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ビジネスクラス機内食/全日空(ANA):羽田(HND)⇒パリ(CDG)

搭乗:2014/8/15 NH215便
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆
今日から夏休み第二弾として、家内と共にフランス北西部周遊。
残り5州となっているフランス全州(地域圏)走破が目的だが、ブルターニュのムール貝や牡蠣も食べたいし、ちょっと高すぎて手が出ないかもしれないがオマール・ブルーも魅力的。(先日、北上尾の Maison d'H でいただいた)
家内からは、ロワール古城巡り(まただ!)とモンサンミッシェルに行きたいとのリクエストも受けている。

で、最初から楽しみが増えてしまった。往路便が、昨年末以来のビジネスクラスへのアップグレードされたのだ。
パリ線は良く利用しているが、昔はかなりの頻度でアップグレードされたのに(☞ ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング)、ここ3年はご無沙汰だった。
ANAが5スターを獲得してから初めてなので、どのように変化したのか検証する機会がやってきたというわけだ。

ということで、いつものように機内で原稿を書き終えて、即日レビューを登録したい。
ただし、機内で書いているため、過去分の比較内容は記憶ベースになることをご了承願いたい。

いつもの通り最初はラウンジの話になるが、昔の成田の午前中と比べれば食べ物があるだけマシだが、JALの羽田と比べれば雲泥の差は変わらず。サラダは葉っぱ1種に人参を加えたものだけで、ドレッシングも2種類しかない。
JALのように、朝なら朝食仕様にするといったメリハリも無く、夕食時間帯よりもメインが少ないだけの同じ構成で、水準の低さはそのままだ。(年7~8回は利用しているので、今回は写真を撮っていない)

搭乗後、割とすぐにウエルカムドリンク。昔はほとんど搭乗を終えてから出していたので少し改善した気がするが、ビジネスクラス席を見渡した感じでは5割も埋まっていないので、単に客が少なくて余裕があったからかもしれない。
選択肢は、オレンジジュースか(たぶん)スパークイングワインで、私はパスして家内だけ。オレンジジュースは見ただけで判断できるが、もう一方が何なのか説明がほしいところだ。

機材は評価対象外だが、昔のままのオンボロ機材。観光中心のパリ路線にはコストをかけないという判断だと思うが、まだこのシートが残っていたのかと、ある意味感動的だ。でも、私は飯が旨ければ良いので気にならないし、それこそ何度も座った席なので愛着もある。(新型は幅が狭くて圧迫感を感じたので、それほど好きではない)

さて、本題である機内食の紹介に移ろう。
今回は、家内といっしょにアップグレードされたので、和食側も簡単に紹介できる。
どちらも、意味が分からないし愛着の湧かない「THE CONNOISSEURS(ザ・コノシュアーズ)」というブランド名(?)の元での提供だ。(いや、本当に何を言いたいのか分からない!)

離陸後の最初は、食前酒と共にアミューズ。
いきなりテーブルにクロスが敷かれてグラスが置かれたので焦った。
昔と違って食事の一環として出すようになったようだ。

アミューズ
アミューズ
2種の胡麻のチーズバー
青さ玉子焼き
フェタチーズ、白桃のコンポートとカクテルオニオン


和食・洋食とも共通なので、和食と洋食の1品ずつが盛られているが、間に置かれた袋入りのクッキーに違和感を感じた。
酒を飲まない私が言うのもなんだが、食前酒からテーブルクロスは良いとしても、まず最初は手早く酒と共に袋入りクッキーを置くだけだけで良いのではないだろうか?
そうであれば、前々から書いていた酒のおつまみが一向に出てこないという問題も解決するので、アミューズは今まで通り酒と同時ではなく、多少遅れて出てきても問題ない。

あと、和食と洋食を共通化する部分は、完全に(ANAお得意の)手抜き姿勢に見えてしまうので、要改善だろう。

青さ玉子焼き
青さ玉子焼き

和食側の煽りは、「懐石辻留」とANAのコラボレーションメニュー。
これはANA側の料理だろう。青さの存在意義は彩りだけで、素人の卵焼きという感じだった。

フェタチーズ、白桃のコンポートとカクテルオニオン
フェタチーズ、白桃のコンポートとカクテルオニオン

洋食側の煽りは、ANAの洋食・パティスリーシェフのオリジナルメニュー。
カクテルオニオンは、極端に酸っぱいだけのピクルスで、白桃のコンポート(何か甘いムース状のものが加わっていた)をぶち壊し。フェタチーズも香草を混ぜているようだが美味しくない。

