FC2ブログ
« 次の記事     《 訪問国別レストラン一覧 》     前の記事 »

マカオ.Taipa:アントニオ(EST. DE COMIDAS ANTÓNIO)

訪問:[2010/4/10 12:20]
評価点:総合★★☆☆☆★★★☆☆サービス★☆☆☆☆雰囲気★★★☆☆CP★☆☆☆☆
ガイドブックだけでなくマカオ観光局のサイトにもオーナーの顔写真付きで掲載されているこの店を外しては、マカオ料理の水準を計ることは出来ないだろうと思い出かけてみた。

店の外観

この店はミシュラン香港・マカオ版で2つ星を得ているようで、店頭だけでなく店内の壁やメニューにまで自慢げにその証であるプレートやロゴが貼られていた。



どのガイドブックも要予約なんて書いてあったけど、土曜日の昼でも飛び込みで問題なし。最終的に4組9名しか来なかった。その理由は、店に入った段階で半分納得、注文から会計までの間で大いに納得した。
客層は中国人に見えたが、みなさん英語でやりとりしていたので地元客ではなさそうだ。ゆえに、完全に観光客向けの店であろう。

店内の雰囲気

値段の高さは覚悟していたが、ここまでサービススタッフの水準が低いとは予想していなかった。無口・粗雑な皿の出し方だけでなく、すべきサービスがまったく出来ていない。それでサービス料まで取るのだから呆れた。(実は、マカオでは食堂レベルの店でもマカオ料理を頼むとサービス料を取るようだ。完全に観光客をカモにしている証拠だ!)
もちろん、オーナーのアントニオ氏が出てくることは無く、現地人スタッフの対応だ。2名のうち1名は私の英語力よりも劣っている感じ。

ビックマックのセットが25MOP(≒310円)という物価の国で、コーラの価格が33MOPというこの店。コーラを置いてあることはともかくとして、ミシュラン星付店だから価格も超一流。だが、店は狭くてテーブルも小さめ。雰囲気は悪くないが、正統派ポルトガル料理店を名乗るにしては、ポルトガルで供された料理のボリュームにはまったく及ばないし、作法も違う。ポルトガルで食べた経験(☞ こちら)から2品でも多いかと思ったが、もう1皿行っても問題ない量だった。

まずは、パンとオリーブが出てきた。ポルトガル流なら、ここで酒のつまみになるような小鉢やチーズも出てきて、食べたものだけ課金するというアプローチになるのだが、何もなし。しかも、バターナイフがあるのにバターも付いていない。(1皿目の料理が終わった後に出てきたが、サービスの水準の低さが分かる良い事例)

パンとオリーブ


あさりの白ワイン煮(110MOP≒1350円)
大粒のアサリで揃えられている点は高級店らしいが、加熱後の処理が不完全。ほとんどがキレイに口が開いている状態だったが、事後処理を途中で投げ出したのか、完全に口が開いていない生の貝まで混じっていた。全体的に生の状態なので、私には加熱不足と感じた。


▲ポルトガル流に小さな鍋で出てきたが、量はポルトガルと違ってかなり少なめ

ソースは白ワインの酸味にレモンも加わっているようで、ポルトガルらしくコリアンダーの香りが強い。味のまとまりとしてイマイチに感じたのは、加熱不足でアサリのだしが表面に回っていないからだろうか。
相変わらずサービスは劣悪で、貝殻入れが出てこないだけでなく、スープが残っているのに皿を下げようとするではないか。あわてて制止してしまった。もちろんフィンガーボウルなどという発想は根本的に無い店だろう。

制止して飲むことが出来たスープは、出汁不足で旨くはなかった。こういった料理は、先日ブリュッセルで食べたムール貝の白ワイン蒸し(☞ ベルギー.Bruxelles:Chez Leon)のようにスープも楽しめるはずなのだが、どうもスープに拘りは無いようだ。ホントに星付レストラン??


