スペイン/テネリフェ島:民宿でいただいたカナリア料理の数々
訪問:2016/1/8~11
カナリア諸島州テネリフェ島滞在最終日は、テネリフェ南空港からマドリード行きの便に乗る前に、南空港に近い大規模リゾート開発地域に寄って観光終了。さすが、大規模開発のリゾート地っていうのは、どこも似たような感じになるものだ。
のんびり過ごすには良い感じだが、何も日本から正味17時間もかけて行く場所ではないだろう。

▲今日の走行ルート(by GPSLOG) ↑↑ クリックで大きな画像で見れます ↑↑
ということで、3連泊したテネリフェ島の民宿で出てきたカナリア家庭料理の数々と、レストラン記事で掲載しなかったラ・オロタバ[La Orotava] と マスカ峡谷[Barranco de Masca] の写真を紹介したいと思う。
2食付の民宿に泊まった関係でレストラン訪問が少なくなってしまったが、郷土の家庭料理を楽しめるというのも魅力的だったことから、今回はホテル宿泊を見送ったのだ。

テネリフェ島産フレッシュ山羊のチーズ、アボカドの卵炒め
島内産のフレッシュチーズを2センチ角にカットしたものを炒め、そこにサイコロ大のアボカドを投入し、最後に卵1個を加えて炒めたもの。
盛り付け後に、MOLINO D・ZAMA というエクストラバージンオリーブオイルを回しかけていただく。
チーズに山羊臭さがまったくなく、フレッシュモッツアレラチーズのようなお味。
モッツアレラと異なる点は、加熱しても溶けないところ。つまり、プロセスチーズの食感なのだ。

テネリフェ島産フレッシュ山羊のチーズ
そのチーズをスライスしたものを出していただいた。
緑のソースはコリアンダー、赤のソースはパプリカベースで、当地では一般的な食べ方だそうだ。テイデ山山麓のlas Estrellas でたっぷり出てきたモホ[mojo] というソースだ。
チーズは3日前には山羊のおなかの中だったそうで(ゼスチャーで説明してくれた)、凝固剤で固めているそうだ。

甲烏賊と海老のソテー
かなり大きめの食べごたえのある海老と、身の厚い甲イカ系の烏賊が丸ごと1匹分。
甲イカに使われているソースは、やはりコリアンダーを使っているそうだ。
ポルトガルと同様に、当地ではコリアンダーを多用するとの話。

ひよこ豆と肉の煮物、ハードタイプのチーズのソテー
ひよこ豆の煮物は、西欧定番料理。
先ほどの熟成期間3日だけのチーズと違って、ハードタイプのチーズも出てきた。
もちろん、モホソースを上部に塗ってあるのだが、意外にたっぷりかけないものだという印象。

モホソース(コリアンダー)
その、モホソースの作り方を教えていただいた局面。
ミキサーなど使わずに、コリアンダーを刻む感じでオリーブオイルと混ぜる。
ここでは、ニンニクをほとんど入れていなかったが、もっと入れた方が美味しそう。(コリアンダーが自宅にないので、まだ試していない)

ウサギ肉のローストとカナリアンポテト
どちらも、先ほどのlas Estrellas でいただいているが、さすがウサギ肉は可食部の多い部分だけを盛ってあった。
フランスのビストロで食べても骨ばかりの部分がそれなりに入ってくるので、高級店で食べればこんな感じになるのだと思う。

アーティチョークを炒めたもの
2年前のこの時期に、スペイン本土のバレンシア州ベニカルロ[Benicarló]で開催中のアーティチョーク祭りでアーティチョークばかりを使ったコースをいただいたが(☞ Parador de Benicarló)、その話をしたら驚かれてしまった。
ちょっと量が多いが、モホの材料にもなるパプリカやニンニクをいっしょにしっかり炒めてある。
材料的には、アーティチョークのモホソース炒めという感じかも?

干し鱈料理
ポルトガルでおなじみの(スペインや他の西欧諸国でも定番である)干し鱈料理。
ポルトガルに行った際に、このバカリャウを2度ほど土産に買って帰っているのだが、なにしろ塩抜きが難しくて未だに上手くいっていないので、ここでもミニ料理教室を開いてもらった。
なんでも、必ず冷水で戻す(冷蔵庫に入れる)ことと、鱈の切り身がちょうど入るぐらいのボウルで3日間6回水を換える(つまり朝晩1回ずつ3日間)と上手く行くと教えてもらった。
来月ポルトガルに行くので、今度こそ成功するだろう。

こちらも身の厚い良いものを使ってくれたようで、美味しい仕上がり。
ポルトガル産は高価なので、ノルウェー産を使っているとのことだった。


おやつのスポンジケーキ
甘いものは好きかと聞かれて出してくれたスポンジケーキ。
なんでも、ご主人もお子さんも大好きだそうで、大きな1ホールがあっという間に無くなってしまうんだとか。

朝食
朝食は、毎日ハムとチーズを出していただいた。

テネリフェ島産のバナナ
地元産のバナナは、台湾バナナのように太くて短め、お味は酸味があるのでフィリピン産という感じ。

ヨーグルト
ヨーグルトも毎朝いただいた。
【ラ・オロタバ[La Orotava]の風景】(☞ Google Map)








【マスカ峡谷[Barranco de Masca]の風景】(☞ Google Map、現地掲示板)
何かで見たマスカの街がおもしろそうと思って行ったのだが、たいしたことなかった・・
超急坂で対向車とのすれ違い不可の狭い区間も多数あるので、運転技術に自信のない方は厳しいかもしれない。




