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ビジネスクラス機内食/トルコ航空:成田(NRT)⇒イスタンブール(IST)

搭乗:[2013/7/6 TK051便]
評価点:総合★★★★★★★★★☆サービス★★★★★雰囲気★★★★★
今年の夏休みは、2年前に気に入ってしまったイタリアの南チロルを中心に回ることにした。

家内がノイシュバンシュタイン城に行きたいというので、ドイツのミュンヘンからレンタカーで向かうことにしたが、今回もANAのマイレージ特典でトルコ航空のビジネスクラスを確保。燃油代が他社と比べて安いというのも魅力だが、機内食・サービス・シートのいずれも私のお気に入りということで、昨年の搭乗直後に確保しておいた。

ANA成田ラウンジ食 ANA成田ラウンジ食のホットミールとサラダはこれで全部

搭乗前の時間潰しは1年ぶりのANA成田ラウンジになるわけだが、相変わらずラウンジ食はひどいものだ。先月同じ朝の時間帯で試したJALのラウンジ食(☞ こちら)と比較しても雲泥の差、1年前と比べてホットミールが1品増えただけでまったくと言ってよいほど変わっていない。

念のためそのホットミールを試食してみたが、焼きそばは具が増えた分だけマシになったもののミートボールはイマイチ。モロに既製品という感じだ。
サラダは1種類だけ。ドレッシングも市販のパック入りが2種類だけで、JALとの差は歴然としている。

ウエルカムドリンクのカクテル2種 ゴディバチョコレート
▲左:ウエルカムドリンクの Fresh Turkish LemonadeFresh Raspberry Soda
 右:ゴディバチョコは、板チョコ5種からの選択から箱入り1つに変わった

さて、魅力のないANAのラウンジ食はこれだけにして、優先搭乗でさっさと機内に乗り込んだ。
トルコ航空ではウエルカムドリンクとゴディバのチョコレートが出てくるので、早めに搭乗して楽しもうではないか。

今回は、ノンアルコールのカクテルが2種類あった。マドラーに内容が記されていたので選びやすい。こういった配慮が、会社としてのサービス姿勢の表れだと思う。
前回と前々回が5種のミニ板チョコだったゴディバは、箱入りのもの1つだけになってしまった。板チョコを1枚しか取らなかった人(私)には、レベルアップだが、全種類取っていた人(家内)にはレベルダウン。

でも、ドリンクだけというのが普通だから、出てくるだけ立派だ。それも高級品の代名詞であるゴディバのチョコだし。

ロクム

離陸後、すぐに出たのはドリンクではなくて、トルコ銘菓の「ロクム」。爪楊枝に刺した状態で取らされるので、粉がこぼれてしまう。
昨年現地で買ったものよりは、ナッツ入りで高級感のあるもの。

続いてメニューが配られたが、記入欄は残っているものの過去2回先方が失敗している搭乗客の名前を入れることは廃止されたようだ。
食前酒のサービスは、個々に注文を取ってからおつまみ(ナッツ)といっしょに持っきてくれる。

トルコの酒「ラク」 ダイエットコーク

私は飲めないのでダイエットコークだが、家内はすっかりはまってしまったトルコのお酒「ラク」(エフェス・フレッシュグレープのラク)。
ナッツは4種のミックス。もちろん袋入りを配るといった手抜き仕様ではなく、ちゃんと器に入れて出してくれるし、安物の代名詞であるピーナッツなど入っていない。

カナッペの盛り合わせ
カナッペの盛り合わせ

食前酒が飲み終わった頃に、いよいよコース料理のはじまり。
最初のアミューズは、タコ焼き(!)と、家内によると山羊乳のものだったらしいチーズをスライスズッキーニで巻いたものに、茸か貝の類ではないかと思われる旨味たっぷりの黒い物体の入ったミニパイ。

両端のタコ焼きとパイは温めてあり、中央のチーズは冷たい状態だから、地上で盛り付けたものをそのまま出す航空会社が多い中では、素晴らしい手の入れ方。さすが専属シェフを乗り込ませているだけある。(詳細は過去レビュー参照)

パンはバスケットから選択 パン皿が変更された

パンは当然バスケットからの選択。
前回まで、まさかパンを乗せる皿だとは思えなかった皿には、バターと塩胡椒が乗せられ、パンを置く皿はミニバスケットが使われるようになった。まさか、私が書いた過去2回のレビュー記事を見て改善したわけではないだろうが、ちゃんと客を見ている姿勢が出ている。

