ビジネスクラス機内食/マレーシア航空:パリ(CDG)⇒クアラルンプール(KUL)
搭乗:2015/7/19 MH021便
評価点:総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★★☆
帰国便の最長路線であるパリ⇒クアラルンプール便は12時間半の搭乗時間。パリから日本にダイレクトに飛ぶよりも1時間余計に乗っていることになる。
往路のクアラルンプール⇒ロンドン便と同様にオール2階建てのA380機だが、ビジネスクラス席は半分程度しか埋まっていない。これなら、日本から往復20万円強という破格値でチケットを売り出しても利益になるわけだ。
経営状況が悪化していることでチケット購入時には倒産リスクも覚悟していたが、無事に搭乗できたので良かった。(国がバックに付いたそうなので、倒産リスクは当初よりは薄れたと思う)

パリのターミナルは、なぜかスターアライアンスが利用しているターミナル1。
スターアライアンス共用ラウンジの1つ下の階にある「SALON ICARE」という聞きなれないラウンジが指定されたが、これが狭いうえに米国航空会社のラウンジと同じわずかな乾き物とパンとドリンクぐらいしかないお粗末なもの。
受付前にバーカウンターあったものの、係員がいないのでアルコール注文も厳しい雰囲気。
ターミナル1にはワンワールド系のラウンジが無いので、逃げようがない。
*****

右:SIGNATURE DRINK Rubby Passion
Enjoy this refreshing drink concocted from black tea flavoured with calamansi juice and tropical spices
搭乗すると、ちょうどウエルカムドリンクを配っていたことで、席に着く前に選ぶことになったのだが、オレンジとリンゴのジュース以外に見慣れない色のドリンク。
何かと聞くと、お茶の類だというのでお願いしてみたが、メニューブックに載っていた「Rubby Passion」というノンアルコールカクテルだった。
甘いけど、少し薬っぽい癖になる味。フルーツとスパイスを組み合わせているそうだ。

MALAYSIAN SATAY
Our Award-Winning Signature Dish
Charcoal hand-grilled chicken and beef skewers, peanut sauce and traditional accompaniments
急病人が出たようで、離陸が1時間半も遅れてしまったことから、離陸後すぐに食事の開始。
テーブルクロスが敷かれて、食前酒とお供のナッツが配られてから、毎度おなじみのマレーシアンサテーがワゴンでやってきた。

「I Love Satay!!」なんて言ったら、1本多めの6本盛り。
マレーシアで作ったものを冷凍して搭載しているものと思うが、肉質が微妙に良かったのとソースに微妙なアクセントが無かったような気もするので、ひょっとしてパリで作っている?

サテーを片付けると、残りの前菜とデザートがトレーに乗ってやってきた。
他社でもあるが、デザートをこの段階で出してくるって、ちょっと考えてほしいなぁ。
それに、パンがなかなかやってこないし。

パンはバスケットの3種から選択。
今度は、パリ発ということでフランスらしいパンを選んでみたのだが、不味くは無いけどイマイチ。
なぜ本場フランス発の便だというのに、美味しいフランスパンが出せないのだろう?(ANAのパリ発も不味いパンを出してくるので、ターミナル1利用航空会社は同じ製造元だったりして?)

PAN-FRIED SCALLOPS WITH COLESLAW
前菜の残りの1品は、こちら。
何とも情けないというか、美味しそうに見えない料理だ。
帆立をフライパンで焼いてあるって書いてあるけど、燻製したものを軽くオーブンで焼いただけっていう感じ。それに、日本の帆立と違って平べったくないので、身が硬い。
さらには、コールスローがぜんぜん決まっていなかった。
見た目から違うが、これもコールスローって言うのかな?

