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フランス/サン・ジロン[Saint-Girons]:L'Auberge d'Antan

訪問:2016/5/4 20:00(☞ ミシュラングリーンガイドの紹介ページ
評価点:総合★★★★☆★★★☆☆サービス★★★★★雰囲気★★★★☆CP★★★★☆
今日の宿は、ピレネー山脈沿いに東進したサン・ジロン [Saint-Girons]にあるシャトーホテル。
前夜、愛用している Booking.com で地図を頼りに探して見つけた宿だ。


▲今日のルート(by 2台目のGPSLOGもスイッチ不良で最期)  ↑ クリックで大きな画像が開きます ↑

確かに広い庭を持つ荘園領主の家という感じだったが、日本人がイメージするシャトーホテルとはかけ離れているし、見るべき内装も無かったので、シャトーホテルとしての紹介は見送ることにした。(☞ 宿泊した古城ホテル・シャトーホテル一覧

外観入口ドア

そのシャトーホテルの隣にあるレストランがグリーンガイド掲載店だったので、今日のディナーはここでいただくことにしたのだが、どこぞの山小屋かと思わされる外観に驚かされた。欧州の山小屋はきれいで外観も良いものが多いが、日本同様の最低限の建物っていう感じ。

かまどと焼き場焼き場

中に入ると外観よりは立派な山小屋だった。
かまどがあるし、炭火の焼き場も客席側から見えるように配置されていて、100名近く収容できそうな広さ。
オープンキッチンではないが、注文が入ると大きなブロック肉を焼いていたし、かまどでは後から出てくるチーズ乗せマカロニの加熱に使っていた。(ピザも焼けそうな感じ)

コースでもアラカルトメニューから選べるとのことで、温前菜+主菜+デザートの「Le Gourmand 33 €」と、冷前菜+主菜+デザートの「Le Gascon 30 €」をお願いして、料理を別々に選ぶことにした。
店内が暗く、混雑していたこともあってフラッシュも使えなかったことから、画像が汚い点はご容赦を。

テーブルセッティングLa soupe
La soupe(単品:€6.00/人)
Soupière de garbure du chaudron au cochon de Serge Cazaux

The Soup
Cabbage soup tureen cauldron pig Serge Cazaux


最初にパンとスープ皿が用意され、大きな器に入れられた大量のスープが置かれた。
スープを頼んでいないと言うと、わざわざ英語版メニューを持ってきてくれて Our menus start with the soup と記されている部分を指さしながら、コースにはスープが付いているという。
フランスでは英語が通じるだけでもありがたいが、ここまで丁寧な対応をしてくれたのは初めて。

Soupière de garbure

本来自分たちでスープ皿に好きなように盛るらしいのだが、勝手が分からない様子を見てよそってくれたのがこちら。スープと言うよりは、豚肉の煮込み料理でボリューミー。

肉は内臓肉やくず肉が中心だが、しっかり煮込まれていて、肉よりもスープの方が非常に美味だ。塩を足して味を決めていなければ、良い出汁になること間違いなしのスープだった。
家内の皿には、ほほ肉らしき塊が入っていたそうで、肉が美味しかったと。

お代わりもご自由にと器を置いていったが、そんなことしたら後が続かなくなってしまうので、残念ながら1杯で断念。

Mi-cuit de foie gras
Mi-cuit de foie gras sur pain d'épice, aux poires et gelée de coing(単品:€10.00)
Half-cooked foie gras on gingerbread, pear and quince jelly


冷前菜から選んだのは、やっぱりフォアグラ。(笑)
でも、出てきた皿はコンフィの類だという予想を裏切って、混ぜもの入りのテリーヌ仕立てでがっかり。ここまで大量に余計なものが入っていると、もはやフォアグラの味わいは無くなってしまう。

Rostie de foie gras
Rostie de foie gras, pommes et sauce morilles(単品:€13.00)
Rostie foie gras, apple sauce and morels


温前菜から選んだのも、やっぱりフォアグラ。(大笑)
こちらはスペルが違うので怪しいとは思ったが、概ね予想通りのフォアグラのローストが出てきた。

フォアグラの本場のお隣の州なんだけど、質的には残念かな。値段が安いので仕方ないか。
ソースも、良い出汁になりそうな美味しいスープを出してくるのに、決まっていない。

Poisson de la marée
Poisson de la marée, au jus vert et aioli(単品:€18.00)
Fish of the tide, aioli and grenn juice


