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エストニア/タルトゥ [Tartu]:Antonius Restoran

訪問:2015/10/11 18:30
評価点:総合★★★☆☆★★☆☆☆サービス★★★☆☆雰囲気★★★★☆CP★★☆☆☆
実質最終日の3日目は、ラトビアとの国境の町であるヴァルガ[Valga]に寄り、国境を跨いだラトビア側のヴァルカ[Valka]にも足を踏み入れてから、今日の宿泊地であるタルトゥに向かった。


▲今日のルート実測(by GPSLOG)  ↑クリックで大きな画像で見れます↑

当初はラトビア側のヴァルカでランチをいただくつもりだったが、日曜日だからか目ついたレストランはすべてお休みで断念。何故かスーパーだけ3軒も開いていたので、ラトビア土産を仕込むだけになってしまった。

店内テーブルセッティング

タルトゥでも、おなじみ「ASTU SISSE! 50 BEST」(☞ Eesti Maitsed - Flavours of Estonia)に掲載されているレストランを選んだ。今度は2015年版に掲載されているので大丈夫だろう。

店内に入ると、思ったよりもこじんまりとしていたが、雰囲気は悪くない。ホール担当も、やたらと変に笑う若い女性スタッフが気になったものの、トータルで見れば標準レベルには達しているだろう。

昨晩と同様にアラカルトレストランということで、前菜2品、メインとデザートを1品ずつ選んでみた。ちょっと面白い食材があったので、前菜は2品頼んでしまった。

アミューズ

まずは、アミューズ。
日本のイクラよりは一回り小さいサイズのイクラとサワークリームを合わせていただく。
イクラたっぷりに見えるが、一口で行っても日本のイクラほど主張を感じないので、ちょっと微妙な味わい。

パンとハーブマーガリン

パンは2種類、バターではなくハーブマーガリンが付いてきた。
これも、それほどパッとしない。

Carpaccio Eesti põdra sisefileest
Carpaccio Eesti põdra sisefileest(€10.00)
vaarikakastme, 20 kuud laagerdunud juustu ja rohelise salatiga
Estonian elk tenderloin carpaccio
with raspberry sauce, 20 months aged cheese and green salad


前菜一皿目は、エストニア産の鹿のカルパッチョ。

鹿肉は冷凍肉のスライスだった

鹿肉でカルパッチョとは珍しいと思ったのだが、見ても分かる通り自家製冷凍(すなわち急速冷凍ではない)のものを凍ったままスライスして急速常温解凍してあるので、日本の居酒屋料理みたいな質でがっかり。
肉の旨味成分は抜けてしまっていたし、何より水っぽいし食感が悪い。

Võrtsjärve suitsuangerjas
Võrtsjärve suitsuangerjas(€10.00)
ahjupeedisalati, safrani-aioli, mädarõika ja mikrosalatiga
Smoked eel from lake Võrtsjärve
with beetroot salad, saffron aioli, horseradish and micro salad


前菜2皿目は、鰻だ。
調べてみたら、タルトゥの東側50Kmほどの所にある大きな湖で採れたものらしい。(養殖かな?)

鰻をアップ

葉っぱを除けて、鰻が見えるように撮ったのがこちら。
日本の鰻を普通の魚のように丸のまま蒸して食べることは無いので、はたして同じような色合いになるのか分からないが、日本の蒲焼鰻とはまったく違って普通の魚をスモークしただけって言うお味。
太さ的には同じ感じではあるものの、まったく違うものなのかもしれない。

Hautatud Võrumaa küülik
Hautatud Võrumaa küülik(€20.00)
ürdises veinikastmes porgandipüree ja savoia kapsaga
White wine braised Võru county rabbit
with herbs, carrot purée and Savoy cabbage


メインは、ウサギ肉。鹿、鰻、ウサギと、普通では無い食材ばかりで楽しい!

