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スペイン:パラドール レオン [Parador de León]

訪問:2015/5/5 20:30
評価点:総合★★★☆☆★★☆☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★☆☆CP★★☆☆☆
Parador de León
▲パラドール レオン(サンマルコス修道院)の正面入口

4日目は、昨年出かけたアビラ [Avila] で走破済だったカスティーリャ・イ・レオン州 [Castilla y León] 入り。

今回の旅程は、そのほとんどが世界遺産に指定されているサンティアゴ巡礼路[El Camino de Santiago]に沿って走るルートになっているのだが、特にこの日の区間を歩いている方の多い事にはビックリした。何もない野原の中を走る車道から点々と見える人の姿が延々と続いているのだ。(実際は、他の区間では車道から離れているため認識できなかったものと思われる)

幹線道路とほぼ並行している概ね100Km位の区間を平均して100メートルに1人位は歩いていたのではないだろうか。(wikiによると年間10万人が歩くそうだから、1日当たり300人、1日30Km歩くとして100mに1人という数は概ね妥当な値となる。)

今日のルート by 旅レコ
▲今日のルート(地図をクリックすると、大きな地図が開きます)

途中の大都市ブルゴス [Burgos] の街で、そのサンティアゴ巡礼路を目印に従いながら少し歩いてから、パラドールのあるレオン [León] に到着。
ここのパラドールは、観光名所にもなっているサンマルコス修道院の中にあるうえに、パラドールの中では数少ない5つ星に格付けされている超高級ホテル(のはず)だ。

全体で426部屋もある巨大パラドールだが、駐車場に向かうと裏口から入ることになる。
そこで目にしたのは、ほとんどメンテナンスされていないオンボロのアパートみたいな建物。一瞬、目が点になってしまった。

駐車場側入口正面に見えた老朽化した客室棟外観 border= 部屋から錆びた手すりと別棟を見る
▲左:駐車場側正面に見えた老朽化した客室棟外観  右:バルコニーの手摺は錆だらけ、右の棟は・・

10部屋しかない Junior suite を予約してあったのだが、その部屋はこのオンボロアパートの一番奥。バルコニーには錆びついたテーブルと椅子が置いてあるし、そこから見える他の部屋は、窓こそ割れていないものの、使われていないのか汚れだらけとスラム街にでも来たのかと思えるような印象を受ける。これが5つ星の実態とは・・
幸い、部屋の中はしっかりメンテナンスされているので問題無かったが、正面入口の歴史的建物の中にある部屋もあるので、どのタイプの部屋を予約すればそこに当たるのか確認しないとガッカリするだろう。
特に館内をくまなく探索した場合、このオンボロアパートの外観を目にすることになるので、ほどほどに探索する事をお勧めしたい。(笑)

店内の雰囲気 テーブルセッティング

宿の話はこれぐらいにして、早速レストランの料理を紹介しよう。
2食付で予約した場合は、The Menu Parador(€35.00)からの選択となる。

グリッシーニ(?)

最初は、パラドール初登場のグリッシーニ。(スペイン語で何と言うのか知らない)
イタリアのレストランで出るようなものではないし、出し方も大きく異なるが、お味としてはグリッシーニの類で良いだろう。
でも、本場イタリアと比べると、かなり劣る。

パンとオリーブオイル

パンはバスケットに入った4種類からの選択、オリーブオイルはテーブルに置かれたボトルからのセルフサービスではなく、皿に入ったものを持ってきた。この辺りは、他のパラドールではほぼ統一されていたので、格付の違いから来るのだろうか?

そのパンのお味だが、フランスから大きく離れているからか、不味くなってしまった。

アミューズ

アミューズは、スペインらしくガスパッチョと、生ハムを挟んだミルフィーユ仕立てのサンドイッチだ。
当然家内も同じものが出されたと思っていたら、ちょっと違うものが出ていた。

一口サンドイッチ風 家内が選んだパン

トッピングが大麦では無く胡麻になっているし、中身も生ハムから胡瓜と何か(聞き忘れた)で違ったもの。(右の写真は、4種類の中から家内が選んだパン)

Guiso de arroz con chocos
前菜(6択):Guiso de arroz con chocos
Stew of rice with "chocos"


前菜からは、"chocos"という烏賊(甲イカらしい)のリゾットを選んでみた。
ポルトガルに近くなると、ポルトガルで美味しいタコのリゾットを思い出してしまうのだが、さすが前菜扱いなのでボリュームは控えめ。と言っても、日本での1人前の量は優にある。

赤いのでトマト味かと思ったら、カツオだしみたいな魚の出汁ベースでパプリカをたっぷり加えたものだった。
ハンガリーと同様に(☞ ハンガリーのパプリカ粉8種類を比較)、スペインもパプリカ粉をスーパーで大量に売っているので、単に赤いだけだとトマトなのかパプリカなのか判断できない。
お味の方は、パプリカを抜けばポルトガルで馴染んだお味で日本人には美味しくいただけるだろう。
甲イカも十分柔らかく煮込まれていた。

