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フランスのシャトーホテル:シャトー・ド・ボーリュ[Château de Beaulieu]@トゥール[Tours]

訪問:2014/8/16~17 (Room Type: 1~2名用 キャッスル(No.7)、素泊り €147/2人)
評価:総合★★☆☆☆、味★★☆☆☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★☆☆、CP★★☆☆☆
宿泊:総合2.5、予約個室3.0、建物全体2.5、サービス3.0、CP2.0

Château de Beaulieu

【インデックス】
直営レストランのディナー
泊まった部屋の写真
部屋以外の内部・外観写真
この日の行程と風景
[参考] 宿泊した欧州の古城・シャトーホテル一覧

初日のランチからミシュラン星付店の L'Orangerie du Château で、大満足のオマール・ブルーを堪能してから、ショーモン・シュル・ロワール城[Domaine de Chaumont-sur-Loire]へ。

あまりの混雑で駐車スペース(基本路駐みたいだ)が無く、車窓から拝むだけにして次の目的地のシュノンソー城[Château de Chenonceau] へ向かった。
ところが、もっと凄い人ごみで、駐車場に入る道路から見える参道風の道には人・人・人と、唖然とさせられた。
土曜日ということもあるのだろうが、ロワールの辺鄙な場所にある古城が、こんなにも観光客で埋め尽くされるとは予想もしていなかった。(あとで家内に聞いたら、フランスのシャトーでは集客力ナンバーワンなんだそうだ)

それ以上に、スコットランドの古城めぐり(☞ こちら)と違って、敷地・規模も半端なく大きいので観光に要する時間見積が甘かった。

ということで、当初予定していたアンボワーズ城[Château Royal d'Amboise]を明日に回して、今晩の宿であるシャトーホテルに向かうことにしたわけだが、巨大な城の後に行っただけに、その小ささにちょっとガッカリ。HPでは敷地の広さなど自慢していたが、庭園はちゃんと整備されていないし、敷地は荒れ放題の部分が多いのだ。
昨年秋に、ロワールではなくロレーヌの近くのシャトーホテル Château des Monthairons に泊まっているが、運営姿勢の違いがはっきり出ていた。
 

正面入口側の部屋 奥の部屋は狭い

レストランは2部屋構成だが、正面入口側の部屋は広々と良い感じだったのに、我々が通されたのは奥の窮屈な配置の部屋。それも、全体を見渡せる面では良いが、奥まった感じのスペースで差別された印象を受けた。ちゃんと日本から事前にテーブルを予約しているのにだ。

テーブルセッティング パン

サービス姿勢での印象の悪さから不信感を抱き、最安値のいわゆる3皿コース「Menu des Saveurs(€45)」をお願いすることにした。この読みは正解で、技術水準の低さばかりが目についた料理群だったのだ。

帰国したので書けることだが、パンにバターが付かなかった店は、確かここだけだった。
フランス北西部は、屋台に毛が生えたような店でもバターが付いてくる地域なのに。(ロワール川は境界線なので微妙?)

アミューズ アミューズを裏側から

アミューズは、よくからないものが出てきた。
左の写真だとパテのように見えるが、裏側から撮ると右の写真。美味しくないのでメモすら残していなかった。

Marbré de Foie Gras de Canard
Marbré de Foie Gras de Canard et son Confit Vinaigrette a la Confiture de Figues

前菜は4択(アラカルト価格€20)。
家内が選んだのは当然のごとくフォアグラだが、マーブル状のという記述が気になって私はパス。
前に、バスク地方の L'Embarcadère で、チョコレートとフォアグラの大理石仕立てというのを食べたことを思い出したのだ。

Marbré de Foie Gras de Canard

これって、マーブルって言うかなぁ・・
単にフォアグラをタルタル仕様の肉で挟んで加熱して仕上げただけだ。

ちょっと味見したが、先ほど紹介したバイヨンヌで食べたチョコフォアグラの方がマシという気がした。
フォアグラの味がしないので、安物を使っているのか生産者(産地)の問題かと思われる。

Langoustines Rôties et Foie Gras de Canard
Langoustines Rôties et Foie Gras de Canard Chaud Fumet de Crustacés

私は、ラングスティーヌをチョイス。
こちらにも鴨のフォアグラと書かれていたので、どんな感じで出して来るのかと思った訳だが・・

ラングスティーヌの厚さが見えるように

ラングスティーヌの厚さが見えるように、フォアグラを中央に置いて並べてみた写真がこちら。
尾の部分を残して丁寧に殻を外してあり、香ばしいにおいも良かったのだが、やっぱりフォアグラ本体が不味い。

エビは肉厚で、ラングスティーヌとしては食べ応えがあったが、ソースの出来が芳しくない。
たしかに、甲殻類の味は感じるのだが、肉の出汁を加えているのか変な味になってしまっているのだ。
こうなってくると、好みの問題だろうか?

