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ビジネスクラス機内食/エアージャパン:成田(NRT)⇒ホーチミンシティ(SGN)

搭乗:2015/12/26 NH831便
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆
スペイン旅行の後にマレーシアと台湾に出かけているが、後回しにして年越し旅行のレポートを開始したい。
昨年と同様に物価が安く料理も美味しいベトナムでの年越しを選んだが、今回は南部のファンティエット、ダラット、ニャチャンを回ることにした。

往路のホーチミンシティ行きは、24時間前の自動チェックインの段階でビジネスクラスにアップグレードされたことから、まずは恒例のビジネスクラス機内食レビューを即日でお届けしよう。
成田=ホーチミン路線は、ANA子会社のエアージャパン運行便ということで、通算28社目のビジネスクラス搭乗となる。

深夜便しか経験の無かったANA系中距離路線ビジネスクラスなので、3週間前に搭乗したJALの成田⇒クアラルンプール線と比較できることを楽しみにしていたが、シンガポールやバンコク路線のメニューと比べてしょぼい内容である事もHP掲載メニューで確認してあるので、期待できない事は覚悟していた。

とんこつラーメン

半年ぶりのANAラウンジだが、ベースは変わっていないものの、麺コーナーにとんこつラーメンが登場していた。
欧州線ビジネスクラス機内食で一風堂のラーメンを食べてから、ANAの食事に対する姿勢が徐々に変わってきていると感じているのだが、まさかラウンジでもとんこつラーメンをいただけるとは予想していなかった。

4年前の機内食レビューで、「いいかげん子供だましのうどん・そばコーナーなど撤収して(現在の日本はラーメンの時代だ!)」なんて書いていたが、うどんそばの撤収はないものの、日本独自のとんこつラーメンを加えてくるとは驚きだ。しかも、スープの味も伴っていたので(一風堂監修だったりして・・)、ここでもANAの改善姿勢を感じる。

パン3種とミネストローネ、他

ついでに、GWにも見たような記憶があるものの、食べたことのないパン3種も食べてみた。
こちらは、メロンパンとスコーンのような食感のパンは良かったものの、他の2種はベース生地の出来が悪いので半分でパス。

ミネストローネは相変わらずの低水準、前回補充が無かったリンツチョコは健在だったので、前回よりはやや改善という感じだろうか。品数が増えただけでベースの水準を変えていないところが、JALのラウンジと比較してかなり劣るという印象のままになってしまっている。
スクラップ&ビルドも必要だと思うのだが・・(特に、具なし焼きそばとか、冷凍風唐揚げやサラダ類は相変わらずだ)

**********

ANAの子会社だからか、なんと搭乗口はバスゲート。成田でボーディングブリッジを使わないなんて、ターミナル3が出来る前のエア・アジアやバニラエア以来のような気がする。機材もオンボロ機だが、機内食が良ければ私には問題なしだ。
バスが向かった先は貨物便が駐機するスペースで、左右はもちろん貨物専用機。明るければ、貴重な航空機写真が撮れたかもしれない。

全員の搭乗が終わってドアが閉まり、当然ウエルカムドリンクは無しだと思っていたら、なんとこの段階で出てきた。選択肢はシャンパンかオレンジジュースの2択だが、これでウエルカムドリンクが出ない航空会社はJALだけということになってしまった。

食前酒(私はコーラ)食前酒のお供

後部座席だったこともあって、離陸後40分も経過してからメニューが配られ、食前酒が回ってきたのは離陸後1時間10分経過後。
ウエルカムドリンクがあったからマシとはいえ、6時間強のフライトでこの時間配分は遅すぎだ。
お供のおつまみは、袋入りの安物あられ。中身の写真も載せてみたが、大昔は高級タイプだったのだ。

最初の機内食配膳

最初の食事は和食か洋食からの選択。もちろんJALと比較するためにも同じ洋食を選択した。
配膳されたのは離陸後1時間50分経過後。いくら後部座席とはいえ遅すぎだ。

白いクロスをかけてくれるのだが、JALと同様にトレーに乗せて出してきた。まあ、これは時間に余裕のある長距離路線ではないので仕方ないとは思うが、ガルーダとかマレーシア航空では出来ているので、単に人員削減しすぎた結果に過ぎないだろう。

問題点は、JALでは前菜とメインを分けて出して来たのに、エコノミークラスよろしくトレーに全部詰め込みという手抜き。ここは、コスト削減利益拡大主義のANAらしいところだ。(でも、見た目はボリューム感があって良いかも??)

