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ビジネスクラス機内食/スカンジナビア航空(SAS):成田(NRT)⇒コペンハーゲン(CPH)

搭乗:2015/8/16 SK984便
評価点:総合★★★★☆★★★☆☆サービス★★★★★雰囲気★★★★☆
夏休み第二弾は、家内と共にANA特典で発券したビジネスクラス航空券での旅だ。
まずは家内の希望でフィヨルドを見にノルウェーに立ち寄る。
私はニュージーランドのフィヨルド「ミルフォードサウンド」で船中泊クルーズを経験しているし、8年前の夏至の直後に白夜(太陽が地平線の下に1日中隠れない状態を言い、単に1日中明るいだけでは「白夜」とは言わない)を見にノルウェー北部をオールナイトでドライブしてフィヨルドも見ていることから興味が無いが、ひとりで勝手に出かけているので仕方ない。
その後は、お気に入りの南チロルと、天候が許せば20年ぶりのサンモリッツ(スイス)にも立ち寄る予定。

今回は珍しく全行程同一航空会社で発券した。スカンジナビア航空は特典航空券での燃油サーチャージを徴収しないという情報を得て、発券当時は高額だったサーチャージを逃れようとしたわけだ。
また、ANA特典航空券改悪前に発券したことから北欧とイタリアの両方を周遊できるが、現在は同じ行程を1つの特典では発券できないので、いつもの周遊旅行は最後ということになる。(JALでは出来るようなので、今後はワンワールド加盟航空会社で周遊旅行を楽しもうと思っている)

さて、炭水化物だらけだという多くのブロガーの指摘に開き直ったのか、完全に具無しの無印塩焼きそばを出し、ますます悪化が進んだ成田ANAのラウンジ食は無視して、機内食レビューを始めたいと思う。いつものように機内で全部書き上げて、乗継地であるコペンハーゲンのラウンジで即日登録している。

相変わらずオンボロ機材で、映画は少ないは、コントローラが途中でフリーズすると話にならないが(最終的に復旧できず、タブレットで代用させられたけど、タブレットの方がきれいに見れる!)、当ブログでは一切関係なし。食事内容とそれに付随するサービスやカトラリー類のみが評価対象だ。
ついでに、スリッパもペタペタの再利用したくない安物なので、ビジネスクラスだからと現地ホテルで利用するスリッパを持ってこないと悲惨なことになる。(高級ホテルに泊まる方には、関係ないけど・・)

ウエルカムドリンク ウエルカムドリンクは最前席でスタンバイ

離陸前のウエルカムドリンクは、シャンパン・オレンジジュース・水からの選択。
今回は酒飲みの家内がいっしょなので、シャンパンを頼んでいる。

食事前のドリンク

離陸後のドリンクサービスでは、温められたナッツが出てくる。
袋のままナッツを出す航空会社もある中で、皿に入れて出してくるだけでなく温めてくるのはSASぐらいではないだろうか。これが意外に美味しいので、自宅でもやってみようと思っている。

いつもは Diet Coke だが、SASはエア・ミキソロジー[Air Mixology]と題したカクテルを表に出しているので、その中から前回同様にノンアルコールのクラナップル・フィズをチョイス。
さらに、ノルウェーにあるリンギファーム[Ringi Farm]産のリンゴを使ったジュースもお願いした。
酒や珈琲ではなく、ジュースにこだわって見せる航空会社というのも珍しい。

パンはバスケットから

テーブルセッティングの後は、パンがバスケットでやってくる。

各種パン、バター
各種パン、バター

2種類取ってみたが、しっかり温められているので、冷める前にバターで少しいただくことをお勧めする。

前菜のワゴンサービス

前菜は、いつものようにワゴンサービスで。
選択肢は2種類だけだが、こうやって(しょぼいなりにも)中身を確認して選べるのは嬉しい。

前菜・パン・ドリンク

前菜とパン・バター・サラダ・ドリンクが一通りそろったので、並べて撮ってみた。
見ての通り、テーブルクロスはぴったりサイズでランチョンマットというべきもの。右端のカトラリーをくるんでいるナプキンもテーブルクロスと同じもので、ナプキンとしてはサイズが小さすぎで使えない。

