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ドイツ/ローゼンハイム (Rosenheim):Gasthaus zum Stockhammer

訪問:[2013/7/15 18:00]
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★☆☆CP★★★★★
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 (地図をクリックすれば、大きな地図が開きます)

いよいよ最終日。
オーストリアのリエンツ(Lienz)からは、15年前にスイスで体験した車のまま貨物列車に乗り込み、トンネルで山脈を抜けるカートレインAutoschleuse Tauernbahn を利用してみた。

当初の計画では、最短で行ける道路トンネルを使う予定だったが、災害で長期間の通行止め。次に短い峠越えの道路を調べてみると、峠部分が有料でカートレインの倍以上とベラボウな料金でパス。ということで、3番目に短いカートレイン利用ルートを選んだしたい。
スイスの体験を家内に味わってもらおうという点でも、4番目の高速道路経由は選から漏れた。

もっとも、企み通りには行かず、貨車に乗り込んだ後は客車に移動しなければならないようで、車の中で貨車に揺られながらトンネルを抜けるという醍醐味(?)は味わえなかったが・・

そのままオーストリアを北上し、往路立ち寄ったリンダーホーフ城とノイシュバンシュタイン城を作ったルートヴィヒ2世が手掛けた城の残りである、ヘレンキムゼー城(Schloss Herrenchiemsee)を高速道路の車上から遠目で拝んで(家内の要望で湖畔周辺を走らされてしまったが無駄だった。でも翌日の機内からも拝むことができたのでラッキー!)、ローゼンハイムへ。
ミュンヘン空港周辺で食べるつもりが無かったので、当初からここで夕食を食べようと企んでいた。

日本ではユーハイムのお菓子の商品名で有名な名前だが、特に観光資源の無い普通の街という感じだ。それだけ観光客目当てのレストランが少なく、価格設定も安いという読みで選択した。特に海外では、メジャー観光地ほど作られた感じがあることから、非観光地の普通の街の雰囲気を味わうのが好きという私の趣味もある。

外観 店名表記は「Gasthof Stockhammer」

街の中心の駐車場に車を停めて周辺を適当に歩き回った結果、マックスヨーゼフ広場の中心にひときわ混雑していたこの店に的を絞った。他の店は多くても半分ぐらいしか席が埋まっていなのに、50テーブル近くありそうなテラス席は常に満席。2人席が空くのを見計らって、席を確保しなければならなかったほどだ。(店内には空席がある)

街の中心の広場の一等地にあるにもかかわらず、価格設定は予想通り非常にリーズナブル。おまけに、しっかりした英語メニューまで用意されていたのには驚いた。フランス語やイタリア語の料理名なら少しは分かるが、ドイツ語となるとまったく意味不明となるので、これが有るか無いかで注文の苦労が段違いになる。

Ofenfrischer Schweinebraten
Ofenfrischer Schweinebraten(€8.80)
Traditionell eine Scheibe von der Schulter und eine vom Bauch mit deftiger Dunkelbiersoße,
hausgemachten Semmelknödel und Krautsalat

Oven-fresh Roast Pork with a sauce of Flotzinger dark beer, homemade bread dumpling,
served with coleslaw


私の注文は、当地名物らしいローストした豚肉。
焼きたて感のあるものを1センチほどの厚さにカットし、皮の部分は身から外してその内側の脂身を取ってあるという手の入れ方。こちらの人も、脂身を好んで食べることは無いんだな、と安心したりして。

ローストポークを接写

その皮の部分は煎餅のようにパリパリになっていて、正式の食べ方は知らないが、ナイフで切って食べるよりも手づかみでかじって食べるというのが良さそうだ。フランスのリヨンで食べた豚の皮肉を揚げたおつまみ(☞ Le Musee)のようで、かなり美味しい酒のつまみだ。(私はコーラだけど・・)

3枚肉の本体も柔らかく煮込まれていて、脂身少な目。
ソースがいかにもドイツという肉の出汁だけというった感じのものだが、ワインソースならぬご当地黒ビールソースらしい。これは、ビール嫌い(アルコールを飲まないという意味では無く、苦みが嫌い)なので、私の口に合わない。
とはいえ、ほろりとした感じの柔らかい焼き上がりの肉は最高に旨く、感動ものだった。四谷にあるポルトガル料理店で子豚の丸焼きをいただいた時と同じ感じで、単なる「ローストポーク」で片付く味ではないのだ。

Semmelknödel

で、バイエルンからチロル地方定番の巨大団子「ゼンメルクネーデル(Semmelknödel)」。
フュッセンの Ludwigs でも食べたし、わざわざ自家製と表記されているのだから、この周辺の郷土料理ということだろう。

ゼンメルクネーデルの断面

店ごとに味が違うはずだが、この店のは巨大なだけ。っていうか、そもそもそういうものなのかもしれない。

英語版の方に「パン団子」と記されているが、見た目はパンの粒が少しだけ。イタリア側の南チロルの郷土料理であるカネーデルリ(Canederli)もパン団子だが、例えばモエナ(Moena)の Kusk la locanda で食べたカネーデルリの断面写真と比較すれば明らかなように、主食代わりの団子から南に進むにつれて料理としての団子に変わっていったように思える。

