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フランス/ヴェズレー [Vézelay]:Le Bougainville

訪問:2015/9/19 19:30 (☞ ミシュラングリーンガイドの紹介ページ
評価点:総合★★★☆☆★★☆☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★★★

▲今日のルート実測(by GPSLOG)

実質初日の宿泊地は、世界遺産の街であるヴェズレー[Vézelay]。サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路にあるらしく、旗を掲げて合唱しながら教会に向かっていた数十名の若者グループを見かけることができた。

外観店内

ディナーに選んだ店は、いつものようにミシュラングリーンガイドに掲載されていた店。当地に2軒しか掲載されていないが、家族経営の店という事でこちらの店にした。
さすが観光地とあって英語が私と同じレベルで通じたので、意思の疎通がしやすかった。

メニューは、選択肢豊富な前菜・メイン・チーズ・デザートの中から1品ないし2品だけでも注文できるが、自由に選べるコース(ムニュ)がお得だろう。
4皿コースで32.50€、チーズかデザートを一方にした3皿コースにすれば28.50€という、世界遺産の観光地ど真ん中にあるレストランのディナーとしては激安だ。私は4皿、家内は3皿でお願いした。

パンBadoit

まずは、パンと最近お気に入りのバドワ[BADOIT](€4.50)
フランスで不味いパンに当たる確率は2割程度だと思うが、それに該当してしまった。
バドワのラベルは初めて見たタイプ。

Ris de veau caramel lise's sur salade
Ris de veau caramel lise's sur salade

前菜は、黒板メニューに好物のリドヴォーがあったので、それをお願いした。
出てきた皿は想定の範囲だったが、前にフランス産の質の悪いものが日本で出回っていたと愛用しているフレンチのシェフから聞いたことがあったが、まさにそれに当たったようだ。
食感も味わいもまったく別物で、何を食べているのか分からないような質。

それに加えて、ソースが日本の照り焼き風味。フランス料理とは到底思えない、ひどいものだった。

Terrine du chef et sa confiture d'oignons
Terrine du chef et sa confiture d'oignons

家内は無難そうなテリーヌを選んでいたが、確かに無難な感じ。

写真で見ると中央部にレバー系の肉を配置してあるようだが、家内に聞くと気づかなかったと。
それよりも、左上の黒いジャムが甘くない変わった味だと。味見してみると、玉ねぎを黒くなるまで炒めたものの感じだが、旨味成分が加えられていないので不気味なお味。


Quenelle de brochet (Bonhomme Lyon) à la crème de lentilles

メインから私が選んだのは、リヨン生まれと注釈の付いてるクネル。
その本場のリヨンでも食べているので(☞ ル・ノールLe Musee)、地域が違うとどう変わるのか興味本位で頼んだわけだ。

しかし、リヨンのクネルを食べている者にとっては、見るからに違った雰囲気の料理が出てきた。
まず、クネル本体を浸すアメリケーヌソース部分が甲殻類ではなくて豆を加えた魚のスープをベースにした感じでまったく違うし、余計な添え物を加えている点も違う。

クネルの断面

クネル本体も、見るからにザラザラした感じで大違い。
本場ものは白身魚(カワカマス)の練り物ベースなので、滑らかな食感だ。
変な雑味も感じないものだが、こちらは雑味ばかりという感じで練り物に合わない適当な魚(白身魚ではないもの)を使っているのだろう。

もちろん、トータルで見ても激マズの部類。
郷土料理で無いものを頼むものではなかったと思うわけだが、イタリアと違ってフランスでは郷土愛精神に欠けているのか、意外に郷土料理を出す店が少ない気がする。

Émincé de magret de canard aux baies de cassis
Émincé de magret de canard aux baies de cassis

家内は、毎度代わり映えのない鴨肉をチョイス。焼き加減も聞いてくれた。
胸肉の薄切りを並べてソースたっぷりと、本来なら美味しくいただけるはずなのに不味いと。

お味見してみると、ソースがどうしようもなく不味いのだ。
やはり、旨味成分欠如。野菜出汁をまったく使っていないと、こんな感じになるのだと思う。
使えないなら、インスタントのコンソメ等で補えば良いのに・・