海老のソテー
海老のソテー
玉葱のレリッシュとマンゴーソース和え

Sauteed shrimps
with onion relish and mango sauce


選んだ前菜は、私も家内も海老のソテー。
シンガポール航空で出てきたもの(☞ こちら)と比べたらかなり見劣りするし、お味の方も今一歩。
右の黄色いソースはマンゴーソースらしいのだが、まったくマンゴーだとは分からなかった。

ミックスサラダ
ミックスサラダ

前菜メニューに記載されていたミックスサラダは、選択肢ではなくオプションという位置づけだった。
サラダはいるかと聞かれて、盛ってくれたものだ。別添えの小瓶入りバルサミコドレッシングでいただく。

メインのワゴンサービス

4択のメインも、ワゴンサービス。
もちろん中身を見て選択できるので、はずれを掴むリスクは少なくなる。

牛肉のブレゼ マッシュルームソース
牛肉のブレゼ マッシュルームソース
カルボナーラ風ポテトと数種の野菜添え

Braised beef with potato carbonara,
chateau carrots, sugar snap peas and mushroom sauce


私は、牛肉をチョイス。
ステーキではなく煮込料理に見えたことから、家内に魚料理を譲った。

牛肉の断面

断面を見ての通り、別茹でで柔らかくしたものにソースを被せているが、お味の方は優秀なエコノミークラス水準かなぁ。あまりビジネスクラスのメイン料理という感じがしないものだ。

蒸し鱈のワインとハーブバターソース
蒸し鱈のワインとハーブバターソース
トリュフ入りマッシュポテトと数種の野菜添え

Steamed cod with truffled mashed potatoes,
mixed vegetables and wine and herb butter sauce


家内に譲った魚料理は、もっとエコノミークラス的な料理。
ビジネスクラスらしいのは、トリュフが乗ったマッシュポテトだけだろう。不味いけど。

デザートとチーズのワゴンサービス

デザートとチーズもワゴンサービス。
といっても、ケーキとフルーツとチーズ2種から選択するだけだから、選択肢は無いに等しい。

デザートとチーズ全種

当然ながら全種類をいただいたが(別に、ちゃんとすぐに食べられるハーゲンダッツが付く)、なんとも貧弱。
ケーキが1種類だけっていうのは、かなり致命的だろう。ワゴンサービスの意味がない。

ラムカスタードソースを添えたオレンジケーキ
ラムカスタードソースを添えたオレンジケーキ

ケーキは焼いた深皿から取り出すので、きれいに取り出すのは難しい。
やはり、ここはワゴンサービスにする理由は無いと思う。
お味の方は、アーモンドプードルベースのようで、割と優秀だと思えたので盛り付けが残念だ。

カマンベールとダナブルーチーズ
チーズ:カマンベールとダナブルーチーズ
ダマン・フレールのマーマレードと共に

Cheese:Camembert and Danish Blue
with Dammann Freres marmalade


ダナブルーチーズって何だろうと英語版をチェックしたら、デンマークのブルーチーズという意味だった。
あまり美味しくないなぁ・・
それに、カマンベールも熟成不足だけでなく冷えていたので、これもイマイチ。
手前のゼリーは、メニューではマーマレードとなっているが、蜂蜜ゼリーという味わい。

カプチーノ

最後は(家内だけ)カプチーノで締め。バローナのチョコレートが付いていた。
珈琲は他にエスプレッソとブレンドも選択可能。

*****

スナックバー

離陸して5時間半後に中間食を配りにワゴンが回ってきた。
メニュー上には「スナックバーでお気軽にご利用ください」とあるが、ワゴンサービスでも配ってくれる。

バローナのチョコレート、他

ただし、スナックバーにしか置いていないものもあるので、興味のある方は要チェックだ。
家内のようなチョコレート好きの方は、バローナのチョコレートが8種類置いてあったので、忘れずにゲットしよう!(ちなみに、写真は家内と2人で全種類。さすがに1人で8種類は不味いだろう)

中間食で取ったもの 濃厚なマンゴースムージー

ワゴンサービスではおにぎりとサンドイッチがメインだが、バスケットの脇にお菓子と変わったボトルを発見してゲット。
ボトルの中身は、濃厚なスムージーだった。(写真は家内が選んだものといっしょ)
エコノミークラスでは US$3.00 で有料販売しているものだ。

