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アイルランド.Dublin:The Chameleon

訪問:[2010/5/29 20:20]
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★☆☆
アイルランドの首都ダブリンの飲食街でもっとも有名な Temple Bar
有名なアイルランドバーの店名を意味するものと思っていたら、そのバーのある地域一帯を指す地名だった。もちろんお店の「Temple Bar」(一種の屋台街になっていた)も覗いてみたが、身動き取れないほどの混雑で退散し、周囲をウロウロ物色して見つけたのがこのインドネシア料理店。店頭だけでなく、ドアにもいっぱい受賞の証が貼りつけられていた。

店頭には受賞の証がいっぱい

旅行先では郷土料理を食べる方針だが、こういった観光客が集まる場所での郷土料理は高いだけで量産手抜料理であることが常なので、直近を含むたくさんのアワードを受賞している店を探したのだ。この店は、ミシュランならぬブリジストン(Bridgestone Best Restaurants In Ireland)で1996年から15年連続して受賞しているし、その他複数のアワードも受賞しているから、前に紹介した過去の栄光で煽る店とは根本的に違う。

ドアにも受賞証が所狭しと 食べた料理は店頭にお勧めとして掲示されていた

店内に入ると、いかにも現地の観光客向けレストランといった雰囲気。ただし、現地のようにオープンエアではなく狭い空間。これは、都心立地だから仕方ない。2階に広いフロアがあるようだが、案内されたのは狭い1階席カウンター横。
テーブルにはナイフとフォークに加え、最初からお箸もセットされている。さらに中央には何やらコンロみたいな器具がデンと構えていたが、席に着くと同時に中にセットされたロウソクに点火。

テーブルセッティング

何に使うのかと思っていたら、その上に料理の皿を置いて冷めにくくするみたいだ。
でも、こんな弱々しいロウソクの炎で、皿の温度をキープできるのだろうか? 単なるパフォーマンスという感じも。

お願いしたのは、店頭にお勧めとして貼られていた7皿コースの Komodo(€25.00)
おひとり様でもOKとのことで助かった。

まず最初に薬味一式。

最初にセットされる薬味一式

ドライココナツみたいなもの、チリソース、醤油系のソース、ピクルスという構成。
料理はこの後に出てきた皿も含めて丁寧にひとつひとつ説明してくれたが、ココナツの部分が聞き取れなかったので予想ベース。

続いて、3品盛り合わせの皿が、例の疑似コンロの上に運ばれてきた。

3品盛り合わせ

手前から順に、
Kari Jawa(A rich flavoursome Javanese Lamb curry)は、タイのグリーンカレーを辛みを抑えてココナツミルクを増強してまろやかにした感じのもの
Babi ketjap(Babi kecap, confit of Fermanagh black poke in star anise、註:Fermanaghはアイルランドの地名)は、ソースだけややエスニック調だったが、中華の豚の角煮という感じ
Satay ayam(Free range chicken satay in our peanut sauce)は、マレー半島でおなじみのサテにインドネシア定番のピーナツソースでいただく
どれも期待以上に洗練された味で、さすがに連続してアワードを受賞しているだけあると思う。

実は、一皿終わって次の皿が出てくるわけではなく、上記3品盛りの写真を撮っていたら次々と他の料理も出てきてあっという間に全品揃ってしまった。ゆっくり時間をかけて食べる店ではないなと。

Cumi cumi goring(Crispy fried squid rings, lightly spiced)は、ちっともクリスピーではない単なるイカリングフライ。確かに少しだけスパイシー。Cumi cumi goring

Wok seared greens(Seasonal Irish greens, toasted sesame seeds, sautéed onions)は野菜炒めだが、炒め物にはあまり適さないと思える野菜が中心であるうえ、ちっともインドネシアらしくなく期待外れ
Wok seared greens

Asinan(A salad of Chinese leaf, with a galangal & shallot dressing)は、上の野菜炒めと同系列の素材だし、ドレッシングもインドネシアらしさが出ていない気がした。
Asinan

Bami goreng(Wok fried noodles with ginger, garlic & beansprouts)に至っては、完全に中華味の焼きそば。どうもインドネシア料理と名乗っているものの、半分は他のアジア諸国の料理に近いものだった。
Bami goreng

上記の料理群にJasmine riceを加え、焼きそばと薬味を除いた全料理を盛った皿がコレ↓
Bami goreng


これと、食べログ側に登録してあるインドネシアで食べた料理の写真と比較してみれば、インドネシア料理とはかなり趣が異なることがわかるだろう。
どうぜ、インドネシアなんてわかるわけないんだから、といった姿勢が見えてきてしまう。