▲左:先端に向けて出発 右:入口にある教会


▲どんどん降りていく


▲先端部分から来た道を拝む
カナリア諸島州テネリフェ島滞在最終日は、テネリフェ南空港からマドリード行きの便に乗る前に、南空港に近い大規模リゾート開発地域に寄って観光終了。さすが、大規模開発のリゾート地っていうのは、どこも似たような感じになるものだ。
のんびり過ごすには良い感じだが、何も日本から正味17時間もかけて行く場所ではないだろう。

▲今日の走行ルート(by GPSLOG) ↑↑ クリックで大きな画像で見れます ↑↑
ということで、3連泊したテネリフェ島の民宿で出てきたカナリア家庭料理の数々と、レストラン記事で掲載しなかったラ・オロタバ[La Orotava] と マスカ峡谷[Barranco de Masca] の写真を紹介したいと思う。
2食付の民宿に泊まった関係でレストラン訪問が少なくなってしまったが、郷土の家庭料理を楽しめるというのも魅力的だったことから、今回はホテル宿泊を見送ったのだ。

テネリフェ島産フレッシュ山羊のチーズ、アボカドの卵炒め
島内産のフレッシュチーズを2センチ角にカットしたものを炒め、そこにサイコロ大のアボカドを投入し、最後に卵1個を加えて炒めたもの。
盛り付け後に、MOLINO D・ZAMA というエクストラバージンオリーブオイルを回しかけていただく。
チーズに山羊臭さがまったくなく、フレッシュモッツアレラチーズのようなお味。
モッツアレラと異なる点は、加熱しても溶けないところ。つまり、プロセスチーズの食感なのだ。

テネリフェ島産フレッシュ山羊のチーズ
そのチーズをスライスしたものを出していただいた。
緑のソースはコリアンダー、赤のソースはパプリカベースで、当地では一般的な食べ方だそうだ。テイデ山山麓のlas Estrellas でたっぷり出てきたモホ[mojo] というソースだ。
チーズは3日前には山羊のおなかの中だったそうで(ゼスチャーで説明してくれた)、凝固剤で固めているそうだ。

甲烏賊と海老のソテー
かなり大きめの食べごたえのある海老と、身の厚い甲イカ系の烏賊が丸ごと1匹分。
甲イカに使われているソースは、やはりコリアンダーを使っているそうだ。
ポルトガルと同様に、当地ではコリアンダーを多用するとの話。

ひよこ豆と肉の煮物、ハードタイプのチーズのソテー
ひよこ豆の煮物は、西欧定番料理。
先ほどの熟成期間3日だけのチーズと違って、ハードタイプのチーズも出てきた。
もちろん、モホソースを上部に塗ってあるのだが、意外にたっぷりかけないものだという印象。

モホソース(コリアンダー)
その、モホソースの作り方を教えていただいた局面。
ミキサーなど使わずに、コリアンダーを刻む感じでオリーブオイルと混ぜる。
ここでは、ニンニクをほとんど入れていなかったが、もっと入れた方が美味しそう。(コリアンダーが自宅にないので、まだ試していない)

ウサギ肉のローストとカナリアンポテト
どちらも、先ほどのlas Estrellas でいただいているが、さすがウサギ肉は可食部の多い部分だけを盛ってあった。
フランスのビストロで食べても骨ばかりの部分がそれなりに入ってくるので、高級店で食べればこんな感じになるのだと思う。

アーティチョークを炒めたもの
2年前のこの時期に、スペイン本土のバレンシア州ベニカルロ[Benicarló]で開催中のアーティチョーク祭りでアーティチョークばかりを使ったコースをいただいたが(☞ Parador de Benicarló)、その話をしたら驚かれてしまった。
ちょっと量が多いが、モホの材料にもなるパプリカやニンニクをいっしょにしっかり炒めてある。
材料的には、アーティチョークのモホソース炒めという感じかも?

干し鱈料理
ポルトガルでおなじみの(スペインや他の西欧諸国でも定番である)干し鱈料理。
ポルトガルに行った際に、このバカリャウを2度ほど土産に買って帰っているのだが、なにしろ塩抜きが難しくて未だに上手くいっていないので、ここでもミニ料理教室を開いてもらった。
なんでも、必ず冷水で戻す(冷蔵庫に入れる)ことと、鱈の切り身がちょうど入るぐらいのボウルで3日間6回水を換える(つまり朝晩1回ずつ3日間)と上手く行くと教えてもらった。
来月ポルトガルに行くので、今度こそ成功するだろう。

こちらも身の厚い良いものを使ってくれたようで、美味しい仕上がり。
ポルトガル産は高価なので、ノルウェー産を使っているとのことだった。


おやつのスポンジケーキ
甘いものは好きかと聞かれて出してくれたスポンジケーキ。
なんでも、ご主人もお子さんも大好きだそうで、大きな1ホールがあっという間に無くなってしまうんだとか。

朝食
朝食は、毎日ハムとチーズを出していただいた。

テネリフェ島産のバナナ
地元産のバナナは、台湾バナナのように太くて短め、お味は酸味があるのでフィリピン産という感じ。

ヨーグルト
ヨーグルトも毎朝いただいた。
【ラ・オロタバ[La Orotava]の風景】(☞ Google Map)








【マスカ峡谷[Barranco de Masca]の風景】(☞ Google Map、現地掲示板)
何かで見たマスカの街がおもしろそうと思って行ったのだが、たいしたことなかった・・
超急坂で対向車とのすれ違い不可の狭い区間も多数あるので、運転技術に自信のない方は厳しいかもしれない。




▲左:先端に向けて出発 右:入口にある教会


▲どんどん降りていく


▲先端部分から来た道を拝む
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