▲写真撮影用に全体の半量程度を盛ってみた


鴨ライス(187MOP≒2300円)
この店の名物料理とガイドブックに載っていたので頼んでみた。価格はガイドブック記載よりも随分と高い。
日本的に見れば1.5人前の大盛りという量。鴨のほぐし身が中にたっぷり隠れている。


▲ガイドブック掲載写真と随分と違うなぁ・・

鴨飯といえば中華でお馴染みだが、味付けが醤油味でないところがポルトガルを原点とするマカオ料理か。
ただ、トッピングのソーセージは中華味、ベーコンが乗っているのも理解に苦しむ。鴨飯なら鴨を乗せてほしいものだ。
味覚的には極めて無難で美味しいが、やや脂が多めで胃にもたれる。日本でもせいぜい1680円、当地なら半額の90MOPで十分といった皿だ。この辺りは、日本人と香港人の味覚の違いなのかもしれない。


▲皿に盛ってくれるわけでもなく、私が盛ったのでこんな感じ


安くて旨い料理を好む私には、料理やデザートを追加する気も起きず、店を後にしたが、料理2品と水(有料)だけで約4千円強。期待が大きかっただけに、残念なランチになってしまった。
都内のミシュラン星付店を回っているような金持ちの方々のみにお勧めし、庶民旅行者はガイドブック掲載のマカオ料理店などで散財せず、安くて旨い(ハズの)飲茶など中華料理店で楽しむことをお勧めしたい。

なお、ホームページのメニューには価格表記が無いので、現地で撮影してきた価格表記のあるメニューの一部を載せておく。ガイドブックに書かれている料金との違いも分かるだろう。
メニューにもミシュランのロゴ! メイン料理(海鮮)のメニュー
▲クリックで大きな画像を見ることが出来ます


【店舗詳細情報】
店名:EST. DE COMIDAS ANTÓNIO
TEL:(853) 2899 9998
住所:Rua dos Negociantes No.3 Taipa
関連記事

テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

« 次の記事     《 訪問国別レストラン一覧 》     前の記事 »
プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 65ヵ国を訪問
48ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

プロフィール詳細
RSS RSS

今後の旅行計画
12月:ラオス
年越:台湾㉝:高雄台南屏東
1月:モルディブスリランカ
1月:マレーシア⑫,カンボジア
2月:ベトナム
3月:台湾㉞:澎湖
4月:フランス⑳、スペイン
5月:ポーランド④、台湾
6月:リトアニア②、ラトビア
7月:台湾㊱:(芒果冰)
8月:スイス⑨、イタリア
9月:ルーマニア②,ブルガリア
10月:スペイン⑰,ポルトガル
丸数字:累計訪問回数

国内の食べ歩きはこちら
カテゴリ
最新記事一覧
タイ/バンコク・Ratchaprarop駅: Go-Ang Kaomunkai Pratunam 2018/12/18
ベトナム/ハノイ・ノイバイ空港: Bamboo Cafe&Fastfood&空港野宿情報 2018/12/17
ギリシャ/アテネ: Ambrosia@Crowne Plaza Athens-City Centre 2018/12/16
キプロス/パフォス [Paphos]: ROXANE Restaurant@Alexander The Great Beach Hotel 2018/12/15
キプロス/Miliou: Amaroulla Restaurant@Ayii Anargyri Spa Resort 2018/12/13
キプロス/レメソス [Limassol]: MEZE Taverna 2018/12/12
ギリシャ/アテネ空港: Bistrot Attica Athens 2018/12/11
ギリシャ/アテネ: LIONDI Traditional Greek Restaurant 2018/12/10
ギリシャ/ロードス島 [Rohdos]: Amalfi Social Lounge Bar 2018/12/09
ギリシャ/ロードス島 [Rhodes]: ΜΑΓΕΙΡΕΙΟ ΜΕΖΕΔΟΠΩΛΕΙΟ(Tzatziki?) 2018/12/08
ギリシャ/ロードス島 [Rhodes]: Nikos Fish Restaurant 2018/12/07
ビジネスクラス機内食/キャセイパシフィック航空: 香港(HKG)⇒成田(NRT) 2018/12/06
ビジネスクラス機内食/キャセイパシフィック航空: デンパサール(DPS)⇒香港(HKG) 2018/12/05
インドネシア/バリ島・ジンバラン [Jimbaran]: Balique 2018/12/04
インドネシア/バリ島・ジンバラン [Jimbaran]: Rame Cafe 2018/12/03
インドネシア/バリ島・ヌサドゥア [Nusa Dua]: Raja Bali 2018/12/02
インドネシア/バリ島・ブノア [Benoa]: Balicious Restaurant & Bar 2018/12/01
インドネシア/バリ島: ENVY@Holiday Inn Resort Baruna Bali 2018/11/30
ビジネスクラス機内食/キャセイパシフィック航空: 香港(HKG)⇒デンパサール(DPS) 2018/11/29
ビジネスクラス機内食/キャセイパシフィック航空: ブリュッセル(BRU)⇒香港(HKG) 2018/11/28
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
旅行
32位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
海外旅行
17位
アクセスランキングを見る>>