PAN-FRIED SALMON FILLET
Creamy mashed potatoes, ratatouille and prawn basil sauce
メインは魚料理を選んでみた。
見ての通り、まったくひどい仕上がりだし、サーモンの質も白鮭みたいに脂がのっていなくて不味い。
ソースは海老とバジルって書いてあるけど、どこに海老が入っていたのだろう?
芋とラタトゥーユだけは普通にいただけたけど、あまりにも質の悪い皿でガッカリだ。
これ、たぶん事前オーダー制で頼む料理のクオリティだと思う。
次にマレーシア航空に乗る機会があれば、今度は事前オーダーシステムで料理を選んでみようと思う。

RASBERRY TART
デザートは、かなりマシなものが出てきた。
見栄えも良いし、底に敷かれているグラハムクッキー風のものが美味しい。

恐らくNYチーズケーキを薄く焼いて、その上にラズベリーをきれいに並べたものだろう。
この後、珈琲と紅茶がワゴンで回ってきたが、いつまで待ってもメニューに記されているチーズが出てくる気配がない。
仕方なく、こちらからチーズを食べたいと言って出してもらったが、これってサービス姿勢の欠如ではないか?

CHEESE SELECTION
Brie, Comte and goat Cendre with Carr's water crackers and dried fruits
催促して出てきたチーズだが、ANAよりも全然良い感じ。
ブリーチーズは適温だったし(ANAは熟成不足のうえに、冷たいまま)、ゴートチーズも美味しい。
ハードタイプのコンテは趣味ではないので、論評無し。
それに、お供のドライフルーツも普通と違ったものが出てきた。
右奥に見えるものは、シナモン味のドライアップル。これは美味しい。クラッカーは安物だけど。
*****
さて、往路とちがって今回はしっかり起きていたので、最初の食事から5時間経過した段階で中間食をいただくことにしたのだが、ANAの中間食の水準をベースに考えてしまうと、何コレっていうほどプア。。

Club sandwich of grilled vegetbles
クラブサンドイッチは、注文して1分で到着。
パックから取り出して盛り付けただけっていう感じ。

見ての通り、具材が少なすぎ!
これ、クラブサンドイッチって言わないのでは??
パンの焦げ目も不自然な風味があって、余計な焦げ目を付けずに単にサンドイッチとして出した方が良いだろうと思える水準だ。

Fresh fruits
きわめつけは、フレッシュフルーツ。
まるごとそのまんま。自分で皮をむいて切って食べろって。
それに、あれだけ出してくれるおしぼりすら請求しないと持ってきてくれなかった。
サービスの悪さは、この便に搭乗していたCAグループだけの問題かなぁ?
*****
到着3時間前に明かりが付いてたたき起こされる点はANAみたいだ。(笑)
それでも、朝食の注文を取ってから実際に出てきたのは40分後。もう少し効率よく出来ないものだろうか。

STARTER
MUESLI Choice of fresh or law fat milk
往路のクアラルンプール⇒ロンドン便と基本的には同じなのでメイン以外は省略するが、ミューズリーは違う種類が出てきたので、袋のままいただいてしまった。

CREPES FILLED WITH PEAR AND CHOCOLATE
Maple syrup and fresh cream
メインに選んだのは、クレープ。
オムレツでは芸がないし、せっかくのパリからの便なので、フランスらしく。

まあ、機内食だから美味しいクレープが出ることに期待してはいけないのだが、生地が不味い。
面白いと思ったのは、お題ではフレッシュクリームなのに、出てきたのはヨーグルトクリーム。
チョコレートにヨーグルトにメープルシロップ(本物ではなく似非シロップだと思う)という組み合わせ。それこそ何でも組み合わせれば良いというパターンなんだが、合わないことも無かった。ふーむ。
以上で、機内食すべて終了。
ANAのパリ発の便もダメだが、他社でもパリ発の便はダメみたいというのが結論だろうか。(こうなると、JALのパリ発に是が非でも乗りたくなる)
ということで、1食目の水準の低さと、メニューに書いてあるチーズが請求しないと出てこなかったサービス面でも拙さ、往路では知ることができなかった悲惨な中間食も評価対象となってしまって、総合で★3つまで2ランクダウン。
私のビジネスクラス機内食ランキングでは、1つ落として6位とした。
この後、成田までの乗継便は本拠地マレーシア発なので、期待できるだろう。
※メニュー:Lunch、Refreshments・Breakfast、BEVERAGE SELECTION

