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ビジネスクラス機内食/全日空(ANA):羽田(HND)⇒フランクフルト(FRA)

搭乗:[2013/12/26 NH203便]
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆
年末年始は東南アジアか豪州が定番だったが、初めて欧州で過ごすことにした。
行先は7回目のイタリア。ローマ以南の7州とシチリア州をレンタカーで回ってくる。

仕事を終えて客先からそのまま羽田に向かうと、ビジネスクラスにアップグレードされたことから、さっそく乗継地のフランクフルトのラウンジからANAビジネスクラスの機内食レビューをお届けしたいと思う。
今年のANA便は欧州線3往復とアジア線2往復搭乗しているのだが、1度もアップグレードされなかったので1年3か月ぶりのレビューになる。

ANA羽田ラウンジ食

ANA羽田ラウンジは、いつもと変化なし。カレーは不味いし、ハンバーグも材料費をかけていない安物だ。食べる気になれなかった実質炭水化物だけの焼きそばも健在。
それでも、事前にANAのサイトに掲載されていた機内食メニューをチェックしたらロクなものが出ないと分かったので、これだけ食べてしまった。(注:ラウンジ食は採点対象外)

ウエルカムドリンク 頑丈で広いメインテーブル
▲左:サイドテーブルは広々  右:テーブルが頑丈で広く、PC仕事にも使いやすい

機内に乗り込むと、ほぼ全員の客が乗り終えた段階でウエルカムドリンクが配られた。
選択肢は、オレンジジュースかスパークリングワイン。
酒は飲めないし、カロリーだけのジュースも嫌なので要らないと言ったら、他に何かご用意しましょうかとうれしいお言葉。ビジネスクラスの搭乗率が8割程度だったからかもしれないが、ウエルカムドリンクもオーダー形式の航空会社を除けば初めてだ。

南高梅のこだわり梅酒 ほっかいどうフィナンシェ くまさん
南高梅のこだわり梅酒(半量をロックで)と、ほっかいどうフィナンシェ くまさん

離陸後のドリンクは、南高梅で作った梅酒を半分と、道産食材で作ったフィナンシェをオーダー。
このフィナンシェ、粉のメインであるアーモンドプードルだけは道産というわけにはいかないが、それ以外の材料は道産の発酵バター、小麦粉、甜菜糖、蜂蜜を使っているとのこと。
形こそフィナンシェではないが、なかなかの優れものだった。

メニュー
▲今回のメニュー

深夜発の便とあって最初の食事は出ず、「軽めのお食事」と題された、通常なら中間食に位置付けられているメニューから個別オーダーする食事が用意されている。すぐに寝たい人は、頼まなければ良いというわけだ。
炭水化物系4種類とサラダ、スープ、デザート2種類、チーズの合計9種類がラインナップ。

軽めのお食事4品目

到着前の食事が出るまでの間いつでも頼むことができるのだが、ここで寝てしまうと機内食レビューにならないので、日本食を外して4種類をしっかりいただくことにした。

フレッシュサラダ 京人参のドレッシング
フレッシュサラダ 京人参のドレッシング
新鮮でヘルシーなサラダを、彩りも美しい京人参のドレッシングで。


サラダ自体は、最近のレストランでよく使われている袋入りカット葉野菜を盛ったものだが、京人参ドレッシングは高水準。こういったドレッシングをラウンジに出せば、少しはANAラウンジも見直されるのに。

クロックムッシュ
クロックムッシュ
ヨーロッパで親しまれているホットサンド。ドライトマトとバジルの香りが食欲をそそります。


ラウンジのサンドイッチ類のレベルが低いので期待していなかったら、しっかり決めてきた。

クロックムッシュの断面 クロックムッシュの中身

いつものように断面写真と中身の写真だが、フレンチトースト風のパンに、ハム・チーズを挟み、そこに薄切りのセミドライトマト。バジルの葉っぱはアクセント程度。
パンの焼き加減も良く、定番ファストフードとはいえ美味しくいただけた。

チーズプレート
チーズプレート(大地のほっぺ、ミモレット)
2種類のチーズにドライフルーツを添えました。ワインとご一緒にお楽しみください。


日本人にはおなじみの2タイプ。普通に美味しいが、嫌いな人が多いとはいえブルーチーズ系も少し盛ってくれるとうれしいな。
パンは不味いのでドライフルーツを多めに盛って、別に配っていた袋入りナッツも添えてくれると良かったかも。

季節のフルーツ
季節のフルーツ
食後のデザートや、お口直しにぴったりのフルーツの盛り合わせです。


季節らしく半分に切られた皮付みかんだが、こういった出し方をするのであれば、薄皮で筋の少ないSサイズのものを選ばなきゃ。
相変わらず、根本にあるコスト削減の姿勢が見えてしまっていた。

ここで4時間ほど睡眠をとって、さらに2品。

一風堂ラーメンとハーゲンダッツ
右:一風堂ラーメン 空の上のトンコツ「そらとん」
  濃厚スープと極細麺、それらをつなぐ香油の調和をお楽しみください。

左:バニラアイスクリーム
  食後のデザートに、さっぱりとしたバニラアイスクリームをどうぞ。


今年は1度しか外食でラーメンを食べなかったほど疎いのだが、なんだかすごい煽りだったことと、豚骨ラーメンは大好きなのでいただいてみた。
カップ麺らしい極薄チャーシューが底に沈んでいたので、カップ麺で作ったものを器に盛りなおしたものだと思うが、麺はともかくとしてスープが美味しい。世界展開していると書かれていたが、地元にあったら食べに行ってみようと思う。

