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スペインの古城ホテル:パラドール アラルコン[Parador de Alarcón|Castillo de Alarcón]

訪問:2014/5/8~9 (Room Type: Superior with Double Bed(No.104)、朝食付 €236/2人)
評価:総合★★☆☆☆、味★☆☆☆☆、サービス★★☆☆☆、雰囲気★★★☆☆、CP★★☆☆☆
宿泊:総合3.5、予約個室4.5、建物全体3.5、サービス2.5、CP3.0
Parador de Alarcón

【インデックス】
直営レストランのディナー
朝食の紹介
泊まった部屋の写真
アラルコン城の内部写真
アラルコン城の周囲
アラルコンの街の風景
[参考] 訪問したパラドール一覧
[参考] 宿泊した欧州の古城・シャトーホテル一覧

前日のロルカ城[Castillo de Lorca]と違って、今度は正真正銘の城のパラドールだ。
収容数を増やすために、別の場所に新築・・なんていう騙し行為のある古城ホテルも多いが、わずか14部屋しかないというパラドール最小規模の施設とのことで、全部屋が城内に位置する。

Parador de Alarcón パラドールの入口

予約時に何も表示されない点が不安だったが、狙い通り1ランク上の Superior Room は城の中はもちろん、正面にそびえる塔の中にあった。(室料のみでは予約出来ないので、ちょっと予算オーバー!)

ちなみに、スタンダードルームでも城の中にある建物(後半の写真で確認してほしい)になる。
通路部分は後付けで建築した感じなので雰囲気面では劣るものの、城の外から確認すると城壁に窓が付いていたので、部屋の中の一部は古い構造物を利用しているものと思われる。

カフェコーナー 会員特典ドリンクとおつまみ

まずは、ロビーラウンジというかカフェ&バーコーナーで、会員特典の無料ドリンクとおつまみ。
規模の小さな城ということで、共有スペースは中庭とカフェ&バーにレストランしかない。
フロントなんて、田舎の小さなホテルという感じで、ロビーラウンジすら無いのだ。

おつまみは、なんとピーナッツだけ。
高い宿代を払っているのにちょっとガッカリ。(この姿勢が、この後の食事にも表れてくる)

そのカフェバーのメニューを見ると、気になる一文があった。
Todos los artículos servidos en terraza tienen un suplemento del 15%.
これって、中庭のテラス席でいただくと、サービス料15%加算するっていう意味?
他のパラドールではテラス席でいただくことが多いが、ここの中庭は建物に囲まれて魅力が無かったことから室内でいただいたので課金されなかったが、希少価値を良い事にちょっといい気になりすぎなんでは?
 



ディナータイムになったので、カフェの隣のレストラン側に入るものの、電気が付いていない。
おかしいなぁと思って、しばらくカフェで待っていると、ディナーはカフェのある棟で営業すると。雰囲気面で格段に劣るこちらで営業するとは・・

テーブルセッティング パン

それでも、布のテーブルクロスにナプキンが用意されていた。でも、飾りの皿は無し。寂しいなぁ・・

メニューを見ると、パラドールお決まりのコースが存在しない。
2食付(1人当たり30ユーロ加算)で予約していないと、アラカルトで注文するしかないのだ。

そういえば、ポルトガルのポザーダオビドス城(Castelo de Óbidos)でも、コース注文不可だったっけ。
ポザーダとパラドール、同じ国営の宿泊施設で対象施設が似ているとあって、運営面でも似ている部分が多い。

パン代は請求されなかったが、アミューズも無く、いきなり注文した前菜が出てきた。

Lomo de Orza
Lomo de Orza(€12.60)
Marinated loin of pork


前菜から私が選んだのは、郷土料理[Cocina regional | Regional cuisine]表記だったこちら。
でも、単なるハムでガッカリ。

この Lomo de Orzaという料理、スペイン語版の wiki(☞ こちら)に載っていたので、ちょっと翻訳をかけて見てみたが、単なるハムと書いたら失礼なのかもしれない。

Croquetas Caseras de ibéricos
Croquetas Caseras de ibéricos(€8.00)
Croquettes: mixture of béchamel sauce with iberian sausages