▲パリ~クアラルンプールのルートマップ(紛争地域を微妙に避けて飛んでいる)
評価点:総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★★☆
帰国便の最長路線であるパリ⇒クアラルンプール便は12時間半の搭乗時間。パリから日本にダイレクトに飛ぶよりも1時間余計に乗っていることになる。
往路のクアラルンプール⇒ロンドン便と同様にオール2階建てのA380機だが、ビジネスクラス席は半分程度しか埋まっていない。これなら、日本から往復20万円強という破格値でチケットを売り出しても利益になるわけだ。
経営状況が悪化していることでチケット購入時には倒産リスクも覚悟していたが、無事に搭乗できたので良かった。(国がバックに付いたそうなので、倒産リスクは当初よりは薄れたと思う)


パリのターミナルは、なぜかスターアライアンスが利用しているターミナル1。
スターアライアンス共用ラウンジの1つ下の階にある「SALON ICARE」という聞きなれないラウンジが指定されたが、これが狭いうえに米国航空会社のラウンジと同じわずかな乾き物とパンとドリンクぐらいしかないお粗末なもの。
受付前にバーカウンターあったものの、係員がいないのでアルコール注文も厳しい雰囲気。
ターミナル1にはワンワールド系のラウンジが無いので、逃げようがない。
*****


右:SIGNATURE DRINK Rubby Passion
Enjoy this refreshing drink concocted from black tea flavoured with calamansi juice and tropical spices
搭乗すると、ちょうどウエルカムドリンクを配っていたことで、席に着く前に選ぶことになったのだが、オレンジとリンゴのジュース以外に見慣れない色のドリンク。
何かと聞くと、お茶の類だというのでお願いしてみたが、メニューブックに載っていた「Rubby Passion」というノンアルコールカクテルだった。
甘いけど、少し薬っぽい癖になる味。フルーツとスパイスを組み合わせているそうだ。

MALAYSIAN SATAY
Our Award-Winning Signature Dish
Charcoal hand-grilled chicken and beef skewers, peanut sauce and traditional accompaniments
急病人が出たようで、離陸が1時間半も遅れてしまったことから、離陸後すぐに食事の開始。
テーブルクロスが敷かれて、食前酒とお供のナッツが配られてから、毎度おなじみのマレーシアンサテーがワゴンでやってきた。

「I Love Satay!!」なんて言ったら、1本多めの6本盛り。
マレーシアで作ったものを冷凍して搭載しているものと思うが、肉質が微妙に良かったのとソースに微妙なアクセントが無かったような気もするので、ひょっとしてパリで作っている?

サテーを片付けると、残りの前菜とデザートがトレーに乗ってやってきた。
他社でもあるが、デザートをこの段階で出してくるって、ちょっと考えてほしいなぁ。
それに、パンがなかなかやってこないし。

パンはバスケットの3種から選択。
今度は、パリ発ということでフランスらしいパンを選んでみたのだが、不味くは無いけどイマイチ。
なぜ本場フランス発の便だというのに、美味しいフランスパンが出せないのだろう?(ANAのパリ発も不味いパンを出してくるので、ターミナル1利用航空会社は同じ製造元だったりして?)

PAN-FRIED SCALLOPS WITH COLESLAW
前菜の残りの1品は、こちら。
何とも情けないというか、美味しそうに見えない料理だ。
帆立をフライパンで焼いてあるって書いてあるけど、燻製したものを軽くオーブンで焼いただけっていう感じ。それに、日本の帆立と違って平べったくないので、身が硬い。
さらには、コールスローがぜんぜん決まっていなかった。
見た目から違うが、これもコールスローって言うのかな?