ハーゲンダッツは、いつもカチカチのまま出てくるので、少し溶かす時間を考えてラーメンといっしょにお願いしたのだが、カップ麺を作っているときに蓋の上に乗せて温めたのだろうか?
底の横の部分が完全に溶けてドロドロ。もちろん上の部分はカチカチなので、食べようとすると液状化現象みたいに液体が上に出てきたのだ。何考えているんだろうう??
せっかくのハーゲンダッツが台無しだった。

以上、「軽めのお食事」で頼まなかったのは、前に食べたことのある「舞茸うどん」と「豚フィレかつ丼」、それに、プレミアムエコノミーで出てくる「ANAオリジナルスープ」だけだ。

洋朝食

到着1時間半前(日本時間で正午過ぎ)に、「朝食」が出てくる。(メニュー上には「朝食」とは記されていないが、機内放送では「朝食」と案内していたし、明らかに朝食仕様になっている)
もちろん、選ぶのは洋食だ。「相性のよいエッグとチーズをしっとりとしたクレープで包み込みました。」とサブタイトルが付いている。

百合根のビシソワーズ
アペタイザー:百合根のビシソワーズ 蟹のフレーク添え

ユリ根をたっぷり使った感じのあるビシソワーズ。個体も少しだけ入っている。
トッピングにはコンソメジュレとほぐした蟹肉だが、あまりアクセントにはなっていない感じ。素直にユリ根の味を楽しむタイプだ。

スクランブルエッグとチェダーチーズのクレープ包み
メインディッシュ:スクランブルエッグとチェダーチーズのクレープ包み ハーブソーセージとラタトゥイユ添え [390 kcal]

エコノミーで定番のオムレツを、ちょっとだけ手をかけてビジネスクラスらしいオムレツになっていた。

クレープ包みの断面

クレープ包みの中身はスクランブルエッグだが、何か個体が入っている感じ。単なる白身を誤認したのかもしれないが、クレープの上に置かれて溶けた超薄切りのチェダーチーズと合わせて、なんとも高級感のある味になっていた。
ANAでも、安価な材料でこれだけ作れるのかと感心。

ブレッド
ブレッド:蒜山ジャージーバターとブラッドオレンジジャムとともに

おかず部分は朝食料理とはいえ満足できたのだが、パンが不味い。特に大好物のクロワッサンがダメ。
見た目は美味しそうに見えるのだが、どこか違うのだ。バターも11月のフランス旅行で大量に買ってきたエシレを食べているので不味さが際立つ。国際線なら関税がかからないはずだから、昔のようにエシレを出せばいいのに。

そうそう、前にJALのビジネスクラスでバターナイフが付いていたという話を書いたが、記憶通りANAには付いていなかった。やはり、ちょっとした配慮が新生JALにはあるのだと思う。

これでおしまい。

エコノミーでは離陸後すぐにサンドイッチが配られるが、ビジネスでは「軽めのお食事」を頼まないとこれ1食だけの提供になる。しかし、日本時間では昼食の時間帯で朝食を抜いている状態なのに、本当に「朝食」仕様で唖然とするような少なさ。約半分の距離であるアジア路線の深夜便と同じなのだ。

「軽めのお食事」の注文可能時間が離陸後からこの朝食が出るまでの間とは記されていなかったので、ひょっとすると追加注文を「軽めのお食事」から出来るのかもしれないが、優秀な他社では「朝食」と記されていても昼食並みには出てくるものだ。
最新のSkyTrax社ビジネスクラス機内食でトップにランクされたトルコ航空のように、夕食を出した後の朝食でもヘビーに出す航空会社も存在する。(長距離路線を4回乗ったが、大食いの私でも残してしまう量だ)

現地時間は朝食時間帯であり、日本発が夕食を食べた後という観点なんだろうが、仮に日本時間の夜7時に夕食を食べて搭乗したとすれば、実に18時間も経過して腹ペコの状態になっているはずだ。ここは、昼発便の1食目と同じ水準で出すのが筋だろう。
食べきれなければ残せばよいだけで、航空会社が残されるのはもったいないと朝食仕様を決めつける必要はないと思う。特に長距離路線のビジネスクラスの機内食がこれだけだと、正規運賃を払って乗った客は確実にANAを見下すはずだ。

ようやく他社と同様にアメニティを配るようになって(食事ではないので採点対象外)、明らかにおかしなレーティングだった5スター航空会社(☞ 2013年SkyTrax社で5スターを獲得したANA(全日空)を検証する)に相応しい内容に意識的に変えている姿勢は見えているものの、まだまだ経費削減姿勢を客に見せつけるところがいっぱいのANAだった。

補足:採点は食べたものに対して付けているので、「軽めのお食事」を頼まないケースだと★3つに落ちる。

ビジネスクラス機内食 航空会社別レビュー&ランキング
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テーマ : ビジネスクラス機内食
ジャンル : グルメ

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R923E

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現在 65ヵ国を訪問
47ヵ国 をレンタカーで走り、
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12月:ギリシャ②、キプロス
12月:ラオス
年越:台湾
1月:モルディブスリランカ
1月:マレーシア⑫,カンボジア
2月:ベトナム
3月:台湾
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