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ポルトガル/エストレモス:Rainha Santa Isabel (Pousada de Estremoz)

訪問:[2009/2/9~10]
評価点:総合★★★★☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★★CP★★★★☆
ポザーダ(Pousada)」という宿泊施設をご存知だろうか?
城とか修道院といった歴史的建造物を開放したポルトガル国営の宿泊施設の総称で、ガイドブックで人気があると記されていたエストレモス(Estremoz)にある「Pousada da Rainha Santa Isabel」に最終日に泊まってみた。というのも公式サイトで割引レートが提示されていたことから、思わず予約してしまったのだ。

Pousada da Rainha Santa Isabel 外観 Pousada da Rainha Santa Isabel 入口

街中にあると記載されていたので予想出来なかったが、遠くからでも目に付く小高い丘の上にある城の宿で、部屋から街を見下ろすことが出来る。(たまたま日本人の1人旅の女性がいたので話を聞いたが、安い部屋は城の内側になるので眺望は無いとのこと)

こういった丘の上にある城はポルトガル国内いたるところにあり、実際数箇所を回ってきたが泊まることが出来るとは凄い。
国営宿泊施設だから日本では国民宿舎に該当するのだろうが、歴史的建造物を利用するという点で比較にならないし、宿泊料金も格安。今回は1ランク上の部屋を予約したが、城の角の円形塔になっている部分が別室になっているミニスイートルームで税サ朝食込 €108.00

国営宿のレストランだから、夕食はポルトガル料理しか置いていない。部屋に英語表記のメニューがあったので、スープ、魚料理、肉料理、デザートを事前に選んでイザ食堂へ。超豪華な歴史的装飾で飾られた部屋がレストランになっている。宿の紋章が刻まれている皿で、その格式が伝わるだろうか?

宿唯一のレストランであるためか特にドレスコードは無かったが、わりと上品な服装で来ている客が多かった。もちろん宿泊者以外も利用できるので、雰囲気を楽しむ食事にはお勧めだと思う。ただし、後述の通り味の期待はしない方が良いかと思う。
恐らく、建物の歴史に合わせて調理も歴史的な手法で出しているように感じたが、それだけ現代人の口には合いにくいものという気がしたからだ。

レストランの雰囲気 レストランの雰囲気
テーブルセッティング さらには宿の名前と紋章が刻まれている

あらかじめ決めておいた料理を頼むと、量が多いので肉と魚の両方は無理だと断られてしまった。そこで、魚料理を断念し肉料理にかけてみたが、確かに半端な量ではなく、それすら少し残してしまったほどだ。

まずは、ポルトガルでお決まりの有無を言わさず出てくる皿の数々。
この店ではパン・バター・オリーブ・オイルのセットで Couvert(€4.90)としてチャージされる。
オリーブは枝付、パン用にオリーブオイルとバターの両方が出てきた。

Couvert(€4.90)

チーズはパスして、生ハム系の皿とこんがり焼かれたソーセージの皿(これが今回の旅行で一番旨かった!)を取っているのに、計算上 €2.60 しかチャージされず。一昨日利用したスペインのバルでもそうだったが、課金の仕組みがよく分からない。

生ハム類の小皿(価格不明)
こんがり焼かれたソーセージ(価格不明) チーズ(価格不明)

前菜の皿は朝食で出てくるようなものばかりで魅力が無かったので、当地「アレンテージョ(Alentejo)」地方の定番スープである Acorda de coentros e seu ovo escalfado(€7.00)を選択。
英語表記から和訳するとコリアンダーのスープ、ポーチドエッグ入り

Acorda de coentros e seu ovo escalfado(€7.00)

生のコリアンダーをたっぷり使ってニンニクで風味付したものに角切パンをたくさん放り込んだもの。
日本では味わえないものだが、日本人の口に合うかは別。パンを油で揚げているのか、酸化臭が気になった。

メインは Borrego das nossas planicies(€19.90)
英語表記では仔羊のローストだったが、大型の鳥肉(七面鳥?)と合わせていた感じだった。

Borrego das nossas planicies(€19.90)

かなりじっくりと焼かれたもので、特に鳥肉部分の周囲は水分が完全に蒸発していて歯が折れそうに硬い。
スライスオニオンと葉もののサラダが別添で付いてきた。

肉料理別添えのサラダ Pudim de Agua(€5.50)

最後にデザートとして Pudim de Agua(€5.50)という、牛乳を使わずに甘い水で作ったプリンというのがあったのでお願いしたが、澱粉質を糖化させた甘さの強いプリン風の独特なものだった。

結論として、おひとり様での利用は無難なハーフコース(€30.00)にした方が正解だった気がする。

~~~~~~~~~~~

宿代に含まれている朝食も同じレストランでいただく。
ディナーの前菜や最初に出てくる小鉢群、デザート類がかなり重複して出ているのは、ちょっとがっかり。

朝食会場 朝食はバイキング形式なので自由に取れる

この会場で、前述の若い女性を発見し、この旅の最終日で初めて遭遇した日本人ということもあり思わず声を掛けてしまったわけだ。(左側の写真に小さく写っているが、なかなかカワイイ子だった)

ポルトガルに限らず欧州のホテルの朝食と言えば、生ハムとチーズは欠かせない。
スペイン国境に近い土地柄か、イベリコ豚の表記があったので思わず取ってしまったが、本場スペインで食べたイベリコよりもポルトガルの方が(他の店も含めて)美味しいと思ったのはなぜだろう?

チーズとイベリコ豚の生ハム

もう1枚の写真は、充実していたケーキ・お菓子類から。
写真下のバナナやフルーツの入ったケーキが定番で種類が多く、焼菓子系では卵(特に卵黄)を使ったものが多く見られた。この手のケーキ類なら誰でも問題無くいただけそうだが、独特で厳しい味のものも多いのがポルトガルのお菓子の特徴だと思う。

ポルトガルのお菓子とケーキ

最後に、当ポザーダの詳細を記した日本語サイトを見つけたので参考まで。 ☞ ポルトガルの建築と街

※当記事は、食べログの日記に掲載したものを2010年8月に再編集して登録したものです。


【店舗詳細情報】
店名:Restaurante Santa Isabel
電話:268 332 075
住所:Pousada da Rainha Santa Isabel, Largo de D. Diniz 7100-509 Estremoz

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ジャンル : 旅行

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プロフィール

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Author:R923E
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現在 61ヵ国を訪問
42ヵ国 をレンタカーで走り、
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今後の旅行計画
8月:台北/台湾
9月:リトアニアポーランド
9月:セブ/フィリピン
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
11月:フーコック/ベトナム
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン
丸数字:累計訪問回数

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