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フランス/モントーバン(Montauban):La Table des Capucins

訪問:[2010/7/20 20:20]
評価点:総合★★★★★★★★★★サービス★★★★★雰囲気★★★★★CP★★★★★
パリで星付きレストランのディナーを楽しもうと考えたら、軽く €150.00 は飛んでしまう。でも、地方都市だと、税サ込僅か €42.00 で十分に納得できる食事が楽しめるということを発見した。もちろん、かかったコストに対しての評価ではあるが、よほどの食通でなければ、1食2万円以上もかけることは無いだろう。
私の旅は食べることだけが目的ではないので、そういった店にはまったく縁が無いし興味も無い(と言ったらウソになるが・・)

決め手はミシュランの旅行ガイドに掲載されているレストランだ。いわゆるレストランガイドではなく、旅行ガイド(グリーンガイドというらしい)に掲載されているレストラン。といっても、今回アンドラで良い思いをしたレストラン(☞ こちら)で目にしたミシュランのステッカーを、たまたま泊まったホテルのレストランでも見かけたので、そのままホテルで夕食をいただくことにしただけで、旅行ガイドのサイトの存在とその内容を知ったのは帰国後の話。

レストラン入口横に貼られていたミシュラン2010推奨の証と他のアワードの証

今回の旅の一番の目的は欧州の未訪問国を減らすこと。で、アンドラに行くのに一番近いトゥールーズ(Toulouse)空港から向かったわけだが、トゥールーズの宿が滅茶苦茶高いことから、お隣の街であるモントーバン(Montauban)にあった Crowne Plaza を予約したわけだ。€98.91で1000マイル稼げるという計算も働いている。

Crowne Plaza Montauban の外観 テラス席は中庭プールの右奥にある

このホテルが素晴らしく雰囲気の良い城下町に似合う建物で、欧州では都市部のホテルに泊まるよりも、有名観光地ではない地方都市で泊まった方が安くて格段に良い雰囲気になるなと、改めて思ったしだい。

ディナーは €42, 65, 79 の3通りのコースが用意されている。念のためサービス料が含まれていることも確認。伝票上にサービス料という項目が無かったが、含まれているというのでチップは置かなかった。というか、部屋付伝票にチップを書く欄が存在しないのだから、払いようがない。前々から感じてはいるが、ガイドブックの記載、いいかげん見直したらどうだろう? フランスではチップの習慣はほとんど廃れていると。(ミシュラン星付の超高級店は知らない)

テーブルセッティング 夜8時過ぎなのに客は1組だけ(後でほぼ満席になった)

館内でも食べることが出来るが、せっかくなので明るいテラス席で食べることにした。
夜8時すぎという時間だが、欧州の夏はまだまだ明るい。そのせいか客の入りも遅いようで、9時を過ぎた頃にようやく席が埋まった。

店に入る前に英語のメニューは無いかと聞いたら、無いので口頭で説明しますって言われて一通り説明していただいた。一番安いコースにだけ大好物のフォアグラのテリーヌがあるとのことで、当初は最高値でも税サ込 €79.00 なら安いと思っていたものの、フォアグラ大好物なんですと言って最安値でお願いすることに。

€42.00のコースメニュー


まずは、パンと洒落た容器に入ったバター。
随分と変わったパンだな、と思ったら、パンではなかった。砂糖の代わりにスパイスシードが振られていて、甘くないケーキといった感じ。香の良さがアミューズらしい。

アミューズのケーキ風のパンとバター(奥の容器) パンのようなものの断面アミューズのケーキ風のパン

アミューズ(?)を平らげたところで、パンの到着。
やはり、フランスのパンはどこで食べても(もちろん真っ当な店という意味で)美味しい。

パン

続いて前菜かと思いきや、全コース共通らしい皿が出た。
日本でもメニューに書かれている料理以外にいろいろと出てくるフレンチが少なからず存在するが、海外レストラン経験の浅い私にとっては、このパターンは初めて。フランスのレストランの流儀が日本の真っ当なフレンチに入ってきているのだろう。

オードブルの前にもう一皿
オマールとイクラの一皿

右のグラスに入っているのはガスパチョ。これは普通。
たっぷりのオマールを使って固めたものにイクラ(と言っても、日本のように醤油味ではないが。欧州のスーパーではいろいろな魚卵の塩漬け全般をイクラとして瓶詰で売っている)をトッピングしたもの。これは贅沢な味で良かった。