驚きのエコノミークラス有料ドリンクメニューの抜粋

せっかくなので、驚きのエコノミークラスの飲み物有料制度も紹介しておきたい。ビジネスクラスの席にエコノミークラス用のドリンクメニューを置いてあるから(エンターテイメントメニューの最終頁にある)、私の餌食になってしまったというワケ。

成田線のみ、最初の食事に限り無料と記されているが(写真最下部の小文字参照)、それ以外は原則有料。長距離国際線でもコーラが有料なんて、初めて聞いた。それも原価70円の缶コーラが約400円だって!
ドリンク有料のLCCよりも高額設定なのだからひどいものだ。
アルコールだと、ビール US$7~、ワイン US$9~とさらに高額。おつまみも有料だ。

こんなサービスで、選択肢の無いツアー客とドリンク有料であることを知らない方以外の誰がスカンジナビア航空の航空券を買うのだろうか。機材もオンボロだし。

ただし、ビジネスクラスであれば、シートと設備がボロい以外は何も問題ない。
必要最小限の人員配置しかしないANAと違ってスタッフ数も多く、中間食の後にもトレーに乗せた缶ジュースを配ったりで、サービスも優秀だと思う。人を減らしてメイン料理の質を上げたらどうかと思ってしまうほどだ。

*****

到着前の食事は、到着1時間40前からスタート。
他社と違って機内の消灯は無かったので、到着3時間前にたたき起こされるという不愉快なことにもならない。

2食目の配膳とカトラリー

1食目と異なり、前菜・デザートはあらかじめトレーに乗せて配膳されるが、パンは1食目と同様にバスケットから選ぶ形式。少し構成が変わっていた。
写真は、ナプキンにくるまれていたカトラリー一式が見えるように並べて撮ったもの。1食目では、ナイフとフォークが3組くるまれていたので、余裕でバターナイフとしても使えた。

ペッパースモークサーモンに野菜のグリルを添えて
ペッパースモークサーモンに野菜のグリルを添えて

前菜は、胡椒をたっぷりまとったスモークサーモン。
粗挽き胡椒をこれだけ使ったら、さぞかし辛いだろうと思いきや、意外にも普通に胡椒味がするといった程度。
スモークサーモンは、この料理に合う脂の乗っていない種類を使っているようで、紅鮭系だと思う。
この皿は、野菜のグリルも含めて今回の機内食で一番美味しかった。

メイン料理のワゴンサービス

ビュッフェとメニューには記載されているが、通常なら軽食になる2食目もワゴンサービスでやってくる。
もちろん、ビュッフェだから全部も有りだが、ライスは興味がないのでライス抜きで全部をお願いした。


ほうれん草とリコッタチーズのトルテッリーニパスタ サンドライトマトとクリームソース
豚ヒレ肉グリルのピリ辛ソース添え
野菜の取り合わせ


パスタソースが単純なクリームソース(ほとんどベシャメルソースのままという感じ)でイマイチだが、大型のラビオリ状のパスタはなかなか美味しい。ソースが美味しければ抜群だったのに・・
豚ヒレは、ピリ辛ソースという記載は嘘で、なったくピリ辛感の無いフォンドヴォーソースのようなもの。
野菜は、トマト・かぼちゃに椎茸だった。前菜の野菜と比べて、パッとしない感じ。

トルテッリーニの中身 季節のフルーツ
左:トルテッリーニの中身  右:季節のフルーツ

あとは、食後の珈琲が付いて、おしまい。
1食目の前菜やメイン料理の水準低下が見られたことから、味の採点は★3つにしたが、全体としては★4つ相当で良いだろう。サービス(スナックコーナーの充実度等)や雰囲気(ワゴンサービスやトレーを使わない配膳)の良さが光っていると思う。
私のビジネスクラス機内食ランキングでは、27社中第9位と考えている。

※メニュー:エア・ミキソロジーメインのお食事(英語)フライト半ばのスナック・ご到着の前に(英語)アップルジュースティー珈琲

※コペンハーゲン空港のラウンジから、乗継便搭乗待ちの間に登録しました。

ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング
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ジャンル : グルメ

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