その点、ANAは直接改善要望を出しても何もしないのだ! 特に中距離深夜便のエコノミーで到着2時間半前にたたき起こされる点は、数年前に要望した直後は改善されたものの、結局元に戻ってしまった。羽田深夜便当初は起こさない配慮をしていたのに、それもやめてしまった。
結局彼らは人件費削減優先なのだ。人を増やすという発想が無いから、労使交渉でも解決できないのだろう。見た感じでは2時間半前にたたき起こす必要性はまったく感じないので、労使交渉の前の問題かもしれない。結局犠牲者は搭乗客になるというわけだ。月曜朝着に乗って、そのまま出勤しようという方は、間違っても使ってはいけない航空会社だ。
あ、またまた脱線してしまった。失礼。

前菜のワゴンサービス
前菜のワゴンサービス
Selection from our trolley


前菜はいつもの通りワゴンサービス。7種類の中から自由に選べるが、メニュー表記上の違いはあるものの、昨年7月と90%同じ料理。同じ月の便だから仕方ないと考えるべきか?
いつもの通り、寿司抜きの全種盛りをお願いした。

前菜6種盛り
アーティチョークのオリーブオイルマリネ
Artichoke marinated in olive oil

なすとピーマンのソテー トマトソース
Fried eggplants & green peppers with tomato sauce

海老のニース風サラダ
Prawns on nicoise salad

ミックスグリーンサラダとローストビーフ
Mixed green salad with roast beef

水牛のモッツアレラとトマト
Buffalo mozzarella and tomatoes

ベジタリアンの春巻
Vegetarian spring rolls


なすとピーマンのソテー トマトソース

この中での注目はコレ。
なすとピーマン(パプリカ)とトマトと言えば、フレンチならラタトゥーユ、イタリアンならカポナータだが、仏伊間の違いはほとんどないものの、トルコ料理となるとまったく違う味わいになる。

アーティチョークのオリーブオイルマリネ アーティチョークの断面

アーティチョークのオリーブオイルマリネも独特。
トッピングがいかにも冷凍ミックスベジというのも陳腐だが、アーティチョークはオリーブオイル感が全くなくて、単なるピクルスだった。

マッシュルームスープ フレッシュチャイブ
マッシュルームスープ フレッシュチャイブ
MUSHROOM SOUP
Fresh chives


相変わらず日本語メニューのスープは ≪前菜「または」スープ≫ という表記のまま。
英語では「and/or」なので翻訳ミスなのだが、気づかないのだろうか?

最初にスープは要りますか? と聞いてくるので、絶対に頼もう!
というのも、機内食を手掛けている「Do&Co社」のスープは美味しいのだ。

ANAは出ないので関係ないが、スープを出すJALと比べれば、出来の違いは明らか。
今回は、マッシュルームが半端でないほど濃厚なお味。天然食材100%では無さそうだが、美味しければ問題ない。(私は無化調信者ではないのだ)

羊肉の串焼き
羊肉の串焼き
ハーブバター / トマトとピーマンのグリル / なすのクリームピユーレ / トルコ風ライス

LAMB BROCHETTE
Herbed butter / grilled tomato & green pepper / Creamy eggplant puree / Turkish style rice


メインは、トルコ料理、麺類、和食からの選択。
もちろん私はトルコ料理を選ぶわけだが、前回と同じケバブ。トルコ航空は、翌年であっても同じ月に搭乗するものではないな。

前回のように硬い肉ではなかったが、相変わらず全然スパイス感が無いし、串焼きのくせに焼いた感じもしないので美味しくない。
付け合せのトルコ風ライスと茄子の煮込み風(右下)が良かったので、まあ満足。

鶏もも肉のロースト
鶏もも肉のロースト
胡麻ソース、付け合せの野菜とポテト、季節の漬物

ROASTED CHICKEN THIGH
Sesame sauce, Mixed vegetables and potato, Seasonal Japanese pickles


家内は羊肉がダメなので、必然的にこちら。もう一つの「うどん醤油」は選びたくないよな。
胡麻ソースは、いわゆる胡麻ダレ、右下の蓮根は土佐煮バージョン。
外国の航空会社で和食を頼んだら悲惨なことになるという典型だ。

それにしても、メインはどうにかならないのだろうか。
前菜・スープが良いだけに、メインの水準の低さが目立ってしまう。

デザート&チーズワゴン トルコのデザート
▲左:デザート&チーズワゴン  右:トルコのデザート

最後はワゴンデザート&チーズ。これも昨年とまったく同じ構成。
ここは季節ごとに変える必要がないので、1年中同じかも?