さて、お待ちかねの選んだ前菜であるフォアグラ料理 Les Foies gras froids,l'un grillé au poivre vert, l'autre confit à la pulpe de mangue の到着。
えっ? 厚切りのテリーヌが2種類も乗っている! 感動だなぁ・・

フォアグラのテリーヌ
▲前菜のフォアグラ(皿全体)

フォアグラのテリーヌ(塩胡椒ベース)
フォアグラのテリーヌ(マンゴ風味仕立て)
シナモンたっぷりの煮りんご

左はオーソドックスに塩胡椒類だけで決めているもので、コンフィ風の仕上がり。今では日本でもおなじみの肉のコンフィ、調べてみたら当地周辺が発祥の地らしい。フォアグラの生産で伝統的にガチョウの脂肪を調理に使っていたことから生まれたそうだ。(☞ wiki

右はポルト酒(たぶん)で香りづけし、濃厚なマンゴーソースをたっぷり塗ったもの。右上のものは、シナモンたっぷりの煮りんご。合わせて、付けて食べるようにとトーストが別皿で出てきた。

トーストといっしょにフォアグラのテリーヌを

お味は?って言われると、フォアグラ狂の私にとっては無難と答えるしかない。
もちろん、2年前にパリ郊外の店で食べたフォアグラ入りの皿(☞ こちら)で使われていたフォアグラとは質の面で雲泥の差であり、日本の水準の高い店で出てくる質ではあるが、何か物足りない。よくある味なのだ。
とはいえ、この価格でこんな上等な料理を出してくれるのだから、文句は言えないだろう。十分満足した。

フォアグラの大産地に近く、このあたりでもフォアグラを生産しているとあって、スーパーで見ても色々なフォアグラの瓶詰やら缶詰を見ることが出来たので、案外安く良質のフォアグラを仕入れることが出来るのかもしれない。


メインは鴨のロースト Le Suprême de canette miel et citron,jus à l'Amaretto, risotto de céréales aux fruits séchés にした。
前菜と被るけど良いかと聞かれたが、鴨も好きなのでノープロブレム。鴨の焼き加減もちゃんと聞いてくれる。

鴨のロースト
鴨のローストの脇役リゾットが旨い!
鴨のローストをアップで

フランス料理ではソースが命だと思っているので、ソースが乾燥してしまっている皿を見ると、いくら飾りとはいえ非常に残念な気持ちになるが、日本の店と根本的に違うのはソースに適度な粘度があるので、ちゃんと鴨とソースを合わせて食べることが出来る点。
でも、主たるソースを飾りに使ってほしくないな。ちゃんと最後の1滴までパンで拭えるように食べさせてほしい。

鴨自体は特段旨いという驚きは無かったが(不味いという意味ではない)、脇役のリゾットが良かった。
キノコの香りとドライフルーツ入りの五穀米風のアルデンテ状の米に濃厚なクリーム。チーズは少しだけアクセントに使われていた気がする。

最後はデザート。シャーベットではつまらないので、こちらを選んでみた。
この時点で空は真っ暗な状態となり、運悪く私の席には照明が当たらずかなり暗い状態だったので、1枚だけフラッシュを使わせていただいた。

デザート(フラッシュ撮影)

ビストロやケーキ屋のデザートだと甘いだけで好みではないが、さすがこのクラスのレストランとなると、極端な甘さの苦手な日本人でも食べられるものが出てくる(笑)


最初に「I love Foies gras.」なんて言ったせいか、会計時に「フォアグラ楽しめましたか」って聞かれてしまったので、フォアグラだけでなく、料理の構成やサービス内容、雰囲気も含めてすべてが最高だったと笑顔で回答した。

それにしても、前日の昼もアンドラのミシュランマークのあったホテルレストランで当ブログ初の5点を付けたが(☞ こちら)、まさかその翌日にも5点の店にめぐり合えることが出来るとは考えてもいなかった。
ミシュランの旅行ガイド、日本の旅行ガイドに掲載される実質広告が中心となっているレストランとはレベルが違う点をつくづく感じさせられたものだ。ネットでも調べることが出来るので、これからは大いに参考にしようと考えている。



【店舗詳細情報】
店名:La Table des Capucins
電話:05 63 22 00 00
住所:Crowne Plaza, 6-8 quai de verdun 82000 Montauban

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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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現在 65ヵ国を訪問
48ヵ国 をレンタカーで走り、
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価格は常に税サ込で表記。

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1月:マレーシア⑫,カンボジア
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3月:台湾㉞:澎湖
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