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カナダ/ケベックシティ(Québec):Restaurant La Goeliche

訪問:[2012/9/19 19:00]
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★☆☆
カナダのフランス語圏であるケベック州、当然フランス料理の店はいくらでもあるだろうと考えていたわけだが、圧倒的少数派でイタリアン系ばかりというのは想定外だった。おまけに、予想以上に英語が通じない。観光客が立ち寄らないような場所だと全滅に近いし、英語がまったく通じなかった宿もある。
しかし、ここケベックシティ圏に関してはフレンチの店が比較的多い感じだ。英語も良く通じる。

外観

3軒紹介する中での最初の店は、ケベックシティ旧市街から東側に臨めるオルレアン島にあるオーベルジュ併設のフランス料理店。
島の南端に位置するので、ここからケベックシティ側を拝むことが出来る。

店内 窓側席からの眺め

オフシーズンなのか人気が無いのか客は少な目で、無事窓側の席をゲット。窓からは、対岸の街とセントローレンス川を航行する船を見ることが出来る。

コース料理(C$39.95~C$49.95/税サ≒30%別)も有ったが、前菜の選択肢が限られることからアラカルトでお願いすることにした。

パンとバター

注文を終えると、早速バターとパンが出てきた。
パンは3種類。オリーブ入りとかイタリアン寄りだが、まずまずの美味しさ。

アミューズ2人分 アミューズの本体

少し待って、アミューズ。
葉っぱを除けてみると、ブロック状にカットされたチーズ風味の、いかにも酒のつまみという料理だ。

Home-made foie gras half cooked
Home-made foie gras half cooked(C$22.94≒1900円+Tip)
toasted maple bread, dried figs marinated in Monna et filles' creme de cassis and served with strawberry jam from the island (in season) aromatized with old balsamic


家内もフォアグラ好きとあって、好物のフォアグラは家内に譲ったのだが、美味しくないと私に回ってきた。
実際、生のフォアグラそのまんまテリーヌ型に入れたといった感じのもので、塩漬けにもしていない。別添えのソースとベリージャムでいただけば、それほど問題ない感じだったが、フランス産と比べると確かに今一歩の質だ。

産地確認はしていないが、カナダでもフォアグラの生産はしているようなので、カナダ産なのかもしれない。

Declension of lobster
Declension of lobster(C$19.49≒1600円+Tip)
-lobster arancini(seasoned rice,lobster,procuitto fried) on pesto, Sicilian style
-today's lobster verrine
-lobster mousse, maison Bilodeau's ice cider jelly, lemon and vanilla sauce


私の選択はロブスター。
カナダ東部は、PEI(プリンスエドワード島)を代表にロブスターの大産地で、4年前に現地2か所で1尾ずつ食べたロブスター(☞ こちら)とは違ったアプローチの料理に興味があった。

で、結果は満足できる皿が出てきた。

イタリアンコロッケ コロッケの断面

イタリアンコロッケの中身は、50%以上がロブスターで海老の味が濃厚。
日本ならクリームコロッケにするだろうが、フレンチよりもイタリアンが圧倒しているケベックでは、イタリアンの手法で出すのが主流なんだろう。

ロブスターのタルタル ベビーロブスターのサラダ

タルタルは、それこそロブスターだらけ。この味付けが非常に良かった。4年前のようにロブスターそのものをガッツリいただくよりも、腕のあるシェフが加工した料理の方が美味しいものだ。

グラスに入っているのはベビーロブスターのサラダで、器に入れられたシャンパンソースがグラスの上に被せる用意乗っているので、これを掛けていただく。ベビーロブスターはカナダ東部やアメリカ北東部のスーパーで水煮したパック入りのものが安く売られているので良く食べたものだが、やはり成長したものと比べると格段に味は落ちる。

もう1品気になった前菜があったので注文。アメリカでおなじみのバイソンだ。
あの巨大動物の肉を食べれるとあれば、注文したくなるというものだ。
家内は、お付き合いでサーモンタルタル。

