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ビジネスクラス機内食/全日空(ANA):成田(NRT)⇒パリ(CDG)

搭乗:2015/5/1 NH205便
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★★雰囲気★★★★☆
2015年のGWは、フランスのボルドーからバスク地方を経由してスペインの未訪問州の残りを家内と共にまわることにした。
往路のANAパリ便は、昨年9月に引き続きビジネスクラスにアップグレードされたので(3回連続なので、ANAライフマイル50万マイル達成が効いているのかも?)、いつものように即日登録で紹介したいと思う。(☞ 2014.9搭乗の同一路線レポート

まずは成田のANAラウンジだが、炭水化物オンパレードの低水準のまま全く変わらず。今日の日経新聞にラウンジサービスを強化して増益になったなんて書いてあったけど、記者は何を根拠に記事を書いているんだろう?
エコノミークラスの機内だけでなく、昨年はラウンジまで逆流性食道炎を起こすペプシ・ネックスに変わってしまってがっかりしたのだが、これはコカコーラ・ゼロに戻った点だけが救いだ。

成田ANAラウンジ食

朝食抜きだったので軽くいただいたが、初登場は真っ黒なご当地焼きそば。
地名は失念したが(東村山だったか?)、相変わらず具材がほとんど無い「麺だけ」の炭水化物。
味も濃すぎて、高血圧には良くないなぁ・・

スープは、クノールをちょっと加工した感じのパンプキンポタージュ。
5年位前にスープが初登場した時の大手スープチェーン製の高級スープに戻す意識もないようだ。日経記事がANA発表のコピペだったとしたら、腹が立つ。
サラダのドレッシングなんて、3種表示されていたのにあるのは2種だけ。補充もされなかった。

もうひとつ、いつものリンツチョコレートが無かった。
過去出していた高級食品を外しているのに、どこが強化しているって??
追記:愛読している旅レポートのayaさんからのコメントによると、単に補充されていなかっただけのようだ。

*****

離陸前のウエルカムドリンクは、スパークリングワインかオレンジジュースで変化なし。
機内食は、いつもの通り洋食をお願いした。
今回の洋食は、京都木屋町にある「レストランよねむら」のオーナーシェフである米村昌泰氏とのコラボレーションだそうだ。

日本のミシュランに載っている店らしいが、搭乗前日のオートチェックインの段階でアップグレードが確定していたので、ちょっと調べてみたものの、私が嫌うフランス料理と和食の創作料理とのことで期待できそうもない。
どうせ最近多い料理人としての大した実力も無いのに、ちょっと変わったことをやったりマスクが良いことからマスコミが煽って名を上げたシェフだろうというのが予想ベースだが、どうだろう?

アミューズ

アミューズは、いつもの3品盛り。
例によって和食と洋食の共通となっているので、和食+洋食+チーズバーという構成。

姫皮たけのこ寄せ おくらのピューレ添え
姫皮たけのこ寄せ おくらのピューレ添え

これは和食で、私のテリトリー外。
姫皮たけのこって、超小型の筍の本体ではなく皮の部分だと思うが(品種が違う?)、単なる和食っていう感じで感動は無いな。
トッピングの濃い緑のソースが「おくらのピューレ」らしいが、これもオクラという味がしない。
もっとも、アミューズなので一口で食べてしまったから、個々の食材の味を味わえなかったのかもしれないが。

鰊のマリネ フェタチーズとセミドライチェリートマト
鰊のマリネ フェタチーズとセミドライチェリートマト

洋食側は、しっかり洋食らしい構成になっているが、市販品の盛り合わせみたいなもの。

ニシンのマリネは、ほとんど〆鯖のニシンバージョンだ。
焼き魚で食べるニシンは美味しい魚だとは思えないが、これなら〆鯖と変わらない感じ。
脂が乗っているので、スーパーで売っているようなパック入りの安物〆鯖よりも美味しい。

残りは市販品だろうが、セミドライチェリートマトは甘味と酸味の調和が美味しかった。
一般市販品なら、メーカーと品名が知りたいな。

2種の胡麻のチーズバー
2種の胡麻のチーズバー

相変わらず胡麻が好きなようだが、今回のチーズバーは変に胡麻ばかりが主張することはなく、チーズとのバランスを保っていた。
個人的には趣味でないが、2種の胡麻というぐらいだから、ちゃんと考えて作られたのかな?
毎度の単に胡麻を加えただけという低レベルのものではなかったという事だ。

