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フランス/エクサンプロヴァンス(Aix-en-Provence):La Mèdicis

訪問:[2013/4/26 19:20] (☞ ミシュラングリーンガイドの紹介ページ
評価点:総合★★★☆☆★★☆☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★★☆
ガイドブック非掲載のグリモー(Grimaud)を後にしてやってきたのは、日本人ツアー御用達のエクサンプロヴァンス(Aix-en-Provence、歩き方表記はエクス・アン・プロヴァンス)。
中心部を2時間ほど歩き回ったが、意外にもつまらない街だった。

外観 フロントにて

ここで夕食を食べてから宿に向かうつもりでグリーンガイドで4軒ほどマークしておいたのだが、街の雰囲気が好みではなかったので、郊外立地のシャトーホテル「CHÂTEAU DE LA PIOLINE」のレストランに向かうことにした。なにしろ、家内も私もこういった建物が大好きなので、出来るだけこの手の店も候補に入れてあるのだ。

レストランの雰囲気 窓からの眺め

予想よりは質素な雰囲気だったが、空間は広々。後から中国人ツアー客が泊まりにやってきたので、雰囲気ぶち壊しだなぁと思っていたら、大テーブルにもかかわらず静かに食事をしていたのには驚きだ。全員が若いカップルだったので、どうも新婚旅行ツアーのようだ。フランスを新婚旅行先に選べるような(金持ち世帯の)若者であれば、中国人であってもマナー面で問題ないということだろう。

お願いしたのは、Menu Dégustation(€48.00)
先方はメイン1品の「Menu Gourmet(€35.00)」を勧めてきたが、デギュスタシオンコースであれば当然ボリュームは控えめとの認識でいたし、英語表記でも「Tasting menu/Served as degustation portion」とあったので問題ないだろうと思っていた。
また、コース(ムニュ Menu)は、すべてアラカルトメニューから自由に選べるのも魅力だ。

アミューズ1皿目
Amuse-bouche retour du marché(その1)

まずはアミューズ。サーモンムースをパイ生地で巻いて焼き上げたものとミニチーズタルト。
マルセイユのお隣の街ということもあってか凝った魚料理を出してきたが、お味の方は平凡。

アミューズ2皿目
Amuse-bouche retour du marché(その2)

続いて前菜かと思いきや、2皿目のアミューズが出てきた。
さすがデギュスタシオンコースと、この段階では順調な滑り出しという印象だった。

野菜の出汁をゼラチンで固めたものの上に、その野菜出汁で煮たと思われる海老を盛ってある。
これも、凝った料理という印象を受けたものの、食べてみれば決まっていないなぁという感じ。

パン パン

パンはこの後、前菜の前に出てきた。
バスケットの中の3種類からの選択ということで、私と家内で違うものをチョイス。
あまりフランスパンらしい味わいでなかったものの、まあ許容範囲。

Velouté de Châtaignes
Velouté de Châtaignes, chantilly coppa et son foie gras juste poêlé(単品:€20.00)
Cream of Chestnuts, whipped coppa and Fried Duck Lever


スープ フォアグラのソテー

家内が選んだ前菜は、栗のスープとフォアグラのソテー。
フォアグラはイマイチだけど、スープが美味しいとの評。でも、栗ではなく豆の類ではないかとの話だった。

Terrine de Foie Gras de Canard
Terrine de Foie Gras de Canard au muscat de Beaumes-de-Venise, marmelade chocolat noir et piment d’espelette(単品:€19.00)
Duck Lever Terrine with Beaumes de Venise Wine, chocolate marmalade and Espelette Pepper


私の前菜はフォアグラのテリーヌ。産地から少し離れているせいか、品質面で納得できず。
しかし、スープにしてもフォアグラにしても、かなり量が多めで最後まで行けるか不安になってきた。

Brandade de Raie en duo de Pommes de terre
Brandade de Raie en duo de Pommes de terre, sauce noix de coco et piment oiseau(単品:€23.00)
Ray Fish “Brandade”, coconut sauce and “bird” pepper


家内が選んだ魚料理は、エイの類。出てきた皿のボリュームは、まるでポルトガルのポザーダPalácio do Freixoで食べたバカリャウ料理みたいだ。
実際、そのバカリャウとポテトを混ぜた料理と瓜ふたつだそうだ。エイと干しダラの差がほとんど無いということか。

Filet de Bar grillé
Filet de Bar grillé et son beurre Marseillais, tian de légumes(単品:€23.00)
Grilled Bass filet with “marseillais” butter, Vegetable Tian