2種の胡麻のチーズバー
2種の胡麻のチーズバー(袋から取り出して皿に並べて撮影)

何でも胡麻を加えたがる安直シェフの発想だ。
チーズと合うわけがないし(チーズとハーブの組み合わせならいくらでも売っているが、胡麻入りチーズが市販されていないことを見れば、いかに合わない組み合わせかということがわかるだろう)、ご丁寧に大量の胡麻を練り込んであるので、せっかくのチーズ風味が台無しだ。

ということで、アミューズの段階では相変わらずの水準の低さだなぁ・・と感じたわけだが、この後に大逆転が待っていた。

まずは、私が頼んだ洋食側から紹介しよう。

アペタイザーとブレッド・バター
アペタイザー:スモーク梶木の叩き仕立てと京鴨の生ハム いちじく添え
ブレッド:3種のブレッド 蒜山ジャージーバターとオリーブオイルとともに

前菜プレートは、4種5個の盛り合わせ。
個々の写真側で詳細を紹介するが、パセリを外し忘れて撮ってしまったので、お見苦しい点はご了承を。

スモーク梶木の叩き仕立て
スモーク梶木の叩き仕立て
スモークの梶木は軽く炙って叩き風に。京鴨の生ハムはいちじくとマッチングさせました。
彩りのよい野菜とともにお楽しみください。


スモークしたカジキの周囲を叩き(炙り)というよりは、軽く塊のまま湯通しして表面を固めたもの。
あまりスモークした感じはしなかったが、トッピングの鱒(?)イクラが良いアクセントになっている。
ただ、下に敷かれている大根と蕪(?)の味付けがよろしくない。アミューズの皿と同じ路線を行くレベルだった。

京鴨の生ハム いちじく添え
京鴨の生ハム いちじく添え

この皿のメインとなる生ハムメロンならぬ、生ハム無花果だ。これだけ2個盛られている。

色が濃い割にはそれほど熟成感が無いのは、鴨肉の色が出ているからだろうが、無花果と合わせるよりも単独で食べたほうが美味しい。鴨の生ハムの珍しさもあるが、これは良い料理だった。

彩りのよい野菜①

メニュー上の表記は「彩りのよい野菜」。左上に盛られたその1つになる。
見た目はゆで卵だが、白身魚をベースに卵の黄身で色づけしたような感じのムース仕立てだった。
トッピングは、茹でトマトのスライス。
あまり決まっている印象は無かったが、まあ普通にいただけた。

彩りのよい野菜②

右上の料理も、イマイチよく分からない。
ソテーした輪切り茄子の上に、茹でたパプリカを乗せてあるのだが、メニュー通り「彩りの良さ」だけを追求した料理というだけで、それ以上の期待をしてはいけない。

ブレッド
ブレッド:3種のブレッド 蒜山ジャージーバターとオリーブオイルとともに
バゲットは、ANAオリジナルブレンド北海道産小麦粉100%、フランス産天然酵母を使用。


ANAのパンはとにかく不味いと決めつけていたのだが、ようやく真っ当なパンが出てくるようになった。
それに、ようやく(笑)他社と同様にバスケットから選ばせてくれる。と言っても、最初はこの2種しか無かったけど。

バゲットは拘り説明があるだけに美味しく、隣のトマトのフォカッチャもフワフワの食感としっかりした主張があって良い味だ。
ラウンジのパンは相変わらずダメダメだけど、機内食側が改善されているのは良い傾向だ。
なお、オリーブオイルは、最初から付いているのではなく必要かを聞かれて回答するリクエスト制だった。

オリーブのフォカッチャ

後から追加として打診されたオリーブのフォカッチャも美味しい。
これで、ANAの機内食でのダメがひとつ減った気がする。(この段階での判断で、後で裏切られた)

サーモンのソテー オリーブの香りのパセリのソース
メインディッシュ:サーモンのソテー オリーブの香りのパセリのソース
ソテーしたサーモンに、サフラン風味の野菜をのせて。
チキンベースのソースにパセリのピューレを加え、彩りも美しい一皿です。


メインは魚料理をチョイス。
肉料理が牛ステーキ固定というのは、日本人は洋食=ステーキという発想の方がほとんどなので、仕方ないか。

ちょっと珍しいと思ったのは、皿の置き方が欧州仕様、すなわちメインの食材を縦長に見せる置き方だったのだ。
先頭席であるうえに隣席が空いていたので他の方を観察することができず、指導されているのか担当者によるのかは判断できなかったが、これからフランスに向かう便としては、現地の雰囲気を味わえて良い感じ。

