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フランス/サンテミリオン(Saint-Émilion):Le Restaurant Grand Barrail(シャトー グランバライユ)

訪問:[2013/4/29 19:20] (☞ ミシュラングリーンガイドの紹介ページ
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★★CP★★★☆☆
サンテミリオンでの夕食は、中心地にある店を避けて4キロほど離れたシャトーホテルのレストランに向かうことにした。相変わらず、この手の建物を狙ってしまうが、例によって予約無しの飛び込みだ。
そういえば、海外レストランで予約した事は、宿泊したホテル内を除けば1度も無いかもしれない。(地元埼玉でも、予約しないで訪問するのが普通。予約で縛られるのが嫌いなのだ。)

外観(レストランは1階部分) 外観(入口のある新館
▲左:城を駐車場側から(レストランはこの1階)  右:フロントと客室(の一部?)は新館側にある

早めに行って建物を各方向から撮影するつもりだったが、フランス語表記なので意味不明ながらも進入禁止らしき立て看板があり断念。城目当ての我が家にとっては、良い方向からの写真が取れなくて残念だ。

フロントは城の裏側に建てられた別の建物にある。見た感じでは、宿泊棟もこの新館側。(城にも客室があるのかもしれないが、泊まる予定のある方は要確認)
写真の通り城の雰囲気とは全く異なるのだが、中に入ってしまえば趣のある雰囲気が待っていた。名前だけの城という印象だったエクサンプロバンスの CHÂTEAU DE LA PIOLINE のレストランと比べれば、豪華な作りで城のレストランらしさが出ている。

店内 店内

そもそも城のレストランに魅せられたのは、4年前に泊まったポルトガルのポザーダ Rainha Santa Isabel が最初で、昨年から家内と海外に出かけるようになってからは、城目当ての行動が多くなったというわけだ。
(☞ 欧州で泊まった城の一覧

HPにメニューが掲載されていたので、構成と値段は調査済み。フランスのレストランでは、たいていHPにメニューがそのまま掲載されているので便利だ。
店によっては更新を怠っていたり価格表記が無いケースもあるが、規模の大きな真っ当なレストランなら価格表記があるうえに、更新もされていると思う。個人経営レストランだと更新されていないケースが多いが価格表記があれば問題ないだろう。価格表記が無い店は、経験則から見ても注意が必要だと思う。

店で提示されたメニューがHPと同じ内容だったので、予定通り最安値の「Menu Terroir(€52.00)」をお願いすることにした。
そうそう、店内で渡されたメニューには英語も併記されていた。(さすが、ホテルレストラン!)

テーブルセッティング パンとエシレバター

注文を終えて、パンとともにバターが出てきた。南仏から回ってきたのもあると思うが、ここまでの店でバターが出てきたのは初めて。それも日本で高級品ともてはやされている(私も好きだ)エシレバターの50g入り個食パック。

ちょっと残念だったのは、有塩バターだったこと。無塩バターを多用する国なのに、こと有塩となると塩がキツイ。エシレにしても何にしてもフランスバターを購入する場合は、無塩発酵バターを基準にしたいものだ。

パンのお供
野菜の煮込みを接写

まずは、メニューに掲載されていない最初のアミューズ(Amuse bouche)。
パンと同じタイミングで出てきたのと、グリッシーニのようなものが添えられていたので、どちらかといえばアミューズというよりはパンのお供であるリエットの類(細かく切った野菜の煮込みだった)と考えた方が良さそうだ。

続いて、2皿目(?)のアミューズ。こちらは、アミューズらしい一品。

アミューズ

上はマッシュルームのムースで、底の黄色い部分はホワイトアスパラ(?)のムースかな?
間には何かの味付け肉のようだ。最初フランス語でべらべらと説明されてしまい、英語は話せるかと(英語で)聞いたら、話せる人を呼んできてくれたものの、忘れてしまった。
全体を合わせていただいた時のバランス感に優れた美味しいアミューズだった。見栄えが良いのもグッド。

埼玉フレンチでも同じ傾向があると思うが、メニューに記されていない皿が出てくる店とでは、概して良い印象で食事を楽しむことが出来る。
フランスでは、4つ星以上のホテルレストランを含む高級レストランであれば間違いなく出て来るものの、普通のレストランだと出たり出なかったり。そこで出てくれば、概ね料理の内容に期待を持てるという結果になっている。言い換えれば、それだけ料理構成に拘りを持っている店だという事だ。

