ビジネスクラス機内食/スイス航空[SWISS]:成田(NRT)⇒チューリッヒ(ZRH)
搭乗:2016/2/4 LX161便
評価点:総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★☆☆
2月の海外旅行第一弾は、1月に出かけたスペインのテネリフェ島のすぐお隣にある、ポルトガルのマデイラ島が目的地。
何も片道17時間もかけて、しかも途中で1泊しなければたどり着けないような離島に分けて行く必要もないのだが、周遊旅行が出来なくなってしまったANAの特典航空券の改悪を受けて、それではと改善された部分を利用して遠距離旅行を楽しもうではないかと考えた。過去の制度では105000マイル必要だったが、制度改悪(?)のおかげで95000マイルで往復できる。
ついでに、機内食の印象がすこぶる良かったLOTポーランド航空が東京就航決定というニュースを見て、是非とも乗りたいと思い(☞ 2013.10 コペンハーゲン⇒ワルシャワ、ワルシャワ⇒ブダペスト)、なんとか日程を合わせて特典航空券を確保した。
当時のレビューで北京経由しか無いので難しいと書いていたが、飛びついてしまったというわけだ。

さて、いつもの通り往路最初のビジネスクラス機内食レビューを、チューリッヒ空港のラウンジから即日登録でお届けしよう。今回は1年3ヶ月ぶりのスイス航空(スイスインターナショナルエアラインズ)だ。(☞ 前回のLX161便搭乗レポート)
お気に入りのオーストリア航空や、トルコ航空は、最近は特典航空券ではまったく取れなくなってしまったので仕方ない。
成田空港のラウンジは、いつものANAラウンジ。食レポートは、昨年末のエアージャパンで変化を書いてあるので省略する代わりに、シャワールームについて初めて紹介しておこうと思う。
というのも、JALラウンジのシャワールームと比べて、非常に優秀であることが分かったからだ。


今年3月まで7年間ANAのプラチナ会員であることもあり、ANAのシャワールームが当たり前の仕様だと思っていたのだが、昨年取得したJALの上級会員資格でJAL側のシャワールームを使ってみると、非常に見劣りしていた。
ビジネスクラスラウンジだけかと思っていたら、その後最上級会員資格を取得してファーストクラスラウンジのシャワーも使えるようになって驚いたのは、ファーストクラスでもANAのビジネスクラスよりも劣るという始末。
その差は、上の写真にある豊富なアメニティで一目瞭然だ。JALはファーストクラスラウンジでもポンプ式で個別包装ではないし、その他の物も必要なものをカウンターで事前に申告しなければ渡してくれない。
JAL側で初めて使ったのはビジネスクラス側だが、備品だけでなく、その狭さにも驚かされてしまったのだ。
ANA側で唯一気になっていた個室の床を素足で歩かなければいけなかった件が、使い捨てスリッパが用意されて解決していたのにも驚いた。元々JALより断然優秀だったのに、さらなる上に向かって改善していたのだ。
一番よく使う欧州路線のJALの機内食はダメだし、プレエコの当日アップグレードは3万円の有償だし、2年後はANAに戻ることになってしまうかなぁ・・
ウオッチしていないけど、客を犠牲にしてまで利益追求しか眼中無しだったANAのトップが変わったのか、あるいは最初はともかく5つ星のレーティングに相応しくなろうと努力しているからか?

さて、スイス航空の機内食に移る前に、独特なアメニティーの紹介。
写真の通り、毛糸の帽子に入って出てきた。
中身は、歯ブラシ・靴下・耳栓・リップクリーム・アイマスクと、きわめて標準的な内容。


離陸前のウエルカムドリンクは、シャンパンかオレンジジュースの選択で変化なし。
ついでに、旧式のモニターとコントローラも変わらず。離陸後は、全員強制でNHKニュースを見させられてしまう。
北朝鮮のミサイル発射予告の影響か、札幌の東側を迂回して飛ぶルートは、初めてだ。