家内は、無難なスペインコロッケ。
相変わらず量があるので、半分私が引き受けたわけだが、自家製ではないと踏んだ。

コロッケの断面

サイズが違うので微妙だが、業務用の冷食っぽい抜けた味なのだ。というか、日本のクリームコロッケみたいにベシャメルソースが主張しすぎ。(これもインスタントっぽい味だった)

不味いわけではないが、今まで食べてきたものは味が濃厚で主張があったので、ここまでで一番美味しくないコロッケと言うことになる。

Perdiz Escabechada
Perdiz Escabechada con Ensalada de Temporada(€18.00)
Marinated partridge with seasonal salad


前夜、ロルカ城のパラドールでいただいた山鶉が、ここにも存在。
しかも、メイン料理で郷土料理の表示となれば、連日であっても選ばないわけがない。

サラダ添えと記されていたが、こちらのサラダ添えとは、こんな感じなのかと。

山鶉をアップで

山鶉本体は、予想外に大きくて食べ応えがあった。
どうりで、ハーフポーション(€12.80)の表示もあった訳だ。

エスカベッシュと記されていた(英語では「マリネされた」)肉だが、確かにエスカベッシュというお味。
もちろん冷製なので、メインの肉料理を食べた気になれないという問題はある。
それにしても、あまり山鶉らしい野性味を感じなかったなぁ・・

Muslo de Pollo en Pepitoria
Muslo de Pollo en Pepitoria(€17.50)
Fricassee chicken thigh


家内は、無難に鶏もも肉のフリカッセ。
Pepitoria がフリカッセを意味する単語だが、これも郷土料理と記されていたので、フランス料理的なフリカッセとは違うようだ。

味見ベースだが、こちらもブロイラーという感じで、柔らかいだけの味の無い肉質。
家内は、久しぶりの米だと、添えられていたバターライスが美味しいと。(笑)

さて、このレストラン、メニューこそ英語表記があるものの、英語がまったく通じない点が難。
それに、前菜を食べ終えるのを待ち構えて、食べ終わったと見るや否や、速攻でメインを出してきた。
にもかかわらず、家内と私のメインが同時に出てくるわけでも無く、エスカベッシュが出てから3分後に出てくるという運用の拙さ。
4つ星ホテルにランクされているのだが、サービス教育が全然できていないという印象を受けてしまった。
 



朝食会場は、本来ならディナーを楽しめたはずのレストラン側。なんだかなぁ・・
しかも、メニューからの注文形式だ。お値段は €18.00 と記載があったが、前述の通り朝食無の予約が出来ないので宿代に含まれていることになる。

客が私ひとりだった、サン・フィリペ城(Castelo de São Filipe)のポザーダではメニュー無しで口頭注文だったが、そもそも朝食付が基本のポザーダの朝食代は逆算ベースで1人 €10.00 だから、どうだろう? ほぼ倍価の価値があるかと言えば、否になる。



パンは種類も豊富でたっぷり。これはポザーダと同じだ。

Churros
"Churros" (deep-fried swirls of batter)

まずは、目に留まったチュロスを注文。
これ、不味くは無いけど、日本で売っていたスペイン産の冷食と同じ感じ。
このパラドール、自家製の料理を提供しようという発想は、あまり無いみたいだ。

Morteruelo
Morteruelo (small game meat pate)

私がマークしたのは、狩猟肉のパテと説明が記されていた「モルテルエロ[Morteruelo]」という料理。
ちょっと調べてみたが、この地域の郷土料理らしい。

さすがに、これは自家製だろう。
といっても、なんだかほぐしたコンビーフといった感じで、それほど美味しいものではない。
何の肉を使っているかが鍵だが、牛豚系ではないと思える味だったので、野鳥の類?