こちらは、フリカッセ風でなかなか美味しくいただけた。
日本で兎を食べても美味しいと感じることは稀だが、欧州では美味しく感じる事が多いので、やっぱり種の違いかな?
日本のものよりも肉の味がしっかりしているのだ。

Antoniuse Napoleoni kook põldmarjajäätisega
Antoniuse Napoleoni kook põldmarjajäätisega(€7.00)
Cake Napoleon à la Antonius with blackberry ice cream


デザートは、店名の付いたナポレオンパイ(?)を選んでみた。

ナポレオンケーキの断面

断面写真の通り、いわゆるナポレオンパイでは無かったが、とりあえずはミルフィーユ仕様になっている。
残念ながら、お味の方は伴っていなかった。

お会計

以上でお会計だが、昨晩より1皿多くて3ユーロ高いだけ。
もちろん、昨晩が酷かったうえに、食材を楽しめたので良かったのだが、初日2か所で楽しんだタリンの「ASTU SISSE! 50 BEST」掲載店と比べると、かなり落ちる印象だ。
日本でも同じだが、地方都市の店に味を求めても無理なのかもしれない。

※メニュー:前菜(英語版)メイン(英語版)デザートドリンク

【店舗詳細情報】
店名:Antonius a la carte restoran
電話:737-0377
営業:18:00~23:00
住所:Ülikooli 15, 51003 Tartu
GPS:58.381148, 26.720585


翌日は空港となりの大型スーパーで、この旅で気に入ったエストニアバターとチーズを買ってからヘルシンキ経由で帰国した。(☞ 翌日のルート実測
ヘルシンキからの帰国便は、先にレポートした通りJAL便では初めてのビジネスクラスにアップグレードされたので、こちらの機内食レポートが、この旅の最後の記事ということになる。

■今回の旅の費用
往復航空券: 108439円(成田<>ヘルシンキ<>タリン、16134マイル獲得)
現地宿泊費: 26728円(€248.10/4泊、うち朝食付4泊)
現地交通費: 14014円(€130.08)レンタカー&燃油・駐車場
飲食雑費等: 18192円(€168.87)
国内交通費:  2826円
旅費合計:  170199円(円高時調達の107.47円/€ 換算)

このあとは、一部後回しにしていた8月と9月の台湾旅行で食べたものを登録し、来週の3連休に出かけるマドリード旅行のレポートと続く予定だ。12~1月に5本の海外旅行が控えているので、台湾レポートは簡単に済ませたいと思っている。
 

【ヴァルガ/ヴァルカ[Valga/Valka]の風景】(☞ 現地掲示地図
注:ヴァルカ[Valka]はラトビア領だが、シェンゲン協定により国境審査は無い

▲左:ヴァルガのインフォメーション



▲国境を示すポールと国名が入った標識(表と裏に記されている国名が違う)


▲左:この標識で直進がラトビアと勘違いして右折してしまったことにしておこう(笑)




▲左:ヴァルカのバスターミナル  右:ヴァルカとヴァルガの国境検問所跡(奥がエストニア)
 

【タルトゥ[Tartu]の風景】

▲左:丘の上の教会跡




▲左:わざと傾けて建ててある  右:メインストリート


▲左:丘の上の教会跡  右:クラシックバス(路線バスかも?)




▲左:レストラン前のタルトゥ大学

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

エストニア/パルヌ [Pärnu]:Ammende Villa Restoran

訪問:2015/10/10 19:00
評価点:総合★☆☆☆☆★☆☆☆☆サービス★★☆☆☆雰囲気★★★☆☆CP☆☆☆☆☆
外観店頭のASTU SISSE! 50 BESTのシール

パルヌの夕食は、トリップアドバイザーで1位を獲得していたこの店を選んだ。
郷土料理ではなくフランス料理とのことだが、たまには異国の地でフランス料理でも良いだろう。
エストニアのレストランベスト50に選ばれたことを示す「ASTU SISSE! 50 BEST 2013」のシールが店頭に貼られていた。

しかし、期待に応えてくれなかったのは採点の通りだ。こちらがフランス料理狂というのを差し引いても、あまりにも技術不足であるうえに、値段に対するポーションが少なすぎた。
いくら歴史ある建物と言っても、ランチでいただいた Café Grand との価格差は歴然。物価の安いエストニアの地方都市でフランスの地方にある高級レストランと同じ価格帯と考えれば、当地では「超高級店」と言える価格帯だ。(その割には、サービスはお粗末だけど・・)

ガランとした店内テーブルセッティング(?)