PAN-FRIED SALMON FILLET
Creamy mashed potatoes, ratatouille and prawn basil sauce
メインは魚料理を選んでみた。
見ての通り、まったくひどい仕上がりだし、サーモンの質も白鮭みたいに脂がのっていなくて不味い。
ソースは海老とバジルって書いてあるけど、どこに海老が入っていたのだろう?
芋とラタトゥーユだけは普通にいただけたけど、あまりにも質の悪い皿でガッカリだ。
これ、たぶん事前オーダー制で頼む料理のクオリティだと思う。
次にマレーシア航空に乗る機会があれば、今度は事前オーダーシステムで料理を選んでみようと思う。

RASBERRY TART
デザートは、かなりマシなものが出てきた。
見栄えも良いし、底に敷かれているグラハムクッキー風のものが美味しい。

恐らくNYチーズケーキを薄く焼いて、その上にラズベリーをきれいに並べたものだろう。
この後、珈琲と紅茶がワゴンで回ってきたが、いつまで待ってもメニューに記されているチーズが出てくる気配がない。
仕方なく、こちらからチーズを食べたいと言って出してもらったが、これってサービス姿勢の欠如ではないか?

CHEESE SELECTION
Brie, Comte and goat Cendre with Carr's water crackers and dried fruits
催促して出てきたチーズだが、ANAよりも全然良い感じ。
ブリーチーズは適温だったし(ANAは熟成不足のうえに、冷たいまま)、ゴートチーズも美味しい。
ハードタイプのコンテは趣味ではないので、論評無し。
それに、お供のドライフルーツも普通と違ったものが出てきた。
右奥に見えるものは、シナモン味のドライアップル。これは美味しい。クラッカーは安物だけど。
*****
さて、往路とちがって今回はしっかり起きていたので、最初の食事から5時間経過した段階で中間食をいただくことにしたのだが、ANAの中間食の水準をベースに考えてしまうと、何コレっていうほどプア。。

Club sandwich of grilled vegetbles
クラブサンドイッチは、注文して1分で到着。
パックから取り出して盛り付けただけっていう感じ。

見ての通り、具材が少なすぎ!
これ、クラブサンドイッチって言わないのでは??
パンの焦げ目も不自然な風味があって、余計な焦げ目を付けずに単にサンドイッチとして出した方が良いだろうと思える水準だ。

Fresh fruits
きわめつけは、フレッシュフルーツ。
まるごとそのまんま。自分で皮をむいて切って食べろって。
それに、あれだけ出してくれるおしぼりすら請求しないと持ってきてくれなかった。
サービスの悪さは、この便に搭乗していたCAグループだけの問題かなぁ?
*****
到着3時間前に明かりが付いてたたき起こされる点はANAみたいだ。(笑)
それでも、朝食の注文を取ってから実際に出てきたのは40分後。もう少し効率よく出来ないものだろうか。

STARTER
MUESLI Choice of fresh or law fat milk
往路のクアラルンプール⇒ロンドン便と基本的には同じなのでメイン以外は省略するが、ミューズリーは違う種類が出てきたので、袋のままいただいてしまった。

CREPES FILLED WITH PEAR AND CHOCOLATE
Maple syrup and fresh cream
メインに選んだのは、クレープ。
オムレツでは芸がないし、せっかくのパリからの便なので、フランスらしく。

まあ、機内食だから美味しいクレープが出ることに期待してはいけないのだが、生地が不味い。
面白いと思ったのは、お題ではフレッシュクリームなのに、出てきたのはヨーグルトクリーム。
チョコレートにヨーグルトにメープルシロップ(本物ではなく似非シロップだと思う)という組み合わせ。それこそ何でも組み合わせれば良いというパターンなんだが、合わないことも無かった。ふーむ。
以上で、機内食すべて終了。
ANAのパリ発の便もダメだが、他社でもパリ発の便はダメみたいというのが結論だろうか。(こうなると、JALのパリ発に是が非でも乗りたくなる)
ということで、1食目の水準の低さと、メニューに書いてあるチーズが請求しないと出てこなかったサービス面でも拙さ、往路では知ることができなかった悲惨な中間食も評価対象となってしまって、総合で★3つまで2ランクダウン。
私のビジネスクラス機内食ランキングでは、1つ落として6位とした。
この後、成田までの乗継便は本拠地マレーシア発なので、期待できるだろう。
※メニュー:Lunch、Refreshments・Breakfast、BEVERAGE SELECTION

▲パリ~クアラルンプールのルートマップ(紛争地域を微妙に避けて飛んでいる)
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テーマ : ビジネスクラス機内食
ジャンル : グルメ