離陸後の食前酒のおつまみは、前回の袋入りナッツかポテチの選択から、皿に入って温められたナッツ3種に改善されていた。アーモンド、クルミ、マカダミアと内容的にも申し分ない。
しかし、バスケットからパンやバター・オリーブオイルを自分で取らされるという運用は変わらず。後部座席だからかもしれないが、前回はパンが4~5種類あったと書いてあるのに、3種類しか無い。ドイツ系のパンが減ったみたいだ。

三國シェフのプロデュースメニューも健在だが、前回は往復ともプロデュースメニューで外していたので、今回は通常メニューから選ぶことにした。ちなみに、和食が一切ないのは変わらず、最初の注文時にはメイン料理の選択しか聞いてこなかったので、前菜は選ぶ余地は無いみたいだ。サービスは、さらに悪化したと考えるべきかな。
コーラもエコノミークラスと同様に1.5Lのペットボトルから気抜けコーラを注がれる。

前菜:ローストビーフ、バルサミコソースと共に
前菜は3択(うち1種は三國メニュー)のはずだが、有無を言わさず出てきたのがこちら。謝罪も説明も無い。
最後部席だから余り物になるのかもしれないが(そもそも前日のネットチェックインでも座席は最後部しか選べなかったので、特典航空券は扱いが低いのかも?)、運よく予定していた料理が運ばれてきた。
絵にはなっているけど、パサパサのローストビーフをここまで薄く切ってしまったら、ローストビーフの体をなしていない。丸めようにも崩壊してしまうし、最悪の料理だ。
製造委託先の問題が大きそうな気がするが、この技術力だと間違いなくANAのケータリング会社だろう。

3択のうちの1つはサラダだったが、こちらは別のサラダだろう。
ドレッシングがメーカーブランド品から無印品に変わっていた。味のあるトマトは変わらず。

前回の経験から量的に少ないだろうと見て、パンは2種類選んでみた。
どちらも美味しくいただけたので、ANA欧州路線のパンの改善と関係があるのかもしれない。

若鶏のバスク風、ベーコンとトマトソースと共に
ジャガイモのロースト、スナップエンドウ、ニンジン
4択のメインからは、バスク風という名に釣られて鶏肉をチョイス。
魚料理にしようか、スイス名物のラクレットにしようかかと悩んだ結果だが、失敗した。
欧州の鶏肉料理は、分厚い胸肉であることが多いという事を忘れていたのだ。

みるからに丸々太った分厚い胸肉。
皿が出てきた時に、しまった!と思ったわけだ。

これが味わいのある地鶏ならマシなのだが、ごく普通の鶏肉。
しかも、下味が付いていないので、パスタソースのような安直なトマトソースと合わせていただくしかない。
エコノミーならともかく、ビジネスクラスで鶏肉料理を選んではいけないという教訓だ。

スイスおよび世界各国のチーズ・セレクション
前回はワゴンで供されたデザートだが、廃止されていた。
品目的にもフルーツが無くなっているので形にならないからだろうが、チーズとケーキの皿を見せてどちらにするかという具合で聞いてきた。

洋梨のタルト
もちろん両方をいただいたわけだが、ケーキは三國シェフのプロデュース品。
悪くは無いんだけど、この程度のケーキだとミクニブランドは終わったな、といった印象になってしまう。
核となる部分が平凡すぎるのだ。


スイス・チョコレート
食後の珈琲のお供は、チョコレート。箱の中から自分で選んで取る形式。
スイスのチョコレートは美味しいと分かっているので3つ取ったら、反対側から回ってきた時にもっといるかと出してくれた。
以上で、最初の食事はおしまい。
ちょっと横になっていたら、3時間後に回るはずの中間食をもらい損ねてしまった。
回収時に発見して「横浜馬車道あいす」だけ出していただいたが、中間食が前回と同様のハムサンドだったかは不明。
到着4時間前には、ペットボトル水と2度目の中間食(おにぎりとサンドイッチ)を配りに来た。
最初から席にはエビアンのペットボトルが用意されていたのだが、2本目のペットボトル。
この後が乗継便でなければ喜んで持ち帰るのだが、乗継便では没収されてしまうので遠慮することにした。
2度目の中間食(1度目と同じ?)も魅力が無いのでパスしたが、トイレのついでに寄ったギャレーに置かれていたチョコレートの余り物をいただいてしまった。ANAのラウンジでもおなじみのリンツチョコだった。(前回は、何も置かれていなかったと思うのだが・・)
*****
到着前の食事は1時間30分前に開始。電気が付いたのは、1時間57分前のストックホルム東方のバルト海上空だ。満席だからか、ちょっと早めの点灯。
メニュー表記は少し改善されていて、選択できる2種のメイン料理が記されていた。
今度は後方から配り始めたので、余裕でお目当てのものを選べたが、やっぱり前方席の方がいいな。