ここからが、コラボレーションメニュー。

豆乳のババロア 蒸し雲丹とアスパラゼリー添え 軽い燻製の帆立と共に
アペタイザー
豆乳のババロア 蒸し雲丹とアスパラゼリー添え 軽い燻製の帆立と共に


一応洋食を選んでいるのだが、完全に和食といえる料理が出てきた。
別に和食メニューがあるのだから、洋食メニューに和食を入れるなんてやめてほしいと思ったわけだが、ちゃんと和洋折衷創作料理のシェフという情報をインプット済みだったので、まあ想定内。
両脇に控えめに載っている燻製帆立を単独でいただくのが、一番マシだった。

豆乳のババロアをアップ

ババロア側のお味は、三流料理研究家でおなじみの何でも組み合わせれば良いという料理の典型。
メニューに記されていないが、バジルの種に水を付けたもの(イタリアンで出てくる)に、蕗みたいな和食系の水煮と、キャビアもどきという組み合わせ。なんとも安直に感じてしまう。

念のため全部を合わせていただいてみたが、何でもない。
これで想定外の美味しさだったら、それこそ一流シェフなんだが、やっぱり三流だ。

ブレッド
ブレッド
3種のブレッド 蒜山ジャージーバターとオリーブオイルとともに


ここで、パンの登場。
前回のイタリアンシェフとのコラボで美味しかったパンよりは劣るが、まずまずの出来栄え。
しかもオリーブオイルも言えば付けてくれるので、今まで通り過剰に多く盛ってくる塩と胡椒の使い道もできた。
オリーブオイルに、たっぷりの胡椒と塩を加えれば良いのだ。

実は後から追加する形で出てきた3種目のパンであるバゲットの写真を撮り忘れた。
機内で書いているので確認できないが、恐らく昨年8月に搭乗した際に出てきたものと同じだろう。
ANAオリジナルブレンド北海道産小麦粉100%、フランス産天然酵母を使用しております
と記されていた。
これで、一昨年まではダメダメのANAのパンが恒久的に良くなったことが確認できた。(ラウンジのパンはダメだけど・・)

甘鯛とフォアグラのポワレ あさりと赤パプリカのソ-ス
甘鯛とフォアグラのポワレ あさりと赤パプリカのソ-ス
ペンネとトウモロコシのゴルゴンゾーラリゾット添え
[338 kcal]

2択のメインディッシュからは、魚料理をチョイス。
肉料理は「ビーフシチューとハンバーグ ふきのとうとクレソンのクリーム煮添え」と、和の食材を使っているので選択の余地は無い。特に和食独特の香味野菜は、ほぼ全滅なので蕗の薹は絶対に無理だ。

しかし、和食系ではないつもりだったのに、これも和食というか洋食というか微妙な線だ。
甘鯛はふっくら柔らかい仕上がりだが、下味の塩の浸透加減がなんとも和食風。
ソースは、ちゃんとベースを作っていない手抜き仕様でフランス料理ではなく日本食の範疇に入る洋食料理。

フォアグラをアップ

ではフランス料理の代表的食材のフォアグラはどうかというと、ほとんどレバーという食味の粗悪品でダメ。
間違いなくハンガリー産のフォアグラだと思うが、ブダペストの21 Hungarian Kitchenで大量にいただいた、本来の味のしないフォアグラを思い出してしまった。

それだけでなく、ソースが魚料理と兼用なのに単に焼いただけで、それに合わせる加工すらしていない。
リゾットなんて、家庭料理の延長のような平凡なお味で論外だ。

ということで、予想通りレベルの低いシェフの料理で残念な結果だった。
単なる組み合わせ程度の創作しかできないようでは、日本のミシュランの審査基準なんて信用に値しないだろう。
ましてや、フレンチに和食テイストを加えるわけではなく、既存の和食と洋食の中間みたいな料理で創作料理なんて、よく言えたものだ。創作料理で名を売るなら、誰も作ったことが無いような美味しいソースとか、意外な組み合わせで抜群に旨い料理を出してほしいものだ。
ANAは、コラボレーションを組む相手先をよく吟味すべきだろう。
三流シェフを採用したって先方の宣伝戦略に乗せられるだけであって、ANAのイメージアップにはつながらないのだ。


デザート
チョコのゼリー ウフ・ア・ラ・ネージュ添え
グレープフルーツのゼリー 苺のコンポートと共に


デザートも「よねむら」とのコラボメニューとなっていた。
プレミアムエコノミー席でも、デザートでコラボメニューを楽しめることが多くなった気がするが、所詮三流シェフの作ったメニューだ。お題で予想したものとは違う、出来の悪いデザートだった。

何が出来が悪いかと言うと、再三書いてきたとおり何でも組み合わせれば創作だという単純なアプローチ。
主張の強いグレープフルーツに、まさかカスタードを合わせてくるとは。激不味!!