私はスズキを選択。
それにしても、実に存在感の乏しい盛り付けだ。

スズキ

スズキ(というよりはセイゴ)は塩もほとんど振らずに焼いただけと極めてシンプルな調理で、レンゲに乗せられているマルセイユバターを魚の上で溶かしていただくことになる。でも、やっぱり味気ない。

tian de légumes

メインであるはずの魚よりも皿の上でアピールしていたのが、小さな土鍋に入った焼き野菜風のもの。
底には、十分に炒めて甘味を出してあるスライス玉ねぎがぎっしり敷かれていて、その上に写真のようにトマトとズッキーニをきれいに並べてオーブンで加熱した料理。
上層部のトマトとズッキーニは良かったが、玉ねぎ炒めは油っぽさがきつかった。

と、ここまでの量で充分という感じだったが、続いて肉料理の登場。
これが、どこがデギュスタシオンコースなのかというほどのボリュームで、家内も私もほとんど手を付けられなかった。(食べたくないほど不味かったというのが正しいのだが・・)

Tajine de Poulet « Label Rouge »
Tajine de Poulet « Label Rouge » aux épices et citrons, semoule légère aux raisins secs(単品:€22.00)
Chicken tagine “Red Label” with lemons and spices, semolina served with raisins


家内が頼んだのは、鶏肉のタジン鍋。肉は堅いし、ソースはカレー味で美味しくないと。

semoule légère aux raisins secs

付け合せというよりは、主食のご飯ならぬクスクスの量もものすごい。
ご飯に例えれば、大盛カレーライスに匹敵する量だ。もちろん、まったく手を付けずに下げてもらった。

Carré d’Agneau rôti
Carré d’Agneau rôti au « Pèbre d’Ai l », écrasée de Vitelottes aux noisettes et son jus(単品:€20.00)
Roasted rack of Lamb “Pèbre d’Ail”, Vitelottes potatoes served with its juice


私は好物のラム肉をお願いしたのだが、骨付き肉が4本も乗ってきた。どこが「Served as degustation portion」なんだろうか?
これまた、肉に塩胡椒もほとんど振らずに、別添えのソースを自分でかけていただくスタイルだったが、これほど不味いラム肉を食べたのは初めてだ。マトンの癖とは違て、一口食べて拒否反応を起こしてしまった。いったい、どんな肉質だったんだろう?

ラムの付け合せは見た目おはぎだ!

付け合せは、パッと見「おはぎ」のような芋だか小麦粉だかよくわからないものが3盛り。同じものを大量に食べさせるという姿勢に、質より量を追及する店だったのかとガッカリしたものだ。なんで、ミシュラングリーンガイドに掲載されているのだろうか? (たぶん、味以外の部分が優秀だからと思いたい)

で、二人とも肉料理はほとんど手を付けずに、デザートにかけることにした。

Macaron chocolat orange
Macaron chocolat orange et réduction de curaçao bleu(単品:€12.00)
Chocolate macaroon and orange curaçao blue reduction


家内が選んだのはマカロン。
写真では分かりづらいが、まるでハンバーガーのようなサイズなのだ。

Tarte citron revisitée
Tarte citron revisitée et son coulis d’Agrumes(単品:€10.00)
Lemon tart revisited, Citrus Coulis


私はレモンタルトのつもりだったが、ちょっと変わった形状で出てきた。

レモンタルトの断面 マカロンの断面

中身は、オーソドックスなレモンクリームで残さずいただいたが、家内の巨大マカロンは、マカロンの生地も中身も不味くて半分しか食べることができず。

いや、ランチの店では価格の割にはポーション少な目だったのに、ディナーではアラカルトのポーションのまま格安のコースで出てきてしまい、こうも極端に差があるとは勉強になった。(つまり、フルコースを最初から頼むのは無謀で、3皿コースをベースに考えればよいということ)


▲伝票とレストランカード

ちなみに、瓶入りエビアンが9ユーロの請求だった。コース価格は安いのに、水代は過去最高値を更新。
なんだかわからないホテルレストランだ。

そんなわけで、雰囲気、サービス、価格に関しては標準以上だと思うものの、味に関しては標準未満ということで、総合点では中立とさせていただいた。でも、グリーンガイド掲載基準を満たしているとは思えないというのが結論だ。

※メニュー:Menu GourmetMenu Dégustation前菜・魚料理・肉料理チーズ・デザートランチ用

【詳細情報】
店名:La Mèdicis
電話:04 42 52 27 27
住所:CHÂTEAU DE LA PIOLINE - 260 rue Guillaume du Vair 13546 Aix en Provence

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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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2月:メキシコ
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