ほうれん草とリコッタチーズのカネロニ、トマトソース
前回よりはマシであるものの、やっぱりさびしい感じ。
2食目のパンは1種類。オリーブオイルも無くなって、バターだけになってしまった。

カネロニの中身は、お題の通りほうれん草だらけという感じ。
つなぎにリコッタチーズを使っているので味は良いと思うが、搭載してから長時間経っているせいか、パスタの端の部分が乾燥していた。
先日JALの機内で聞いた話によると、機内食はスチームオーブンで加熱するらしいのだが、完全に乾燥してしまうと蒸気加熱でも元に戻らないようだ。
フルーツは5種類盛りだが、どれも味がしっかりしていた。
1食目のトマトを見ても、そんなに悪い食材を使っているわけでは無さそうだ。
以上でおしまいだが、1食目は前回よりも劣ってしまった印象だが、2食目はやや名誉挽回。トータルで変わらずといった感じだが、元々往路は標準点しか差し上げられないレベルであるうえに、コストをかけていない手抜き料理では魅力に乏しい。
今回はデザートしかいただいていないが、ウリの三國ブランドメニューも低コストの材料や技術力の問題から力不足と感じた。
ということで、28社の搭乗実績から選ぶ私のビジネスクラス機内食 航空会社別ランキングでは、ベスト10陥落は免れないという結果になってしまった。
帰国便のLOTポーランド航空に期待したいと思う。
※メニュー:日本語版、英語版、ドイツ語版、フランス語版、ワインリスト
※機内で全部書き上げ、スイスのチューリッヒ空港ラウンジで乗継便を待つ間に登録しました。
☞ ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング
評価点:総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★☆☆
2月の海外旅行第一弾は、1月に出かけたスペインのテネリフェ島のすぐお隣にある、ポルトガルのマデイラ島が目的地。
何も片道17時間もかけて、しかも途中で1泊しなければたどり着けないような離島に分けて行く必要もないのだが、周遊旅行が出来なくなってしまったANAの特典航空券の改悪を受けて、それではと改善された部分を利用して遠距離旅行を楽しもうではないかと考えた。過去の制度では105000マイル必要だったが、制度改悪(?)のおかげで95000マイルで往復できる。
ついでに、機内食の印象がすこぶる良かったLOTポーランド航空が東京就航決定というニュースを見て、是非とも乗りたいと思い(☞ 2013.10 コペンハーゲン⇒ワルシャワ、ワルシャワ⇒ブダペスト)、なんとか日程を合わせて特典航空券を確保した。
当時のレビューで北京経由しか無いので難しいと書いていたが、飛びついてしまったというわけだ。

さて、いつもの通り往路最初のビジネスクラス機内食レビューを、チューリッヒ空港のラウンジから即日登録でお届けしよう。今回は1年3ヶ月ぶりのスイス航空(スイスインターナショナルエアラインズ)だ。(☞ 前回のLX161便搭乗レポート)
お気に入りのオーストリア航空や、トルコ航空は、最近は特典航空券ではまったく取れなくなってしまったので仕方ない。
成田空港のラウンジは、いつものANAラウンジ。食レポートは、昨年末のエアージャパンで変化を書いてあるので省略する代わりに、シャワールームについて初めて紹介しておこうと思う。
というのも、JALラウンジのシャワールームと比べて、非常に優秀であることが分かったからだ。


