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ビジネスクラス機内食/ガルーダ・インドネシア航空:ジャカルタ(JKT)⇒羽田(HND)

搭乗:2014/6/30 GA874便
評価点:総合★★★★★★★★★☆サービス★★★★★雰囲気★★★★★
帰国便はジャカルタ⇒羽田便。往路の羽田⇒デンパサール線で期待させてくれたものの、国内線区間は平凡だったことからどうかと思ったが、ちゃんと期待に応えてくれた。

ラウンジ フードコーナー

ジャカルタ空港のビジネスクラス専用カウンターでチェックインをすると、係員がラウンジまで案内してくれる。しかも、ラウンジで待っている間に出国手続きまでしてくれると、至れり尽くせりだ。このサービスは初めて。



ただし、ラウンジは狭く、用意されている食事もANAよりは多いものの、デンパサールの国内線ラウンジと比べると見劣りしてしまう。奥の方に麺コーナーもあったが、係員は不在だったので使えない。
右の写真のように、一口サイズのケーキがたくさん用意されている点では、女性には嬉しいかも?
これに関しては、デンパサールの国内線ラウンジよりも種類が豊富だった。

食べたもの

期待の機内食を優先したので超控えめにいただいたのだが、国内線ビジネスクラスの機内食(☞ こちら)が平凡だったことから、この段階では期待がしぼんでいた。

アメニティポーチの中身

搭乗すると最初に目につくのが、座席脇に置かれた「L'OCCITANE」のロゴ入りアメニティーポーチと、エビアンのペットボトル。(ロクシタンのロゴが入っている側のポーチの写真は、往路便の記事に載せてある)
ポーチの中に入っているロクシタン製品の内訳は、Verbena EDT(ヴァーベナ オードトワレ)10ml、Verbena Body Lotion(ヴァーベナ ボディローション) 30ml、Shea Ultra Rich Lip Stick(シア・リップバームスティック)2g の3品。
あ、機内食ブログなのに脱線してしまった・・

搭乗後のウエルカムドリンクは、ロンボク島からジャカルタまでの国内線と同様にオーダー制だった。
ビジネスクラス搭乗客がわずか4名だったからだろう。
羽田線はまだ就航2週間だからだとは思うが、大丈夫だろうか?

機内食は往路と同様に2回出る。
最初の食事は、予定通り「伝統的なインドネシア料理(Indonesian Degustation)」をお願いした。
書かれている内容と一致しない部分があったのと、カタカナばかりで意味不明なため、今回は英語版メニューも見せていただいたので、英語表記のメニューも併記しておく。

アミューズ パンと塩胡椒

アミューズは、往路と中身が違うものの同じミニシュー生地の中にムースを入れたもの。
魅力のないアミューズだ。

テーブルセッティングと同時に、往路で選択した洋食と同じようにパンとバターがでてきた。
でも、これに手を付けてしまうと後が続かなくなるので、チーズパンだけ少し。まあ普通。

以降も、往路と同様に料理を運ぶ都度、カトラリーも交換してくれる完全レストラン仕様。
往路のレビューでも書いたとおり、過去25社のビジネスクラス機内食で唯一のサービスだ。

Ketoprak
カトプラック
インドネシア風サラダ ピーナッツソース

Ketoprak
Indonesian salad with rice cake, tofu and rice noodles


1皿目は、カトプラック[Ketoprak] という聞いたこともない料理だったので調べてみると、英語表記の「ケトプラック」でヒットした。(☞ インドネシア徒然
それによると、西ジャワ州チルボン市の料理で、米をおはぎ状にかためたものに、モヤシ・ココナッツミルク・唐辛子をまぜたものだそうだ。

芋煮風ライスケーキ

となると、皿の右側にある俵状の物体が、米を固めたものという事になる。
最初は山芋のたぐいかと思って甘辛ソースで食べたのだが、後で英語版のメニューを見せてもらったらライスケーキと表記されていたので、間違いないだろう。
半分に割ってみると模様が見えたので写真を撮っておいたが、見た目では認識できなかったものの、こうやって画像で大きく見ると確かにご飯粒が見えている。

