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フランス/ブロワ[Blois]:L'Orangerie du Château

訪問:2014/8/16 12:00  ミシュラン1つ星店(☞ ミシュラングリーンガイドの紹介ページ
評価点:総合★★★★★★★★★★サービス★★★★★雰囲気★★★★☆CP★★★★★
初日は、朝一番に宿泊したオルレアン[Orléans] の街を見てから シャンボール城[Domaine national de Chambord] を経由してブロワ[Blois]へ。

教会の横に店がある

ランチは、店の門の前からブロワ城[Château de Blois]を拝めるという好立地にある、ミシュラン1つ星店だ。

最初から星付店など選んでしまったが、価格帯がリーズナブルだったうえに魅力的なメニューがHPに載ってたのでマークしておいたのだ。開店時間前に着いて、無事席を確保できた。

正面ゲートから 店内

店内は星付店らしい豪華な雰囲気。でも、テラス席側はなんだか普通だ。
テラス席でも店内でもどちらでも良いというので、店内を選択したのは当然の成り行き。
後から続々と客が入ってきたが、店内側は満席になったものの、テラス席側は4テーブルしか埋まらなかった。席を選ばなければ、予約なしでも気軽に利用できそうだ。

テーブルセッティング 店内からテラス席側

実は、HP掲載メニューに、今回の旅行のテーマの1つでもあるオマール・ブルー[Le Homard Bleu] の文字を見つけていたのだ。
Menu Saveurs Estivales « Autour du Homard »(71€)
Menu of « Summer Flavours » Around the Lobster


コースのお値段が、チーズを付けても 75€ とリーズナブルだったことから、3日後に行くことになるブルターニュではないものの、最初からオマールブルーをいただくことにしたというわけだ。
念のため、店でブルターニュ産であることは確認してある。

パン

パンは、バスケットにある3種類からの選択。
とりあえず2種類お願いしたが、左のごく普通のパンが美味しくて後で追加してもらった。

エシレバター

もちろんエシレバターがあるからこそ、ただでさえ美味しいフランスのパンが味わい深くなるのだ。
そういえば、前にサンテミリオンのシャトーレストラン(☞ Château Grand Barrail)で食べた時に出たエシレバターも、包装されたままで出てきたっけ。
こちらの流儀なのかな?

アミューズ

アミューズは、南瓜ベースの人参ムースといった感じのもの。
意外と普通の味だったので、この先にやや不安を感じてしまった。
何しろ、ミシュラン1つ星といっても観光地のど真ん中に立地する店だ。

Le Homard Bleu
Le Homard Bleu(反対側から)
Le Homard Bleu
en salade de légumes d'été, tartare de Tomate reievé aux piments d'Espelette

Served with summer vegetables salad and tomato tartar seasoned with Espelette chili


前菜のタイトルは、ずばり「オマール・ブルー」
野菜ベースのタルタルの上に、爪肉を乗せてある。
加熱具合も非常に良く、さすが本場ものは違うと選択に誤りは無かったことを確信。

salade de légumes d'été

タルタル側にもオマールのくず肉が入っていた。
後の料理とあわせると、オマール1尾を残さず使ったコースになっていたのだ。

La raviole de Homard
La raviole de Homard
En Raviole ouverte, Champignons - Herbes potagères et émulsion

Served in an open ravioli with mushrooms, garden herbs and emulsion sauce


魚料理は、オマールのラビオリ。
ラビオリをイメージしていたが、出てきた皿にはラビオリが見当たらない。
見えているのは、緑色の餃子の皮みたいなものの上にキャビアのトッピングだ。
あとは、カプチーノ仕立てのオマールのソースがたっぷり。

緑の皮をめくってみた(手前側)

緑色の餃子の皮みたいなものは下にも敷かれていたので、具材が間に挟まれている形になっている。
だから、ラビオリなんだと納得。

泡に隠れて見えなかったが、ラビオリの下にもオマールが隠れていた。
やっぱり、加熱状態が絶妙でプリッとした食感と甘さを感じる。それだけでなく、ソースもオマールらしく雑味の無い仕上がりで美味しい。
ちょっとカプチーノ仕立てに使ったミルクで薄まりすぎた感が残念。

緑の皮をめくってみた(奥側)

皿の奥側をめくってみると、マッシュルームとほうれん草みたいなのにキツイ風味のある青菜がたっぷり。
こちら側にもオマールの身が見えている。

Le Pigeonneau de Racan
Le Pigeonneau de Racan
Rôti et coffre de Homard saisi dans sa carapace, Vaporeux de petits pois et Cebettes

Roast supreme served with lobster seared in its shell, light green pea and spring onion foam


肉料理の皿は、ブロワの西80Kmにあるラカン産の小鳩とお題。
でも、ここにもオマールが入っているのだ。出された時は、肉料理の皿とは思えなかった。

Le Pigeonneau de Racan

皿の向きを変えてみれば、ようやく肉料理的な感じに見える。
でも、ソースがグリーンピースベースの明るい色なので、やっぱり魚料理みたいだ。

小鳩とオマールを分離してみた

ここで問題が発生。
小鳩を食べようと分離すると、小鳩に絡めてあったソースがきれいな緑のソースを犯しに行ってしまうのだ。せっかくのきれいなグリーンが、汚い色に変貌。
もちろん、ソースも雑味にしか思えない変な味に変わってしまうのだ。