ただし、調理技術水準としては優秀だと思う。インドネシアでもマレー半島でも、ここまで洗練された調理となると、ちゃんとしたレストランでなければ食べられないだろう。

さらに驚いたのは、他の客が頼んでいたビール。
当然、アイルランドを代表するギネスビールだと思っていたら、なんとアサヒの小瓶がデフォルトらしい。

聞いてみると、こちらの人に随分と好評なんだそうだ。日本の瓶ビールをアイルランドで見ることが出来るとは想定していなかったので驚いたが、ある意味純インドネシア料理店ではなく、アジア料理屋であることを示しているような気がした。

何も短期間のアイルランド旅行でアジア料理を食べに行く必要はないと思うが、現地滞在者や長い旅行で出かけている場合は、十分おすすめできると思う。
HPにメニューや受賞している各種アワードの情報など詳細情報が載っているので参考に。


店名:The Chameleon
電話:(01)6710362
住所:1 Lower Fownes Street, Temple Bar, Dublin

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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

アイルランド.Doolin:Gus O'Connor's Pub

訪問:[2010/5/28 12:20]
評価点:総合★★★☆☆★★☆☆☆サービス★★★☆☆雰囲気★★★★☆CP★★★☆☆
アイルランドのガイドブックで景観の良い場所とのことで必ず大きく取り上げられているモハーの断崖(Cliffs of Moher)は、世界中をあちこちレンタカーで旅している私にとっては、他にもっとすごいところがたくさんあると思えるようなガッカリな内容だった。高い駐車場代(€8.00)を取って立派な施設を作るよりも、自然体で残しておけば良いのに・・と思ってしまった。断崖の上に行けるわけでもなく、かなり欲求不満の観光名所だった。

モハーの断崖(Cliffs of Moher)

目指したのは、そのすぐ隣にある街 Doolin にあるこの店。
恐らく数百人といった程度の人口にモハーの断崖目当ての10軒程度の宿の客が店のターゲットになるのだろうが、あまりにも外観が立派で規模が大きいのには予想外。

O'Connor's 外観

地球の歩き方に「数々の賞に輝いており」などと煽られていたパブだが、そもそもアイルランドにはそういった賞がたくさんあるようで、賞の証を店の前にこれでもかとそれらのプレートを掲げている店が多い。この街でも、遠目で分かるほど十数枚ものプレートを掲げている店が中心部にあったので、こういったガイドブックに(広告料を払っているかは知らないが)掲載してもらうことで繁盛した店ではないだろうか。

Dining Pub of the Year 2002Irish Pub of the Year 2002

やはり、というか「地球の歩き方」の取材能力の無さを痛感した店だ。空港から街に出る個人旅行者には必須の交通機関すらロクに取材できていないガイドブックに、レストランの取材など望む方がおかしいだろうが、なぜ載せているのか不思議なぐらいだ。賞よりも暖炉や古いミシンをテーブルにしていたりする店内の雰囲気を取り上げるのが普通だろう。

店内の暖炉。冬季に使っているのかは不明 古いミシンを転用しているテーブルもある渋い内装

メニューにそれほど魅力的な料理が無いのはパブだから仕方ないが、その中に「Award winning Burren Smoked Salmon(€12.95)」というのが目につき、それをお願いした。
Salmon served with capers and salad. Server with home-made brown bread.と注釈が記されているが、セリアック病に対する注意書き(Bread is not Coeliac friendly)が記されていた。日本では見たことないなぁ。

  


かなり期待して出てきた皿がこちら。

Award winning Burren Smoked Salmon(€12.95)

厚切りのスモークサーモンがたっぷり。ケッパーも日本で食べるものよりもかなり大粒。
早速食べてみたが、ガッカリの味だった。というのも、最近こそ少なくなっているものの、昔の欧州旅行ではスーパーで大好物のスモークサーモンを買って食べていたが、そのものずばりの味だったからだ。
自家製ならもっと塩分が少なくても良いはずだが、これだけの量を塩分強めの味付けでいただくには、かなり頑張らないと難しい。ビールのおつまみだからこれで良いのかもしれないが・・

Home-made brown bread

アイルランドでは普通に出てくるブラウンパンは割と美味しかったが、わざわざ出かけて損した気分になったのは事実だ。

店名:GUS O'CONNOR'S
電話:065-7074168
住所:Fisher St, Doolin, Co. Clare

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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 64ヵ国を訪問
46ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

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今後の旅行計画
6月:クロアチア②,スロベニア
6月:台湾
7月:イタリア⑰、スイス
8月:台湾
8月:英国⑦,北アイルランド
9月:オーストラリア
10月:セルビア
11月:ベルギー⑥、スペイン
年越:台湾
1月:モルディブスリランカ
2月:ベトナム
丸数字:累計訪問回数

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