一応予約を入れておいたのだが、案内された席は何もセッティングされていない丸テーブル。
しかも、写真の通り片側がソファー。予約が4組だけだったのか、広い部屋の4隅にだけテーブルを配置してあり、ご覧の通りレストランらしからぬ雰囲気だ。建物外観やロビーは立派だが、レストランの雰囲気は良いとは言えないだろう。

ピアノの生演奏があったが、昼の Café Grand の普段着のおばあさんと違って正装した奏者がやってきたものの、数曲弾いただけで撤収。しかも、昼のおばあさんの方が上手いというレベルだから話にならない。

アミューズ

アラカルトレストランということで、前菜・メイン・デザートの構成で注文。

まずは、無料のアミューズが出てきたのだが、キノコを細かく切って和えただけっていう感じの「不味い」もの。フランス料理とは思えないので、エストニア料理なのかも?

パンとバター

パンとバターは、ちょっと変わったアプローチ。
エストニア定番の黒パンはともかく、右側のブリオッシュというかパウンドケーキみたいな少し甘い感じのものはパンとは言い難い。味は可も不可も無く。

バターの容器も独特だが、使い勝手を考えていない見せるだけのものという感じ。

Pâté de foie de Poulet
Pâté de foie de Poulet(€16.00)
Kanamaksapatee maitsestatud peedimahla ja tähtaniisiga punasesibulamoos ja marineeritud õun, kaaslaseks suitsusool
Pâté de foie de Poulet
Chicken Liver Pate with beetroot and star anise juice red onion jam, pickled apple and smoked salt


前菜から選んだのは、好物のレバーパテ。
英語版にチキンレバーのパテと記してあったので、フォアグラでないことは分かっていたが、単なるパンに塗るべきパテが出てきた。(パンは付かない)

しかし、これが16ユーロって嘘だろう?というポーション。
日本だって一般店なら高くて700円程度、高級店でも1500円は取れないだろう。それだけ味にも製法にも芸がないのだ。
もちろん無星相当。

Ahjus röstitud lambakarree ja madal küpsetatud lambakael
Ahjus röstitud lambakarree ja madal küpsetatud lambakael(€21.00)
rosmariini, tüümiani, küüslaugu, värskelt jahvatatud pipra ja kreemise kapsaga
Oven roasted rack of lamb and slow cooked neck
with rosemary, thyme, garlic, freshly ground pepper and creamy cabbage


メインは、これまた私の定番である羊肉をチョイス。
焼き加減を聞いてきたが、かなり一方的にウエルダンかと聞いてきたのでノーと。
ミディアムレアでお願いしたのだが、ちゃんとミディアムレアで出てきたものの、ラムの味がしない。

ソースは無し。ハーブまみれという感じだが、ハーブの使い方を知ら無いようだ。
ちっとも美味しくないし、料理になっていないという印象。

マッシュポテトの代わりは、クリーミーキャベツってなっているけど何だろう?
これもハーブを大量に効かせているのだが、ぜんぜん決まっていない。使えば良いというアプローチだ。

それにしても、これもポーション少なすぎだ。
ここのシェフは、コース料理の皿とアラカルトの皿の区別がつかないようだが、このポーションで3千円というお値段は東京の高級店並みだ。

Tomat
Tomat(€7.00)
vahtrasiirupi, toorjuust musta tee ja plaksu suhkruga
Tomato
with ahron syrup, cream cheese with black tea and sparkling sugar


