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ビジネスクラス機内食/全日空(ANA):パリ(CDG)⇒成田(NRT)

搭乗:2014/9/22 NH206便
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆
9泊11日のコルシカ島&サルデーニャ島旅行の最後は、ANA成田便で帰国だ。
Air Franceのストライキの影響で満席となり、往路に続いてビジネスクラスにアップグレード。3年前までのパリ線では往復アップグレードが普通にあったのだが、ホント久しぶり。

CDGラウンジ食 CDGラウンジ食

8月のフランス旅行の復路ではアップグレードされなかったので紹介し損ねたが、パリのスタアラ共用ラウンジの食事がグレードアップしていた。具材たっぷりの麺料理があったのだ。
実は、具材だけ単独でいただけてしまうというもので、麺と合わせて食べている方を見なかったのだが、たっぷりの生に近い牛肉(≒マリネされていないカルパッチョみたいなもの)をいただいた。(左写真の下のもの)

もっとも、食事の補充がされなかったので、良いものは早い者勝ち。
8月にあった中サイズのプリプリ海老がなくなっていたりで、日によってバラつきがあるように感じる。

早速最初の機内食の紹介に移るが、構成は往路と同じなのでメニューで確認してほしい。

アミューズ

アミューズは3品盛り。
やはり和食選択でも同じものが出て来るが、パリ発だと委託先が和食をまともに作れないからか、全部洋食スタイルのものだ。

イエローピーマンのムース
[仏]Mousse de poivron jaune [英]Yellow bell pepper mousse


上のカップに入っているムースだが、ムースなのにアミューズ全体にフォーク1本だけ。
やっぱり何も考えていないな。こんな部分が、接客姿勢にも出ているという訳だ。

イエローピーマン表記はパプリカの事かと思っていたが、黄色のパプリカのような甘さはなく(注:黄色よりもオレンジの方が甘くて美味しいと思う)、仏英版の記載を見たらパプリカではないようだ。
ちょっとマスタード風味のあるムースだが、美味しくは無い。

ドライレーズンと山羊のチーズカナッぺ
[仏]Canapé aux raisins secs et fromage de chèvre [英]Canapé with dried raisin and goat cheese


左下のカナッペは、アミューズ3品の中で唯一普通にいただけた。
こういった調理していないという意味で何でもないものが、一番マシというのも情けない。
昔からパリ発の機内食は酷かったが、現地委託会社を変えていないようだ。

ミニマフィン ベーコン
[仏]Petit muffin au bacon [英]Petit muffin bacon


そして右下のマフィン、前にも出た記憶があるが相変わらず不味いマフィンだ。
ボソボソして硬く、お題のベーコンの主張も足りない。

ミニマフィン ベーコンの断面 オリーブオイル・バター・塩・胡椒

相変わらず変わっていないのが、これでもかと盛られた塩胡椒。
もったいないので、2食目に付いたものと合わせて小袋に入れて持ち帰ったが(過去の経験から、塩胡椒を持ち帰るための小袋を持っているのだ!)、この胡椒が単純に超粗挽きの胡椒ではなかったことが判明した。どうも半生胡椒のようで、山椒のような感じの辛さが伴っているのだ。

持ち帰ったもののステーキとか焼き物系の調理には使えないので、カレーとかアジア系煮込み料理に使うしかないかなぁ・・(タイ北部で、胡椒の実を丸ごとたっぷり加えた煮物を食べたことがある)

パン
3種のブレッド ノルマンディー産イズニーバターとオリーブオイルとともに
Trois sortes de pain servis avec du beurre d’Isigny de Normandie et de l’huile d’olive


ちゃんと温めてくるからだろうが、パンはアミューズを食べ終わった段階で2種類出てきた。
バスケットで見せながら選ばせるわけでもないのは相変わらずで、有無を言わさず2個置いて行く。

しかし、見栄えは良いのにパリ発の便のパンは美味しくない。フランスでパンが美味しくないレストランに当たることは少数派だというのに、どうしてこんな水準の低いパンを出してくるんだろう。
日本で作られているフランスパンの味ではないのは確かだが、変に日本仕様にアレンジしている(ANA側がちょっかいを入れている)気がしてならない。

