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スペイン/グラナダ[Granada]:Calle Real Restaurante(パラドール グラナダ)

訪問:2014/5/6 13:45
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★☆☆雰囲気★★★★☆CP★★★★☆
4日目は、家内のリクエストで訪問を決めたアルハンブラ宮殿のあるグラナダ[Granada]に移動。

昼過ぎに着いてダメ元で当日券売場に行ってみたが、ヘネラリフェ[Generalife]に入るナイトチケットしか残っていなかった。さすがだなぁ・・
ということで、チケットは翌朝手配にかけることにして、入場券無しで入れるエリアにあるパラドールに向かった。

ちなみに翌朝確保したチケットだが、朝6時から並んでいると係員が言っていたのを聞き流して7時半に約100名の行列だったクレジットカード専用の自動販売機側に並び、無事10:30のナスル朝宮殿[Palacios Nazaríes]にも入れるチケットを入手できた。事前予約サイトでは2週間後まで埋まっているほどチケット入手が厄介なのは確かだが、ピークシーズンや特異日でなければ恐れるに足りないだろう。
当日券の入手方法詳細は、後日ミニ情報で掲載する予定だ。

アルハンブラ宮殿の敷地内で無料で入れる場所すべてを歩き回っているので、個人旅行で行かれる方は掲載したGPSログの記録を参考にしてほしい。航空写真版には、4カ所の有料入場エリアへのゲートも記してある。(一般道路でヘネラリフェ近くまで行けると思っていたが、有料区域からしか行けなかったので注意)
GPSログ航空写真:☆マーク部分が有料入場ゲート

パラドール入口 パラドールのゲート内庭園
▲左:パラドールの宿泊者用ゲート  右:そのゲートをくぐってパチリ

このパラドール、予約困難というのは過去の話のようで、直前でも予約は可能だったが、スタンダードルームの最低が265ユーロ(夏は336ユーロ、冬は200ユーロ、いずれも税サ込の室料/2014年価格)と、我が家の予算に収まらず、ここではランチをいただくだけで満足しようという計画だったのだ。

宿代は他のパラドールの倍の水準だが、レストランやカフェの価格は1~2割増程度とリーズナブル。
宿泊者用のゲートの左側に、左下の写真のような外部客用のレストラン&バー&カフェ入口用ゲートがある。

カフェ&レストラン入口 レストランの店内
▲左:レストラン&カフェの外部客用入口  右:レストランの雰囲気

ガイドブックに載っているカフェではなく、最初からレストランを利用するつもりで入った訳だが、Calle Real Restaurante という店名が入口に記されていた。この Calle Real の意味を調べてみると、どうもアルハンブラ宮殿の住所である「Calle Real de la Alhambra」から取っているようだ。

ちなみに、カフェ側の名称は「Cafetería Terraza」。ずばり、カフェテラスだ。

テーブルセッティング オリーブオイル

欧州では当たり前だが、特に日本のようなランチメニューというものは存在しないので、一番安い「VEGETARIAN MENU(€24.95)」、すなわちベジタリアンコースを注文。
これ、前菜(2択)+メイン(2択)+デザート(18択)から1品ずつ選べるので、カフェで食べるよりも割安感がある。

それに、食事が不味い米国でもベジタリアン料理が美味しい事が多いことは、アリゾナ州セドナに限らず、あちこちの国で体験済みなので、良い機会だ。

パン2人分
オリーブとマーガリン パン

まずは、パンとマーガリンに、お決まりのオリーブ。
バスケットに入れられた2人分のパンだが、2個ずつという訳ではないことを別のパラドールでも体験しているが、これスペイン流なのかな?

アミューズ

続いて、アミューズが出てきた。安いコースなのに、アミューズも出て来るとは驚き。
人参のムースの上に南瓜のソースかな?
ちゃんと味の主張がある、真っ当なシェフが作る料理という感じで美味しい。
スティック人参は他の店でも出てきたが、スペインの人参は苦みが無いようで食べやすい。

この無料のアミューズだが、パラドールでも出たり出なかったりするが、出て来る店は概ね良い結果になっている。
出てこないパラドールでは、その後に出てくる料理にも期待しない方が良いかもしれない。

Ensalada hojas, Tofu, Nueces y Setas en escabeche
Ensalada hojas, Tofu, Nueces y Setas en escabeche(€12.00)
Vegetables salad with Tofu, Nuts, marinated Mushrooms and Yogurt sauce


前菜からは、野菜不足を感じていたので2人ともサラダをチョイス。
見ての通り、ちゃんと見せる皿になって出てきた。

最近西欧で良く見かける「豆腐」が入っていると記されていたが、今まで食べた店では塊のまま乗せてくることが多かったので、他の野菜と同様にカットして混ぜてくるタイプは珍しい。
クルトンはカリカリ、トマトの味は濃厚、キノコもタップリと野菜不足を補うには贅沢で美味しい皿だだった。