デザートは、ずばり「トマト」という名のものが面白そうと思って頼んでみたが、本当に生のミニトマトが出てきた。芸が無いなぁ・・

デザートらしい部分は、トッピングのクリームチーズぐらいか。
トマトと同系色であるイチゴを混ぜてあるのと、底にブラックベリーがあったぐらい。

グラスの底の方からパチパチ音がするという余興がウリなのかもしれないが、お題のトマトとは無関係。
どこから音がしているのか分からなかったが、メニューを見るとスパークリングシュガーと記されていた。日本のどこかのレストランで過去体験した記憶はある。

ということで、量的には半人前程度にしかならないのに、お値段はコーラ(€3.00)を加えて、€47.00にもなる。日本でも6500円ディナーでこんなものを出されたら、怒り心頭だ。
トリップアドバイザーのランキングにリスクがあるという典型だと思う。

ちなみに、店頭に貼られていたエストニアレストランベスト50の「ASTU SISSE! 50 BEST」に関しては、最新版では選から漏れている。恐らくシェフか経営者が代わって、評価に値しなくなったのだろう。
「ASTU SISSE! 50 BEST」(☞ Eesti Maitsed - Flavours of Estonia)は、ミシュランのように信用しても大丈夫だと思う。もちろん最新版を参考にしよう!

※メニュー:前菜①②、スープパスタメイン①デザートドリンク

【店舗詳細情報】
店名:Ammende Villa Hotell & Restoran
電話:447-3888
営業:12:00~22:00(週末は23:00、日曜は20:00)
住所:Mere pst. 7, Pärnu 80010
GPS:58.380488, 24.492320

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

エストニア/パルヌ [Pärnu]:Café Grand

訪問:2015/10/10 13:20
評価点:総合★★★★☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★★☆
2日目は、渡り鳥の宝庫らしいマッツァル国立公園[Matsalu Rahvuspargi]に寄ってから(海辺には皆無だったが、空を横断する渡り鳥の巨大な群れを何度も見ることが出来た)、パルヌの街にやってきた。(☞ 今日のルート実測

エストニア屈指の観光都市とのことだが、緑が非常に多く家並みもゆったりしていて、長期滞在してみたくなる街だ。

建物全景正面入口

そんな街を歩いている際に見つけたのが、この立派な建物。
正面に「Café Grand」と出ていたが、店頭掲示メニューを見るとレストラン仕様だったので、こちらでランチをいただくことにした。後で調べたら、1927年開業という歴史あるレストランらしい。

カフェ側スペースレストラン用テーブル

入口を入って右側がレストラン、左側がカフェとして営業しているようで、カフェ側ではグランドピアノで生演奏を行っていた。(レストラン側でも見えるし聞ける)
コーラを飲みながら、料理が出てくるまでしばし演奏を楽しめるのは素晴らしい。(演奏は素人っぽかったけど・・)

Pärnu Bay Baltic herring burgers
Pärnu Bay Baltic herring burgers with roasted brown bread(€5.00)
Pärnu lahe räimepihvid röstleivaga


スープとメイン代わりの温前菜を頼んだのだが、前菜が先に出てしまった。
先にスープを出してほしいと頼まなかったのがいけないのだが、どう見ても前菜という皿には見えない。
それに、てっきり地元の魚を使ったハンバーガーが出てくると思っていたのに、全然違った。

南蛮漬風の鰊

その地元パルヌ産の鰊だが、南蛮漬けみたいな下味を付けて揚げてある。
黒い色の元はバルサミコのはずだが、醤油か魚醤みたいな発酵調味料が加わっている感じがしないでもない。
見た目の影響も大きいが、実際南蛮漬けみたいな味わいがあるのだから面白い。

そうそう、ここでも黒パンにたっぷりのバターが付いてきた。
バター好きとしては、この量は凄く嬉しいし、ここまで出てきたエストニアバターと同様に美味しいバターなのだ。

