エストニア/タルトゥ [Tartu]:Antonius Restoran
訪問:2015/10/11 18:30
評価点:総合★★★☆☆、味★★☆☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★★☆、CP★★☆☆☆
実質最終日の3日目は、ラトビアとの国境の町であるヴァルガ[Valga]に寄り、国境を跨いだラトビア側のヴァルカ[Valka]にも足を踏み入れてから、今日の宿泊地であるタルトゥに向かった。
▲今日のルート実測(by GPSLOG) ↑クリックで大きな画像で見れます↑
当初はラトビア側のヴァルカでランチをいただくつもりだったが、日曜日だからか目ついたレストランはすべてお休みで断念。何故かスーパーだけ3軒も開いていたので、ラトビア土産を仕込むだけになってしまった。
タルトゥでも、おなじみ「ASTU SISSE! 50 BEST」(☞ Eesti Maitsed - Flavours of Estonia)に掲載されているレストランを選んだ。今度は2015年版に掲載されているので大丈夫だろう。
店内に入ると、思ったよりもこじんまりとしていたが、雰囲気は悪くない。ホール担当も、やたらと変に笑う若い女性スタッフが気になったものの、トータルで見れば標準レベルには達しているだろう。
昨晩と同様にアラカルトレストランということで、前菜2品、メインとデザートを1品ずつ選んでみた。ちょっと面白い食材があったので、前菜は2品頼んでしまった。
まずは、アミューズ。
日本のイクラよりは一回り小さいサイズのイクラとサワークリームを合わせていただく。
イクラたっぷりに見えるが、一口で行っても日本のイクラほど主張を感じないので、ちょっと微妙な味わい。
パンは2種類、バターではなくハーブマーガリンが付いてきた。
これも、それほどパッとしない。
Carpaccio Eesti põdra sisefileest(€10.00)
vaarikakastme, 20 kuud laagerdunud juustu ja rohelise salatiga
Estonian elk tenderloin carpaccio
with raspberry sauce, 20 months aged cheese and green salad
前菜一皿目は、エストニア産の鹿のカルパッチョ。
鹿肉でカルパッチョとは珍しいと思ったのだが、見ても分かる通り自家製冷凍(すなわち急速冷凍ではない)のものを凍ったままスライスして急速常温解凍してあるので、日本の居酒屋料理みたいな質でがっかり。
肉の旨味成分は抜けてしまっていたし、何より水っぽいし食感が悪い。
Võrtsjärve suitsuangerjas(€10.00)
ahjupeedisalati, safrani-aioli, mädarõika ja mikrosalatiga
Smoked eel from lake Võrtsjärve
with beetroot salad, saffron aioli, horseradish and micro salad
前菜2皿目は、鰻だ。
調べてみたら、タルトゥの東側50Kmほどの所にある大きな湖で採れたものらしい。(養殖かな?)
葉っぱを除けて、鰻が見えるように撮ったのがこちら。
日本の鰻を普通の魚のように丸のまま蒸して食べることは無いので、はたして同じような色合いになるのか分からないが、日本の蒲焼鰻とはまったく違って普通の魚をスモークしただけって言うお味。
太さ的には同じ感じではあるものの、まったく違うものなのかもしれない。
Hautatud Võrumaa küülik(€20.00)
ürdises veinikastmes porgandipüree ja savoia kapsaga
White wine braised Võru county rabbit
with herbs, carrot purée and Savoy cabbage
メインは、ウサギ肉。鹿、鰻、ウサギと、普通では無い食材ばかりで楽しい!
こちらは、フリカッセ風でなかなか美味しくいただけた。
日本で兎を食べても美味しいと感じることは稀だが、欧州では美味しく感じる事が多いので、やっぱり種の違いかな?
