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フランス/クレルモンフェラン (Clermont-Ferrand):フルール・ド・セル (Fleur de Sel)

訪問:[2013/5/2 19:45] ミシュラン1つ星店 (☞ ミシュラングリーンガイドの紹介ページ
評価点:総合★★★★★★★★★☆サービス★★★★★雰囲気★★★★☆CP★★★★★
今日の宿泊地であるクレルモンフェラン(Clermont-Ferrand)は、ミシュラン発祥の地だそうだ。
北に隣接するミネラルウオーターでおなじみのボルヴィック(Volvic...スペルから考えると「ヴォルヴィック」という表記の方が良さそうだが、ここは水のブランド名に合わせた)に寄ってから到着。
もちろん、ボルヴィックの展示施設(入場無料)に行って試飲もしてきた。水だけど・・(笑)

外観 店内

この町にはミシュラン1つ星店が5軒あり(2つ星以上は無い)、せっかくミシュラン発祥の地ということもあり、最も低価格だった店を選んでみた。
ジャケットなしの動きやすい旅行着での訪問だが、1つ星店程度なら店の方針で拒まれない限り問題ないだろう。日本のガイドブックに記載されている内容を鵜呑みしない事だ。実際、Gパン姿の客も来ていた。

もちろん予約なしだが、運よく席が空いているとのことで入れてもらえたものの、20:30には全席埋まってしまった。
ミシュラン星付店を目指すなら予約しておいた方が良さそうだが、我が家のように入れればラッキーというスタンスなら開店時刻を目指したい。

白の陶器風のシャンデリア テーブルセッティング

最初に注文したドリンクは、もちろん Volvic(€5.00)
2Lのペットボトルからピッチャーに入れているのを見たのと、他の客にも同じ水を出していたので、いつもの水道水(タップウオーターと言えば通じる)と同様に無料かと思いきや、しっかり課金されていた。
埼玉では水道水でなくても無料のことが多いが、ボルヴィックと指定したがために課金されたのかなぁ・・(フランスの普通のレストランでは、日本と同様に水道水は無料で出してくれるのだ)

選択肢が全くないものの、魚介料理が中心だったことから予定通り最安値の Menu Grand Large(€58.00) をお願いした訳だが、渡されたメニューはお決まりのフランス語のみ。
でも、奥様(だと思う)が英語で詳しく説明してくれたので問題は無かった。

そういえば、今回の旅行で訪問したミシュラン グリーンガイド掲載店では、英語がまったく通じなかったという店がひとつも無かったので、掲載店なら言葉の問題も緩和される可能性が高いと考えて良さそうだ。
今回でフランスは10回目だが、5年前までは街のレストランに入ると英語が通じなくて、指さし注文可能なパン屋ばかり行っていたので、グリーンガイドはこんな面でも役に立つ。

バター パン

まずは、バター(出てきたのはこの店で3軒目)とパン。

バスケットに入れられた4種類ほどの中から1つ選べと、まるでビジネスクラスの機内食みたいだ。(20社以上の搭乗経験から世界標準と断言できるが、コスト削減利益増大しか眼中に無いANAには、このサービスが無い)

アミューズ

アミューズはズッキーニのスープ。

なんとアジの干物みたいな魚をほぐしたものが入っているうえに、カルボナーラ的な味わいで斬新。
カルボに軽い味のフレッシュチーズのトッピングというのも普通でないアプローチだが、カルボの卵黄が強すぎて調和が取れていない印象。これが2つ星以上の店となると、しっかり決めて出て来るんだろうけど、1つ星となるとそこまでは達していないということか。

Langoustines grillées sur une marinade croquante de légumes frais
Langoustines grillées sur une marinade croquante de légumes frais

1皿目の前菜は、ラングスティーヌ。
日本だと間違いなく長いハサミの部分を見せるために原型で出てくるものだが、完全に殻から外してしっかりすぎるほど焼いてある。もちろん甲殻類特有の美味しそうな匂いを伴って出てきた。

かなり大きなものが3尾と、見栄え的にも嗅覚的にも美味しそうに思えたのだが、味付けはカイエンペッパーでシンプル。もちろん甘みが乗った海老は十分に美味しいのだが、ちょっと残念だったかなぁ。(贅沢?)

Risotto à l'Italienne aux algues
Risotto à l'Italienne aux algues, ormeaux bretons sautés en persillade

2皿目の前菜は、わざわざイタリア風のと記されていたリゾット。プロヴァンスで出されるリゾットとは違うと言いたいのかな?
こちらも豪華にスライスされてアワビ(ただし、かなり柔らかめで日本の鮑とは違う品種だと思う)がたっぷり!

