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イタリア/サン・カッシアーノ [San Cassiano(Badia)]: Picnic@Hotel Gran Ancei

開催:2017/7/13 12:30~14:30(実際は12:00頃からスタート)


あまりにも居心地が良いことから連泊することにした Hotel Gran Ancëi
その結果、ホテル主催の無料イベントに参加することが出来たのは、ひとつ前のホテルの食事の記事に書いた通り。



街の中心から出ているゴンドラに乗っても行けるというホテル所有の山小屋で開催するとのことで地図をもらったのだが、ホテルから歩いても1時間ほどだという。
念のため航空写真ベースのGoogle Mapでおおよその場所を教えていただき、歩いて向かうことにした。



ホテル近くのスキー場リフトに沿って登り始め、標高1837mにあるRifugio Malga Saraghes前の広場で少し休憩。



冬はゲレンデになりそうな草原地帯を登って、ホテルから1時間10分で標高2000mの会場となる山小屋というか別荘に無事到着。本当に正味1時間かかったのは、距離があるだけでなく標高差も330mあったからだろう。

地図では池が目印になっていたが、直径50mほどの大きな水たまりという感じの池だった。(写真左下。別荘は右の2棟)



途中で追い抜いたおばあさん3人組は、結局来なかったので、道を間違えたのかもしれない。
とにかく途中に何の標識も無く、我々がたどり着けたのは航空写真版Google MapとGPSで示される現在位置に助けられたことが大きい。オフラインでも使えるので、極めて優秀なツールだ。

山小屋の場所の特定も、地図にはヒュッテの名前が書いてあったものの、名称を書いた目印や標識がまったく無かったので、ホテルの車が別荘の前に停まっていたことで特定できたぐらいだ。
地図では湖だと思っていた池が小さすぎるので、この車が無ければ場所の特定は難しかったかもしれない。



ホテルの方に声をかけると、ワイン・ビール・コーラ・ファンタがあるけど何を飲む? って聞かれた。ノンカロリーのダイエットコークが無かったので炭酸水をいただいたが、代金を取る気配が無かったので、プラコップをもらってそのまま山の見える席を確保。
何が始まるのかと待っていたら、食前酒を配りに来た。



無料イベントのピクニックという情報しか無かったので予想外だったが、お隣に座っていた方が私たちの分も合わせて持ってきてくれたのが、パンとチーズやサラミの盛り合わせ。いっしょに、当地のレストランで食べる際に出てくるナプキンに包まれたカトラリーも持ってきてくれた。

そうか、つまみをいただきながら飲んでワイワイやろうというイベントなのかと、この段階では思っていたのだが・・



上の建物の横に、SLみたいな形状の煙を吐いている物体を発見。
何だろうと近づいてみると、鍋でキノコのリゾットを作っていると。



中央部分の蓋も開けてくれて、中で大きな肉の塊を焼いているところを見せてくれた。
肉から落ちた脂を肉に回しかけて、じっくり焼いている。
この段階では、単なる肉の塊だと思っていた。



小屋の中を覗いてみると、中央に竈を置いたキッチンになっていて、そこでも何かを作っている様子。
ワイン・パーティではなく、バーベキューというわけでもなく、ちゃんとした料理をいただけそうだと、予想外の展開になってきた。



しばらくして、先ほど作っていたキノコのリゾットが出てきた。
出てきたという表現は不正確で、お隣に座っていた熟年カップルが、訳の分からない東洋人に気を利かせて持ってきてくれたのだ。どうも、○○が出来上がったので取りに来てくださいとの声がかかっていたようだ。

これが絶品。条件の悪い場所で作ったとは思えない出来栄えだ。
味覚に関しては酒を飲まないこともあり、昔から雰囲気に左右されることは絶対にないと思っているのだが、昨晩の料理の水準を裏付ける腕前だ。このホテルのシェフ、なかなか凄いぞ!



