イタリア/ドロミテ (Dolomiti):Hotel Monte Cherz
訪問:[2013/7/14 12:20]
評価点:総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★☆☆☆、雰囲気★★★☆☆、CP★★☆☆☆

▲今日のルート by 旅レコ(GPSLOG) (地図をクリックすれば、大きな地図が開きます)
8日目は、ドロミティ最終日。
残りの2つの峠、ヴァルパローラ峠(Passo Valparola/2168m)とカンポロンゴ峠(Passo Campolongo/1875m)をぐるりと回って、出発地のラ・ヴィラに戻ってから北上するというルート。(各峠の位置は、ドロミテ街道と南チロル(峠と湖の地図)参照)
ヴァルパローラ峠周辺のトレイルを散策した後、最後のカンポロンゴ峠に着くと、ちょうどお昼時。
Rifugio Passo Staulanza のような峠の1軒宿ではなかったが、何軒かあった峠のホテルの中で、気になっていた「ポレンタ有ります」といった看板の出ていたこのホテルレストランでランチをいただくことにした。
そう、愛用している地元埼玉の純イタリアン3軒でもよく出てくる料理だが、ポレンタは当地の代表的な郷土料理なのだ。

メニューを開くと、ドイツ語ベース。その横にイタリア語と英語が併記されている。でも、ここはイタリア語圏のヴェネト州で、ドイツ語圏の南チロルではないはず。なんだか不思議だ。
家内は定番のシュトゥルーデルだけで良いというので、それとポレンタをお願いすることにした。

STRUDEL(€3.50) ...会計伝票の表記ベース
最初にシュトゥルーデルの到着。
値段が安いだけに松の実は入っていなかったが、見た目なかなか美味しそうだ。
包んである皮の部分が薄いというのがポイント。ここが分厚くてカステラみたいなのは、概して美味しくない。
かなり待って、待望のポレンタの到着。

Polenta con funghi misti e salsiccia(€13.00)
Polenta(corn meal) with sauteed mushrooms and sausage
一応 Secondi piatti にある料理で、ポレンタがメインに記載されているのだが、どう考えても付け合せ。
メニュー構成を見ても、ポレンタがベースで、そこに何を付けるかで値段が決まっている。
伝票でも「POL.+SALS.+FUNGHI」とあるので、確かにポレンタが筆頭になっているのだが・・

アップにしたポレンタの写真を見ても分かる通り、フレンチの付け合せ定番であるマッシュポテトと大差が無い。
じゃがいもでなく、とうもろこしが原料というだけの違いにしか見えないのだ。
これが、あちこちの店で「ポレンタ有ります」と書かれているほどの料理なんだから、イタリア料理は奥が深い。
といっても、ポレンタが何かは知っているので驚きはしなかったのだが、埼玉でこのタイプのポレンタが出てきたのは、今のところ北与野の fino だけ。大抵は、セルクル等で固めたものをカリッと焼いてあるのだ。
たぶん、単なる付け合せレベルのポレンタでは無く、凝ったポレンタを出す店もあるのだと思う。これは、次回以降のイタリア旅行の宿題としたい。(年末年始は南イタリアなので、ポレンタは無いと思う)

本来なら、こちらがメインになるべきサルシッチャの断面。英語版ではソーセージと訳されているが、腸詰でもないし皮が付いているわけでもない。
現地で食べている時点では知らなかったのだが、帰国後に食べに行った浦和のアランチャ・デル・ソーレで食べた具材としてのサルシッチャ。シェフから、製法の名前であって腸詰でなくても皮が無くてもサルシッチャだとの話を聞いていたので、納得。ビニール袋に入れて平たく延ばしてから湯で加熱し、取り出して切ったものを焼いた感じだから、確かにハンバーグとはまったく異なる製法だ。

こちらのキノコ炒めが入ると2ユーロ加算になっていた。
日本と違って、こういった脇役的な料理もたっぷり盛ってくれるのは嬉しいな。
以上に、水代を加えてお会計は €18.30。
なぜか、コペルトが加算されなかったが、そういえばメニュー上にもコペルトの表記が無かった気がする。
カフェやピッツェリアではないのに、コペルトを徴収しない店があるとは驚きだが、家内がデザートだけ頼んでいるので、課金を免れた可能性もある。というのも、課金していればパンが出てくるはずだが、出てこなかったからだ。
この後は、今日の出発地を通過してそのまま北上し、迂回路のフルチア峠 (Passo Furcia | Furkel/1759m)を越えて東進。国境を越えて、東チロルのリエンツ(Lienz)入りだ。
※メニュー:パスタ(独)・(伊・英)、メイン(独)・(伊・英)、冷菜・サイド(独)
【詳細情報】
店名:Hotel Monte Cherz
電話:0436-79133
住所:Passo Campolongo 17, Arabba Livinallongo (BL)
大きな地図で見る
【カンポロンゴ峠 (Passo Campolongo) の風景】

【ヴァルパローラ峠 (Passo Valparola) の風景】

▲峠の道路のすぐ下に、小さなヴァルパローラ湖が見える

▲左:戦争博物館(軍服を着たおじさんが専用駐車場の不正利用に睨みを効かせていた)
右:峠の山小屋(この裏手から湖畔周辺へのトレイルが延びている)

▲左:トレイル開始地点からの湖の眺め 右:湖畔周辺は湿地帯で色々な花が咲き乱れていた

▲左:この先に行くと麓に下りる 右:左手に見える戦争博物館を目指して戻ろう
【フルチア峠 (Passo Furcia|Furkel) の風景】

▲左:標識は1789mだが、公式は1759mでGPSでも同じだった。 右:すぐ脇は貯水池
評価点:総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★☆☆☆、雰囲気★★★☆☆、CP★★☆☆☆