家内のメインは、無難に魚料理。
英語ぺらぺらではないものの、一生懸命英語で魚の種類を説明してくれたおじさんの好感度高し。

魚料理の断面

鮮度を求めるような立地ではないので、出てきたのは甘塩の白身魚。
スペイン国境近くとあって、アイオリソースをメインの魚料理に持ってくるところも貧弱。

Cochon de lait rôti
Cochon de lait rôti à la broche et son farci(単品:€18.00)
Roast suckling pig on a spit and stuffed


私は乳飲豚を発見したので、迷わずチョイス。
ポルトガルとスペインで数軒ずつ食べている大好物だが、フランスバージョンは初めてだ。

これまた予想とは違った皿が出てきた。英語版のstuffedを見落としていたことにも起因するが、たぶん子豚の皮を残して中をくりぬき、そこに詰物をして焼き上げたミートローフがメイン。トッピングとして、中をくりぬいた際に発生する屑肉を煮込んだものを乗せてあったが、これでは他国の乳飲豚料理とは比較できない。

しかし、ソースに関してはさすがフランスという良い味だった。
ほぼスープという感じだが、濃厚な豚の出汁と濃すぎず薄すぎずの塩加減。
肉には付けず、パンに付けていただいてしまった。

別皿の根野菜のロースト

どちらの料理に付いてくるのか分からないが、別皿で煮込んだ根野菜をローストした皿が出てきた。
この地方特産の野菜なんだそうで、例のおじさん、現物をわざわざ持ってきて見せてくれた。(写真を取り忘れた!)

確かに牛蒡とかその中間的な味わいのある野菜達で、味が濃厚ながらもクセは少なめ。これは美味しい。

かまどチーズマカロニ

それから、例のかまどを使って大量生産していたマカロニ焼きが、二人別々に出てきた。
見ていると、皆さんに出しているようだ。

チーズは地元のチーズだと言っていたが、マカロニが多すぎてチーズが足りず、こちらは残念なお味。
サービスは良いんだけど、質を上げてほしいなぁ・・

flambés au rhumflambés au rhum
Millas de Jojo et pommes, flambés au rhum(単品:€8.00)
Millas Jojo and apples, flambéed with rum


最後のデザート、私が選んだのはリンゴと Millas Jojo(何か不明)のラム酒フランベ。
ちゃんと席の前でフランベしてくれるって、高級店みたいだ。

Millas de Jojo et pommes

火が消えるのを待って、できあがり。
左のスライスは、イタリア料理のポレンタにチーズを少し加えた感じの密度の高い蒸しパン風。
フランベしたラム酒と甘いシロップが加わって、さっぱり美味しいデザートに仕上がっていた。

Moelleux au chocolat
Moelleux au chocolat BIO de St Domingue(単品:€8.00)
Chocolate cake BIO St Domingo


家内が選んだデザートは、消去法で残ったというチョコレートケーキ。
説明していただいた際に、アイスクリームが付くというので決めたみたい。

ムイルの断面

ナイフを入れてみると、家内の好きなフォンダンショコラだった。
Moelleux(ムイル/ムワール)という単語は見たことがないが、画像検索をかけると同じようなケーキがずらりと並んで出てきたし、日本語名でもそれなりにあったのでデザート好きの方には有名なのかも?

ただし、チョコレートにも拘りがあるような記述だったが、お味の方は平凡だったみたいだ。
アイスクリームの内容は、聞くのを忘れた。

以上でお会計だが、アラカルトで頼むよりも1人当たり12ユーロも安くなった。
アラカルトから自由に選べるムニュを見ることはそれほど多くはないが、ランチと違って満足度の高いディナーになった。

※メニュー:スープ・前菜・メイン(英語版)デザート・コース(英語版)

【店舗詳細情報】
店名:L'Auberge d'Antan
電話:05 61 64 11 02
営業:19:30~(ランチは不明)
定休:月曜日、土曜昼、日曜夜
住所:Avenue de la Résistance 09200 Saint-Girons
GPS:42.977360, 1.146364 (☞ Bing Map


フランスのレストランレビュー一覧
 

【サン・ジロン [Saint-Girons] の風景】

▲堰が川の流れに沿って延々と築かれているのは珍しい


▲この程度しか見るところのない、普通の田舎街だった
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ジャンル : グルメ

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