今年3月まで7年間ANAのプラチナ会員であることもあり、ANAのシャワールームが当たり前の仕様だと思っていたのだが、昨年取得したJALの上級会員資格でJAL側のシャワールームを使ってみると、非常に見劣りしていた。
ビジネスクラスラウンジだけかと思っていたら、その後最上級会員資格を取得してファーストクラスラウンジのシャワーも使えるようになって驚いたのは、ファーストクラスでもANAのビジネスクラスよりも劣るという始末。
その差は、上の写真にある豊富なアメニティで一目瞭然だ。JALはファーストクラスラウンジでもポンプ式で個別包装ではないし、その他の物も必要なものをカウンターで事前に申告しなければ渡してくれない。
JAL側で初めて使ったのはビジネスクラス側だが、備品だけでなく、その狭さにも驚かされてしまったのだ。
ANA側で唯一気になっていた個室の床を素足で歩かなければいけなかった件が、使い捨てスリッパが用意されて解決していたのにも驚いた。元々JALより断然優秀だったのに、さらなる上に向かって改善していたのだ。
一番よく使う欧州路線のJALの機内食はダメだし、プレエコの当日アップグレードは3万円の有償だし、2年後はANAに戻ることになってしまうかなぁ・・
ウオッチしていないけど、客を犠牲にしてまで利益追求しか眼中無しだったANAのトップが変わったのか、あるいは最初はともかく5つ星のレーティングに相応しくなろうと努力しているからか?

さて、スイス航空の機内食に移る前に、独特なアメニティーの紹介。
写真の通り、毛糸の帽子に入って出てきた。
中身は、歯ブラシ・靴下・耳栓・リップクリーム・アイマスクと、きわめて標準的な内容。


離陸前のウエルカムドリンクは、シャンパンかオレンジジュースの選択で変化なし。
ついでに、旧式のモニターとコントローラも変わらず。離陸後は、全員強制でNHKニュースを見させられてしまう。
北朝鮮のミサイル発射予告の影響か、札幌の東側を迂回して飛ぶルートは、初めてだ。


離陸後の食前酒のおつまみは、前回の袋入りナッツかポテチの選択から、皿に入って温められたナッツ3種に改善されていた。アーモンド、クルミ、マカダミアと内容的にも申し分ない。
しかし、バスケットからパンやバター・オリーブオイルを自分で取らされるという運用は変わらず。後部座席だからかもしれないが、前回はパンが4~5種類あったと書いてあるのに、3種類しか無い。ドイツ系のパンが減ったみたいだ。

三國シェフのプロデュースメニューも健在だが、前回は往復ともプロデュースメニューで外していたので、今回は通常メニューから選ぶことにした。ちなみに、和食が一切ないのは変わらず、最初の注文時にはメイン料理の選択しか聞いてこなかったので、前菜は選ぶ余地は無いみたいだ。サービスは、さらに悪化したと考えるべきかな。
コーラもエコノミークラスと同様に1.5Lのペットボトルから気抜けコーラを注がれる。

前菜:ローストビーフ、バルサミコソースと共に
前菜は3択(うち1種は三國メニュー)のはずだが、有無を言わさず出てきたのがこちら。謝罪も説明も無い。
最後部席だから余り物になるのかもしれないが(そもそも前日のネットチェックインでも座席は最後部しか選べなかったので、特典航空券は扱いが低いのかも?)、運よく予定していた料理が運ばれてきた。
絵にはなっているけど、パサパサのローストビーフをここまで薄く切ってしまったら、ローストビーフの体をなしていない。丸めようにも崩壊してしまうし、最悪の料理だ。
製造委託先の問題が大きそうな気がするが、この技術力だと間違いなくANAのケータリング会社だろう。

3択のうちの1つはサラダだったが、こちらは別のサラダだろう。
ドレッシングがメーカーブランド品から無印品に変わっていた。味のあるトマトは変わらず。

前回の経験から量的に少ないだろうと見て、パンは2種類選んでみた。
どちらも美味しくいただけたので、ANA欧州路線のパンの改善と関係があるのかもしれない。

若鶏のバスク風、ベーコンとトマトソースと共に
ジャガイモのロースト、スナップエンドウ、ニンジン
4択のメインからは、バスク風という名に釣られて鶏肉をチョイス。
魚料理にしようか、スイス名物のラクレットにしようかかと悩んだ結果だが、失敗した。
欧州の鶏肉料理は、分厚い胸肉であることが多いという事を忘れていたのだ。

