頼むべきだったか・・

レストラン 窓側席

レストランは新館側にあり、営業は20:30から。
南部のパラドールは20:00という店もあったが、ほぼ共通だろう。

開店と同時に行くと、どこでも好きな席にどうぞということで、明るい窓際の席を確保。
GWの欧州旅行だと日が長いので、夜8時半でもご覧の通り。
宿代も一般的に安いし、気候的にも暑くも寒くも無いので、GW旅行は欧州にすることをお勧めしたい。

2食付での宿泊は、金額の記されていない専用メニューだった。
英語版しか見せていただいていないのでメニュー表記は英語のみとなるが、日本に入ってくる料理名は現地語が一般的なことから、現地語版が無いと分かりづらい。

テーブルセッティング パン(選択制)

まずは、パンがバスケットでやってきた。
ポルトガルだとそのまま置いてくれるのだが、スペインはその中からひとつだけ選ぶ形式。

アペタイザー

アミューズは(Welcome Appetizer と表記されていた)、ちょっとがっかりな感じ。
オリーブにニンニクとパプリカのピクルスが加わっているのは初めてかもしれないが、一番主張しているのがパパドみたいな薄いパンの類。

ピクルス サーモンとオリーブ

右端にちょこんと2つ乗っているのは、ダイス状にカットされたスモークサーモンの上に、時々見かける変わったオリーブの実を乗せて爪楊枝で刺したもの。小さすぎて味わいなんて無い。

The pot of San Pedro
The pot of San Pedro (cooked done as in the abbey)

前菜は4択。郷土料理ラブの私が狙っていた料理を家内に取られてしまった。
ご覧の通りポルトガルの煮込料理よろしく鍋で供されたので、私もお裾分けをいただけた。

The pot of San Pedro

このパラドールの名称(修道院名)の入った料理だが、どうも昔ながらの製法で作っている料理のようだ。
じゃが芋中心のパプリカ風味のシチューという感じだが、芋が美味しいのか結構行ける。

Warm Salad
Warm Salad with caramelised pear, crispy bacon and La Peral Cheese

第二候補にしていたのが、温かいサラダ。
サラダが目当てでは無く、先ほどのバルでチーズの名産地らしい事を知ったことから、La Peral Cheese と記されているチーズもご当地のチーズだろうと狙った訳だ。

軽い味わいのブルーチーズという感じで、この手のサラダではお決まりのゴートチーズに近い感じだったが、家内はほんの耳かき程度の量を食べてダメだと言うので羊か山羊のチーズだろう。(私には判別できない)

メニュー表記の通りサラダもちょっと変わっていて、カットされた洋梨の水煮がたっぷり入っていた。
全体のお味としては、まあ普通というところか。感動は無い。

Hake Fillets with Cider and White Clam Sauce
Hake Fillets with Cider and White Clam Sauce

メインも4択。昨日の魚料理に拒否反応を起こした家内が肉料理を選択したので、私は魚料理にしてみた。

見た目が中華料理みたいな皿が出てきたが、赤い色はやはりパプリカの色のようだ。
ハマグリ系の貝の出汁とシードルを合わせたソースでいただくわけだが、出汁よりも塩辛さが気になるソースでイマイチ。

魚自体は、昨晩の生臭さを感じるものと違って真っ当だっただけに、ソースが残念だ。

Young Beef Entrecote with Monasterio
Young Beef Entrecote with Monasterio de Corias red wine reduction

家内は、仔牛肉の赤ワインソースをチョイス。
例によって縦置きに供された皿には、茄子とズッキーニがたっぷり盛られていた。
赤ワインソースは別皿というのは、野菜側に吸われてしまわない配慮だと思いたい。

これも少し味見をしているが、仔牛肉の産地であるガリシア州の Parador de Cambados でいただいた仔牛肉よりも肉の旨味があって、はるかに美味しい。
塩胡椒だけでなく、ソースが加わることで肉の味が引立てられていた感じ。

Nougat Cake of Villaviciosa
Nougat Cake of Villaviciosa

デザートも4択。
またまた家内に取られてしまったのが、こちら。
フランスのヌガーグラッセが大好物なので、ヌガーという文字に反応したのだが・・

Nougat Cake

もちろん味見はしているのだが、ヌガーグラッセとはまったく違うものだ。
クリームの入っていないミルクベースの粉っぽいアイスクリームとでもいおうか、どこかで食べた記憶のある食感。

Peñasanta Icecream Peñasanta Icecream の中身を上から
Peñasanta Icecream

消去法で残ったのが、どこかの地名か固有名詞の付いたアイスクリーム。
パフェ用のグラスに入ってきたので、パフェのような軽いアイスクリームだと思っていたら、かなりヘビーなものだった。
写真では分からないと思うが、結構な量があるので完食するのに苦労してしまった。

※メニュー:ハーフボードのディナー専用メニュー(英語版)アラカルト安価コース


今回は4カ所とも会員専用の2食付キャンペーン「GASTRO PACKAGE AMIGOS」で予約していたので、朝食の皿も紹介している。
この日は、午後3時にサンタンデールのミシュラン1つ星店をネット予約してあったので、控えめに。







【詳細情報】
店名:Parador de Cangas de Onís
電話:985 849 402
営業:13:00~16:00、20:30~23:00
住所:Villanueva de Cangas, 33550 Cangas de Onís
GPS:43.365664, -5.151091(正面ゲート)、43.366775, -5.151026(フロント入口)


訪問したパラドールのレストラン レビュー一覧
 

【カンガス・デ・オニス [Cangas de Onís] の風景】

▲パラドールから3Kmほど離れた街の中心


▲周辺を歩いてみたが、石橋以外に見どころと言えそうな場所は無かった


▲パラドール周辺の集落には、独特な柱を持つ古い小屋らしき建物がいくつか残っていた

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 63ヵ国を訪問
45ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

プロフィール詳細
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今後の旅行計画
2月:ポルトガル⑨、スペイン
3月:台湾㉚、ベトナム
4月:マルタ②、イタリア
5月:ポーランド
6月:クロアチア②,スロベニア
6月:台湾
7月:イタリア⑰、スイス
8月:台湾
8月:英国⑦,北アイルランド
9月:オーストラリア
10月:セルビア
11月:ベルギー⑥、スペイン
丸数字:累計訪問回数

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