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ビジネスクラス機内食/シンガポール航空:バンコク(BKK)⇒シンガポール(SIN)

搭乗:[2013/1/6 SQ977便]
評価点:総合★★★★☆★★★★★サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆
バンコクで5時間の乗継時間を利用して、伊勢丹から徒歩10分の Ratchaprarop駅まで City Lineで往復。(片道฿40≒120円)
ちょうど2時間しか余裕が無いので、前回バンコクで食べて印象の良かった2軒(☞ Nara Thai Cuisineカルパプルアック(Kalpapruek))をリピートするだけにした。なにしろクラビもトランも美味しいと言えるレベルの料理に出会えていなかったので、欲求不満だったのだ。

Silver Kris Lounge Silver Kris Loungeからの景色

空港に戻って、シンガポール航空の「シルバークリスラウンジ(Silver Kris Lounge)」へ。
空港にあるノボテルホテルの運営のようだ。

自国のラウンジは優秀でも、海外のラウンジは貧弱になるというのが世の常だが、さすがシンガポール航空と唸らされるような料理群が揃っていた。

食事群

プチサイズのデザートは15種類以上、シンガポール名物のラクサのスープが実に美味しそうな色合い(食べると機内食が危なくなるので無念のパス)、点心5種、おかず系6種に、生ハム類、サンドイッチ、フルーツ盛り合わせ、ココナッツの実を割って飲む形式のジュースまでそろっているという具合。
貧弱だったら本拠地であるタイ国際航空のラウンジに移ろうかと思っていたが、雰囲気も良いのでまったくその気にならなかった。

食べて飲んだもの

後に期待の機内食が控えているのと、バンコク市内の2軒で食べてから2時間も経っていないので、控えめにタイのデザートを中心にマカロンとチーズを加えて取ってきた。ココナッツの果汁を飲むのは久しぶり。

機内の雰囲気 ウエルカムドリンク
▲右:ウエルカムドリンクの Apple Bliss
   (A tantalising refreshment of apple juice and bitter lemon mixed with 7-Up)


機内に入り、期待のウエルカムドリンク。
もちろんノンアルコールのオリジナルカクテルが目当てだが、ハノイ線と違うものだ。

新聞や雑誌のサービスもあるが、日本語版が無かったのでハノイ便が例外だったのかと思いきや、後から日本語新聞(日経と朝日)を持ってきてくれた。
やっぱり正規のお金を払って乗るならシンガポール航空だな。

ハノイ便と同様に数人の方が名前を記憶して呼んでくれたが、7割程度埋まっていたことからスタッフ数も多く、ちょっと観察してみた。その結果、名前を記憶して呼んでくれる方は、サービス姿勢も非常に良いということが分かった。呼ばない方は、しゃべり方が分かりにくかったり、やや丁寧さに欠ける印象を持ったわけだ。
半数以上の方は優秀だと思ったが、ダメとは言わないまでもレベルの低い方もいるようだ。
まあ、全員が優秀というわけには行かないだろうから仕方ないだろう。

機材はやや老朽化している777-200だが、他社航空会社と違って古いタイプの機材でも座席のすわり心地が良いのがシンガポール航空の良い点だ。ANAやJALの中距離路線など、新しいだけで褒められたものではない。
しつこいけど、欧州路線以外でビジネスクラスに乗るならSQ便だな。夜行便の食事は劣るが(他社でも同じ)、座席の良さが古い機材であっても光っている。

light meal

ハノイ線よりも1時間ほど短い路線だからか、昼食と夕食の間という時間帯だからか、食事のタイトルは「ライトミール(light meal)」となっていた。

写真はメインが乗った状態で撮っているが、実際はメインとパンが後からやってくる。
もちろん、パンはバスケットに入った5~6種類の中から選ぶ方式。今回はオリーブオイルもいただいてみた。

Grilled pork neck salad
Starter: Grilled pork neck salad

前菜は、チャーシュー風のスライス肉がタップリ乗った皿だ。
ドレッシングこそ、タイらしい香草を効かせたものだったが、こういった中華風の味付けのものをシンガポール航空でいただくと、まず外れることは無いようだ。

Braised prawns in curry white wine sauce
Main(3択): Braised prawns in curry white wine sauce with eggplant confit, roasted cherry tomatoes and gnocchi