Potato Omelette
Potato Omelette

定番のオムレツは、ポテト入りか卵だけの選択しかない。
ということでポテト入りをお願いしたのだが、美味しくないなぁ。
たぶん、かなり前に作って冷蔵庫で長期間保存していたであろう作り置き品。
食感の締まり具合で判明してしまう。

2月に訪問したトルトーサのバラドール(☞ こちら)で食べた朝食が優秀だったことを確認できてしまった。

Local Cold Meats and Cheeses
Local Cold Meats and Cheeses

ここの朝食メニュー、大きなカテゴリの中に選択肢が細かく改行もせずに羅列されているのだが、これはその大きなカテゴリ部分を指差し注文したもの。

単語ベースでも通じているのか怪しいので、ここはカテゴリで注文したのだが、出てきたのはこれだけ。
チーズは4種類あるはずだが、一番嫌いなハードタイプ1種類だけ。
保存しやすいという理由で、それ以外は置いていないのかも?

結局、右端の生ハムだけが美味。
バイキング形式なら、もっと取ってこれるんだけどなぁ。

ということで、おひとり様2500円以上もする朝食も、不満だらけで終わってしまった。

※メニュー:前菜メイン・デザート朝食メニュー表紙朝食メニューカフェバー①

【パラドール詳細情報】
名称Parador de Alarcón
電話:969 33 03 15
住所:Avda. Amigos de los Castillos 3, 16214 Alarcón
緯経:39.546563,-2.083355

駐車場:無料(緯経:39.546782,-2.084189、隣のホテルの従業員がチップ目当てに待ち構えていた!)
ネット:WiFi無料
予約先パラドール公式HP
 

【泊まった部屋(No.104)の写真】

▲Superior with Double Bed は、塔(Torre del Homenaje)の中にある。なんと、エレベーター完備!


▲城の部屋でおなじみの出窓のカップル席
 後から作ったのかと思っていたら、昔から城にあることを確認。(☞ モンベルトラン城


▲左:出窓からの風景  右:部屋のドアは単なる木製で芸が無い


▲左:格上の部屋だとバスローブにスリッパが付く  右:箱入りのチョコレートも置かれていた


▲左:バスルームは塔の石がむき出し  右:トイレのベニヤ板の壁が安っぽい
 

【アラルコン城の内部写真】

▲左:塔の中の階段  右:この塔に6室ある(窓が見える所が泊まった部屋)


▲左:スタンダードルームは、こちらの建物に収容(全8室) 右:塔の入口(フロントもココにある)
 塔の内側に窓がある部屋が多いので、景色を楽しむなら104号室か、最上階の106号室(Junior Suite)だ。


▲左:スタンダードルーム側の通路(雰囲気も何もない)  右:中庭を見下ろす





▲屋上に上がれる扉を発見し、フロントで鍵を貸してもらって散策。
 これが無ければ、本当に何も見るものが無い古城ホテルだった。
 塔に泊まればマシだが、スタンダードルームに泊まると、宿代が高いだけにガッカリすること間違いなし


▲塔の上に窓があるのを発見。たぶん €60高い「Junior Suite」の部屋だと思う。
 さすがに1泊300ユーロは出せないので断念したが、2割差と考えれば「Junior Suite」の方が良いと思う。
 

【アラルコン城の周囲】(☞ wiki

▲左:アラルコンの街の入口標の右横にある広場から、Torre del Campo と城(右奥に見える)
 右:Torre del Campoから伸びる最初の城壁をくぐり抜けると・・


▲次の塔(名称不明)とゲート


▲左:そこから城を拝む構図は、パラドール公式ページにも載っている
 右:城のすぐ下にも、もうひとつゲートがある。


▲左:そのゲートと、 右:未舗装の脇道にも別のゲート


▲左:城を見上げる(レストラン棟側)  右:裏に回って宿泊棟側の城の外壁


▲左:川の対岸にある Torre Alarconcillo  右:下流側の対岸にも塔が見える


▲左:広角で対岸を見る  右:最初の広場から Torre del Campo と城
 

【アラルコンの街の風景】(☞ インフォメーション掲示の地図

▲左:街は蛇行したフカル川に囲まれている(左奥が街) 右:古い橋の上で課外授業中(?)





▲左:1階の窓に鉄格子があるのは何故?  右:インフォメーションもあった
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テーマ : 古城ホテル・シャトーホテル
ジャンル : 旅行

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 61ヵ国を訪問
42ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

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今後の旅行計画
9月:リトアニアポーランド
9月:セブ/フィリピン
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
11月:フーコック/ベトナム
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン
丸数字:累計訪問回数

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