サーモンをアップ

で、お味の方はというと、非常に良くまとめられた皿だと思う。
サーモンは主張控えめの品種で、火の通し方(リヒートの程度)も良くジューシーに仕上がっていたし、ソースも複雑な旨味を追及するフレンチのソースとは言えないものの、チキンベースにパセリピュレという組み合わせでこの味が生まれるのかと、感心させられた。ソースたっぷりというのもうれしい。

アクセントのベーコンや、小玉葱も調和しているが、全体に散らしている黄色いスティック状の物体がサフラン風味の野菜ということだろうか? サフランを使っているという印象は受けなかった。

デザートワゴン

デザートは、なんとワゴンで出てきた。
前回は中途半端なワゴンだった記憶があるが、これでようやく優秀な他社に並ぶことが出来る。(といっても、種類面やその場で全部を盛り付けるというエンタメ性では見劣りはするが・・)

デザート全部!
デザート:ANAオリジナルデザート
ココナッツとパインのムース
桃のムースタルト

チーズ
フルーツ

で、当然ながら全部をいただいた。
普段は不味いパンを食べないことで調整していたのだが、今回はパンも全部食べてしまったので、我ながらよく食べられるものだと感心。(旅先が、フランス料理の本場ということもあるので、今のうちに胃袋を鍛えておく必要があると、言い訳してこう)

ココナッツとパインのムース ココナッツとパインのムース
ココナッツとパインのムース

5スターを獲得したころからか、あの激マズパフェからデザートが大きく変わり、普段利用しているプレミアムエコノミーでも食べることができるようになったので水準は知っていた。

平たく言えば、スーパーやコンビニで大量に並べられている個食タイプのデザートと同水準なのだ。
つまり、レストランレベルではないものの、普通に美味しく食べられるものが出てくるようになったというワケ。
このムースなど、まさにコンビニデザートという感じだ。

桃のムースタルト
桃のムースタルト

こちらも見た目はケーキ屋さんのケーキだが、お味の方はコンビニスィーツ。

桃のムースタルトの断面

断面写真を見れば、いかにも量産品という感じなのだが、普通に美味しくいただくことはできる。
いや、機内食デザートと考えれば十分な水準だ。

チーズ
チーズ

チーズは、軽めのお食事側に「シャウルス、タレッジョ」と記されているので、同じもののはずだ。
こちらのパンは相変わらず不味いが、チーズは誰もが知っている品種ではないものを出してきた点で、評価したい。
ビジネスクラスに乗る客なら、それなりの店に普段から行っている方が多いだろうから、カマンベールとかでは芸がない。

ミルクティー 小菓子(チョコ)

食後のドリンクも、ワゴンでやってきた。
と言っても、珈琲か紅茶、緑茶だけで寂しいワゴンだが、ここを改善すれば雰囲気面でのランクが上がる。

コーヒーに入れるクリームは個食ポーションだったが、ミルクティーのミルクはミルクピッチャーから自分で好きなだけ入れてくださいと。(ちょっと紅茶の量が多すぎで、ミルクたっぷりを好む方には厳しい感じだったが・・)
どちらにも、欧州標準の小菓子(チョコ)付だ。

食後酒

これでおしまいと思っていたら、食後酒を配りに来た。
小瓶に入った3種類で、リキュール類とウイスキーだった気がする。
ここを、食後のドリンクと共にワゴンサービスで種類を増やして提案するように改めれば、さらに良くなるだろうに。
私がビジネスクラス機内食の上位にランクしている航空会社は、こういった部分の選択肢が多い点なども評価しているのだ。

以上で、洋食側をベースとした最初の食事の紹介はおしまい。
家内が頼んだ和食側は、「懐石辻留」とANAのコラボレーションメニューとのこと。
アミューズとデザート以下は洋食と同じなので省略している。

前菜・お造り・小鉢
前菜・お造り・小鉢

こちらはトレーに乗せて、前菜とお造り、小鉢がまとめて出てきた。
トレーの大きさに対して皿が小さいので、ちょっとさびしい印象も。
写真は、私が手を横に伸ばしながら撮っているので、ブレや角度がおかしい点はご容赦を。

前菜・小鉢
前菜:合鴨ロース 海老 鮎風干し 甘鯛 鱧板蒲鉾

合鴨が不味いと私によこしてきたが、確かに老舗(?)料理とは思えない出来だ。

鰈 小鯛笹漬け
お造り:鰈 小鯛笹漬け

プラパックに入った刺身醤油が付いていたが、これを開ける皿が無い。
なるほど、こんな点は手抜きANAらしい部分だ。
醤油皿を乗せれば、それだけスカスカのトレーのスペースを埋めることができるのに・・