先ほどのSL風巨大調理器(何と呼ぶのか不明なので)を見に行ったり、



小屋の中の厨房を覗いたり、山の風景を堪能したりしていると、○○が出来ましたと声が聞こえてきた。
今度は、自分たちで取に行かねば。



そこに置かれていたのは、子豚の丸焼き!
ポルトガルの O Parque dos Leitões でハマり、その後スペインでも何軒かで食べ歩いた乳飲子豚よりは大きいと思うが、まさか無料イベントの「ピクニック」で子豚の丸焼きが出て来るとは、予想もしていなかった。
これ、普通に食べると結構なお値段になるはずだ。



行列に並んで、ポレンタ(過去最高に旨かった!)とミニトマトのソテーを乗せてもらい、チーズをお好みで取って、最後にその場で切り分けて乗せてくれる子豚の丸焼き。



こちらは、上品に盛りつけられた家内の皿。



私の皿は、男性とみて大胆に盛ってくれた。



反対側から肉だけをアップ。
脂が完全に落ちていて、乳飲子豚ほどではないものの柔らかジューシーで美味しい。
ミニトマトも美味しいねェ。



子豚の丸焼きが少し余っているというので、すかさずゲット。
リゾットもお代わりを募っていたのだが、出遅れてもらい損ねてしまったので、今回は即反応した。(笑)



この後、揚げパン的なデザートも配られた。



丸い方がアプリコットジャムで、ハート型の方がチョコレート入り。



さらには、地元産らしいデザートワインまで出てきた。
水に見える方は、グラッパ。



最後は、定番のスイカ。
冷やしていた時の見た目はイマイチだったものの、甘くておいしい。

これでおしまいと思ったら、家庭的なキッチンを装備していた下の棟で珈琲がふるまわれた。
パン・サラミ・チーズに始まって、リゾット、子豚の丸焼き、デザート、食後酒、珈琲。完全にフルコースではないか。これが無料のイベントだというのだから、驚きだ。

このイベント、ホテルのHPにも一切記載が無いし、いつ頃、どの程度開催されているのか不明だが、私の記事を見て行ってみたいと思われた方は、ホテルに問い合わせの上で連泊で予約しよう。
我々もホテル自体が気にいっている上、レンタカーで行く場合は拠点にする場所としても良いことから、来年も4連泊以上で泊まりに行くつもりだ。
運よくピクニックイベントにぶつかれば、また参加したいと思っている。


▲今日の歩行ルート実績(by Geo Tracker)

【開催場所情報】
GPS: 46.549879, 11.923241 (標高2004メートル by GPS Track Recorder)



ドロミテ街道と南チロル - 峠と湖の地図
レンタカーで楽しむドロミテ街道とドロミティ周辺情報
訪問したイタリアのレストランと各州の風景
 

【ドロミティで見た花】

最初に高原の花の風景に惹かれたのは、中学時代に行った霧ヶ峰のニッコウキスゲ群だが、私がドロミティにハマった理由のひとつは、多品種で咲き乱れる高山の花たちだ。
ここで紹介する写真は、今回歩いてきたポルドイ峠[Passo Pordoi]とジアウ峠[Passo Giau]から延びるトレイルで見かけた花たち。
大型のニッコウキスゲの花畑と違って、さまざまな種類の小型の花たちが咲き乱れているので、6月下旬~7月にかけて当地の2000m級の峠に行ったら、周辺のトレイルを30分ほど歩いてみてほしい。重装備は不要。スニーカーで十分だ。

花だけでなく、峠や道路からは見えない丘の向こうにある山の風景も捨てがたい。
こちらはシーズン通して楽しめる。




















テーマ : 海外旅行
ジャンル : 旅行

イタリア/サン・カッシアーノ [San Cassiano(Badia)]: Hotel Gran Ancëi

訪問:2017/7/12 19:30、7/13 19:30
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CPn/a
前夜を安くて快適な3つ星ホテルで過ごせたので、この日も4つ星だけでなく3つ星ホテルを候補に入れて物色することにした。ターゲットは、標高1600メートル以上で周辺に建物がほとんどなく、オフラインでも見れるGoogle Mapベースで評価の高いこと、テラスかバルコニーがあること、の条件を満たせば部屋が空いているかを聞きに行くことにした。
その後は、いつもの行動パターンで、提示価格が予算内であれば部屋を見せてもらい、眺めが良く、部屋がそこそこ広けばとりあえずOKというスタンスだ。とりあえずというのは3軒比較してから決めるためで、他のホテルと比較して良ければ戻ってきますと告げてひとまず出て行くことになる。

地図上で最初にマークしたのが、3つ星のこのホテル。お隣まで数百メートルは離れている中規模の1軒宿で、入口のある建物の両脇に新しく増築した感じの宿だ。

Hotel Gran Ancëi

外観からしても3つ星だと思って入ったのだが、中は3つ星(正確には3つ星半らしい)であることに疑問を抱くほど広くて新しく設備の充実した快適な部屋で、広いテラスからの眺めも申し分なかった。
エレベーター・プール・スパを備えているので、最低でも4つ星。当地では過去1軒しか泊まったことが無い4つ星半(☞ Hotel Savoy)と言われても疑いようの無いレベルだった。(元々あった建物が格付け上の問題なのかも?)