鳩自体は美味しいし、贅沢に半身分のオマールも美味しいので、ここは無理して同じ皿に盛る必要は無かったのではないかと思ったしだい。皿数を1つ増やしてくれた方が、美味しくいただけたはずだ。

Fromage
Un Fromage avec votre menu(+4€)
Possibility to take cheese


チーズは追加料金でお願いできるのだが、その追加料金がわずか4ユーロ。
ミシュラン星付店だから、当然ワゴンで出てくるだろうと予想していたが、それにしても4ユーロの追加料金は安い。

出てきたチーズは、全部で21種類! 種類数での記録更新だ。
カタコト英語しか通じない店だったが、料理の説明でも、英語では説明できないのでフランス語で説明させていただきますと断りを入れてくるのだが、普通なら何も説明してくれないのに通じないと分かっていてもフランス語で説明してくれる点は、さすがだと思った。

牛乳ベースのチーズ

家内は、牛乳ベースのチーズを5種類チョイス。
もちろん私も味見というか半分近く食べてしまったが、ブルーチーズも含めて無難なものばかり。

山羊乳・羊乳ベースのチーズ

私は、山羊や羊のミルクから作られたチーズ5種と、牛のチーズで気になった1品の計6種類を選択。
昨年のGW旅行でフランスチーズに目覚めたばかりだというのに、すでに大胆に盛ってもらうようになってしまった。(笑)

この中で面白かったのは、右上の草というか茎がたくさん乗ったもの。ちょっと海苔みたいな風味があるのだ。
それ以外は、突出した美味しさは無かったものの、普通に美味しくいただけた。やっぱり牛よりは羊系の方が好きだな。

チーズのお供のパン

チーズのお供のパンは、何枚要るかと聞かれる。
この店のパンに外れは無い。

小菓子

デザートは、アラカルトメニューから自由に選択できるのだが、その前にこちらの皿が出てきた。
2人分をまとめた小菓子ベースだが、ギモーヴやフルーツコンフィを串刺しにして、色づけした砂糖が入ったカップに刺して出してきた。

ギモーヴの存在は、先月出かけたベルギーで家内が買いたいと探していたことから知ったのだが、こうも立て続けにいただけるとは。コンフィも含めて、甘さ控えめで美味しくいただけた。

Un dessert de Carte
The dessert of your choice


で、小菓子をいただいてから、各自選んだデザートの登場。
家内と私で、スペシャリテ表示のあった2種類をお願いすることにした。

Sur une idée d'un Vacherin
Sur une idée d'un Vacherin
Péche, Groseille et Verveine
(€18/アラカルト価格)

まずは、家内が選択したもの。
何だかわからないので、出てきてのお楽しみというスタンスだったが、スライスした桃の上に2種類のシャーベットを乗せ、そこにホイップクリームを被せて周りに焼いたメレンゲをきれいに張り付けてある、非常に凝ったケーキ(?)だった。

フランボワーズソースをかけてみた

別添えのフランボワーズソースをかけると、見栄え的にも絵になるものになった。

Le Chocolat Blésois
Le Chocolat Blésois
Le Moelleux Choco-Menthe - glace Pippermint
(€18/アラカルト価格)

私は、チョコケーキとミントのアイスクリーム。
家内のものと違って、平凡な感じ。

断面から2種のシャーベット チョコケーキの断面

それぞれの断面写真も載せておこう。

ということで、1人1尾のオマールブルーが付いたフルコースが、チーズも付けて1人75ユーロと、ミシュラン1つ星店とは思えない安い価格で楽しめてしまった。
もちろん、調理技術は星付店らしく洗練されていたし、サービスもフレンドリーながらも抜群。
ということで、通算9軒目の★5つを付けたいと思う。

ブロワ[Blois]は、ロワールの古城めぐりの中心となる街でもあり、交通の便も良いことから多くの日本人が訪問していると思うが、ぜひこの店を頭に入れておいてほしい。

※メニュー:アラカルト(英)コース①(英)コース②(英)コース③

【詳細情報】
店名:Restaurant l'Orangerie du château
電話:02 54 78 05 36
住所:1, avenue Jean-Laigret, 41000 Blois
GPS:47.586384,1.329367


※ブルターニュのロクロナン[Locronan]のホテルから登録しました、
 

【オルレアン(Orléans)の風景】





 

【シャンボール城(Domaine national de Chambord)の風景】



▲左:水面に映しても実際はこんな感じ(パンフの写真は合成だと思う)
 右:城正面の左横(左の写真の右手通路沿い)






 

【ブロワ城(Château de Blois)の風景】

▲道路側から


▲城前の広場から


▲左:城のゲート  右:入場券売り場前から中をのぞき見


▲左:道路側右手に移動  右:右横から(正面の左側建物の裏)


▲城前広場反対側のマジック館(?):ドラゴンが窓から顔を出して動いていたが、近づいたら隠れてしまった
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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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11月:北西部/フランス
11月:フーコック島/ベトナム
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年越:ペナン,他/マレーシア
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