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フランス/ペルピニャン[Perpignan]:Les Antiquaires

訪問:2016/5/7 12:00 (☞ ミシュラングリーンガイドの紹介ページ
評価点:総合★★☆☆☆★★☆☆☆サービス★★☆☆☆雰囲気★★★☆☆CP★☆☆☆☆

外観店内

前夜の候補だったもう1軒の店。
ミシュランの口コミが悪いので前夜はパスしたのだが、最近日本では減っているTraditionalタイプのフレンチは好きなのと、メニューに好物の食材が並んでいたので出かけたものの、完全に裏切られた。
やっぱり、ミシュランサイトの口コミは信じるべきだった。

わが地元埼玉フレンチに多いご夫婦で営む店の様だが、奥様の接客が英語を話せない点を差し引いてもよろしくない。愛想がないし、何もかもつっけんどんな感じ。(埼玉フレンチでも、この手の奥様の接客に遭遇することが時々あるので、旦那の趣味にいやいや付き合っているんだなぁ、と思ってしまう。特に客を呼べる腕のあるシェフの奥様がこれだと最悪。店に出さない方が良いのではと、シェフにアドバイスしたくなるのだ)

25・35・45ユーロの3種類あるコースから選んだのは、Menu A 35€
好物のフォアグラとリドヴォーが選択肢にあったことが決め手だ。(昨晩店頭で確認した)

アミューズスープの中身
mise en bouche

アミューズは、生ハムをたっぷり入れたクリームスープ。
ハムが強すぎて塩辛いし、たぶん卵黄を加えてある感じだったが、カルボナーラソースにしても旨味成分のバランスが悪く、この段階でシェフの実力を悟ってしまった。昨日とは大違いだ。

Foie Gras au Torchon
Foie Gras au Torchon

前菜は、期待のフォアグラを選んだが、不味くは無いものの質が伴っていない印象。
やや強めのアルコール分も気になったが、フランス産のフォアグラでも安物を使っているのだろう。
この傾向は、この後の肉料理で顕著に表れていた。

パンフォアグラ用のパン

パンは巨大サイズであるものの軽くて味のないもの。
しっかり温めてあったので、バターがほしいところだが、当地はバターを出す慣習は無いようだ。

フォアグラについてきたパンは、単なるトースト。
ちゃんと布に包んで出す店もあるので、平皿にそのままっていう点でも格下の店であることが分かる。

Saint jacques roties
Saint jacques roties a la creme balsamique

家内は珍しくフォアグラを頼まず、帆立を選んでいた。
ちょっと味見をした感じでは、それほど悪くは無いものの酸味を立てたバルサミコ風味のクリームソースがイマイチ。
帆立は、平べったく2枚にカットしてからソテーしてあった。

Carre d'Agneau
Carre d'Agneau au jus de thym et miel

メインは、例によって羊肉。この肉質が酷かった。
ここまで美味しくない羊肉はフランス料理では使わないはずで、インドカレーで煮込む際に利用する安物のマトンに匹敵するほど。骨のサイズから見れば、ラムであることは確かなのだが・・

ソースは、スペイン領を含むピレネー山脈の東側地域では共通という感じ。
アンドラとルションの店で出てきた皿よりはマシではあるものの、香草に頼りすぎて美味しいものではない。

Ris de veau aux Morilles
Ris de veau aux Morilles(+5€)

家内の頼んだ大好物のリドヴォー(5€加算)も酷かった。肉質なんて、あったものじゃない。

このリドヴォー、フォアグラ以上に肉質の差が極端に出るので、下手な店で頼んだら悲惨なものを食べさせられる代表的な食材だが、まさかミシュラン推奨店でこんな質の悪い食材を使うとは驚きだ。
20ユーロのムニュで出てきたのなら諦めるが、倍の価格を出しているのにだ。

ソースも旨味の少ないクリームばかりという感じで、一昔前の日本の洋食屋で出てきたようなものだ。
古典フレンチは好物だが、手法も何もかも昔のままでは美味しいわけがない。数十年前の技術のままでやっているのだろう。

Ganache de Chocolat Noir
Ganache de Chocolat Noir aux Cerises Confites

デザートはガナッシュチョコを選んでみた。

チョコケーキをアップ

写真の通りチョコは濃厚なものの、ソースが薄くて安っぽい。
トッピングのチェリーは美味しかったので、ちょっと惜しい感じも。

Ile flottante
Ile flottante

家内は内容がわかないものに博打を打ったようだ。
出てきたのは、メレンゲのデザートに、私のデザートにも使われていたソースを敷いたもの。手抜きだなぁ。

メレンゲのデザートは、イートン・メス[Eton Mess]で代表されるイギリスのデザートだと思っていたが(例:Francine'sThe Priory Restaurant、他)、イタリアにも普通にあるみたいだし(☞ Vecchio Conventino@越谷)、フランスにもあるようだ。

お会計

結局、土曜日の昼だというのに1時間半の滞在中に客は1人も来なかった。
フランスのテラス席のあるレストランは、入る店と入らない店が極端に表れていることを良く見かけるが、地元民にまった評価されていない店であることは間違いないだろう。

フランスでは絶大な信頼感のあったミシュラン旅行ガイドも当てにならないものだ。
ダメな店は即刻削除する方針だと思っていたが(実際訪問した何軒かで確認している)、この店が何年も残っているのは納得できない。
ミシュラン掲載店であっても、トリップアドバイザーの評価が良くない店は避けた方が良さそうだ。

※メニュー:アラカルトコース①デザート食前酒

【店舗詳細情報】
店名:Les Antiquaires
電話:04 68 34 06 58
営業:12:00~14:00、19:30~22:00
定休:月曜日・日曜夜・1月中旬・6月下旬~7月中旬
住所:Rue Michel Torrent - 66000 Perpignan
GPS:42.698523, 2.897497 (☞ Bing Map


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【ペルピニャン [Perpignan] の風景】 (☞ 街の掲示地図











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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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