それにもかかわらず、ワンランク上の新館側最上階(3階)の部屋が1泊2食付€89.00/人の提示だったことから、他を比較せずに決めてしまった。結果的には大当たりで、来年はここで最低4連泊しようと企んでいるほど環境・居心地に加えて、多くのスタッフのホスピタリティ面でも気に入ってしまった。

ちなみに、夕食無しにしても€10.00/人安くなるだけ。
徒歩で他の店に食べに行けるような場所にあるホテルでは、B&Bベースの価格提示が基準で、夕食を加えると€15~20/人加算というケースも多いが、何しろお隣まで数百メートル離れているような立地なので、2食付がベースとなるようだ。(HPの価格表にも、1人当たりの2食付を基準に記載されてる)


Hotel Gran AncëiHotel Gran Ancëi

ディナーは19:30からの固定時間。時間になったので出かけると、わざわざ私たちのために英語版のメニューを用意してくれていた。(その代わりイタリア語版のメニューを見れなかったので、英語版の内容からイタリア語の料理名を推測することが厄介になってしまった)

2食付ホテルのメニューが、メインだけ2択になる固定形式というのは、当地のホテルではごく普通。もちろん毎日構成が変わるので、連泊してもバフェ部分と朝食は被るものの、それなりに楽しめる。


Hotel Gran Ancëi
Variation of salads and fresh vegetables at the buffet with different dressings

どこのホテルでも、最初はサラダバイキングになるものだが、ここで内容の差が出て来るものだ。
上の写真は私が取ってきたものだが、いわゆるサラダをほとんど取らず、鹿肉(?)のカルパッチョにカジキ(?)のマリネ、海老烏賊ムール貝等のマリネ、美味しいマッシュルームの炒め物にモッツアレラとゴートチーズという内容。

Hotel Gran Ancëi

家内が取ってきたものには、サラダ系が増えてとうきびを焼いたものにズッキーニの花にチーズを入れたものなど、私が取ってこなかったものも乗っている。サラダ部分を除いても、全種類取るのは難しいほどの品ぞろえだったのだ。


Duvet of peppers, goat cheesePolenta dumplings with beef ragout
Duvet of peppers, goat cheese
Polenta dumplings with beef ragout

スープは、豆のスープとパプリカのスープを左右から注ぎ込んである。
中央にある家内が苦手な山羊のチーズは、底の方で溶けていたので、家内は上の方しか飲めず。
どちらも、しっかりした技術を持った者の作るスープで、美味しい。

ニョッキ風のポレンタは、私と家内の皿の盛り付けがまったく違った。
私の写真は、肉タップリで全体量は少な目。

Polenta dumplings with beef ragout

家内の皿は、ポレンタニョッキたっぷりで、全体量も多めだ。
ラグーというよりは、細切り牛肉の煮込みという感じのソースだが、この牛肉が柔らかで美味。海外の牛肉で、日本人好みの肉質の柔らかさを感じることが出来たのは久しぶりだ。


Calf thigh, homemade bread, beetroot pic
Calf thigh, homemade bread, beetroot pic

メインは2択。
私は冒険して、まったく意味不明のものを選んでみた。
出てきた料理は、スライスした豚肉にパン粉をまぶしてローストした感じのもの。

Calf thighの断面

トッピングを外すと、肉の断面が見えるので分かりやすいだろう。
後で翻訳をかけてみたら、ふくらはぎの肉らしいが、食べた印象では柔らかめの肉で部位は分からず。
断面からは、普通の腿肉やロースとは違うことは分かるが。


Mozzarella in carriage
Mozzarella in carriage, salad tips, Provencal sauce

家内は肉を食べたくないと、carriageが肉でないことを祈りつつ選んでいた。
出てきたのは、パッと見で「はんぺんフライ」みたいなもの。
後で調べた結果、mozzarella in carozza(モッツァレラ・イン・カロッツァ)という名称のナポリ名物の揚げパンらしい。



それにしても、キレイに揚がっている揚げパンだ。
私は見ただけで味が想定できたので試食もしなかったが、家内は元々ピザトーストが好きなだけあって美味しかったそうだ。


Mousecline with raspberries, crisp pastry, peaches peeled
Mousecline with raspberries, crisp pastry, peaches peeled