メインは、またまたお勧めマークの付いたものをお願いした。
この絵になる料理。海老は4Lサイズのものが4尾も乗っているではないか。実に香ばしく焼かれてあるのだ。
カレー入り白ワインソースは、茹でジャガイモをくりぬいた容器に入っていた。
フランス料理的な面を持ったソースで、決してカレーの味がするわけではなく、エシャロットをたっぷり炒めて白ワインと野菜ベースを加え、スパイスでまとめたまろやかなソースだ。海老単独で食べても十分美味しいのだが、これを付けて食べると違った美味しさで味わえるという狙いだろう。

他社と大きく差が出ているのは、付け合せの部分。
おなじみの茄子のソテー(コンフィと記されているので油で揚げたもの)は、きれいに盛られているし、実際美味しい。
ニョッキはイマイチだったのが残念だったけど。

Fresh mango with sticky rice
Finale: Fresh mango with sticky rice and coconut sauce

デザートは、タイの屋台でおなじみの甘いココナツで炊いたもち米に、フレッシュマンゴーを乗せ、加糖したココナツミルクをかけたもの。胡麻は色取りなんだろうが、不要だろう。
クラビタウンのウィークエンドマーケットでも食べたが、やはりタイのマンゴーは美味しい。(ということは、不味いのはフィリピン産のペリカンマンゴーだけということになるかな?)

ということで、やや省略された短距離路線仕様の機内食だったが、しっかり期待に応えてくれた。
サービスも食事もドリンクも座席も抜かりないという姿勢が、割安なビジネスクラスを出さなくても顧客を確保できているという表れだと思う。私が金持ちでビジネスクラスを正規運賃で乗れるような立場であれば、間違ってもANAは選ばないだろう。

という結びになれば、最後にちょっと脱線するが、ANAに対する苦言も書いておきたい。

シンガポールから羽田のANA便で60周年記念のビデオが上映されていたのでしっかり見た。そこで、「世界の人々に夢と感動を届けたい」なんて大きく表示していたのだが、恥ずかしいと思わないのだろうか?
相変わらずの全日本空輸という会社は、内容を伴わない自己満足ばかりの役所体質の企業だ。

顧客よりも自分たちの運用負荷しか考えていない点は、大きく宣伝していたモニター画面で食事注文できる仕掛けが、結局お蔵入りになったことで証明できるだろう。人を増やして工程を少し見直せば対応できるはずなのに、コスト優先体質だからそういう発想は無い。世界を知らない「日本」の人々に夢と感動なら分かるが、「世界」を相手にするには身分不相応というものだ。

昨年11月に新生JALに搭乗(☞ こちら)して感じたのは、大きく変わったJALに抜かれるのは時間の問題ということだ。それどころか、相当数の優良顧客を奪われてしまう気がした。
根本的な体質改善は、一度組織を解体するしかないということがJALで証明されたので、ANAも一度解体した方が良いかもしれない。と思ったのは、深夜便特有のサービスで過去改善されたはずの問題点が元に戻っていて、不愉快な運用に遭遇したからだ。
思考回路のベースが同じだと、結局は改善は不可能ということだろう。ANAの株価がJAL再上場を境に大きく下がっていることを見ても、世間の評価が表れている気がする。

上級会員向けのマイレージ特典改悪に関しては、JALも同じように追従したことで(実は日本企業お得意の談合?)、少なくともこの件でJALに得意客を奪われることは無いだろうが、今度は海外の航空会社も競争相手になるはずだ。
上得意客ではないが、私も2014年4月以降に関しては、メリットが大きく削減されるANAを積極的に利用することはなくなると思う。もちろん横並びしてくるような独創性の無いJALに興味は無いが、割安で優秀な国外他社のビジネスクラスにお金を払って乗っても良いかな、と考えているぐらいだ。

さて、月曜の朝に帰国したばかりというのに、今晩からシンガポール経由インドネシアのバタム島に行って、来週火曜日の朝に帰国する予定。恒例の3連休を使った休暇取得無しの旅行だ。
年末のベトナムでの食べ歩きレポートは、来週帰国してから登録を始めたいと思う。


※メニュー:ランチカクテルスピリッツ珈琲紅茶等ソフトドリンク類

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ジャンル : グルメ

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プロフィール

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海外旅行に目覚めて25年。
現在 63ヵ国を訪問
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3月:台湾㉚、ベトナム
4月:マルタ②、イタリア
5月:ポーランド
6月:クロアチア②,スロベニア
6月:台湾
7月:イタリア⑰、スイス
8月:台湾
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9月:オーストラリア
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