じゃこ 胡瓜もみ
小鉢:じゃこ 胡瓜もみ
じゃこと胡瓜もみに、涼やかな柑橘酢をあわせました。
じゃこは軽く干したものを選りすぐるなど、シンプルがゆえにこだわった一品です。


煽り文句が付いていたので、ちょっと横からつまんでみたが、ちっとも拘りは見えなかった。

主菜・御飯
主菜:鱸塩焼き
御飯:紫蘇御飯・味噌汁・香の物

こちらもトレーの大きさに対して皿数が少なくさびしい印象。
ご飯とみそ汁のふたを外しても、トレーには余裕でゆとりがある。
和食の構成を考えれば仕方ないのだろうが、何か良い案はないのだろうか?


鱸塩焼き
 鱸の味わいをそのままに活かして、ふっくらと塩焼きにしました。
 食材一つひとつ丁寧に仕上げた、野菜の炊き合わせとともに。


家内が思わず美味しいと叫んだスズキ。一口だけおすそ分け。
フレンチのメインでもよく(安直に)使われる魚だが、あの埼玉フレンチでは美味しくないスズキを、ここまで美味しく仕上げられるのかと感動ものだった。

香の物
香の物

紫蘇御飯 味噌汁
紫蘇御飯・味噌汁

*****

次は中間食である「軽めのお食事」の中から、食べたものを紹介しよう。

まずは、いつものバニラアイスクリームなので、写真は省略。
ハーゲンダッツのバニラだ。(選択肢は無い点が、ANAらしい)

ANAと言えば、カチカチに凍っていてしばらく放置して溶かさないと食べることができないアイスクリームを出してくるのが定番だった。(JALは、ちゃんと食べれる状態のハーゲンダッツを出してくる)
前回搭乗時は改善姿勢を見せたのだが、溶かし方が悪かったので、やっと真っ当なハーゲンダッツを出してきた。

ここまでの機内食の変化を見ると、食に無頓着な機内食担当の最高責任者が更迭されたのだろうかと思いたくなる。やっとローテーション人事から適材適所の配置が出来るようになったのであれば、将来も期待できる。
どう考えても相応しくなかった5スター獲得(☞ 2013年SkyTrax社で5スターを獲得したANA(全日空)を検証する)が、逆に良い方向への変化をもたらしたようだ。

和風カレー丼
和風カレー丼
鰹と昆布の出汁と醤油の香り。ほんのり和む懐かしい味わいのカレー丼です。


未食だったものは、このカレーだけだったはずと、頼んでみた。
トッピングに厚切り肉のスライス(豚の角煮を切った感じ)があったので、その手の肉が入っていると思ったら、スライス肉が隠れていた。なんだか牛丼屋の牛カレーみたいだ。

和風とのことで最初から期待していなかったが、やはりコクの足りないカレーで美味しくない。
トッピングの厚切り肉は別加熱なのか、温まっていなかった点でも問題ありだ。
まあ、軽いお食事の炭水化物系は、基本冷食かフリーズドライを戻したようなものだから、期待する方が悪いのだが。

ANAオリジナルスープ 一風堂ラーメン 空の上のトンコツ「そらとん」
ANAオリジナルスープ
一風堂ラーメン 空の上のトンコツ「そらとん」

スープはプレミアムエコノミーでもいただけるが、それとは違うものだとか。
今日はブイヤベースとのことで頼んでみたが、印象としては同じ水準。
具材はフリーズドライ、出汁はそこそこ出ているもののブイヤベースを名乗るには旨味不足。

家内は、前回私が気に入った一風堂の豚骨ラーメン。
実は、近くにあることだけ確認したものの、実店舗に行くのを忘れていた。
夏場に熱いラーメンを食べる気はないので寒くなってから行こうと思うが、また忘れてしまいそう・・

*****

最後は、ラストオーダー前の和食か洋食のセットメニューの紹介。
まずは前提として、メニューに記されている以下の文言を転記しておこう。

・軽食や和食・洋食のセットメニューは、着陸の約1時間前までお好きな時にお召し上がりいただけます。
・お食事サービス終了前には、客室乗務員がご案内させていただきます。

ここで問題になったのは、到着2時間28分前(モニターのスカイマップで確認)にラストオーダーを取りにきたことだ。
前記のように約1時間前までと記されているのに、配膳は約2時間前の13:30と言ってきたので突っ込んでみたら、お決まりの「着陸準備のため」だと。