最後のデザートは、ちょっと貧弱かな。
というのも、左2つは事実上同じものでフワフワのシューという感じのもの、その下にあるのは薄い風味のラズベリーのムースで、あとは白桃のコンポート。


以上でおしまいだが、食後の珈琲は別室にあるバーラウンジでいただけるそうで(別料金)、早速移動。
通常は水代が別料金になるが、最初からフランスみたいにカラフェに入った水が用意されていたことから、水代を払うつもりでラウンジで食後のドリンクを楽しむことにしたのだ。

CappuccinoCoca Cola light
Cappuccino(€2.20)
Coca Cola light(€2.20)

カプチーノには、当然のごとく小菓子(チョコレート)が付いていたし、Coca Cola lightは、おなじみイタリア仕様のカワイイ缶で出てきた。


朝食は質素なコンチネンタルタイプだったので紹介しないが、居心地の良さとディナーの水準が高かったこと、宿代もリーズナブルだったことから、朝食を食べ終えた段階でフロントで連泊できるか聞いてみたところ、部屋はそのままでOKをもらった。
ついでに、周辺を歩くための地図は無いかと聞いたところ、今日は宿のイベントのピクニックがあると案内された。



参加費を聞くと、宿代に含まれている(つまり無料)というので、歩いて1時間の山の中腹にある宿の別荘(?)に12:30集合と地図をもらい、ピクニックの内容が何かも知らずに向かったのだが、これが食べ歩きブログ的には驚きの内容だったので、この次の記事で紹介しようと思う。


2日目のディナーでは、わざわざ私たちのためだけに作ってくれるという英語版のメニューは不要と伝え、イタリア語版のメニューをフロントでいただいた。この周辺のホテルならどこも同じだと思うが、朝食時に連泊者のテーブルの上にディナーメニューとペンが置いてあり、選択肢のあるメニューを事前に選んでメニューにマークを付けて、そのままテーブルに残しておくのが流儀。
私たちの場合はそれが出来なかったので、ピクニックに出かける前に記入したものをフロントで渡しておいた。


Variazione d'insalate e verdure fresche
Variazione d'insalate e verdure fresche con diversi dressings al buffet

前菜サラダバフェは、前日とほぼ同じなので、私が盛ってきた皿だけ。
違いは、前菜部分の半分程度が入れ替わっていたことと、その中に昨晩家内が食べたモッツァレラ・イン・カロッツァが含まれていたこと。


Vellutata al rafanognocco di pane nero
Vellutata al rafano, gnocco di pane nero

今日のスープは、ホースラディッシュ。初めてだと思うが、酸味の加わった独特な風味で、かなり美味しい。
中には黒パンのニョッキが入っていると書いてあったが、ちょっと違って、柔らかめのカネーデルリという感じ。あとからカネーデルリが出て来るのに・・


Canederli pressati al formaggio grigio
Canederli pressati al formaggio grigio, insalata di crauti marinati

その南チロル名物のカネーデルリは、スープ入りでないものが出てきた。
周りに乱雑に盛られているのは、キャベツの千切りを軽くビネガーに漬けたもの。
ドイツ語圏である南チロルだが、ドイツのザワークラウトみたいに酸っぱ塩辛い事は無く、さすがイタリアという調理法だ。

Canederli pressatiの断面

そのカネーデルリの断面だが、通常とはかなり違う。
圧縮と書かれている通り、柔らかさをわざわざ無くして握りつぶす感じで固めてある。
これは、正直美味しくなかった。

ピクニックで活躍したシェフ、ディナーはお休みしたかな?


Guanciale di maiale iberico, orzotto cremoso
Guanciale di maiale iberico, orzotto cremoso con mela e speck

メインは、2人とも同じイベリコ豚の頬肉をチョイス。
リゾットに見えるものは、オルゾット[orzotto]という名称で、大麦をリゾット風に仕上げたもの。

イベリコ豚の頬肉の断面

イベリコ頬肉の方は、ごく普通の仕上がり。
不味くはないものの、昨晩のような腕は感じられない。やっぱりチーフシェフはお休み?