Krautsalat

もうひとつの付け合せはコールスロー。
面白いのは、葱がたっぷり入っているところ。(日本の葱ほどに強い主張は無い品種)
ドイツ本場のザワークラウトは厳しいが、これなら問題なくいただける。

Münchner Weißwurst
2 Stück Münchner Weißwurst mit süßem Senf und Brezn(€4.60)
2 Münchner Weißwurst(Most traditional Bavarian sausage)with sweet mustard and pretzel


家内は、ミュンヘンのガイドブックでマークしていたヴァイスヴルスト(Weißwurst)という白ソーセージを注文。
英語版メニューに「最も伝統的なバイエルンのソーセージ」と記されていたものが、お目当ての白いソーセージであることを確認して注文していた。

器の外観 Brezn

出てきた器には絵が入っていて女性好み。こういった器に入れて出すのが定番なのかな?
3年前にミュンヘンの Ratskeller München でもご当地ソーセージの盛り合わせを食べているが、甘いマスタードとプレッツェルが付く点は同じ。

ヴァイスヴルストの断面

どこで仕込んだ情報か知らないが、家内は太いソーセージを上の写真のように切って食べるのが正式だと言っていた。日本人的には輪切りで食べるか、丸かじりしたいところだが、本当にこうやって切って中身をほじくり出して皮を残して食べるのだろうか?

Wiener Kaiserschmarrn
Stockhammer's Kaiserschmarrn mit Rosinen und Zwetschkenröster(€7.80)
"Wiener Kaiserschmarrn" (Austrian style pancake) with raisins, served with stewed plums
please ask for availability


デザートの中から、家内が目ざとくオーストリアのお菓子だというカイザーシュマーレン(Kaiserschmarrn)を見つけた。
日本出発前からマークしていたもので、南チロルの店で見つけた時に頼んだら、ティータイム専用メニューということで断られてしまって悔しがっていたのだ。
でも、この店も出来るかどうか聞いてほしいという但し書き付き。わざわざ厨房まで聞きに行ってくれてOKとのことで大喜びだ。

カイザーシュマーレンを接写

出てきた皿を見て、どこかで食べたことがあるなぁと思ったら、本場オーストリアのハルシュタット(Hallstatt)の湖畔レストラン Bräugasthof で食べていた。記事を読みなおすと、当時自分もマークしていたデザートだった。

薄めのホットケーキミックスをたっぷりのバターで焼き、カットした後に溶かした砂糖を軽くくぐらせたような感じのもので、めちゃくちゃ美味しい。ハルシュタットで食べたものは、滅茶苦茶甘いと書いてあるが、甘いのは確かではあるものの上品な甘さで、これなら一人でも完食できそうだ。

カイザーシュマーレンに付くプラム

こちらでも、プラムの量は半端でなかった。
プラムのシチューと記されていたが、確かに砂糖煮ではなく赤ワイン煮のような渋みもある。甘すぎないという点でも甘いケーキ側とよく合う。
ドイツにも、こういった美味しいデザートがあるんだと感動したものだ。

店のロゴ
席から見たマックスヨーゼフ広場

※メニュー(英語版のみ):前菜肉料理①魚料理サイドデザートビールその他飲料

【詳細情報】
店名:Gasthaus zum Stockhammer
電話:08031 40 999 71
住所:Max-Josefs-Platz 13, 83022 Rosenheim

大きな地図で見る

このあと、ミュンヘン空港まで80Kmほど走ってイタリアのドロミティ(Dolomiti)を中心とした旅行はおしまい。
今回は航空券が特典利用だったことから、総費用は1人当たり16万円弱(+90000マイル)で済んだ。

夏場の南チロル周辺の宿代が快適な4つ星ホテルでも比較的安い事や、標高1500メートル前後の山岳地帯で過ごしやすいことから、夏の避暑地として退職後にまた行くことになると思う。今度は1~2拠点でのんびりかな。

■今回の旅の費用(注:家内と出かけたので総額の半分で表示)
 往復航空券: 44870円(成田<>イスタンブール<>ミュンヘン、90000マイル消費)
 現地宿泊費: 63106円(€587.20/10泊、うち2食付4泊、朝食付4泊)
 現地交通費: 25384円(€236.20)レンタカー&燃油・高速・駐車場代等
 飲食雑費等: 23397円(€217.71)ドイツの城3か所の入場料を含む
 国内交通費:  2760円
 旅費合計:  159517円...2人で32万円(事前購入したユーロ預金の円転で107.47円換算)+18万マイル(ANA)
 

【ローゼンハイム(Rosenheim)の風景】 (☞ 公式サイト街の地図

▲マックスヨーゼフ広場



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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

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現在 64ヵ国を訪問
46ヵ国 をレンタカーで走り、
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7月:スイス
8月:台湾
8月:英国⑦,北アイルランド
9月:オーストラリア
10月:セルビア
11月:ベルギー⑥、スペイン
12月:トルコ③、エジプト
年越:台湾
1月:モルディブスリランカ
1月:カンボジア
2月:ベトナム
4月:フランス⑳、スペイン
5月:ポーランド④、台湾
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