2種類あるように見えるが、色合いが違うのに生地ベースが同じというのもいただけない。
日本発の1食目に出てきたパンの方が、イタリアパンではあるものの圧倒的に美味しい。

サーモンのマリネ オリエンタル風
サーモンのマリネ オリエンタル風
サーモンのマリネに、甘い豆のサラダとほんのりカレーの風味が香る特製マヨネーズを添えて、アジアンテイストに。

[仏]Saumon mariné à l’orientale
Le saumon mariné est préparé selon une tradition asiatique unique
et accompagné d’une savoureuse salade de haricots.
Pour l’assaisonnement, goûtez notre excellente mayonnaise délicatement relevée par une pointe de curry.

[英]Marinated salmon oriental-style
Marinated salmon prepared in a unique Asian taste, served with an appetizing sweet bean salad alongside.
For seasoning, sample our deluxe mayonnaise featuring an enticing trace of curry in the flavor.


前菜は、サーモののマリネ。
厚切りとはいえ、主たる料理がたったの2切れで、皿が寂しすぎる。普通なら4切れだよなぁ。
例えば、シンガポール航空シンガポール⇒ハノイ線で出てきた前菜の海老のマリネは、短距離路線にもかかわらず皿で4尾しっかり主張していた。これが水準の差というものだろう。

単体でいただくよりも特製マヨネーズをたっぷり付けたほうが美味しかった点は良いのだが、カレー風味だけでなく、アミューズのムースと同じマスタード風味もある。
右上の豆は、少し酸味を効かせた豆サラダ風。

ヨーロッパヘダイのソテー
ヨーロッパヘダイのソテー バルサミコヴィネガーソース
ヨーロッパヘダイのソテーに甘酸っぱいソースを合わせました。
ハーブ風味のリゾットとともにお楽しみください。

[仏]Dorade sautée et sauce au vinaigre balsamique
Dégustez ce plat élégant accompagné de notre risotto spécial parfumé aux herbes aromatiques.Dorade royale sautée nappée de sauce aigre-douce.
Cette espèce proche de la dorade grise est pêchée au large des côtes européennes.

[英]Sautéed sea bream with balsamic vinegar sauce
Selected for this sauté is sea bream from European waters, served in a sweet-and-sour sauce.Enjoy this elegant catch with our specially conceived herb-flavored risotto.


メインは魚料理をチョイス。まあ期待していなかったが、期待通りに不味い皿が出てきた。

ヘダイ[Dorade]は欧州全般によく見る魚だが、塩分も含めて日本食の塩焼に近い焼きすぎた魚が出てきた。
鮮魚ではなく一夜干しみたいな魚に、なんとバルサミコソース。絶対に醤油の方が合うはずだが、バルサミコソースもスーパーで売っているチューブ入りそのものという感じの低レベルだ。

付け合せの野菜、3年前はドロドロに茹ですぎたものが出てきたが、ドロドロではない分だけ良くなったかな。
でも、まだ茹ですぎだ。米国のように生で出されても困るけど、日本人にはなじめない。
リゾットは、まあ食べれるといった水準で、単なる付け合せ。

パリ・ブレスト
パリ・ブレスト

デザートは2種類。まずは、パリ発の便らしいパリ・ブレストから。
割と美味しかったのだが、ひと手間かければ良いのにと思う出来だった。

昔あった激マズパフェで機内で盛り付けしていたわけだから、その都度クリームを挟めばパリパリのシューと共に美味しくいただけるのに、数時間前に作られたものだろうから、十分湿気っていたというわけだ。

チョコレートムースケーキ
チョコレートムースケーキ

もう1品のチョコムースは、無難なコンビニスイーツ風。

チーズ
チーズ

チーズは、軽めのお食事側のメニュー表示によると、山羊のチーズとカマンベールとのこと。
しかし、冷たく冷えて硬いカマンベールが美味しいと思っているのだろうか?
カチカチですぐに食べれないアイスクリームを出してくる姿勢(ANAだけで他社は滅多に無い)と共通だと思う。