Cream of vegetable soup
Cream of vegetable soup with crispy garlic croutons and bacon(€4.00)
Aedvilja kreemsupp krõbedate küüslaugu saiakuubikute ja peekoniga


順番が逆になってしまったスープは、たっぷりの量。
南瓜ベースに人参を加えた感じで、ベーコンの旨味が出ているのでなかなかのお味。
ガーリッククルトンと書いてあったが、ガーリックは感じず。

黒パンとバター

こちらにも、黒パンとバターが付いてきた。
さすがに全部食べてしまうと、楽しみのディナーが食べれなくなると思って断念。

お会計以上でお会計は、わずか 11ユーロ

伝票を見てホテルレストランだったことに気付いたが、それにしても通常なら割高であるはずのホテルレストランでこのお値段は良心的だ。

この日の晩は別のホテルレストランで食べたのだが、こちらのレストランで食べれば良かったと思ったものだ。

※メニュー(英語版):冷前菜温前菜・スープメインデザートドリンク

【店舗詳細情報】
店名:Café Grand
電話:444-3412
営業:12:00~22:00
住所:Kuninga 25, Pärnu 80014
GPS:58.383953, 24.502426

 

【パルヌ[Pärnu]の風景】(☞ 現地掲示地図

▲左:街のメインストリート  右:街外れにある教会(鐘の音が凄い)



▲全体的に、赤レンガの建物が多く見られる



▲きれいな一軒家の建物も多いので、ビル中心の大きな街とは雰囲気が違う




▲海沿いの整備された公園を抜けて、パルヌビーチ(ホテルで地図を貰うと、真っ先に案内された)に向かうと・・


▲そこはヌーディストビーチだった。もちろん初冬&曇天のビーチは人影も無い。

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

エストニア/ハープサル [Haapsalu]:Muuriaare Cafe[Müüriääre kohvik](ムーリアーレ)

訪問:2015/10/9 17:45
評価点:総合★★☆☆☆★★★☆☆サービス★★☆☆☆雰囲気★★★☆☆CP★★☆☆☆

▲今日のルート実測(by GPSLOG)  ↑クリックで大きな画像で見れます↑

タリン市街地からレンタカーを借り、100Kmほど離れたエストニアの西端に近いハープサルという街に移動してきた。城跡と鉄道博物館があるとのことで選んだ街だ。
着いてみると、ビルと呼べるような建物がない田舎町で、インフォメーションのある街の中心の大通りも閑散としている。

街の中心から少し離れた海辺のホテルを確保したので、車を宿に置いたまま海辺のプロムナード(遊歩道)を歩いて街の中心に向かい、お目当ての城跡を拝んでから夕食を食べるレストランを物色。

後で車で出直すつもりで「ASTU SISSE! 50 BEST 2015」(☞ Eesti Maitsed - Flavours of Estonia)に載っていたレストランを狙っていたのだが、臨時休業なのか季節営業なのかお休みだっただけでなく、他に営業しているレストランらしき店が無かったのは予想外だ。
それだけ、何もない田舎町だった。

Muuriaare Cafe店内

暗くなったら徒歩で帰るには寂しすぎる雰囲気だったので、明るい内に客がたくさん入っていたこのカフェで軽い夕飯をいただくことにした。

店に入って案内を待っていると、レジカウンターに置いてあるメニューを持って適当に座るように案内。
座って待っていても、一向に注文を取りに来てくれないので観察していると、レジで注文して先に支払う必要があると悟った。ファストフード店形式で運営している店のようだ。

Mozzarella salad with fresh and sundried tomatoes
Mozzarella salad with fresh and sundried tomatoes, Kalamata olives, green salad, fresh herbs and pesto sauce(€6.50)
Mozzarellasalat värskete ja päikesekuivatatud tomatite, Kalamata oliivide, rohelise salati, värskete ürtide ja pestokastmega


前菜は、物価の安い国らしからぬお値段に期待したサラダを選んでみた。
ところが、出てきたのはなんとも貧相な皿。

葉っぱ中心で、中央部に生のトマトとドライトマト、モッツアレラという構成だが、これが千円なら日本と同じではないか。

Meatballs in tomato sauce
Meatballs in tomato sauce (5 pcs)(€3.00)
Lihapallid tomatikastmes (5 tk.)