Tartelette di pasta frolla al limone, ragu di frutta
Tartelette di pasta frolla al limone, ragu di frutta

その代わりか、デザートは今日の方が優秀。
タルトカップの中に溶かしたチョコを塗り、固めてからレモンカスタードを加えてある。
ライムのジェラートも美味しいし、見た目もまずまずだった。


実は、チェックアウト時にも感動があった。
1泊2食付で€89.00/人という当初の案内は、HPで確認すると1泊だけ宿泊する場合の追加料金を加算したものがベースだったが、結果的に2泊となったことから、その分を免除して€85.00/人で請求してくれたのだ。

当たり前とも言えるだろうが、当初の金額で納得して泊まっていたのだから、他の局面でも感じていたホスピタリティをこの面で裏付ける事が出来た。いわゆる Family-run、家族経営のホテルだと思うが、Family-runと謳っていながら怪しいホテルもたくさんあるので、ここは本当に Family-runらしいホテルと言える。
ついでに、最後に先方から言われた話だが、日本人の宿泊客は初めてだったそうだ。

来年も来るよと挨拶して、気持ちよくホテルを後にした。


※メニュー:初日ディナー(英語版)2日目ディナー別室バーラウンジ①

【店舗詳細情報】
店名:Hotel Gran Ancei
電話:0471-849540
住所:Str. Prè de costa 10, 39030 San Cassiano Badia
GPS:46.557102, 11.956010 (☞ Bing Map


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訪問したイタリアのレストランと各州の風景

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

イタリア/コルティナ [Cortina d'Ampezzo]: Ristorante Baita Son dei Prade

訪問:2017/7/12 13:00
評価点:総合★★★☆☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★☆☆☆
6日目は、昨日通ってきた道を少し戻り、まだ通ったことのない道を回ることにした。

最初のポイントは、道路併設のコッレ・サンタ・ルチーア展望台 [Belvedere di Colle Santa Lucia]。ドロミティの道を走っていると、あちこちで絶景を見ることが出来るものの、普通ならありそうな駐車場完備の展望台的なスペースが、峠を除いてまったく無いに等しいのだ。
ここは道路に並行して100メートル程の細長い展望台で、前後に駐車スペースがありベンチもたくさん設置されているので、のんびり風景を堪能できる。北側駐車場の先には新しい食堂もあるので、最近同時に整備された感じだ。

お次は、ジアウ峠 [Passo Giau]
山小屋の横から山に伸びる遊歩道があったので絶壁の近くまで歩いてみたが、周辺の草原地帯は色々な花が咲き乱れている。花の写真は、2本後の記事で少し紹介する予定。

Ristorante Baita Son dei Prade

その山小屋でランチにしようと思ったが、他の山小屋よりも高額である上に、当初いくらの費用がかかり、毎年いくらの修繕費がかかるといった高額設定を正当化しようとする説明が書かれていたので、間違いなく料理も期待できないだろうとパスして、峠からコルティナ・ダンペッツォ [Cortina d'ampezzo] の近くまで下りて、道路から奥に入った位置にあるのにGoogle Mapでの評価が高いことで選んだこの店に向かった。

Ristorante Baita Son dei PradeRistorante Baita Son dei Prade

確かに道路から奥に入っているが、コルティナの街から延びるスキーリフト降り場のすぐ近くにあるので、スキー場の食堂という立地。日本のスキー場のレストランよりは上等だが、これでリストランテと表記しているのだから、イタリアのリストランテ表記は当てにならない。


Ristorante Baita Son dei Prade
Coperto e pane(€2.00/人)
Cover charge for person (incl. Bread and service)


コペルトに付くパンは、ハート形のバスケットに5種類も盛ってきた。
うん、確かに(自称)リストランテだ。

pane

定番の中にベーコンを巻き込んだパンもあり、スキー場の食堂とくくったら失礼かもしれないし、イタリアらしくないパンも美味しい。意外だ。


Ristorante Baita Son dei Prade
Casunziei rossi (ravioloni ripieni)(€12.00)
Ravioli with beetroot


家内はいつもの通りラビオリ。
Casunziei(☞ wiki(英語))というドロミティ固有のラビオリーニで、緑のホウレン草と赤のビーツがあるとのことで赤をお願いした。

Casunziei rossiの断面

メニューで確認すると、英語版ではホウレン草かビーツと書いてあるのに、イタリア語版では緑か赤と書いてあるので、現地人には色で内容が分かるのかもしれない。

ソースは素直なバターソース。チーズと合わせなければ物足りないかな。
ラビオリの方は、ややアルデンテ気味の茹で加減で味付けも濃いめだったものの、普通に美味しくいただけた。


Ristorante Baita Son dei Prade
Kenederli(€10.00)
Knödel (traditional bread e sliced meat balls)