みるからに丸々太った分厚い胸肉。
皿が出てきた時に、しまった!と思ったわけだ。

これが味わいのある地鶏ならマシなのだが、ごく普通の鶏肉。
しかも、下味が付いていないので、パスタソースのような安直なトマトソースと合わせていただくしかない。
エコノミーならともかく、ビジネスクラスで鶏肉料理を選んではいけないという教訓だ。

スイスおよび世界各国のチーズ・セレクション
前回はワゴンで供されたデザートだが、廃止されていた。
品目的にもフルーツが無くなっているので形にならないからだろうが、チーズとケーキの皿を見せてどちらにするかという具合で聞いてきた。

洋梨のタルト
もちろん両方をいただいたわけだが、ケーキは三國シェフのプロデュース品。
悪くは無いんだけど、この程度のケーキだとミクニブランドは終わったな、といった印象になってしまう。
核となる部分が平凡すぎるのだ。


スイス・チョコレート
食後の珈琲のお供は、チョコレート。箱の中から自分で選んで取る形式。
スイスのチョコレートは美味しいと分かっているので3つ取ったら、反対側から回ってきた時にもっといるかと出してくれた。
以上で、最初の食事はおしまい。
ちょっと横になっていたら、3時間後に回るはずの中間食をもらい損ねてしまった。
回収時に発見して「横浜馬車道あいす」だけ出していただいたが、中間食が前回と同様のハムサンドだったかは不明。
到着4時間前には、ペットボトル水と2度目の中間食(おにぎりとサンドイッチ)を配りに来た。
最初から席にはエビアンのペットボトルが用意されていたのだが、2本目のペットボトル。
この後が乗継便でなければ喜んで持ち帰るのだが、乗継便では没収されてしまうので遠慮することにした。
2度目の中間食(1度目と同じ?)も魅力が無いのでパスしたが、トイレのついでに寄ったギャレーに置かれていたチョコレートの余り物をいただいてしまった。ANAのラウンジでもおなじみのリンツチョコだった。(前回は、何も置かれていなかったと思うのだが・・)
*****
到着前の食事は1時間30分前に開始。電気が付いたのは、1時間57分前のストックホルム東方のバルト海上空だ。満席だからか、ちょっと早めの点灯。
メニュー表記は少し改善されていて、選択できる2種のメイン料理が記されていた。
今度は後方から配り始めたので、余裕でお目当てのものを選べたが、やっぱり前方席の方がいいな。

ほうれん草とリコッタチーズのカネロニ、トマトソース
前回よりはマシであるものの、やっぱりさびしい感じ。
2食目のパンは1種類。オリーブオイルも無くなって、バターだけになってしまった。

カネロニの中身は、お題の通りほうれん草だらけという感じ。
つなぎにリコッタチーズを使っているので味は良いと思うが、搭載してから長時間経っているせいか、パスタの端の部分が乾燥していた。
先日JALの機内で聞いた話によると、機内食はスチームオーブンで加熱するらしいのだが、完全に乾燥してしまうと蒸気加熱でも元に戻らないようだ。
フルーツは5種類盛りだが、どれも味がしっかりしていた。
1食目のトマトを見ても、そんなに悪い食材を使っているわけでは無さそうだ。
以上でおしまいだが、1食目は前回よりも劣ってしまった印象だが、2食目はやや名誉挽回。トータルで変わらずといった感じだが、元々往路は標準点しか差し上げられないレベルであるうえに、コストをかけていない手抜き料理では魅力に乏しい。
今回はデザートしかいただいていないが、ウリの三國ブランドメニューも低コストの材料や技術力の問題から力不足と感じた。
ということで、28社の搭乗実績から選ぶ私のビジネスクラス機内食 航空会社別ランキングでは、ベスト10陥落は免れないという結果になってしまった。
帰国便のLOTポーランド航空に期待したいと思う。
※メニュー:日本語版、英語版、ドイツ語版、フランス語版、ワインリスト
※機内で全部書き上げ、スイスのチューリッヒ空港ラウンジで乗継便を待つ間に登録しました。
☞ ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング
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テーマ : ビジネスクラス機内食
ジャンル : グルメ