そんなわけで、サラダの半額以下だったメイン代わりに選んだミートボールは、メインにならない皿だろうと予想していたら、しっかりした皿で出てきたのだから訳が分からない。

ソースこそプラカップ入りと、ファストフード店的な出し方だったが、北欧のミートボールらしい旨さ。日本のものとは違う味付けだし、海を隔てたスウェーデンのIKEA(イケア)で売っている冷食ミートボールとも違う。
なんというギャップだ。

Smoothie
Smoothie(€2.50)

珈琲は飲めないので、最後はカフェらしくスムージーにしてみた。
口頭で種類豊富な選択肢から選べと案内されたので、無難に苺をお願いしたのだが、お味の方も無難。

以上で総額 €12.00
メニュー豊富ながらもレストランではないので、食事をしに来る店では無いと断言できると思った。

※メニュー(英語版):食べ物系飲み物系

【店舗詳細情報】
店名:Muuriaare Cafe
電話:473-7527
営業:10:00~20:00(週末は22:00)
住所:Karja 7, Haapsalu
GPS:58.947798, 23.536640

 

【ハープサル[Haapsalu]の風景】(☞ 街掲示の地図

▲海岸線沿いにプロムナード(遊歩道)がある


▲ハープサル城[Haapsalu Piiskopilinnus](入城無料:城壁の内側から撮影・正面は有料博物館になっている)


▲左:プロムナード中央にあるレストラン(?)  右:街の中心(右側は城の城壁)


▲左:街の中心にあった建物  右:路線バス
 

【ハープサル鉄道博物館(ハープサル駅[Haapsalu raudteejaam])の風景】
エストニア情報瓦版(タリンにあった鉄道博物館からの移設展示だそうだ)


▲正面全景と案内図(案内図は鉄道博物館ではなく「ハープサル駅」となっている)
 駅構内は入場無料(24時間開放)だが、右端の建物内博物館部分のみ有料。
 博物館ではなく駅が見所になるので、城を含めた地球の歩き方の記述は現地取材無の作文と思われる


▲左:博物館の表示はこの建物だけ  右:建物裏側はホーム構造








テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

エストニア/タリン [Tallinn]:Rataskaevu 16(ラタスカエヴ16)

訪問:2015/10/9 12:00
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★★雰囲気★★★☆☆CP★★★★☆

▲タリン旧市街の街歩きルート実測(by GPSLOG)

タリン旧市街観光を終えて、ランチは昨晩満席で入れなかったこの店へ。もちろん開店時間狙いだ。

店頭には、昨晩代わりに入ったVon Krahli Aed と同様に、エストニアのレストランベスト50に選ばれたことを示す「ASTU SISSE! 50 BEST 2015」のシールが貼られていた。(☞ Eesti Maitsed - Flavours of Estonia

無事窓側席を確保できたが、予約なしで入れたのは4組だけで、その後の客はお断り。
かなりの人気店のようだ。(後で知ったが、トリップアドバイザー1位の店だった)
若いスタッフのみなさんは、よく教育されているというよりは、自分がやるべきことを自覚して動いている感じで、非常に好感を持てる接客をしていた。もちろんみなさん英語はパーフェクト。

店内窓側席fritz-kola
▲左:店内窓側席から  右:fritz-kola(€2.50)

ドリンクはいつもの通りダイエットコークをお願いしたのだが、コカコーラもペプシも置いていないと。
代わりに、ドイツのフリッツコーラ[fritz kola]というのがあるとのとで、太る元だがお願いしてみた。
確か、どこかで飲んだ記憶のある瓶だ。(ハンブルクと書いてあったので、ハンブルクで飲んだのかも?)