▲今日のルート by 旅レコ(GPSLOG) (地図をクリックすれば、大きな地図が開きます)
8日目は、ドロミティ最終日。
残りの2つの峠、ヴァルパローラ峠(Passo Valparola/2168m)とカンポロンゴ峠(Passo Campolongo/1875m)をぐるりと回って、出発地のラ・ヴィラに戻ってから北上するというルート。(各峠の位置は、ドロミテ街道と南チロル(峠と湖の地図)参照)
ヴァルパローラ峠周辺のトレイルを散策した後、最後のカンポロンゴ峠に着くと、ちょうどお昼時。
Rifugio Passo Staulanza のような峠の1軒宿ではなかったが、何軒かあった峠のホテルの中で、気になっていた「ポレンタ有ります」といった看板の出ていたこのホテルレストランでランチをいただくことにした。
そう、愛用している地元埼玉の純イタリアン3軒でもよく出てくる料理だが、ポレンタは当地の代表的な郷土料理なのだ。


メニューを開くと、ドイツ語ベース。その横にイタリア語と英語が併記されている。でも、ここはイタリア語圏のヴェネト州で、ドイツ語圏の南チロルではないはず。なんだか不思議だ。
家内は定番のシュトゥルーデルだけで良いというので、それとポレンタをお願いすることにした。

STRUDEL(€3.50) ...会計伝票の表記ベース
最初にシュトゥルーデルの到着。
値段が安いだけに松の実は入っていなかったが、見た目なかなか美味しそうだ。
包んである皮の部分が薄いというのがポイント。ここが分厚くてカステラみたいなのは、概して美味しくない。
かなり待って、待望のポレンタの到着。

Polenta con funghi misti e salsiccia(€13.00)
Polenta(corn meal) with sauteed mushrooms and sausage
一応 Secondi piatti にある料理で、ポレンタがメインに記載されているのだが、どう考えても付け合せ。
メニュー構成を見ても、ポレンタがベースで、そこに何を付けるかで値段が決まっている。
伝票でも「POL.+SALS.+FUNGHI」とあるので、確かにポレンタが筆頭になっているのだが・・

アップにしたポレンタの写真を見ても分かる通り、フレンチの付け合せ定番であるマッシュポテトと大差が無い。
じゃがいもでなく、とうもろこしが原料というだけの違いにしか見えないのだ。
これが、あちこちの店で「ポレンタ有ります」と書かれているほどの料理なんだから、イタリア料理は奥が深い。
といっても、ポレンタが何かは知っているので驚きはしなかったのだが、埼玉でこのタイプのポレンタが出てきたのは、今のところ北与野の fino だけ。大抵は、セルクル等で固めたものをカリッと焼いてあるのだ。
たぶん、単なる付け合せレベルのポレンタでは無く、凝ったポレンタを出す店もあるのだと思う。これは、次回以降のイタリア旅行の宿題としたい。(年末年始は南イタリアなので、ポレンタは無いと思う)

本来なら、こちらがメインになるべきサルシッチャの断面。英語版ではソーセージと訳されているが、腸詰でもないし皮が付いているわけでもない。
現地で食べている時点では知らなかったのだが、帰国後に食べに行った浦和のアランチャ・デル・ソーレで食べた具材としてのサルシッチャ。シェフから、製法の名前であって腸詰でなくても皮が無くてもサルシッチャだとの話を聞いていたので、納得。ビニール袋に入れて平たく延ばしてから湯で加熱し、取り出して切ったものを焼いた感じだから、確かにハンバーグとはまったく異なる製法だ。

こちらのキノコ炒めが入ると2ユーロ加算になっていた。
日本と違って、こういった脇役的な料理もたっぷり盛ってくれるのは嬉しいな。

なぜか、コペルトが加算されなかったが、そういえばメニュー上にもコペルトの表記が無かった気がする。
カフェやピッツェリアではないのに、コペルトを徴収しない店があるとは驚きだが、家内がデザートだけ頼んでいるので、課金を免れた可能性もある。というのも、課金していればパンが出てくるはずだが、出てこなかったからだ。
この後は、今日の出発地を通過してそのまま北上し、迂回路のフルチア峠 (Passo Furcia | Furkel/1759m)を越えて東進。国境を越えて、東チロルのリエンツ(Lienz)入りだ。
※メニュー:パスタ(独)・(伊・英)、メイン(独)・(伊・英)、冷菜・サイド(独)
【詳細情報】
店名:Hotel Monte Cherz
電話:0436-79133
住所:Passo Campolongo 17, Arabba Livinallongo (BL)
大きな地図で見る
【カンポロンゴ峠 (Passo Campolongo) の風景】


【ヴァルパローラ峠 (Passo Valparola) の風景】


▲峠の道路のすぐ下に、小さなヴァルパローラ湖が見える


▲左:戦争博物館(軍服を着たおじさんが専用駐車場の不正利用に睨みを効かせていた)
右:峠の山小屋(この裏手から湖畔周辺へのトレイルが延びている)


▲左:トレイル開始地点からの湖の眺め 右:湖畔周辺は湿地帯で色々な花が咲き乱れていた


▲左:この先に行くと麓に下りる 右:左手に見える戦争博物館を目指して戻ろう
【フルチア峠 (Passo Furcia|Furkel) の風景】


▲左:標識は1789mだが、公式は1759mでGPSでも同じだった。 右:すぐ脇は貯水池
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