山芋のたぐいというつもりで美味しくいただいたわけだが、ライスと知っていて食べるとどう感じただろうか?
味覚は先入観にかなり影響を受けるはずなので、ソースと合わないって思ったかも?
というより、そもそもはスライスした俵状の米を、左の野菜類と混ぜていただく料理らしいから、「ケトプラック」を見栄え重視にアレンジした創作料理なのかもしれない。

豆腐と春雨

インドネシアではお決まりの海老せん風のトッピングは、街の食堂やレストランで出てくるものと違ってパリッパリ。
ここまで湿気っていないのは初めてだ。それに、街の食堂で添えられるものと比べても数段美味しい。

その下に隠れているのが、揚げ豆腐と胡瓜に春雨サラダ。
どちらも味が付いていなかったのだが、ソースかけ忘れ?

Soto Padang
ソト パダン
伝統的なインドネシア風牛肉のスープ
ビーフン ポテト サンバル

Soto Padang
Indonesian clear beef soup
glass noodles, potato cake and chilli sambal


2皿目はスープだ。
往路では2択の1品だったので飲めなかったのだが、見事に期待に応えてくれた。

スープの中身

しっかり牛肉の出汁の効いたスープも旨いが、具材が大胆。
春雨の上に、ビーフジャーキーを乗せ、そこにスープを注ぎこんだ感じだ。
ビーフジャーキー部分の味が抜けていないので、スープ側の出汁は別に作っていると思う。

肉団子風のものは、ポテトケーキとのこと。
日本語版だと単に「ポテト」だが、英語版を見るとハッキリする。

なんとなく、イタリア南チロル地方のカネーデルリ[Canederli]に似た味わいだが、柔らかくて美味。
ちょうど先週、岩槻のリストランテ ヴァレンティーノでいただいていたので、似ている料理だなぁと思った次第。

トマトのアクセントは、ちょっと弱いかな?
存在意義を感じることができなかった。

Udang bakar bumbu Bali
ウダン バカール ブンブ バリ
エビのグリル バリ風ソース
ライス 豆腐 野菜

Udang bakar bumbu Bali
grilled king prawn with Balinese sauce
ulam rice, sauteed bean curd and vegetables


メインは、炭火で焼いた感じの大きな海老が乗った、インドネシア風カレーライスとでも言おうか。
炭火焼で海老の水分が完全に抜けたものを再加熱している感じなので、せっかくの海老が生かされていないのだが、現地でも炭火焼料理を食べるとたいていは水分が飛びすぎた状態で出てくるので、インドネシア人は美味しいと思うのだろう。日本人との味覚の違いだ。

メインを反対側から

メニューで記されているバリ風ソースは、インドや日本カレーとは違うが、カレーの一種と考えてよさそう。
唐辛子系の辛さはほとんどなく、酸味と香草の味が強いインドネシアっぽい味わい。

でも、現地人向けだと、べらぼうに辛いんだろうな。
国際線の機内食で、現地仕様の激辛料理は出せないだろうから、ちゃんとアレンジしているのだと思う。
エビは残念だが、これも満足。

ちなみに、日本語版では単にライスと表記しているが、英語版を見るとウラムライス[ulam rice]と記されている。
何か米に入っていたのだが、香草入りライスということらしい。

Bubur ketan hitam sticky rice pudding with coconut sauce部分
デザート:ブブール ケタン ヒタム
ブディングケーキ ココナッツソース
ココナッツアイスクリーム

Desert:Bubur ketan hitam
sticky rice pudding with coconut sauce
young coconut ice cream


さて、デザートだが、ここまででも問題のある日本語メニューの限界が露呈した。
訳のわからないカタカナが並んで、その下の行にはプディングケーキ、最下行にココナツアイスとあるわけだが、出てきたのはココナツアイスだけ、と思ったわけだ。

CAさんを読んで、全部食べたいと要ったのだが通じず、ではプディングケーキはどれかと聞いても相手は日本語が読めないので埒が明かない。最後はチーフ格らしい男性が英語メニューを持ってきて説明してくれたのだが、日本人的には単なるココナツアイスに小豆みたいな添え物があるとの解釈が、実はデザートメニュー全体を示すものだったのだ。