Tartar of bisons Salmon tartar with citrus
左:Tartar of bisons, strawberry and green onion mayonnaise(C$26.16≒2150円+Tip)
右:Salmon tartar with citrus, avocado, coriander and fried capers(C$16.96≒1400円+Tip)

先にサーモン側を書くが、昼に食べたものと同様に鮭の味薄いとのこと。
この時期の日本の秋サケもそうなので、ソテーには向いても生で食べるには不向きな種類なのかな。

Tartar of bisons

で、期待のバイソン。トッピングを除けてアップでご紹介。(光量不足なのはご勘弁を。それでも最近のコンデジは、人間の目で暗くて判別できなものをしっかり映し出してしまうのは驚きだ)

北海道に行くと熊とかトドの肉の缶詰を売っているが(今は売っていない?)、あれと同じで肉の味を完全に打ち消してしまうような味付け。それだけ癖が強いということだろうが、辛子マヨネーズみたいな強い味付けで和えてあるのだ。

でも、しばらく口の中でマヨネーズを取るように舐めていると、元の肉の味が出てきた。予想外に赤身肉は柔らかい。秋のフレンチの定番であるジビエ料理以上に肉の主張が強いが、それでも意外に美味しい。肉自体を直接濃い味で漬け込むようなことをしていない調理方法が良いのだろう。

価格を見ても分かる通り、かなり高価な食材のようで、滅多にお目にかかれないのかもしれないので、メニューに載っていたら試していただきたいと思う。ただし、羊肉は苦手だという家内のようなタイプの方はやめた方が良いと思う。

Fillet of salmon cooked in a bouillabaisse
Fillet of salmon cooked in a bouillabaisse (shrimp, scallop, mussel) (C$29.61≒2450円+Tip)
served with banana potatoe and Parmesan rouille crouton


メイン、今度は私がサーモンを選んだ。といっても、サーモンで選んだのではなくサーモンが入ったブイヤベースで選んだのだが、ちょっと予想と違った皿が出てきた。具材こそ違うが、まるでリヨンのクネル(☞ ル・ノール(Le Nord)、他)で、ブイヤベースではなかったのだ。

ブイヤベースとあればソースは魚介の出汁をイメージするが、甲殻類の出汁の効いたアメリケーヌソースたっぷり。ムール貝が入っていると記されていたのも選んだ理由だが、ムール貝が入っていない代わりに好物のアメリケーヌで出てきたのは嬉しい誤算だ。さすがオマール(ロブスター)の産地に近いだけある。

自称ブイヤベースを反対側から

しかしである。メインとなるべきサーモンの味が無い。味が無いだけならまだしも、微妙に生臭くもあってギブアップ。
結果的に、家内に引き受けてもらうことになってしまった。海老やホタテも生に近い状態だったが、こちらは問題なかっただけに、やはりこの時期のカナダのサーモンは不味いということに尽きるのだろう。

Fillet of pork marinated in maple beer
Fillet of pork marinated in maple beer(C$22.71≒1900円+Tip)
served with assorted beans and bio grains, cooked as a risotto seasoned with thyme and seasonal vegetables


家内が頼んだのは、メープルビールでマリネした豚肉というお題の料理。
ところが、リゾットに見えるものが豆を煮た感じのもので、家内はダメだと。日本の煮豆は好きだが、基本的に豆を煮たものが嫌いなんだそうだ。海外、特に東欧やインドには多そうなのに。ということで、私が拒否反応を起こしたサーモンと交換となった訳だ。

メープルビールの正体は分からなかったが、微妙に甘いソースだ。ビール漬の肉という事で柔らかさを期待したが、結構硬い。かといって、肉自体の主張は乏しい。
どうも、普通の食材の料理を頼むと、欲求不満に陥るのが当地の共通項という気がしてきた。

お勘定

※メニュー:前菜リゾット・メイン・デザートコース

【店舗詳細情報】
店名:Auberge Restaurant La Goeliche
電話:(418)828-2248
住所:22 Rue du Quai, Sainte-Pétronille, Québec G0A 4C0

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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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