スペイン/オンダリビア [Hondarribia]:Bar Enbata
訪問:2015/5/8 18:30
評価点:総合★★★★☆、味★★★☆☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★★☆、CP★★★☆☆

▲ピックアップ写真:イカ墨の黒と思ったが・・
スペイン最後の街は、対岸がフランスというバスク州のオンダリビア[Hondarribia]という小さな街。
国内線専用のサンセバスチャン空港のある街だ。

▲今日のルート(地図をクリックすると、大きな地図が開きます)
ここには城のパラドールがあるのだが、驚くほど高額なうえにレストランが無いということでパスして、15世紀に造られたという宮殿跡のホテルを確保した。そこで聞き出したピンチョスの美味しい店3軒と、追加の1軒がこの日の晩ごはんだ。

第一弾は、この店。ホテル併設のバルだ。
カウンターは普通だが、テーブル席が合席用テーブルで広い空間を確保しているバルというのは珍しい。日本のスキー場にある食堂といった雰囲気だ。
実は、ミシュラン旅行ガイドに掲載されているレストランだったので、レストランで食べる場合の候補にしていたのだが、宿でピンチョスが美味しい店と紹介されたので、バル側で利用することにした。




まずは、カウンターに並んでいたピンチョスを一通りご覧いただいたが、今までの店とは全然水準が違う。
単に生ハムやアンチョビやサラダを盛っただけというパターンが普通だが、それぞれに核となる料理が乗っていて、そこに相性の良い食材を加えてある。
さすがピンチョス発祥の地と言われるサンセバスチャン近郊の街だ。

最初は、2枚のイワシの天ぷらの間にパプリカを炒めたものを挟んだもの。
スペインやポルトガルの海辺の街と言えば日本でもおなじみのイワシの塩焼きが名物らしいのだが、青魚アレルギーなので食べたことが無い。今回は家内が引き受けてくれるので、初めてのイワシ料理を選んだというワケ。

赤・緑・黄の3色のパプリカは、味付けなしで単に油で炒めただけという感じでイマイチ。
それに、美味しいはずの(注:アレルギーが原因で食べていないだけで、イワシが美味しいのは承知している)イワシも、あまり脂が乗っていないので美味しくないな。やはり鮮度勝負の魚は日本で食べるのが一番。

お次は、ピックアップ写真に載せたピンチョス。その黒い部分だが、太いソーセージ状の中身が黒いご飯になっている。
スペイン以外なら豚の血を使った料理になるのだが、スペインだからイカ墨かな?
実は、どちらかといえば英仏では普通にお目にかかれる豚の血のソーセージと同じ味わいだったのでイカ墨説を否定しているのだが、どちらも好きなので問題なし。(日本では役所の意味不明な規制のおかげで、食べられる店は僅か)
お隣のナバラ州の名産であるパプリカ炒めがトッピングされているが、これ美味しいんだよね。
大好物なのでオイル漬けされたものとか買って帰るんだけど、やはり現地の炒めたパプリカにはかなわない。

家内は、単純なコロッケのピンチョスを選択。
ポルトガルで大好物のバカリャウコロッケと期待してだそうだ。
期待通りで中身は干し鱈の風味が(多少は)するクリームコロッケだった。

断面写真のとおり、単純なコロッケでは無く、パプリカの中にクリームを詰めてある。
衣が極めて薄いのも特徴。日本のスーパーの惣菜コーナーで売っているコロッケは油だらけで食べることはないが、これだけ薄い衣だと油も少なく気にならない。
家内は当地4軒で食べ歩いたピンチョスの中では1番の店だという評だ。
メニューに表示されているピンチョスは良いお値段だったので心配だったが、お会計は1つ2ユーロ均一。
そこそこ立派なホテルのバルということで高いから空いているんだと思っていたが、お値段は相場通りだったので、ガイドブックや口コミサイトにバルとして掲載されていないことが理由なのかもしれない。
混んでいないことや、品揃えが豊富であること、空間が広くて快適であることを考えると、十分お勧めできると思う。
※メニュー:印刷版、黒板(ピンチョス)、黒板(大皿)
【詳細情報】
店名:Bar Enbata
電話:943 641 054
住所:Zuloaga Kalea 5, 20280 Hondarribia
GPS:43.368080, -1.793889
【オンダリビア [Hondarribia] の風景】

▲左:巨大石壁みたいなパラドール 右:パラドール遠景(奥の新築部分が客室?)