チョコのゼリーは、安物ココアのババロア風。
そこにマンゴーピュレとクリームを合わせてきたが、こちらは不味いわけではないが何も考えていない感じ。
家内も選んでいるが、よく研究されているコンビニスィーツの方が断然美味しいとの評だ。

チーズ
チーズ(クロミエ、ゴルゴンゾーラ)

チーズは、昨年9月とまったく同じ構成。
前回も書いているが、こちらのパンの不味さも相変わらずだった。
なぜ本体側を変えた時に変えなかったのだろう?
まさか、お役所らしくデザート部門が違うという縦割り組織だから?

フルーツ プラリネ
左:フルーツ  右:お茶のお供の小菓子

フルーツは、前回良くなったのに元の低水準のものに戻ってしまった。
最後はお茶と小菓子(プラリネチョコ)でおしまい。

と思ったら、ミニボトルに入った3種の食後酒が回ってきた。ここも昨年からの改善を感じた点だ。
もうひとつ、今まで無かった料理の説明が、一部の担当者だけのようだが有ったことも大きな改善だ。
これでサービス点は文句なく★5つを付けることができる。

続いて、家内が頼んだ和食の写真を紹介しておこう。
味見している料理はコメントを入れたが、新型内装機は隣席との距離があるので、コミュニケーションがしづらいという欠点があることから、食べ物のシェアは事実上不可能だ。

前菜・お造り・小鉢
前菜・お造り・小鉢

前菜
前菜:筍桜葉寿司 山葵木耳昆布 菜の花昆布浸し 大阪あい鴨ケチャップ煮 花びら百合根

このうち、大阪あい鴨ケチャップ煮を一口いただいたが、合鴨という味ではなく普通の鶏肉的なお味。食べたことのない大阪あい鴨とは、そういう肉質なのかと。
和食にケチャップか? と思ったケチャップ感は無かった点が救いだが、洋食料理だ。

お造り
お造り:サーモントラウト昆布〆

これも一口食べてみたが、機内食という制約があるから仕方ないものの、お造りというのは無理があるなぁ。
スモークサーモンを軽く加熱したのか、塩漬けサーモンを軽く燻した感がある。

小鉢
小鉢:胡麻酢浸し 真烏賊

家内は、これが一番美味しいと。

主菜・御飯、味噌汁、香の物
主菜・御飯、味噌汁、香の物
お米は金芽米 鳥取県八頭郡若桜町産コシヒカリを使用しております。


いさき幽庵焼き
いさき幽庵焼き [152 kcal]

香の物
香の物
香の物には岩手県 及川農園 昔ながらの手造り梅干しをご用意しております。


*****

続いて、中間食である「軽めのお食事」の中から未食の2品いただいたので紹介しよう。

ガーデンサラダ 北海道産山わさびのドレッシング
ガーデンサラダ 北海道産山わさびのドレッシング

1品目は、いつもの通りサラダだ。
山わさびのドレッシングに惹かれたわけだが、山葵という味はしないなぁ・・

ほうれん草 チーズとハムのロールパスタ
ほうれん草 チーズとハムのロールパスタ トマトソース

2品目は、1食目の洋食メインとしても選べるパスタをチョイス。
前回は、エノテーカ ピンキオーリとのコラボメニューだったが、こちらは単にANAの料理。
1食目にわざわざ選ぶ理由は無いと思うのだが、今回は和食的な構成だったので、それを意識したのかも?