パンとエストニアバター

続いて、黒パンとバターに一口サイズのアミューズ。
この店でも、バターは「エストニアバター」と言って出してきた。余程エストニアバターは自慢できるものなのだろう。(日本のスーパーに置いてあるような大手メーカー製と比べたら美味しいのは確かだ)
パンは、残念ながら趣味で無かった。

アミューズ

一口サイズのアミューズは、ちょっと凝っている。
土台部分は甘くないバタークッキー風のもの。その上に、スプレッドと小さな果実とパプリカのピクルスがトッピングされている。

avokaado-suvikõrvitsa salat
avokaado-suvikõrvitsa salat(€4.90)
goji marjad, astelpajukaste

avocado-zucchini salad
goji berries, sea buckthorn sauce


前菜からは、好物のアボカドサラダを選択。
アボカドは葉っぱの下に隠れているが、パッションフルーツみたいなソースが独特。

アボカドとシーバックソーン

アボカドを撮ったというよりは、そのパッションフルーツみたいな味のオレンジソースの元となっているフルーツ(?)が気になって撮った写真がこちらだ。
goji berriesはクコの実なので、sea buckthornが該当するのだが、カタカナ表記で「シーバックソーン」という東欧で良く使われている食材だった。

krõbeda nahaga kanarind
krõbeda nahaga kanarind(€8.90)
päikese kuivatatud tomat, kartulipüree, mini savoy kapsas, porru-küüslaugu kaste

crispy skin chicken chest
sun dried tomatoes, potato mash, mini savoy cabbage, leek-garlic sauce


メインは鶏肉をチョイス。
何がクリスピーなのか分からなかったが、見栄え的にも真っ当な料理が出てきた。
ソースもフレンチっぽい感じで美味。

crispy skin chicken chestを逆方向から

逆側から撮ってみると分かるが、付け合せのマッシュポテトが独特。
日本にも黄色いジャガイモがあるが、そんな感じの芋に加えて焼トマトとかも混ぜてある。

külm sinihallitusjuustukook
külm sinihallitusjuustukook(€3.90)
passionikaste

frozen bluecheese cake
passionfruit sauce


最後は、昨晩食べ損ねたチーズケーキだ。
こちらの店は、ブルーチーズのアイスクリームと記されていたので、興味津々。

出てきたものは、チーズケーキ風のアイスクリーム。
お味の方もブルーチーズの塩辛さがしっかり出ていて、かなり美味しい。
日本で、この手のチーズケーキを出している店があったら飛びつきそうだ。
と同時に、昨晩の店でチーズケーキを頼まなかったことを悔やんだ。

お会計外観(右の建物)
▲左:お会計  右:外観(ちょうど写真撮影のカップルがいたのでパチリ)

以上でお会計は、20€ ちょうど。チップの要求も無い。(笑)

昨晩の店より安めの価格設定であるだけでなく、スタッフのみなさんが生き生きとしていて気持ちの良い滞在だった。
これなら評価されて当たり前だろう。超お勧めしたいが、予約必須だと思う。

※メニュー(英語版):店頭掲示店内提示ドリンク

【店舗詳細情報】
店名:Rataskaevu 16
電話:642-4025
営業:12:00~23:00(週末は24:00)
住所:Rataskaevu 16, 10123 Tallinn
GPS:59.436861, 24.742560

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて35年。
現在 67ヵ国を訪問
49ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。
プロフィール詳細

今後の旅行計画
4月:台湾㊺:台北・台中
5月:台湾㊻:芒果かき氷
6月:台湾㊼:芒果かき氷
8月:シンガポール
8月:マレーシア
8月:台湾
11月:マレーシア
12月:台湾
1月:マレーシア
※丸数字:累計訪問回数

今年の旅行実績
1月:マレーシア
1月:ベトナム
2月:マレーシア㉑-2
リンク:当該旅行最初の記事
昨年の旅行実績

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