Parrillada de setas y espárragos trigueros salteados
Parrillada de setas y espárragos trigueros salteados
Grill of mushrooms and attacked with esparagaus


家内は、マッシュルームのグリルを選んだのだが、出てきた皿は、巨大舞茸みたいなキノコ。
欧州で英語版メニューを見ると、高価で美味しいセップ(ポルチーニ)でも mushroom と表記されている事が多いので、マッシュルーム表記は要注意なのだ。

塩とニンニクベースの単調な味なので全部は食べられないと半分私が引き受けたが、確かにそれほど美味しい料理ではなかった。

Pescados asados con gambones, piperrada y sopa de bogavante
メイン(5択):Pescados asados con gambones, piperrada y sopa de bogavante
Roasted fish with prawns, piperade and lobster soup


メインは、家内も私も大好物の単語が並んでいたこちら。
焼いた白身魚(hakeだと説明された)にピペラードを乗せて海老をトッピングし、ロブスターのスープが敷かれているという認識で注文。

魚料理の断面

ほぼ予想通りの皿が出てきたが、スープからの甲殻類特有の香りは乏しく、海老も加熱しすぎでプリプリ感が無く、白身魚は加熱不足な上に臭みもある。
家内はこの魚のおかげで、この後のレストランで魚を頼むのが嫌になったらしい。

これから向かうバスク料理のひとつであるピペラードも、パプリカが少なく玉葱のようなものが中心で炒めも足りずイマイチ。
巨大パラドールの量産料理に期待してはいけないのだが、太字でお勧めしている料理なのに酷いと言える皿だった。

Repostería del día con helado
デザート(4択):Repostería del día con helado
Assorted pastries San Marcos with ice-cream


デザートも家内と同じチョイス。
やはり店のあるサンマルコ修道院の名前を被せたものに目が行ってしまう。
っていうか、そもそも選択肢が(パラドールの定番コースにしては)少なすぎ。

カスタードのクレープ包み

少しは凝った姿勢を見せてくれたのが、チョコの皿に乗せたチョコレートアイスだは、肝心のペストリーは、フランスの食堂で良く見かけるようなカスタードクリームのクレープ包みで、どこがサンマルコ風なのかと言いたくなるような単純なものだった。

以上、料理は水準以下で、大箱店特有の雰囲気や混雑するバルを通り抜けないと入れないという問題もあったが、唯一の救いはサービスの良さ。
カトラリーのセットの仕方がカッコ良かったし、英語で料理内容も都度しっかり説明していただけたのは、パラドールではなかなか無いものだ。

※メニュー:基本コース(英仏語版)アラカルト・その他コース(英語版)


続いて、2食付で予約してあるので朝食の皿も紹介しておこう。

朝食①

規模が大きいだけに品ぞろえも豊富。
一番驚いたのは、生ハムの質の良さだ。右奥の大きなもの。
生ハムメロンにしたりピンチョス風にして、何度もいただいてしまった。

朝食②

血のソーセージも旨い 朝食会場

【詳細情報】
店名:Parador de León
電話:987 237 300
営業:13:00~16:00、20:30~23:00
住所:Pza. de San Marcos 7, 24001 León
GPS:42.601703, -5.582088(徒歩入口)、42.603036, -5.581621(駐車場入口)


訪問したパラドールのレストラン レビュー一覧
 

【ブルゴス [Burgos] の風景】

▲サンティアゴ巡礼路の道しるべ(左:一般的な印 右:路上ペイント型..●の通りを進めという意味)


▲左:巡礼路に従うとカテドラルの裏側に抜ける  右:こちらが正面


▲裏側にあった教会(無料)


▲巡礼路経由で向かうとカテドラルの横に出るが、ここから入ると柵の手前まで無料で中を見れる


▲カテドラル前の広場に通じる門の内側に描かれている絵にも注目


▲カテドラルの裏側から標識に従い城に向かおう(左:途中の教会  右:城の入口)


▲城には入れなかったので、ゲートから覗き見(土日祝の11:00~19:00のみ営業)(€2.60)


▲城の手前に街を見下ろせる展望台がある(正面がカテドラルの裏側)
 

【レオン [León] の風景】


▲ステンドグラスが非常に多いサンタマリア大聖堂(レオン大聖堂)(€5.00)






▲右:前の記事で話題にした、その場で揚げたてのポテチを味わえる店の店頭
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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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12月:台北/台湾
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2月:メキシコ
3月:Sevilla,Málaga/スペイン
3月:台湾㉚、ベトナム
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8月:台湾
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