期待はしていなかったが、やはりどこか抜けている料理だった。
一番目立ったのは、ロールパスタの中に巻き込まれているスライスチーズ。恐らくチーズの種類を指定せずに、単に「スライスチーズ」と発注したものだろう。チェダーほどではないにしても、肉と合わせるならともかくほうれん草と合わせるには主張が強すぎだ。モッツアレラ等の癖のないチーズを使っていれば、十分美味しくいただけるのに。

トマトソースと記しておきながら、実際は2色のソース。
手前は、やや酸味のあるクリーム系。
トマトソースよりは、ほうれん草を巻いてあるのでこちらの方が合いそうだ。

もう1品未食の牛肉葱塩丼があったが、前回の牛肉細切り炒め丼の内容から予想できるので無理しないでパス。

クロックムッシュ
クロックムッシュ

家内が頼んだものも載せておこう。
クロックムッシュは既食で良い印象を持っていることから勧めたのだが、酸っぱいというので味見。
確かに中に加えたソースにビネガーが加わったのか、前に食べた印象とは違うものだった。

*****

到着前の食事だが、「軽めのお食事」に組み込まれていたものから分離したようだ。
過去さんざん出来もしないことを書くものでないと指摘してきた「到着1時間前までに注文可」の表記も、完全に無くなっている。
他社では出来ていることだが、出来るように改めるのではなく出来ないことは書かないことに改めたのは、改善と言うべきかな?(笑)
ただ、機内の明かりが灯ったのは到着2時間10分前と、前回&前々回の2時間40分前から少し改善。出来ないことを書かない改善との因果関係は不明だが、トータルで改善したと言っても良いだろう。元に戻した前例もあるので、今後もウオッチしていきたいと思う。(って、今回の旅行後2年は上級会員資格を取得したJALをベースに乗ることが確定しているので、ウオッチ出来ないかもしれないけど・・)

到着前の洋食

私は、いつもの通り洋食を選択。
頼んだダイエットコークも乗せてきたので、バターと塩胡椒が2段重ねで出てきた。

チキンとシーフードのパエリア
メインディッシュ:チキンとシーフードのパエリア [485 kcal]

メインは、2食目としてはかなりボリューミー。
シーフードの質も悪くはないし、お味も普通にいただける。

ブレッド
ブレッド:蒜山ジャージーバターとブラッドオレンジジャムとともに

隠れて見えなかった塩胡椒は、いつもの通り無駄にたっぷり。
パンは、前回と同じだとは思うが、特にクロワッサン側の味が落ちた気がした。

フルーツは1食目と同じなので(他社では違うものを出すのに、ホント芸がない!)写真省略。

到着前の和食

家内が選んだ和食は、写真だけの紹介。

口取り
口取り:花咲海月醤油漬け 穴子照り焼き 大山どり竜田揚げ 北寄貝サラダ 酢蓮根

主菜
主菜:境港サーモンみぞれ焼き [216 kcal]

これは、1食目にも出てきた桜の葉の香が私にまで届くほど強烈だったが、家内は不味くて食べられないと全部残して私によこしてきた。確かに空豆なんて料理になっていなかったが、サーモンは変わったアプローチで美味しくは無いが、食べることは可能。


ということで、今回もコラボレーションの選択を間違ったことが災いして★5つ進呈は無理だが、3年前にインチキと思える5スターを取得してからインチキと言われないように着実に進歩してきた成果は出ているように思えたのは確かだ。過去は、ちょっと改善しても元に戻ったり、むしろ改悪されてしまうことが多かったことから、安定した進歩が見えたことは良いことだと思う。

私の航空会社別ビジネスクラス機内食ランキングでは、1ランクアップして26社中6位とした。
7位に落としたキャセイパシフィック航空は2年ほどご無沙汰しているが、今後はワンワールド加盟航空会社のビジネスクラスにも積極的に乗って行こうと思っているので、来年には搭乗できると思う。

この後は、最初の訪問地であるフランスのポー[Pau]から、旅行記もどきのレストラン紹介記事を続けたいと思う。

※メニュー:1食目和食洋食軽めのお食事2食目和食・洋食
※パリ.シャルルドゴール空港から乗継便搭乗待ちの間に登録しました。

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プロフィール

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現在 62ヵ国を訪問
43ヵ国 をレンタカーで走り、
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11月:北西部/フランス
11月:フーコック島/ベトナム
12月:Stuttgart,他/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:Sevilla,Málaga/スペイン
3月:台湾㉙、ベトナム
4月:マルタ②、イタリア
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6月:クロアチア②,スロベニア
7月:イタリア⑰、スイス
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