塩麹のチキンテリーヌと帆立貝とアスパラガスのア・ラ・クレーム
塩麹のチキンテリーヌと帆立貝とアスパラガスのア・ラ・クレーム

メニュー記載内容に期待していた前菜だが、やっぱりANAらしい低水準の料理だった。
塩麹のチキンテリーヌというのに、他の和食系食材が表に出てしまって、塩麹を使っている感がまったくない。スーパーで売っているような安っぽい和食惣菜という感じ。

添えられている野菜も、蕪は単なる水煮、パプリカは少しピクルスっぽくて、下に隠れているオニオン(だったと思う)が完全にピクルスと、変化を見せたかったのだろうが(ホント?)、空振りしていた。

テリーヌとアラクレームの断面

さらに、帆立のア・ラ・クレーム(中に見える緑のものがアスパラ?)も、まったく帆立の風味が無くバジル(大葉?)ソースがぶち壊し。せっかく長距離路線でコラボレーションメニューを手掛けて進歩が見えてきていたというのに、レベルダウンしていた。

サラダ・ブレッド
サラダブレッド

サラダは、なんとも米国系航空会社をイメージする詰め込みタイプ。
ボトルに入ったバルサミコドレッシングをかけていただく。
パンは、少し温かかった時はまずまずだと思ったのだが、冷めてしまうと不味くなってしまい残念。

塩胡椒が長距離路線仕様となっていて、量の多さは相変わらずだった。
それにしても、このこだわりの見える塩の正体が気になる。(昔はフルール・ド・セルと明記されていたのだが、内容変更された段階で明記されなくなってしまった)
JALだとエコノミークラスと同じ袋入りで出てくるので、ANAの方が文句なしに優秀。


チキンの軽い煮込みにみかんのキャラメリゼを添えて [442 kcal]

相変わらずメインディッシュの蓋を外さずに出してきたが、実は保温効果を狙っているのだと判明した。
いつも写真を撮るために速攻で外してしまっていたので気づかなかったわけだが、ひとこと保温効果があるのでメイン料理を食べる前に開けるように、と案内があれば良かったのに。まあ、気づかない私がバカなだけなんだろうけど。

で、ボリューム感たっぷりの料理は、中距離路線としては悪くないと思う。
みかんのキャラメリゼを丸ごと半分トッピングしているという点では、皿全体の役割で考えると意味不明だが、ちょっとエスニック感のあった左のリゾットやメインのソースは、これから向かう東南アジアをイメージしてアレンジされている。

東南アジアで洋食を食べた記憶がないが(ベトナムのフレンチレストランでベトナム料理を食べたことはある)、恐らく現地の洋食店で出てくる洋食は、こんな感じの皿なのではないかと思える料理だった。

ラズベリーとピスタチオのムース
ラズベリーとピスタチオのムース

食後の珈琲と共に、デザートと珈琲のお供のプラリネチョコレートが出てくる。
これも、JALと比べたら優秀だ。
ANAのデザートは、数年前にレベルアップした水準をキープしていると思う。

**********

さて、JALの中距離路線と同じように、ANAの中距離路線にも「軽めのお食事」と題した中間食があった。
敵(JALのこと)は、チーズと安物カップ麺しかないが、こちらは3年前の成田⇒シカゴ線で舞茸の風味が印象的だった「舞茸うどん」に、5年前の羽田⇒シンガポール線(深夜便)で食べた「チキンカツサンドウィッチ」といった、ちゃんとした食事が2種類あった。(他は、スープと袋入りのあられやナッツだけ)

舞茸うどんに関しては変わっていないとのことだったので、5年前のチキンカツサンドの変化を見ようと頼んでみた。

チキンカツサンドウィッチ
チキンカツサンドウィッチ

さすがに5年前とはずいぶん変わっていた。
当時は3カットだったが現在は2カットで、肉質も大きく変化。

チキンカツサンドの断面

5年前のレビューで「肉がとにかく硬くて噛み切るのが大変」と書いているが、今度は噛み切るどころか手で真っ二つに割ることが出来てしまった。つまり、マックのチキンナゲットと同様に1枚肉を使うのではなく、細かく切った肉片をつなぎで固めていたのだ。これでは、チキンカツサンドではなくチキンナゲットサンドではないか。

やはり、柔らかくする技術が無いから、こんなアプローチで改善(?)してしまったのだろう。
せめてソースにこだわりを見せてほしかったのだが、ANAの機内食担当部門の技術水準の低さを証明してしまっただけだ。

以上、なんだかんだと文句ばかり書いているが、美味しかったの乱発では意味がない。
主観とはいえ、○と×をハッキリ書くのが、5年前に撤退した食べログ時代当初からの私の方針だ。
ただ、3週間前に乗ったJALの中距離路線と比べれば上等なのは事実だ。
ANA本体が運航しているシンガポール線とかバンコク線となると、長距離路線に匹敵する内容となっていることから、JALとの差はもっと付くことになるだろうし、食べてみないことには判断できないものの、恐らく★5つを進呈できる水準ではないかと予想できてしまう。

今回の帰国便を除くと来年はANA系に搭乗する予定が無いので、2年後にまた大きく変わって改善していることを願っている。

※メニュー:1食目と軽めのお食事

※機内で書き上げ、ホーチミンシティのタンソンニャット国際空港徒歩圏にあるホテルから登録しました。
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ジャンル : グルメ

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現在 62ヵ国を訪問
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11月:北西部/フランス
11月:フーコック島/ベトナム
12月:Stuttgart,他/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:Sevilla,Málaga/スペイン
3月:台湾㉙、ベトナム
4月:マルタ②、イタリア
5月:ポーランド
6月:クロアチア②,スロベニア
7月:イタリア⑰、スイス
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