日本のものよりも肉の味がしっかりしているのだ。
Antoniuse Napoleoni kook põldmarjajäätisega(€7.00)
Cake Napoleon à la Antonius with blackberry ice cream
デザートは、店名の付いたナポレオンパイ(?)を選んでみた。
断面写真の通り、いわゆるナポレオンパイでは無かったが、とりあえずはミルフィーユ仕様になっている。
残念ながら、お味の方は伴っていなかった。
以上でお会計だが、昨晩より1皿多くて3ユーロ高いだけ。
もちろん、昨晩が酷かったうえに、食材を楽しめたので良かったのだが、初日2か所で楽しんだタリンの「ASTU SISSE! 50 BEST」掲載店と比べると、かなり落ちる印象だ。
日本でも同じだが、地方都市の店に味を求めても無理なのかもしれない。
※メニュー:前菜・(英語版)、メイン・(英語版)、デザート、ドリンク
【店舗詳細情報】
店名:Antonius a la carte restoran
電話:737-0377
営業:18:00~23:00
住所:Ülikooli 15, 51003 Tartu
GPS:58.381148, 26.720585
翌日は空港となりの大型スーパーで、この旅で気に入ったエストニアバターとチーズを買ってからヘルシンキ経由で帰国した。(☞ 翌日のルート実測)
ヘルシンキからの帰国便は、先にレポートした通りJAL便では初めてのビジネスクラスにアップグレードされたので、こちらの機内食レポートが、この旅の最後の記事ということになる。
■今回の旅の費用
往復航空券: 108439円(成田<>ヘルシンキ<>タリン、16134マイル獲得)
現地宿泊費: 26728円(€248.10/4泊、うち朝食付4泊)
現地交通費: 14014円(€130.08)レンタカー&燃油・駐車場
飲食雑費等: 18192円(€168.87)
国内交通費: 2826円
旅費合計: 170199円(円高時調達の107.47円/€ 換算)
このあとは、一部後回しにしていた8月と9月の台湾旅行で食べたものを登録し、来週の3連休に出かけるマドリード旅行のレポートと続く予定だ。12~1月に5本の海外旅行が控えているので、台湾レポートは簡単に済ませたいと思っている。
【ヴァルガ/ヴァルカ[Valga/Valka]の風景】(☞ 現地掲示地図)
注:ヴァルカ[Valka]はラトビア領だが、シェンゲン協定により国境審査は無い
▲左:ヴァルガのインフォメーション
▲国境を示すポールと国名が入った標識(表と裏に記されている国名が違う)
▲左:この標識で直進がラトビアと勘違いして右折してしまったことにしておこう(笑)
▲左:ヴァルカのバスターミナル 右:ヴァルカとヴァルガの国境検問所跡(奥がエストニア)
【タルトゥ[Tartu]の風景】
▲左:丘の上の教会跡
▲左:わざと傾けて建ててある 右:メインストリート
▲左:丘の上の教会跡 右:クラシックバス(路線バスかも?)
▲左:レストラン前のタルトゥ大学
評価点:総合★★★☆☆、味★★☆☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★★☆、CP★★☆☆☆
実質最終日の3日目は、ラトビアとの国境の町であるヴァルガ[Valga]に寄り、国境を跨いだラトビア側のヴァルカ[Valka]にも足を踏み入れてから、今日の宿泊地であるタルトゥに向かった。
▲今日のルート実測(by GPSLOG) ↑クリックで大きな画像で見れます↑
当初はラトビア側のヴァルカでランチをいただくつもりだったが、日曜日だからか目ついたレストランはすべてお休みで断念。何故かスーパーだけ3軒も開いていたので、ラトビア土産を仕込むだけになってしまった。
タルトゥでも、おなじみ「ASTU SISSE! 50 BEST」(☞ Eesti Maitsed - Flavours of Estonia)に掲載されているレストランを選んだ。今度は2015年版に掲載されているので大丈夫だろう。
店内に入ると、思ったよりもこじんまりとしていたが、雰囲気は悪くない。ホール担当も、やたらと変に笑う若い女性スタッフが気になったものの、トータルで見れば標準レベルには達しているだろう。
昨晩と同様にアラカルトレストランということで、前菜2品、メインとデザートを1品ずつ選んでみた。ちょっと面白い食材があったので、前菜は2品頼んでしまった。
まずは、アミューズ。
日本のイクラよりは一回り小さいサイズのイクラとサワークリームを合わせていただく。
イクラたっぷりに見えるが、一口で行っても日本のイクラほど主張を感じないので、ちょっと微妙な味わい。
パンは2種類、バターではなくハーブマーガリンが付いてきた。
これも、それほどパッとしない。
Carpaccio Eesti põdra sisefileest(€10.00)
vaarikakastme, 20 kuud laagerdunud juustu ja rohelise salatiga
Estonian elk tenderloin carpaccio
with raspberry sauce, 20 months aged cheese and green salad
前菜一皿目は、エストニア産の鹿のカルパッチョ。
鹿肉でカルパッチョとは珍しいと思ったのだが、見ても分かる通り自家製冷凍(すなわち急速冷凍ではない)のものを凍ったままスライスして急速常温解凍してあるので、日本の居酒屋料理みたいな質でがっかり。
肉の旨味成分は抜けてしまっていたし、何より水っぽいし食感が悪い。
Võrtsjärve suitsuangerjas(€10.00)
ahjupeedisalati, safrani-aioli, mädarõika ja mikrosalatiga
Smoked eel from lake Võrtsjärve
with beetroot salad, saffron aioli, horseradish and micro salad
前菜2皿目は、鰻だ。
調べてみたら、タルトゥの東側50Kmほどの所にある大きな湖で採れたものらしい。(養殖かな?)