家内のチョイス 私のチョイス

家内はチョコスフレとアイスクリームにフルーツ、私はチーズ3種とチョコスフレにフルーツという選択。

トルコのデザート
トルコのデザート

あとはトルコのデザート。これは外せない。
家内がトルコの酒「ラク」にはまったのと同じように、私はこの劇甘のデザートにはまっているのだ。もちろん一皿をひとりで食べるのは無理だが、家内と半分ずつシェアで。

トルコのデザートの中身

見た目は3種類だが、中身は恐らく同じだと思う。
この緑色の豆をベースにしたはちみつたっぷりのペースト状の餡が美味しいのだ。
ただし、香辛料が含まれていて独特な味わいなので、普段食べなれないものが苦手な人や甘いもの苦手な人は頼まないように。

最後はトルコ珈琲で締めたが、前回付いたロクムが最初に出てしまったせいか、小菓子が何もつかなかった。結構さびしい気がする。

食前茶(?)

ずっと起きてトルコポップスを聞きながらこの記事を書いていたが、到着3時間前に中間食の配布。中間食というよりは、2食目配膳の1時間前だから食前茶かな?
珈琲か紅茶はどうかと尋ねられて、プチケーキが乗っていたというもの。

チョコケーキ

このプチケーキ、ワゴンデザートのケーキより美味しい(コストがかかっている)のは、何とも。この水準のケーキを、食事の時にも出してほしいのだが・・


イスタンブール到着前の2食目。
メニュー表記は微妙に違うのだが、これも昨年とまったく同じと言ってよいものなので簡単に。

サーモンのタルタル
サーモンのタルタル

前回とまったく同じなのでコメント無し。

いんげんのオリーブオイルマリネ、水牛のモッツアレラとトマト
いんげんのオリーブオイルマリネ
水牛のモッツアレラとトマト


いんげんのアプローチが微妙に違っていた。
今回は、フレッシュトマト感がたっぷりで美味しいと思ったのだが、加熱トマト嫌いの家内は拒否。おかげで、2人分を楽しめた。

リガトーニ トマトソース
リガトーニ トマトソース
アーティチョークとなすとズッキーニのソテー、モッツアレラ


家内はラムがダメなので必然的にこちら。
ほとんど残していたのは、前回のサルサ風味のソースでなかったからだ。

ラムチョップ ハーブバター
ラムチョップ ハーブバター
ほうれん草のソテー / タイム入りニョッキ


私は前回と同じラムチョップ。

ラムチョップ

前回と同様にやわらかで癖もなく食べやすいのだが、次の写真にあるように表面を炙っただけで完全に生という状態。

ラムは実質生肉だ!

一般的に海外でステーキをレアで頼んでも、良くてミディアム、ひどいとウエルダンで出てくるわけだが、ここまで肉を生で食べさせる国があるのかと驚いた。
日本では生のラムを食べる習慣はほとんど無いと思うが、羊肉専門店に行くと生の羊肉のたたきなんかもあるので、これはこれでOKだと思う。私は好きだ。

チーズケーキ
チーズケーキ

デザートは前回と同じ。

ということで、昨年とまったく同じメニューを出してきた「Do&Co社」の企画力の乏しさが証明されてしまった。
つまり、季節を変えれば違った機内食を楽しめると思うが、年が変わっても同じ月に搭乗してしまうと、機内食もまったく同じものになってしまうということ。言い換えれば、機内食を楽しみにトルコ航空のビジネスクラスを常に選ぶことはできないということだ。

そうそうビジネスクラスに乗れるわけではないことから、他社でも同じ月で年が違うパターンでの機内食が同じになるのか不明だが、少なくとも日本の航空会社ではありえない。
こういった部分は比較不可能なので評価対象外だが、トルコ航空を選ぶ方は搭乗季節が同じにならないように注意していただきたい。

※メニュー:1食目(日)1食目(外)2食目・飲み物(日)2食目(外)ドリンク(外)ワインリスト(外)

1年前の同じ便でのビジネスクラス機内食
2年前の同じ便でのビジネスクラス機内食
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※この記事は、イタリア フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州に滞在中の宿から登録しました。
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