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オーストリア/リエンツ (Lienz):Hotel Haidenhof

訪問:[2013/7/14 19:30]
評価点:総合★★☆☆☆★★★☆☆サービス★★☆☆☆雰囲気★★★★☆CPN/A
リエンツは、ドロミテの東端側にあるオーストリアの東チロルに属する街だ。

イタリア国境からは20Kmほど、街はドロミテ観光で売っているようで、あちこちでドロミティの文字が見られるのだが、見どころがまったくない普通の小都市で、郊外にある城だけしか見れるものが無かった。イタリア側と比べたら景色も食べ物も街の雰囲気も勝てるものでは無いのだ。
事前調査である程度は読めていたのだが、実態はそれ以上の大差だった。もちろん、自称ではないかと言いたくなるような4つ星のこのホテルだけで判断している訳ではない。

外観 テラス席

オーストリアとイタリアにまたがるチロルは、イタリア側の南チロルとオーストリア側の北チロル・東チロルに分けることができるが、まだ未訪問の東チロルは絶対押さえておきたいと思い、事前に予約しておいたのがこの宿。
街の北側の高台に位置していることから眺めが良いだろうという読みだ。(実際、部屋のバルコニーからの眺めは良いのだが、普通の山が正面に見えるだけで景観的にはイマイチ)

テーブルセッティング テラス席からの眺め

普通の小都市で日曜日泊となることから、安全策を取って2食付(€89/人)でお願いしておいたので、宿泊者用ディナーメニュー(Abendmenü)の紹介となるが、地ビールを製造しているのでレストランとしても営業していた。2食付にするんじゃなかった。

Salat vom Buffet パン
Bitte holen Sie ihren Salat vom Buffet oder bestellen Sie ihn bei der Servicemitarbeiterin

まずはお決まりのサラダバー。頼めば持ってきてくれるようだが、自分で取りに行ったものの、種類少なすぎ!
パンはひまわりの種を底にたくさん貼り付けてあったものを取ってきた。

Vitello Tonnato
Vitello Tonnato

前菜は固定で、なぜかこれだけイタリア語表記だった仔牛肉のツナソース。
昨晩の宿(Hotel Antines)とは、盛り付け方法が違うものの、同じ料理だ。(昨晩は英語メニューだけの提示だったので、名称での照合は出来ず)

見栄え的にはこちらの方が美しいが、お味は文句なくイタリア側の勝ち。
ツナが弱くてタルタルソースみたいな味だった。

Französische Zwiebelsuppe
Französische Zwiebelsuppe mit Käsecroutons

「フレンチの(Französische)」と記されているが、フランス料理のオニオンスープとは似ても似つかない、日本のレストラン的に言えば洋食屋のオニオンスープ。平たく言えば、玉葱を十分に炒めて色付けしたものでは無く、インスタント品のスープにスライスオニオンを入れただけのものだ。
せっかくコースにスープを組み込んでいるのに、これでは自らの店の水準を低く見られるだけだ。(実際低いけど・・)

Im Sesammantel gebratenes Zanderfilet
Im Sesammantel gebratenes Zanderfilet auf warmen Apfel-Mangold Salat mit Safranschaum und Salzkartoffeln

メインは2択。といっても、肉か魚ではなくて、パスタか魚。これ、東チロルでは当たり前なのかなぁ?
ということで、郷土料理優先の私はパスタをチョイスし、家内は魚料理を選んだわけだが、なんとも凄い胡麻だらけの魚が出てきた。
ソースがかけられているわけではなく、小さなカップに入れられて出てくるというのも不思議な感じ。

サフランソースだけ味見をしたが、まったくサフランは香らず旨味もなく(酸味があったりして)ソースになっていない。もちろんフレンチ的に考えてしまうからそう思うわけだが、やはりドイツ語圏の料理に期待してはいけないということだ。
それに、海から離れた山奥の街でメイン料理に肉が無いというのもおかしい。魚なんて、見るからに冷凍品なので、恐らくこの店だけの事だと思いたい。

Bärlauch Schlipfkrapfen
Bärlauchschlipfkrapfen mit brauner Butter und glasierten Tomaten

私は郷土料理の「Schlipfkrapfen」。調べてみると、東チロル、それもリエンツ周辺のラビオリらしい。
日本語サイトでは発見できなかったのでカタカナ表記は独断で「シュリカフェン」と記しておくが(一応、発音ガイド Forvo で確認はしているが、カナ表記しづらい発音だ)、画像ではたくさんヒットする。

Schlipfkrapfenの断面

出てきた時は、里芋の煮っ転がしに見えてしまったのだが、断面写真の通り確かにラビオリだ。それも具材たっぷりで太っている。(イタリアではパスタ料理なので、具材ちょっとで生地を食べさせるというスタンスが普通)

で、その中身がじゃがいも。さすがドイツ語圏。ボリュームだけは確かにある。
ごく普通の焦がしバターのソースでは、イタリアの郷土料理のような主張も感じられないが、決して不味いというわけではない。けど、イタリア側から来てしまうと感動がないなぁ・・

ちなみに、Barlauch(ラムソン)という葉っぱは、Wikiによるとドイツ料理の重要な食材なんだそうだ。芋の中に少しだけ入っている葉っぱがそうかな? 味の主張があったのかは、忘れてしまったけど。

Geeistes Tiramisu
Geeistes Tiramisu

デザートは固定で、アイスティラミス。ティラミスという味はせず、単なるクリームアイス。(アイスクリームでは無い)

ということで、テラス席から山を拝みながらの食事は楽しいが、満足度の低い食事となってしまった。

なお、次のレストランがドイツになってしまうので、ドイツに向かう際に利用した貨車に車を積んでトンネルで山を越える「カートレイン」の写真と記事を少しばかり書いておく。(☞ Autoschleuse Tauernbahn
大昔にスイスでも利用したことがあるが、日本では体験できないことを旅に盛り込むのも楽しいものだ。

※メニュー:宿泊者用ディナー

【詳細情報】
店名:Hotel Haidenhof
電話:5583-24440
住所:Grafendorfer Straße 12, Lienz 9900

大きな地図で見る
 

【リエンツ ブルック城(Schloss Bruck)の風景】 (☞ 公式サイト(博物館)Wiki

▲入口道路側から城を見上げる


▲城公園の地図(城の内部は博物館として有料公開)


▲左:城の正面入口  右:少し坂を下りて横から撮った城の外観
 

【Autoschleuse Tauernbahn(Mallnitz - Böckstein間)の風景】
(☞ 公式サイト英語版案内書①Google Map

▲左:この行列に加わる(ゲートで料金を支払うのだが、列車到着まで料金所も閉まったまま)
 右:山の麓の駅は、意外に立派。リエンツ側のこの駅(Mallnitz)は、長距離旅客列車も発着している。


▲反対側ホームの向こうにある待避線には、車輛運搬用の貨車が停まっていた。見ての通り、車輪が極小。


▲列車がやってきた。この駅で折り返し運転する。


▲乗車券(運搬券?)は乗用車で €17.00。(往復運賃もある)
 旅客は1人毎の運賃だが、車輛運搬を伴う場合は乗車人数に関係なく一律料金。


▲左:細長い貨車の中を自分で運転して前の車の後ろに停め、先頭に連結されている客車に移動。
   15年前のスイスと違って、人は車に残ってはいけないみたい。それが楽しみだったので、ちょっと残念。
 右:トンネルをくぐって到着。こちらは小さな駅だ。客車から車に戻って、ここから公道に出る。
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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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