葉っぱを除けて、鰻が見えるように撮ったのがこちら。
日本の鰻を普通の魚のように丸のまま蒸して食べることは無いので、はたして同じような色合いになるのか分からないが、日本の蒲焼鰻とはまったく違って普通の魚をスモークしただけって言うお味。
太さ的には同じ感じではあるものの、まったく違うものなのかもしれない。
Hautatud Võrumaa küülik(€20.00)
ürdises veinikastmes porgandipüree ja savoia kapsaga
White wine braised Võru county rabbit
with herbs, carrot purée and Savoy cabbage
メインは、ウサギ肉。鹿、鰻、ウサギと、普通では無い食材ばかりで楽しい!
こちらは、フリカッセ風でなかなか美味しくいただけた。
日本で兎を食べても美味しいと感じることは稀だが、欧州では美味しく感じる事が多いので、やっぱり種の違いかな?
日本のものよりも肉の味がしっかりしているのだ。
Antoniuse Napoleoni kook põldmarjajäätisega(€7.00)
Cake Napoleon à la Antonius with blackberry ice cream
デザートは、店名の付いたナポレオンパイ(?)を選んでみた。
断面写真の通り、いわゆるナポレオンパイでは無かったが、とりあえずはミルフィーユ仕様になっている。
残念ながら、お味の方は伴っていなかった。
以上でお会計だが、昨晩より1皿多くて3ユーロ高いだけ。
もちろん、昨晩が酷かったうえに、食材を楽しめたので良かったのだが、初日2か所で楽しんだタリンの「ASTU SISSE! 50 BEST」掲載店と比べると、かなり落ちる印象だ。
日本でも同じだが、地方都市の店に味を求めても無理なのかもしれない。
※メニュー:前菜・(英語版)、メイン・(英語版)、デザート、ドリンク
【店舗詳細情報】
店名:Antonius a la carte restoran
電話:737-0377
営業:18:00~23:00
住所:Ülikooli 15, 51003 Tartu
GPS:58.381148, 26.720585
翌日は空港となりの大型スーパーで、この旅で気に入ったエストニアバターとチーズを買ってからヘルシンキ経由で帰国した。(☞ 翌日のルート実測)
ヘルシンキからの帰国便は、先にレポートした通りJAL便では初めてのビジネスクラスにアップグレードされたので、こちらの機内食レポートが、この旅の最後の記事ということになる。
■今回の旅の費用
往復航空券: 108439円(成田<>ヘルシンキ<>タリン、16134マイル獲得)
現地宿泊費: 26728円(€248.10/4泊、うち朝食付4泊)
現地交通費: 14014円(€130.08)レンタカー&燃油・駐車場
飲食雑費等: 18192円(€168.87)
国内交通費: 2826円
旅費合計: 170199円(円高時調達の107.47円/€ 換算)
このあとは、一部後回しにしていた8月と9月の台湾旅行で食べたものを登録し、来週の3連休に出かけるマドリード旅行のレポートと続く予定だ。12~1月に5本の海外旅行が控えているので、台湾レポートは簡単に済ませたいと思っている。
【ヴァルガ/ヴァルカ[Valga/Valka]の風景】(☞ 現地掲示地図)
注:ヴァルカ[Valka]はラトビア領だが、シェンゲン協定により国境審査は無い
▲左:ヴァルガのインフォメーション
▲国境を示すポールと国名が入った標識(表と裏に記されている国名が違う)
▲左:この標識で直進がラトビアと勘違いして右折してしまったことにしておこう(笑)
▲左:ヴァルカのバスターミナル 右:ヴァルカとヴァルガの国境検問所跡(奥がエストニア)
【タルトゥ[Tartu]の風景】
▲左:丘の上の教会跡
▲左:わざと傾けて建ててある 右:メインストリート
▲左:丘の上の教会跡 右:クラシックバス(路線バスかも?)
▲左:レストラン前のタルトゥ大学