さらにおかしいではないかと言うと、1時間半前の14:00に出すのではどうかと打診してきた。
メニュー上に「1時間前」と記されているのに、1時間半前にする理由は何かと問いただしたのだが、ゆっくり召し上がっていただくためだとか苦し紛れの回答。若い担当者で上席者の指示によるものだろうから責めるのはかわいそうだったが、メニュー上に明記されていることを突発的な理由もなく変更するのは納得しがたい。

そもそも搭乗率5割未満で余裕で対応できるはずなのに、エコノミークラスみたいな運用に(補足:ANAではエコノミークラスのアジア路線を含む夜行便であっても2時間半前にたたき起こされる。この運用は、他社ではありえない!)、ここまでの好印象がひっくり返ってしまった。
ちなみに、機内の明かりを付けたのは到着予定の2時間40分前だ。ビジネスクラスでの点灯時間はエコノミーよりも遅かったはずだが・・

ここは、前から手抜き姿勢だけでなくホスピタリティ精神の無さが見え隠れしていたANAの悪さが、露骨に出てしまった。やっぱり、本質的には何も変わっていないんだと。
前に5スターは10年早いと書いたが、これでは前言撤回できないだろう。
出来ないなら最初から余裕を持った時間で記せば良いわけだし(他社ではできているが・・)、書かれていることが出来ない理由があるなら、客が納得できる説明は必須だ。着陸準備など、突発事項でもなんでもないので理由にはならない。

で、文句を言ったせいか、到着1時間10分前にも持ってくる気配がなく、こちらから呼び出して配膳してもらった。
私は洋食、家内は和食の選択だ。

洋食
洋食
爽やかなレモン風味のリゾットを、トマトカップに盛りつけました。

メインディッシュ
ブレッド:蒜山ジャージーバターとブラッドオレンジジャムとともに
フルーツ

2食目の水準はがた落ち。ここまで差が出るものだろうか?
まず、パンが昔ながらの不味いパン。製造元が違うはずだ。なぜ1食目の水準のパンを出さないのだろう?
こんな不味いパンでは、せっかくのブラッドオレンジのジャムを美味しくいただけないではないか。

フルーツは同じなので良い(良くない?)としても、メインがあまりにも悲惨だった。

レモンの香りがするリゾット
メインディッシュ;レモンの香りがするリゾット 小海老とアスパラガスを添えて

メニュー表記は後で確認したのだが、食べた印象はリゾットが入れられているトマトの酸味を感じてしまった。
そうか、レモンだったのか。でも、ぜんぜん美味しくない。レモンとトマトという組み合わせ、アリだろうか?

家内が頼んだ和食も、見るからに不味そうだ。

和食和食
氷温熟成したはまちを柔らかく煮付けました。野菜の炊き合わせとともに。


1食目が老舗店の監修だから差が出て当然だが、ANAの機内食部門の出来の悪さがはっきり裏付けられてしまっている。

はまち煮付け
主菜:はまち煮付け

家内の話では、魚はお題通り柔らかいものの味付けが不味いと。

口取り・小鉢
口取り・小鉢
はたはた南蛮漬け 厚焼き玉子 牛時雨煮 西瓜醤油漬け
揚げ味噌漬け 隠元胡麻和え 冬瓜鶏そぼろ餡


家内が食べきれなかった分を引き受けたが、エコノミークラス水準の料理だ。
特に、見たことのある料理があったので、ビジネスクラスを意識した作りになっていないという印象を受けた。

ということで、最後のサービス面での致命的な問題と、2食目の水準が平均レベル未満だったことから、★4つが妥当という判定だ。
最初の食事だけが良くなっても、サービス面での基本が出来ていなければ★5つは無理だろうし、個人差が出る項目とはいえ、会社としての教育体制(教育者の資質に問題ありと見ているが・・)をJALのように解体&再構築しないとダメな気がする。

それでも、私の航空会社別ビジネスクラス機内食ランキングでは、スカンジナビア航空を抜いて第7位に復活ランクイン。少しは良くなっているという点を評価した。
でも、11月に搭乗予定のスイス航空が上位に入る可能性が高いので、そうなれば再び圏外落ちになる可能性が高いと思う。

※メニュー:和食洋食軽めのお食事2食目(セットメニュー)

※空港からレンタカーで到着したロワール古城巡りの起点となるオルレアン[Orléans]のホテルから登録しました。
ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング
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テーマ : ビジネスクラス機内食
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 61ヵ国を訪問
42ヵ国 をレンタカーで走り、
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価格は常に税サ込で表記。

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今後の旅行計画
7月:南チロル周辺/イタリア
8月:イギリス⑤,アイルランド
8月:台北/台湾
9月:リトアニアポーランド
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン⑭、他
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