Le Foie Gras de la Maison Lafitte
Le Foie Gras de la Maison Lafitte
Cuit dans un bouillon corsé en habits de poireaux, mousse à l’oignon caramélisé
Foie gras cooked in an aromatic stock, onion caramelized mousse


2択の前菜は、2人ともフォアグラ。さすがに、ありきたりの料理では無いものが出てきた。
フォアグラのソテーをポワロネギで巻いた、ちょうど笹寿司のような感じの料理。笹寿司と違ってネギの葉っぱも食べられる。

ポワロ葱巻きのフォアグラ

さすがフォアグラの産地に近いだけあって、抜群の美味しさ。
ソースの出来が良かったのも印象的だが、ポワロ葱の必然性は無いと思う。これは好みの問題。

葱を外してみた

巻かれたポワロ葱を外してみると、しっかりソテーされたフォアグラだった。
単に生のまま葱に巻いて蒸したのではないことを確認できたわけだが、こうやってひと手間かけている料理が出てくると嬉しくなるものだ。フォアグラ単独で食べても、質の良いものを使っていることが分かる。
皿の中央を左右に横断している玉ねぎのピューレも非常に美味だった。

Le Pigeon de « Marie Le Guen »
Le Pigeon de « Marie Le Guen »
Filet farci de foie gras, fine polenta crémeuse, petits légumes au poivre vert
Pigeon stuffed with foir gras, creamy polenta, vegetables with green pepper


2択のメインもフォアグラの文字に惹かれて鳩の料理。
「Marie Le Guen」を調べてみたが、確証は得られなかったものの当地の鳩肉のブランドのような気がする。
というのも、ボルドーの他の店でも扱っている事を発見したからだ。

鴨肉に挟まれたフォアグラ

鳩の胸肉部分に切り込みを入れて、そこにフォアグラを詰めて焼いた料理。
フランス語の説明でファルシとあるが、詰めたというよりは挟んだといった印象だ。

こちらのソースはおそらく鳩のジュを使っていると思うが、うま味が足りず塩辛いだけで残念な出来だった。
でも、鳩の焼き加減は良いし、フォアグラも種類が違うのか異なる味わいでまずまず。


Le plateau de fromages de nos régions
French cheese board


チーズはワゴンで出てきた。レストランでちゃんとしたコースを頼むと、チーズは選択制ではなく必須になるということは、3日後に出かけたミシュラン1つ星店で体験している。ひとり旅だと、こういった格の高いレストランは無縁となってしまうので、家内と出かけた時には積極的に行かなければ。(と、帰国後に思ったしだい)



いくつでも良いとの話だったが、量を食べれるものではないので私は3種、家内は2種をかぶらないようにお願いした。そう、この段階ではまだフランスのチーズは大して美味しくないと思っていたわけで、出てきたチーズも普通という印象だったのだ。ここで美味しいチーズに出会えていれば、3日後のディナーをもっと楽しめたのに・・

L’Orange Sanguine
L’Orange Sanguine
Crémeux d’orange sur un sablé breton au chocolat, parfum de safran
Creamy orange, chocolate shortbreads, saffran-scented


デザートの選択肢は無いが、レストランらしいデザートが出てきた。
トッピングのチョコを除けば、オレンジ一色のケーキ。土台のスポンジならぬクッキーが硬かったが、英語でショートブレッドと記されていたのでなるほどと。

珈琲に付く小菓子

食後の珈琲(€5.00)のお供である小菓子は3品盛り。
珈琲代が少し高かったこともあってか、割と豪華な内容だった。


お会計 城とフロントを結ぶ通路
▲左:お会計  右:フロントと城を結ぶ通路も雰囲気がある(帰りに撮影)

※メニュー:Terroir 52€Découverte 65€Dégustation 85€アラカルト①ランチ

【詳細情報】
店名:Château Grand Barrail
電話:05 57 55 37 00
住所:Château Hotel Grand Barrail (Château Marzelle), La Marzelle, 33330 Saint-Emilion

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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

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現在 62ヵ国を訪問
43ヵ国 をレンタカーで走り、
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11月:フーコック島/ベトナム
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2月:メキシコ
3月:Sevilla,Málaga/スペイン
3月:台湾㉙、ベトナム
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