Parrillada de Espárragos verdes
Parrillada de Espárragos verdes, Tomates cherry al Tomillo y Trufa negra(€12.00)
Grilled green Asparagus, cherry tomatoes to thyme and black truffle


家内が選んだメインは、グリーンアスパラ。
予想していた通り、ソテーしたアスパラがたっぷり盛りつけられて出てきたが、黒トリュフの使い方が半端でない。
さすが、世界的に有名なパラドールだけある。値段が安くても、宿の格式に相応しい皿を出して来るものだ。

Croquetas de Quinoa, Bacalao y Naranja
Croquetas de Quinoa, Bacalao y Naranja(€10.00)
Home-made Quinoa


私は、もう一方の選択肢であったスペインコロッケ。
メインとしてコロッケをいただくこともあるという点でも驚きだが、メインらしく竹を使ってきれいに盛りつけてくるところが、高級レストラン。カフェメニュー側にも写真付であったが、ぜんぜん違うのだ。

コロッケの断面

バルのタパスでいただくコロッケと違って大きさもあるので、断面写真で見ると中身が良く分かる。
食感的にはクリームコロッケに近いのだが、実際はポテトコロッケに近いのだ。いや、玉葱が多いかな?
味の違いもはっきりしていて、やはりスペインのコロッケは安心していただける料理だ。

さて、デザートメニューが出てきたが、その選択肢が滅茶苦茶多い。
Traditional Desserts が8種類と、Seasonal Desserts が10種類の18種類から選択できる。

Tarta Semifria del Convento San Francisco
Tarta Semifria del Convento San Francisco(€7.50)
Ice-Cream Cake with Chocolate Sponge-Cake, Cream and Custard


私はもちろん Traditional から選んだのだが、英語の説明から魅力的に思えなかったスペインのデザートを選ばず、内容が読めるものを選んでしまった。そう、イタリア料理でおなじみのセミフレッド。

例によって縦置きで出されたが、フルーツソースでの装飾は映えるものの、タルトがまったく見えないので横置きにしたものも掲載しよう。

Tarta Semifria del Convento San Francisco

日本でもよく見かける3層構造のケーキだが、一番上の層のカスタードが独特。
ポルトガルで牛乳やクリームを使わない水と卵のプリン「Pudim de Agua」というデザートを食べたことがあるが(☞ Pousada da Rainha Santa Isabel)、それに少しだけクリームを加えただけという感じのお味。乳成分の主張は中間層のクリームに任せているわけだが、水分が多いので、その部分だけ氷菓のような食感になって浮いてしまっている。

ところが、3層全体をいっしょにいただくと、しっかり決まっていた。
改めて、スペインの料理は組み合わせというものを十分研究して出して来るんだと感心したものだ。

Milhojas de Almendras y Crema de Amareto
Milhojas de Almendras y Crema de Amareto(€7.50)
Almond Mille-Feuille with Amareto's Cream and Red Fruits Sauce


家内は、季節のデザートから好物のアマレットを選択。
こちらも、薄いチョコレートの板と串刺しフルーツを乗せてくる点や、フルーツソースベースの飾りは共通点。
味見していないので、コメントは無い。

以上で、アラカルトベースだと2人分総額で €65.00 相当のものが €49.90 也。
他に客が3組だけと寂しく、スタッフも食堂のおばちゃん水準だった点が残念だが、料理の方は全体的に水準が高く満足できた。



アルハンブラ宮殿の当日券が買えなかった時は、せめてここ、パラドールグラナダのレストランで、ランチを食べて、少しだけアルハンブラ宮殿の雰囲気を楽しもうではないか。

カフェテラス側の方が見やすいのは確かだが、上の写真のようなハマム[Hammame]というアラブ式風呂跡とか見れるし、(大したことは無いが)アルハンブラ宮殿の庭園側を歩く観光客の姿も拝むことが出来るので、ちょっと有料エリアの中に入った気にもなれる。

※メニュー:アラカルト・コースデザートカフェ側カフェ側写真メニュー①

【パラドール詳細情報】
名称Parador de Granada
電話:958 22 14 40
住所:Real de la Alhambra, 18009 Granada
緯経:37.175949,-3.587742(カフェ&レストラン入口)、37.175904,-3.589295(宮殿敷地のゲート)


アルハンブラ宮殿公式サイト
公式チケットガイド(ネット予約はページ最後の[buy Alhambra tickets]をクリック)

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ジャンル : グルメ

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プロフィール

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現在 62ヵ国を訪問
43ヵ国 をレンタカーで走り、
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11月:フーコック島/ベトナム
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3月:ハノイ/ベトナム
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6月:クロアチア②,スロベニア
7月:イタリア⑰、スイス
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