そもそも日本人なら、こんな訳にしないはずなので、日本語訳の担当者は現地人だと思ったわけだが、英語版でも「sticky rice pudding」とあるので、メニュー表記そのものに問題もありそうだ。
この「Bubur ketan hitam」をググってみると写真もたくさん出て来るので、この記事を書いている段階で納得したというワケ。

ついでに、往路で気になっていた2食目メニューのタイトル「おやすみ前に」は、英語版では「in between fuel」だった。中間食というか、お好きな時にどうぞというニュアンスだったのだ。
実際、食事を終えてしばらくたつと、このメニューから何か食べるかとの案内を受けた。

スナック菓子 Martebe

わずか7時間半の飛行なのに2食目の食事が出るのも驚きだが、1食目と2食目の間にもインドネシアのスナック菓子を持ってきてくれた。往路便で気付かなかったのは、飲めないアルコールでダウンしていた時に回ってきたのかも?
あわせて、インドネシアのジュースだという Martebe という飲み物もお願いした。

この「Martebe」を調べてみると、ガルーダ・インドネシア航空の機内サービス案内(☞ こちら)に記載があった。
タマリロ(ツリートマト ☞ wiki)で作られたマルテベ[Martebe]ジュースだそうだ。
砂糖を加えてあるせいか、トマトという印象よりもグァバに近い味わい。結構好みの味だ。

Sate beef, chicken, lilit
ビーフ チキン 魚のすり身のサテ
Sate beef, chicken, lilit


2食目のメニューは往路とまったく同じだった。
でも、同じものを頼んだのに、出てきた料理が微妙に違うのだから面白い。(路線が違うからかも?)

まずは、サテの盛り合わせ。
バリ島線では3本だけだったが、ジャカルタ線では1品加わっていた。でも串に刺さず、串だけ別添え。
これ、1食目で出てきた米俵をスライスしたものみたいだ。別添えの串は、どのように使うのだろうか?

往路のサテは水分が飛んで肉が硬くなっていたが、こちらは製造からの時間経過が短い分だけに美味しい。
タレも往路とは違っていたが、こちらの方が凝った味で美味しい気がした。

Indonesian nasi goreng with fried chicken
ナシゴレン フライドチキン
Indonesian nasi goreng with fried chicken


もう1品も往路と同じナシゴレンを頼んだのだが、まったく違う物が出てきた。
フライドチキンと記されている肉もまったく違うが(それにしても、往路は煮込み風ローストで復路は照焼き風と、どこがフライドチキンなんだろう?)、それ以上に違ったのがナシゴレン。
往路のナシゴレンは、さすが本場物と思えたほど美味しかったのだが、こちらはシンプルでちょっとピリ辛の炒め御飯という感じで、感動するような味ではないのだ。本場もののはずなのに、おかしいなぁ・・

写真で見比べた感じでは、羽田発のナシゴレンは日本で調理したものだと判断した。
見るからに繊細な作りである上に、トッピングの野菜が新鮮だからだ。
そうだとすれば、日本の調理技術とインドネシアの調理技術の差が、ストレートに表れた結果だと思える。

Cut fresh fruit
新鮮なフルーツ
Cut fresh fruit


最後は、往路で品切れだったフルーツ。
ここでも、盛り付けの差が出ていた。写真は撮れなかったが、日本発の方が美味しそうに見えたのだ。

以上でおしまい。
中距離路線で往路と同等以上のサービス、料理も往路よりは良かったことから、往路で想定した通り★5つを進呈することにした。ただし、味は★4つだ。アミューズと最後のナシゴレンが減点要因になっている。

※メニュー:
インドネシア料理・和食洋食2食目インドネシア料理英語版2食目英語版ドリンク(英語版)

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ジャンル : グルメ

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7月:南チロル周辺/イタリア
8月:イギリス⑤,アイルランド
8月:台北/台湾
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10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
12月:Stuttgart/ドイツ
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