アイスクリームにしてもチーズにしても、ANAの機内食開発部門が適切な温度で客に出そうという発想が出てこない限り、ANAの機内食が評価されることは無いだろう。すべての料理に共通する課題である。
昨年だったか機内ビデオでコラボメニューの開発過程を放映していたのを見たことがあるが、リヒート云々という当たり前すぎて自らの技術力の低さを証明するような内容でやり直しを自慢するような内容だったことを考えると、納得できないわけでもない。

残りのフルーツは2食目とほぼ同じなので写真はそちらを見てほしいが、缶詰(あるいは水煮)のパイナップルを付けてきた時点で失格。エコノミークラスじゃあるまいし。

*****

到着日は仕事があるのと、すべて食べたことがあるので軽めのお食事の細かな品はパスして睡眠時間に当て、到着前の食事の紹介に移ろう。(到着前でなく、いつでも注文可能なことにはなっている)

今回も到着2時間半前にたたき起こされて2時間前には食べ終わっていた。
メニューに明記されている「軽食や和食・洋食のセットメニューは、着陸の約1時間前までお好きな時にお召し上がりいただけます。」という文言は「1時間前」でなく「2時間前」に改めるべきだろう。
これもANAのサービス姿勢の悪さを表しているわけだが、出来ないことを書くものではない。

洋食セットメニュー
洋食:きのこのオムレツに、ボロネーズソースと温野菜を添えて
メインディッシュ ブレッド フルーツ


このオムレツがひどかった。
エコノミーで出てくるものと比べて量が違うだけというレベル。
昨年12月の羽田⇒フランクフルト線夜行便で出たオムレツが出せるのに、なぜこんな量だけのオムレツを出してくるのだろうか?

付け合せのブロッコリーやフルーツは1食目と同じだし、パンは1食目と違うものの今ひとつと、やっぱりANAのパリ発便の機内食はダメダメだ。

ということで、4年半前に★2つを付けたことのあるパリ発の便だが、今回も★3つ止まり。
絶対に委託先を変えた方が良いと思える、低レベルなANAビジネスクラスの機内食だった。

※メニュー:和食洋食軽めのお食事2食目(セットメニュー)
ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング


さて、恒例の旅の費用の紹介をしておこう。
今回は、欧州線夏運賃に加えてフランス離島路線利用ということでちょっと航空運賃が高め。それに加えて、コルシカ島とサルデーニャ島を結ぶフェリー(☞ コルシカ島~サルデーニャ島 フェリー&レンタカー詳細情報)の航送運賃も含まれているので総額40万円近く(2人で回れば現在のレートでも1人当たり35万円弱)になってしまったが、コルシカ島の物価が予想よりは安かったことや、高級レストランそのものが少ないこともあって散在せずに済んだと思っている。

ほぼ同じ日程のツアーは航空運賃や現地ホテル代が安い10月26日発で48.8万円という金額だったので、レンタカーで回る個人旅行の方が非常に安くあがるという証明だろう。
ただし、本土と違って英語がほとんど通じないので、フランス語堪能で現地の知識が豊富な添乗員が付くのであれば、ツアーのメリットも多少はあるかもしれない。(英語しか出来ない添乗員って、結構いるらしい)

■今回の旅の費用
 往復航空券: 201900円(成田<>パリ<>アジャクシオ、13842マイル獲得)
 フェリー代: 12316円(€114.60)ボニファシオ<>サンタテレーザ(レンタカー航送料金を含む)
 現地宿泊費: 70463円(€655.65/9泊、うち朝食付5泊、ヒルトン12000pt使用)
 現地交通費: 39804円(€370.37)レンタカー&燃油・駐車場、パリ空港間バス
 飲食雑費等: 42120円(€391.92)入場観光費を含む
 国内交通費:  2826円
 旅費合計: 370906円(円高時調達の外貨預金円転で107.47円/€換算)
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テーマ : ビジネスクラス機内食
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 61ヵ国を訪問
42ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

プロフィール詳細
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今後の旅行計画
8月:イギリス⑤,アイルランド
8月:台北/台湾
9月:リトアニアポーランド
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン⑭、他
丸数字:累計訪問回数

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