付け合せのポテトグラタン(右上)も、真っ黒焦げ。
本体は悪くなかったらしいので、こういった失敗作をそのまま出してくる点で、店の姿勢を疑いたくなる。

ちょっと補足しておくと、どちらのメインの皿にも付いていた焼いたプチトマトが、日本では出会えない濃厚な味で美味しかった。

Chariot de fromaes
Chariot de fromaes

チーズは私だけの注文。5択だったが、一番上のChariot de fromaesの意味が分からなかったので聞いてみると、部屋の端に置いてあったワゴンを指さしてワゴンチーズだというので決定。

注文時に見に行って写真も撮らせていただいたが、部屋にそのまま放置してあるのでちょっと不潔かも。それに、ハエも1匹たかっていたし。(見なかったことにすれば、気にならない)

選んだチーズ

で、6種類ほど選んでみたのがこちら。
思ったよりもカットが小さかったので、もう2~3種類選べばよかったかも?

無造作に常温で放置されていたチーズだが、これが美味しかったのだ。
この記事を登録する段階で他に3軒でチーズをいただいているが、トータルではこの店のが1番。
料理はダメだけど、チーズが美味しいっていうことで、少し名誉挽回。

Nougat glacé
Nougat glacé et son coulis de fruits

デザートは、好物のヌガーグラッセがあったのでお願いした。
こちらも無難に美味しいが、ピールが多めだった点が好みから外れていた。

Gâteau fondant chocolat
Gâteau fondant chocolat et sa glace pistache et son coulis cacao

家内は、フォンダンショコラを選択していたが、スポンジが不味いと。
ピスタチオのアイスクリームにも惹かれたそうだが、どちらも想定外の味だったようだ。

特にピスタチオの味は、ピスタチオナッツから作ったものではなく、安物の香料ベースで作ったものだろうとの話。フランスでピスタチオ系のものを食べると、たいていはこの味だから仕方ないと。
(イタリアで食べる味が日本の味と近いので、フランスでピスタチオ系のデザートを頼む場合は要注意だ)

お会計

以上でお会計。
全体印象としては、家庭的なサービスで雰囲気もまずまずで良かったのだが、料理の水準が低すぎた点が残念。
まあ、小さな村で有名観光地とはいえレストランも数えるほどしかないような場所で高望みしても無理があるだろう。

※メニュー:構成案内前菜メインチーズデザート黒板メニュー
※アルベールビルから30Kmほど山に入ったBrides-les-Bainsのホテルから登録しました。

【店舗詳細情報】
店名:Le Bougainville
電話:03 85 33 27 57
営業:12:00~23:30
住所:28 rue St-Étienne, 89450 Vézelay
GPS:47.463831, 3.743290

 

【ヴェズレー[Vézelay]の風景】

▲左:街の全景  右:街の中心への入口


▲左:村役場  右:教会から街の入口に向かう坂道



 

【バゾッシュ=デュ=モルヴァン城[Château de Bazoches-du-Morvan]の風景】
公式サイトGoogle Map
ヴェズレーから10Kmほど離れた場所に城があると、家内のリクエストで出かけてみた。
入城料8.5ユーロを払ってまで見るようなものは無かったが、かなり詳細に記された日本語案内書(貸出用)があるのには驚いた。
こんな場所に、日本人が来るとは到底思えないのだが・・


▲左:入口正面  右:庭園側(入口とは反対側)から


▲左:中庭  右:庭園側出入口(土産物店)からの風景








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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 61ヵ国を訪問
42ヵ国 をレンタカーで走り、
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今後の旅行計画
9月:リトアニアポーランド
9月:セブ/フィリピン
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
11月:フーコック/ベトナム
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン
丸数字:累計訪問回数

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