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イタリア/ウルビーノ(Urbino):Antica Osteria da la Stella

訪問:[2014/3/1 19:30] (☞ ミシュラングリーンガイドの紹介ページ
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★★雰囲気★★★★☆CP★★★★☆
今日のルート by 旅レコ
▲今日のルート by 旅レコ (地図をクリックで、大きな地図が開きます)

イタリア本土で未訪問だった最後の州であるマルケ州ウルビーノ(Urbino)にやってきた。
当地のグリーンガイド掲載店は2軒あったが、1軒は郊外立地なので必然的にこの店をチョイス。
もちろん予約無しなので、開店時間狙いだ。

Antica Osteria da la Stella 店内

典型的な家族経営店のようで、ご主人と奥様(だと思う)にもう1人の若い女性がホール担当。
奥様が英語担当らしいので、マルケらしい料理を選んでいただいた。
カタコト英語のご主人も非常に愛想がよく、良い店の典型という感じ。

パンは盛り合わせで出てきた

まずは、コペルト(€2.50)で出てくるパン。
見ての通り、過去のイタリアで食べたレストランでは最高水準の内容で出てきた。
種類が多いというだけでなく、味が伴っているのだ。念のため確認してみたが、全部自家製とのこと。

今まで埼玉イタリアンの方が美味しいと書いてきたが、この水準のパンを出す店は皆無なので、志の高い店はぜひ見習ってほしい。

人参のスープ(無料)

さらに驚いたのは、サービスですと出てきた人参のスープ。(他のテーブルにも出していた)
サービスという量ではなく、埼玉イタリアンなら1品料理として出てきてもおかしくない量だ。

しかも、パンと同様に味も伴っている。
人参の主張がしっかりしているだけでなく、サフランを加えてあるようで風味も良いのだ。

ウルビーノの前菜盛り合わせ
Prosciutto crudo di Carpegna d.o.p., Casciotta d'Urbino d.o.p.,
 crostini con fonduta di Parmigiano e tartufo nero, bruschetta con olio di Cartoceto d.o.p.,
 crescia sfogliata di Urbino(€20.00)


前菜のオススメは、ご当地ウルビーノの名前がたくさん入っていた盛り合わせ。
何が盛られているかをすべてメニューに記してあるところが、イタリアらしい。

この中で、Google翻訳で変換できなかった単語を個別に調べてみると、Casciotta d'Urbino は右上のチーズの品種 。(☞ wiki
トスカーナ以南で作られているらしいカチョッタ(Caciotta)というチーズもあるが、1文字スペルが違うことと D.O.P.指定のチーズなので、別物と考えた方が良さそうだ。(画像検索ベースでは、親戚だと思われる)

Crescia(クレーシャ)は、左下のナンのような薄いパンの種類で、ウルビーノの郷土料理とのこと。
このクレーシャは、当地訪問を勧めてくれた我が地元大宮にあるリストランテ・オガワでも出てくる。(リンク先のパンの盛り合わせの右上に写っているもの)

Crostini con fonduta di Parmigiano e tartufo nero

この盛り合わせの中でピックアップするとすれば、やはりトリュフの香りが非常に強かったクロスティーニだろう。
ランチにアッシジのレストラン(☞ Taverna dei Consoli)で注文したトリュフのブルスケッタとの差が歴然だったからだ。

単品で注文したアッシジのものとは違って、しっかりスライスされた黒トリュフが乗っている。
時期ではないものの、日本(埼玉)でシーズン中に食べるものよりも、明らかに香りが強い。この時期にこれだけ香るトリュフをいただけるとなれば、秋に産地で採れたてのものが並べられると、町中がトリュフの香りに包まれるというのも本当なんだろう。
時々どこかのテーブルから強いトリュフの香がやってきたので、この店のスペシャリテにトリュフ料理があるのかも?

ちなみに、クロスティーニとブルスケッタの違いについては、フレンチとイタリアンというブログに詳細な解説があった。語源は別々だが、運用面ではイタリアでも混在しているのが実態のようだ。

Filetto di cervo con salsa ai frutti di bosco
Filetto di cervo con salsa ai frutti di bosco e tortino di polenta(€20.00)
Venison deer fillet with wild berry sauce and polenta


パスタに郷土色を感じなかったことからパス。
メインでの郷土料理には、この鹿肉料理を推薦いただいた。地元産の鹿だそうだ。

マルケ州の鹿肉をアップ

焼き加減の指定は無かったが、出てきた肉はブロックのまま強火で軽く燻した(生木を使っている?)感じのもので、中身はレア。生の鹿肉は初めてだが、ぜんぜん臭くないし主張も控えめで非常に美味。

ソースはブルーベリーと赤ワインだと思うが、控えめの酸味と甘みで肉の旨さを引立てる良いソースだ。フレンチならともかく、イタリアンの店であることが信じられない!

付け合わせ

つけあわせのポレンタも独特で、まず食感からしてポレンタらしくなく、ポテトとの混合という感じ。
お味の方も、パイナップルの風味があるので(だから形状がパイナップルなのかも?)、鹿肉とフルーツのコラボレーションだ。

いや、久々というか、イタリアで初めてメインで本当に美味しいと思える皿に出会えた。

サービスのジェラート

パスタを抜きにしたのでデザートもお願いすることにしたのだが、注文したデザートが出てくる前にジェラートが出てきた。
イタリアやフランスのレストランでは、珈琲を頼まなくても小菓子が出てくる店が時々あるのだ。


Semifreddo alla nocciola con crema al gianduia e croccante alle mandorle(€7.00)
Hazelnuts parfait with chocolate sauce and almond crunchy nougat


で、選んだデザートはヘーゼルナッツのセミフレッド。
悪いわけではないが、せいぜい標準レベル。
円換算で千円と考えてしまうと、日本の平均値よりも劣る印象になってしまう。
いつものように、パスタを抜かずにデザートを無しにすればよかった・・

最後のデザートが平均以下だったことから、9軒目の5つ星店にはならなかったが、内容の濃い料理だけでなく、ご夫婦の感じが非常に良く、居心地の良さという面でも大いに推奨できる店である。
ウルビーノに出かけられたら、ぜひとも訪問していただきたいと思う。街の中心にあるので、お泊りのホテルから徒歩で行けるはずだ。(メルカターレ広場の駐車場からも徒歩5分以内で着く距離)

なお、前夜のオルヴィエートの店(☞ Trattoria Del Moro Aronne)と同様に、オフシーズンであるにも関わらずほぼ満席になったことから、事前予約するか19:30の開店前には店に向かった方が良いと思う。
オルヴィエートの店よりもこちらの店の方が観光客比率が高そうな感じだったことや、街の中心広場のすぐ脇という抜群の立地であることから、オンシーズンはかなり混雑しそうな感じだ。

※メニュー:前菜パスタメインデザートデザートワイン

【詳細情報】
店名:Antica Osteria da la Stella
電話:0722-320288
住所:Via Santa Margherita 1, 61029 URBINO
緯経:43.726870, 12.635539

 
イタリアのレストラン レビュー&各地の風景一覧
 

【ウルビーノ (Urbino) の風景】(☞ ユネスコ世界遺産wiki

▲左:大きな駐車場とバス停のあるメルカターレ広場から街を見上げる  右:宮殿前の聖堂


▲左:ドゥカーレ宮殿の長い外壁(リナシメント広場) 右:サン・ドメニコ教会


▲左:レプッブリカ広場とアルバーニ宮  右:広場の反対側角は聖フランチェスコ教会


▲左:メルカターレ広場とは反対側にある門  右:その裏には日時計が付いていた


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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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