私は、南チロル定番のカネーデルリを見つけたので、注文。
メニューには書かれていないが、バターソースをかけたものとスープに入れたものを選べるとの話だったので、ここは南チロル流にスープにしたのだが、スープ自体はインスタント的なお味でガッカリ。

Kenederliの断面

カネーデルリ本体は、ハムの味が強く、やや塩辛い。
レビューを書く際には、いろいろと調べながら筆を進めるのだが、英語版メニューにドイツ語のクネーデル(クノーデル)とあったことや、カネーデルリのスペルが Canederli ではなく Kenederli とドイツ語に引っ張られていたこと、2つの料理が共にドイツ料理らしく塩辛い事などから、ドイツ人の経営なのかもしれない。(当地コルティナはドイツ語圏ではないし、ドイツ語圏の南チロルでも塩辛い味付けでは滅多に出てこない)

ついでに、ドイツ語単語の Knödel を調べてみたら、日本語版wikiに「クネーデル」(☞ こちら)として掲載されていた。若干内容に嫌疑はあるものの(特にフランス料理のクネルを同一視して書かれているが、まったく別物だ!)、なんとなく納得できるものがあった。でも、本家南チロルで食べるカネーデルリは、ここまで塩辛くないと思うし、スープも出汁をしっかり取っている気がする。


お会計Ristorante Baita Son dei Prade

パスタ2品と水だけでお会計は、28.50ユーロ也。スキー場価格と考えればこんなものだろうけど、夏山シーズンにわざわざ行く店としては、やっぱり高いかなぁ。
充実したパンを出してはくれたものの、当地周辺の山小屋ではコペルトを取らない店も多いので、その分だけ印象を悪くしてしまった。


※メニュー:店の案内前菜・パスタ・メイン(英語版)サイド・デザート(英語版)ピザ

【店舗詳細情報】
店名:Ristorante Baita Son dei Prade
電話:0436-2540
営業:9:30~17:30
住所:Son dei Prade 1, 32043 Cortina d'Ampezzo
GPS:46.523185, 12.100109 (☞ Bing Map


ドロミテ街道と南チロル - 峠と湖の地図
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訪問したイタリアのレストランと各州の風景

この後は、主要道路の交差点に位置するファルツァレーゴ峠 [Passo Falzarego]と、そこから1Kmしか離れていないヴァルパローラ峠 [Passo Valparola]へ。

ヴァルパローラ峠は、4年間に来た時の写真を見ると(☞ こちら)、峠から少し離れた場所を誤認して掲載していたようだ。
どうもGoogle Mapの表示と峠の名前を被せた山小屋の表示で惑わされていたみたいで、今回は峠の標識のあった位置で確認している。(確かに標識のあった場所の方が標高が高い)


▲今日のルート実績(by Geo Tracker)
 

【コッレ・サンタ・ルチーア展望台 [Belvedere di Colle Santa Lucia] の風景】
GPS:46.443610, 12.001923 (☞ Google Map

▲左:北側風景  右:南側にはアッレゲ湖[Lago di Alleghe]が見える


▲標識と整備された展望台
 

【ジアウ峠 [Passo Giau] の風景】
GPS:46.482594, 12.053700 (☞ Google Map

▲左:山の壁面の下まで歩いて行ける  右:その帰りに、峠側を撮影



 

【ファルツァレーゴ峠 [Passo Falzarego] の風景】
GPS:46.518829, 12.008757 (☞ Google Map

▲左:交差点の中心にある峠の標識(各方面の入口にもある)  右:交差点全貌


▲左:標識と山をいっしょに  右:交差点からロープウエイで登れる山


▲左:何故か標識と異なる標高が記されていた交差点に面するレストラン
 

【ヴァルパローラ峠 [Passo Valparola] の風景】
GPS:46.524823, 11.997878 (☞ Google Map
4年間に来た時の写真(☞ こちら)を見ると峠から少し離れた場所と誤認して掲載していたので、改めて掲載。



▲左先に見える駐車場の奥に、前回歩いた小さな池と博物館・山小屋がある

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 62ヵ国を訪問
43ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

プロフィール詳細
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今後の旅行計画
9月:セブ/フィリピン
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
11月:フーコック島/ベトナム
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン
3月:高雄/台湾
3月:ハノイ/ベトナム
4月:マルタ②、イタリア
5月:ポーランド
6月:クロアチア②,スロベニア
7月:イタリア⑰、スイス
丸数字:累計訪問回数

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