フランス/コルシカ島.ヴェナコ[Venaco]:La Villa Michel(Chambres & Table d'hôtes)
訪問:2014/9/20 19:45
評価点:総合★★★☆☆、味★★☆☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★★☆、CP★★☆☆☆
←今日の走行実績
(地図をクリックすると大きな画像で見れます)
世界自然遺産指定地区の景観を楽しんだ後は、いよいよ山側に入るルート。
カランケ [Les Calanche]からポルトに戻ってD84号線に入る方が近いのだが、日本人向けコルシカツアーの中にサゴーヌ[Sagone]という地名があったので、そこを経由してD84号線に入ることにした。
でも、何も見どころは無くて失敗。
D84号線の中間点にあるコル・ド・ヴェルジォ[Col de Vergio]という峠が、今回の旅の最高峰(GPSベースで1475m)だった。なにやら変な像があって、観光バスまで止まっていたので有名なのかもと思った訳だが、後で調べたらコルシカ島内の道路の最高地点(1478m)だそうで、納得。
峠らしい眺望も無いので、停まってみるほどのものは何もないけど・・

そのまま北上して、ほとんど干からびていたダム湖の脇を通って、歩き方にも載っているコルス[Corse]の街で宿を探そうとしたのだが、何やら祭りをやっているみたいで中心部は道路規制中。街も汚いので、パスして次の街に向かう途中で見つけたのが、この民宿(Chambres & Table d'hôtes)というか、日本的にはペンションだ。
一般向けのレストラン営業は無いが、B&B(Chambres d'hôtes)と違って夕食も頼めば作ってくれると言うので、地元の家庭料理を食べてみることにした。お値段は3皿コースのみで €22.00。前菜とメインは2択となっている。

ダイニングは広々として個人宅らしい調度品。
テーブルセッティングも良い感じだが、蝋燭は飾りで火を灯した形跡がない。
全体的に利益優先主義という感じを受けたのは、宿代の請求がHPでは1人料金が載っているのに2人料金だったことや、頼んでいないワイン代を請求してきたからだ。(夕食を頼んだ客が他にいないので間違える要因は無い)
それに加えて、クレジットカードも使えない。
パンは、近隣の大型スーパーで調達したような大量生産品だろう。
もちろんバスケットで出て来るが、美味しくない。まあ、家庭料理を標榜しているわけだから当然か。

Soupe Corse
前菜はコルシカスープを選択。
魚のスープは2度いただいたので、ボニファシオ[Bonifacio]の Cantina Doria でいただいたコルシカスープも比較したくなったというワケ。
コルシカハムが入っているとはいえ、レストランとはまったく違う感じの皿が出てきた。マカロニがタップリ入っているのは、やはりコルシカにイタリアの食文化が大きく入り込んでいる事を示すものだろう。
お味の方は、当然ながら家庭料理水準。レストランの水準と比較するのは野暮というものだが、まあ普通にいただける。
前菜のスープでも大皿にタップリでてきたので、メイン料理扱いにもなっていた Cantina Doria のスープが大量だったことは理解できる。

メインは豚肉料理。カネロニと何か分からない単語(英語は簡単な単語しか通じない)の選択だというので渋っていると、ポークがあると言ってきたので、それをお願いした。
で、出てきたのは骨付き肉の煮込み。骨がかなり細いので仔豚だろうか?
よく煮込まれてソース側の味が浸透していたことと、肉自体が割と淡白なことから肉の種類を判別できなかった。豚と言われればそんな気もしないでもないが、割と大き目なウサギではないかと思って食べていた。
肉は普通に美味しいのだが、片側に8枚も乗っていたフライが厳しかった。
何のフライかと解剖してみると、胡瓜! 胡瓜を細長く薄くスライスして、少し甘い衣を付けて揚げてあるのだ。
家庭料理らしく油切れが悪く、残しては申し訳ないと完食したのだが、正直辛いものがあった。

コルシカ島では生野菜のサラダが豊富という印象があるのだが、サラダも無いので口直しするには、次のデザートを待つしかなかったのだ。
で、出てきたデザートだが、やっぱりクリーム・ブリュレ風の硬めに固めたクリームプリン。
これ、コルシカではデフォルトなのかなぁ?
栗が入っていない点でも残念だったが、コルシカの民宿というかペンションの雰囲気をお伝えしたということで、おしまい。
部屋は、近隣でもう1軒当たってみたホテルなどよりも広くてきれいではるかに快適だったことを最後に記しておこう。泊まる価値はあるかもしれないが、夕食を食べる価値は無いということだ。

【詳細情報】
店名:Chambres & Table d'hôtes La Villa Michel
電話:04 95 48 27 52
住所:lieu dit taola, 20250 Santo Pietro di Venaco
GPS:42.254427,9.16993
【コル・ド・ヴェルジォ(Col de Vergio)周辺の風景】
(☞ Google Map、GPS:42.290314,8.878508、wiki(仏語))
この峠は、アジャクシオ[Ajaccio]を県都とする南コルス県[Corse-du-Sud]と、バスティア[Bastia]を県都とするオートコルス県[Haute-Corse](北コルス県とは言わないみたい)の境界線でもあり、南方向には「南コルス県にようこそ」といった境界線を示す看板が建っていた。
また、北コルス側に1Kmほど進むと、場違い的に立派な「Hôtel Le Castel de Vergio」というホテルがあった。
写真を撮っていないのだが、景色も抜群に良く、さぞかし値段が高いだろうと当たってみなかった事を後で非常に悔やんだのだ。お一人様だと、今回泊まったこのペンションとほぼ同額だったのだ。