▲旧市街の高台への南側入口(南側は城壁があるため、この2か所からしか入れない)

▲左:先端のビーチから街を撮影 右:旧市街から北側に向かう坂道

▲左:旧市街の広場 右:歯医者の洒落たドア装飾(日本と違って外観は普通の民家)
評価点:総合★★★★☆、味★★★☆☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★★☆、CP★★★☆☆

▲ピックアップ写真:イカ墨の黒と思ったが・・
スペイン最後の街は、対岸がフランスというバスク州のオンダリビア[Hondarribia]という小さな街。
国内線専用のサンセバスチャン空港のある街だ。

▲今日のルート(地図をクリックすると、大きな地図が開きます)
ここには城のパラドールがあるのだが、驚くほど高額なうえにレストランが無いということでパスして、15世紀に造られたという宮殿跡のホテルを確保した。そこで聞き出したピンチョスの美味しい店3軒と、追加の1軒がこの日の晩ごはんだ。


第一弾は、この店。ホテル併設のバルだ。
カウンターは普通だが、テーブル席が合席用テーブルで広い空間を確保しているバルというのは珍しい。日本のスキー場にある食堂といった雰囲気だ。
実は、ミシュラン旅行ガイドに掲載されているレストランだったので、レストランで食べる場合の候補にしていたのだが、宿でピンチョスが美味しい店と紹介されたので、バル側で利用することにした。




まずは、カウンターに並んでいたピンチョスを一通りご覧いただいたが、今までの店とは全然水準が違う。
単に生ハムやアンチョビやサラダを盛っただけというパターンが普通だが、それぞれに核となる料理が乗っていて、そこに相性の良い食材を加えてある。
さすがピンチョス発祥の地と言われるサンセバスチャン近郊の街だ。

最初は、2枚のイワシの天ぷらの間にパプリカを炒めたものを挟んだもの。
スペインやポルトガルの海辺の街と言えば日本でもおなじみのイワシの塩焼きが名物らしいのだが、青魚アレルギーなので食べたことが無い。今回は家内が引き受けてくれるので、初めてのイワシ料理を選んだというワケ。

赤・緑・黄の3色のパプリカは、味付けなしで単に油で炒めただけという感じでイマイチ。
それに、美味しいはずの(注:アレルギーが原因で食べていないだけで、イワシが美味しいのは承知している)イワシも、あまり脂が乗っていないので美味しくないな。やはり鮮度勝負の魚は日本で食べるのが一番。

お次は、ピックアップ写真に載せたピンチョス。その黒い部分だが、太いソーセージ状の中身が黒いご飯になっている。
スペイン以外なら豚の血を使った料理になるのだが、スペインだからイカ墨かな?
実は、どちらかといえば英仏では普通にお目にかかれる豚の血のソーセージと同じ味わいだったのでイカ墨説を否定しているのだが、どちらも好きなので問題なし。(日本では役所の意味不明な規制のおかげで、食べられる店は僅か)
お隣のナバラ州の名産であるパプリカ炒めがトッピングされているが、これ美味しいんだよね。
大好物なのでオイル漬けされたものとか買って帰るんだけど、やはり現地の炒めたパプリカにはかなわない。

家内は、単純なコロッケのピンチョスを選択。
ポルトガルで大好物のバカリャウコロッケと期待してだそうだ。
期待通りで中身は干し鱈の風味が(多少は)するクリームコロッケだった。

断面写真のとおり、単純なコロッケでは無く、パプリカの中にクリームを詰めてある。
衣が極めて薄いのも特徴。日本のスーパーの惣菜コーナーで売っているコロッケは油だらけで食べることはないが、これだけ薄い衣だと油も少なく気にならない。
家内は当地4軒で食べ歩いたピンチョスの中では1番の店だという評だ。
メニューに表示されているピンチョスは良いお値段だったので心配だったが、お会計は1つ2ユーロ均一。
そこそこ立派なホテルのバルということで高いから空いているんだと思っていたが、お値段は相場通りだったので、ガイドブックや口コミサイトにバルとして掲載されていないことが理由なのかもしれない。
混んでいないことや、品揃えが豊富であること、空間が広くて快適であることを考えると、十分お勧めできると思う。
※メニュー:印刷版、黒板(ピンチョス)、黒板(大皿)
【詳細情報】
店名:Bar Enbata
電話:943 641 054
住所:Zuloaga Kalea 5, 20280 Hondarribia
GPS:43.368080, -1.793889
【オンダリビア [Hondarribia] の風景】


▲左:巨大石壁みたいなパラドール 右:パラドール遠景(奥の新築部分が客室?)


▲旧市街の高台への南側入口(南側は城壁があるため、この2か所からしか入れない)


▲左:先端のビーチから街を撮影 右:旧市街から北側に向かう坂道


▲左:旧市街の広場 右:歯医者の洒落たドア装飾(日本と違って外観は普通の民家)
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