お味の方は、やはりオーソドックスなチーズ味で、最初に出てきたズッキーニのスープのような意外性は見えなかった。どうも、最初の印象が強烈すぎると、後の料理にその手の期待を抱いてしまうようだ。

Omble Chevalier grillé sur la peau
Omble Chevalier grillé sur la peau, côtes et verts de blettes mijotées aux gambas et piment d'Espelette

これが英語の説明ではまったく分からなかった(注:私の英語力の問題)魚料理だが、Google翻訳にかけてもチンプンカンプン。「イワナ」と出てしまうが、サイズから見て有り得ない。

魚をアップ

ソースは少し甲殻類の香りのあるもので、しっかり過ぎるほど焼かれた魚と合わせても、皮目のパリパリ感の方が強く主張してしまい肝心のソースの味が消えてしまう。なんだか、日本の焼き魚を食べている気になってしまった。

もちろん、魚体そのものは適度な脂ののりで、焼きすぎと思われるほどでも堅すぎるということもなく良かったのだが、これがメインと言われると、やはりフランス料理は肉を中心にしないと満足感が落ちる。

Les fromages frais et affinés
Les fromages frais et affinés

圧巻はチーズだ。
出てくる前に「チーズはいるか?」と聞かれたので、別料金と勘違いしてしまったことと、ここまでのフランスチーズの印象が、それほど美味しいとは思っていなかったことから2つしか選ばなかったのが大失敗! 他の客は3~5種類選んでいた。

日本でチーズを頼むと1種類いくらという請求になることが頭にあったことも失敗要因だが、今回のフランス旅行での勉強結果は、フランスではそんなセコイ発想は無いという事だ。翌日の店も凄かったが、写真のようにこれでもかってチーズを並べて選ばせてくれるのだ。日本では素晴らしいワゴンデザートを出す店があるが(例えば、宇都宮のGourmet et 5 Sence)、それのチーズバージョン。10年以上行ってないが、東京の3つ星レストランでも出てくるのだろうか?(無理だろうなぁ・・)



で、選んだのは家内と被らないようにごらんの2種類ずつ。
ブルーチーズとトロッとしたものばかりを選んだのだが、美味しすぎる!!
星付レストランは、チーズの質で決まっているのかと思わされるほどに美味しかったのだ。ホント、2種類に絞って後悔してしまった。(今度から、フロマージュがコースに含まれているかをしっかり記憶しておかねば・・)

Macaron fourre au chocolat de Tanzanie et framboises
Macaron fourre au chocolat de Tanzanie et framboises

デザートはマカロンとラズベリーのジェラートに、かなり大きめのラズベリーの果実。
ジェラートの下には薄いチョコレートが敷かれている。

Macaronをアップ

マカロンの間にはチョコレート。
生地にはラズベリーを少し加えてあるようで、全部チョコとラズベリーだけで決めてきた。
どうも最初と最後は遊び心を出して、核となる部分はしっかりオーソドックスにまとめて来る店のようだ。

カフェ

十分満足できたので、Café(€3.50)もお願いした。
ここでフランス語のつもりで ドゥ・キャフェ なんて発音して注文したら、two cafe と返されてしまって苦笑い。

お楽しみの小菓子は、かなり練乳感のあるブランマンジェ風のもの。
焼き菓子系ではないものが出てきたのは、初めてかも?

お会計とレストランカード
▲お会計とレストランカード(両面)

ということで、いつも日本の方が優れていると思う魚介料理だけで構成されたコース、チーズ以外に抜群と思うものは無かったものの、素材の良さと扱う技量はさすがミシュラン1つ星を獲得した店だという結果になった。
サービス陣は奥様(?)を含めて3名、家庭的ながらも星を獲得するだけある。

なんといっても、100ユーロは当たり前の星付店で58ユーロという低価格は素晴らしい。もちろんチップは不要だ。
置くこと自体を否定している訳ではないので置きたければ置けばよいが(日本の旅館で未だに心付けを渡しているような時代に取り残されているような人達は置いた方が良いだろう)、ガイドブックに記されているように機械的に払わなければいけないということは、前のレストランでも触れたとおり「税サ込」表記がデフォルトであるフランスに関しては全く無いといっても過言ではないだろう。ただし、バスク地方のような例外地域があるかもしれないが。

※メニュー:コースアラカルト

【詳細情報】
店名:Fleur de Sel
電話:04 73 90 30 59
営業:12:00~13:30、19:30~21:15
定休;日曜日・月曜日
住所:8 rue Abbé Girard, 63000 Clermont-Fd

大きな地図で見る
 

【クレルモンフェラン(Clermont-Ferrand)の風景】 (☞ 公式サイトWiki

▲パスカルの道に埋め込まれているメダル3種類


▲左:ルコック庭園(Jardin Lecoq)  右:Square Blaise Pascal(だと思う)


▲ノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de l'Assomption)



※街に掲示されていた観光地図
クレルモンフェラン観光地図
 

【ヴォルヴィック(Volvic)の風景】 (☞ 公式サイトWiki


▲ボルヴィック情報センター(毎度デタラメな地球の歩き方はブランド名と地名の使い分けが出来ていない!)


▲ボルヴィック源泉の水をお持ち帰りできる!



▲ボルヴィックの源泉をこの建物左側の窓からのぞきこむ(スイッチで点灯するのを忘れずに!)

駐車場の先は、広大なハイキングコースになっている。
雨が降っていたので、残念ながら試すことは出来ず。



※掲示されていた案内版
ボルヴィックの源泉案内
ヴォルヴィック ウオーキングマップ
ボルヴィック源泉周辺トレイルマップ①
ボルヴィック源泉周辺トレイルマップ②

左の写真のコースは、②の地図を参考にして歩くことになる。
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ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 64ヵ国を訪問
46ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

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今後の旅行計画
6月:クロアチア②,スロベニア
6月:台湾
7月:イタリア⑰、スイス
8月:台湾
8月:英国⑦,北アイルランド
9月:オーストラリア
10月:セルビア
11月:ベルギー⑥、スペイン
年越:台湾
1月:モルディブスリランカ
2月:ベトナム
丸数字:累計訪問回数

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