▲峠の風景

▲主に南側は、こんな感じの風景。路上あちこちに豚が出現したが、これが名産のコルシカ豚?
評価点:総合★★★☆☆、味★★☆☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★★☆、CP★★☆☆☆

(地図をクリックすると大きな画像で見れます)
世界自然遺産指定地区の景観を楽しんだ後は、いよいよ山側に入るルート。
カランケ [Les Calanche]からポルトに戻ってD84号線に入る方が近いのだが、日本人向けコルシカツアーの中にサゴーヌ[Sagone]という地名があったので、そこを経由してD84号線に入ることにした。
でも、何も見どころは無くて失敗。
D84号線の中間点にあるコル・ド・ヴェルジォ[Col de Vergio]という峠が、今回の旅の最高峰(GPSベースで1475m)だった。なにやら変な像があって、観光バスまで止まっていたので有名なのかもと思った訳だが、後で調べたらコルシカ島内の道路の最高地点(1478m)だそうで、納得。
峠らしい眺望も無いので、停まってみるほどのものは何もないけど・・


そのまま北上して、ほとんど干からびていたダム湖の脇を通って、歩き方にも載っているコルス[Corse]の街で宿を探そうとしたのだが、何やら祭りをやっているみたいで中心部は道路規制中。街も汚いので、パスして次の街に向かう途中で見つけたのが、この民宿(Chambres & Table d'hôtes)というか、日本的にはペンションだ。
一般向けのレストラン営業は無いが、B&B(Chambres d'hôtes)と違って夕食も頼めば作ってくれると言うので、地元の家庭料理を食べてみることにした。お値段は3皿コースのみで €22.00。前菜とメインは2択となっている。


ダイニングは広々として個人宅らしい調度品。
テーブルセッティングも良い感じだが、蝋燭は飾りで火を灯した形跡がない。
全体的に利益優先主義という感じを受けたのは、宿代の請求がHPでは1人料金が載っているのに2人料金だったことや、頼んでいないワイン代を請求してきたからだ。(夕食を頼んだ客が他にいないので間違える要因は無い)
それに加えて、クレジットカードも使えない。

もちろんバスケットで出て来るが、美味しくない。まあ、家庭料理を標榜しているわけだから当然か。

Soupe Corse
前菜はコルシカスープを選択。
魚のスープは2度いただいたので、ボニファシオ[Bonifacio]の Cantina Doria でいただいたコルシカスープも比較したくなったというワケ。
コルシカハムが入っているとはいえ、レストランとはまったく違う感じの皿が出てきた。マカロニがタップリ入っているのは、やはりコルシカにイタリアの食文化が大きく入り込んでいる事を示すものだろう。
お味の方は、当然ながら家庭料理水準。レストランの水準と比較するのは野暮というものだが、まあ普通にいただける。
前菜のスープでも大皿にタップリでてきたので、メイン料理扱いにもなっていた Cantina Doria のスープが大量だったことは理解できる。

メインは豚肉料理。カネロニと何か分からない単語(英語は簡単な単語しか通じない)の選択だというので渋っていると、ポークがあると言ってきたので、それをお願いした。
で、出てきたのは骨付き肉の煮込み。骨がかなり細いので仔豚だろうか?
よく煮込まれてソース側の味が浸透していたことと、肉自体が割と淡白なことから肉の種類を判別できなかった。豚と言われればそんな気もしないでもないが、割と大き目なウサギではないかと思って食べていた。
肉は普通に美味しいのだが、片側に8枚も乗っていたフライが厳しかった。
何のフライかと解剖してみると、胡瓜! 胡瓜を細長く薄くスライスして、少し甘い衣を付けて揚げてあるのだ。
家庭料理らしく油切れが悪く、残しては申し訳ないと完食したのだが、正直辛いものがあった。


コルシカ島では生野菜のサラダが豊富という印象があるのだが、サラダも無いので口直しするには、次のデザートを待つしかなかったのだ。
で、出てきたデザートだが、やっぱりクリーム・ブリュレ風の硬めに固めたクリームプリン。
これ、コルシカではデフォルトなのかなぁ?
栗が入っていない点でも残念だったが、コルシカの民宿というかペンションの雰囲気をお伝えしたということで、おしまい。
部屋は、近隣でもう1軒当たってみたホテルなどよりも広くてきれいではるかに快適だったことを最後に記しておこう。泊まる価値はあるかもしれないが、夕食を食べる価値は無いということだ。


【詳細情報】
店名:Chambres & Table d'hôtes La Villa Michel
電話:04 95 48 27 52
住所:lieu dit taola, 20250 Santo Pietro di Venaco
GPS:42.254427,9.16993
【コル・ド・ヴェルジォ(Col de Vergio)周辺の風景】
(☞ Google Map、GPS:42.290314,8.878508、wiki(仏語))
この峠は、アジャクシオ[Ajaccio]を県都とする南コルス県[Corse-du-Sud]と、バスティア[Bastia]を県都とするオートコルス県[Haute-Corse](北コルス県とは言わないみたい)の境界線でもあり、南方向には「南コルス県にようこそ」といった境界線を示す看板が建っていた。
また、北コルス側に1Kmほど進むと、場違い的に立派な「Hôtel Le Castel de Vergio」というホテルがあった。
写真を撮っていないのだが、景色も抜群に良く、さぞかし値段が高いだろうと当たってみなかった事を後で非常に悔やんだのだ。お一人様だと、今回泊まったこのペンションとほぼ同額だったのだ。




▲峠の風景


▲主に南側は、こんな感じの風景。路上あちこちに豚が出現したが、これが名産のコルシカ豚?
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