メインは2択の魚料理(€23)か3択の肉料理(€26)からのチョイス。
肉料理が牛か仔牛か羊という、なんとも安直というか魅力のないラインナップだったが、魚料理よりはマシだろうと2人とも肉料理側から選んだ。

Noix de Veau Français
Noix de Veau Français et Rognons Truffe d'été et Petits Légumes de Printemps
Jus de Viande au Thym


家内は仔牛料理を選んだのだが、ロニョン[Rognons]すなわち腎臓肉が付いてくることに気付かなかった。
やっぱりフランス語のスペルを見て即理解しようっていうのは、無理みたい。

私は、アミアン[Amiens]のリヨン料理店「Le Bouchon」で、ずばりロニョン料理をいただいたことがあるので、家内が食べられないものだと理解していることから、注文前にロニョンの存在に気づくべきだった。(英語が通じない店だったことを言い訳にしておこう)

ということで、私が腎臓はすべていただいたが、ソースが弱いという印象しか残っていない。
もちろん、家内の評価は最悪だが、普通に美味しい水準だとは思う。(内臓肉がダメな人は無理)

L'Agneau Français La Cité
L'Agneau Français La Cité en Croûte d'Herbes Sell et épaule Confite aux Aubergines

私は羊肉をチョイス。骨付き肉の他に、中央のロール状の肉も羊だったのかな?
日本でよく見かけるベーコン巻みたいな感じなのだが、ベーコンではないし、何の肉だったのだろうか?

羊肉の方は、ごく普通。
骨付肉にハーブペースト(というか、パセリペースト)をタップリ塗って、軽く焼いただけという感じ。
半生肉に味はしみていないし、ハーブの主張も足りないので、ここはテーブルにある塩胡椒が活躍する。
そう、フランスのレストラでは、ほぼ間違いなく塩胡椒がテーブルに置かれているので、塩辛くて食べれない料理が出てくることは無いし、今回のように味が足りなければ自分で調整できるので助かる。

デザートは3択(€11)
メインが良くてもデザートがダメなのは、フランスでは日常茶飯事だが、料理がダメでデザートは良ければ・・というのは、甘い期待だったようだ。

Abricot Rôti
Abricot Rôti à la Frangipane Sur Sablé Maison et Glace au Lait Amande

アンズ好きの家内が選んだのは、アンズのロースト!
どんなものが出て来るかと思いきや、柔らかいパンケーキ風のサブレの上に単に焼いただけのアンズを乗せてある。
添えられているのは、ミルク分で薄められたアーモンドのシャーベット。

Parfait au Chocolat
Parfait au Chocolat Noir Grand Cru Valrhona Boule de Neige Glacée, Crème Anglaise à la Fève de Tonka

私は、ヴァローナのチョコアイスを選んだつもりだったが、ヴァローナのチョコとは思えない薄いお味。
フランス発祥のブランドなのでウソではないと思うが、それにしてもチョコレート感に乏しいアイスだった。

以上で、コースはおしまい。
不満の残る料理だったので珈琲を頼む気にならなかったが、小菓子が出てきた。

小菓子

比較的高級な店ほど、珈琲の注文の有無にかかわらずコースの最後に小菓子を出す店ことが多いようだが、とりあえずは高級店ということらしい。でも、湿気ったミニシュークリームに、アーモンドプードルをケチったフィナンシェでは、やっぱり腕の無さを裏付けるだけのものだった。

税サ込6300円と考えればそう高くは無いが、本場フランスの高級(?)ホテルのレストランが出す料理がこの水準では、フランスに修行に行くシェフも、ちゃんと店を選ばないと技術を磨くことが出来ないのではないかと思った次第。
地元埼玉でも、フランスで修行したと煽る店はたくさんあるわけだから、納得できてしまった。

※メニュー:コース①②兼アラカルト:前菜・魚料理肉料理・デザート

【Château de Beaulieu の詳細情報】
名称Château de Beaulieu
電話:02 47 53 20 26
住所:67 rue de Beaulieu, 37300 JOUE-LES-TOURS
GPS:47.362334,0.661078

 

【泊まった部屋(No.7)の写真】



▲右:部屋の配置図(最安値でも結構なお値段なのに劇狭の部屋で、他の部屋との広さの差が極端にある)


 

【部屋以外の内部・外観写真】

▲左:正面入口  右:フロントから奥を見る


▲左:階段前  右:ロビーラウンジ


▲左:階段を上がって  右:2階へ。奥が広い部屋で、手前に狭い部屋が配置


 

今日のルート by 旅レコ
今日のルート(GPSLOGで記録)
 

【シュノンソー城(Château de Chenonceau)の風景】

▲左:参道みたいな道を進むと  右:城が正面に見えてくる


▲城の下を川が流れている(ロワール川ではない)


▲左:城内の川を横断する部分  右:立派なステンドグラス


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テーマ : 古城ホテル・シャトーホテル
ジャンル : 旅行

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 61ヵ国を訪問
42ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

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今後の旅行計画
9月:リトアニアポーランド
9月:セブ/フィリピン
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
11月:フーコック/ベトナム
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン
丸数字:累計訪問回数

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