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イタリア/アオスタ(Aosta):Osteria da Nando

訪問:[2012/5/5 19:30]  (☞ ミシュラングリーンガイドの紹介ページ
評価点:総合★★☆☆☆★☆☆☆☆サービス★★★☆☆雰囲気★★☆☆☆CP★☆☆☆☆
スイス側のマッジョーレ湖からイタリアに戻ってオルタ湖を経由してヴァッレ・ダオスタ自治州(Valle d'Aosta)の州都であるアオスタ(Città di Aosta)へ。

マッジョーレ湖からオルタ湖を経てアオスタへのルート by 旅レコ
旅レコで記録したマッジョーレ湖からオルタ湖を経てアオスタ へのルート(↑クリックで大きな地図)

宿を確保してからネットでミシュラングリーンガイドを検索して選んだ店。
といっても当地アオスタには、レストランガイド側での1つ星獲得店とこの店しか事実上存在しない。

外観 店内

星付店のコースは€80と予算オーバーだったのでこちらを選んだが、ミシュラン側も苦肉の策で載せたのではないかと思うほど低レベルで失敗した。お値段だけが周辺店と比べて高いのも癪に障るが、客の入りは良いので当地の味覚に私が付いて行けない面もあるかと思う。そう、かなり独特な皿が出てきたのだ。

オステリア表記だが酒場の雰囲気は無く、メニュー構成は間違いなくリストランテ仕様。
とはいえ、最初からテーブルに置かれていたグリッシーニは、なんと袋入りの市販品。やっぱり不味いな。
今までの店で出てきた市販品に見える形の整ったグリッシーニが、自家製に思えてしまう。(いや、出来たて感があったので、本当に自家製なのかも?)

セッティングとグリッシーニ パン

コースメニューもあったが、メニューはイタリア語とフランス語のみの表示で、英語は口頭説明のみだったので、単語ベースで見当のつくアラカルトからアンティパスト、プリモ、セコンドを1品ずつ選んで攻めてみた。
注文を終えるとパンが出てきたが、コペルト €3.00 でこれでは先が思いやられる・・

Mousse di lardo d'Arnad e motsetta
Mousse di lardo d'Arnad(DOP) e motsetta(€12.00)

まずは前菜。またまたラルドを選んでしまったが・・

本当にラードだったラルド

ホントにラードだ。塩漬け豚肉を加熱して油だけを抽出して固め直しただけという感じ。
今まで食べてきたラルドのイメージとは違ってがっかりだったが、これも試してみなければ分からないこと。仕方ない。
もちろん美味しいわけがなく、原価を考えるとこんな皿が1500円近いというのも納得できたものではない。
残すつもりだったが、ケチ精神が働いてしまって食べてしまった。家内は生ハムだけ食べて、ラルドは味見すらしなかった。

手前の星型のものは、恐らく煮こごりの類で薄味。
奥の生ハムは高そうな感じだったが、それほど印象にも残らない。
と、郷土料理を選んだ場合のリスクだと諦めることにした。

Sformato di asparagi su crema di parmigiano
Sformato di asparagi su crema di parmigiano(€12.00)

家内は無難にアスパラムースを選んでいた。
少し味見をしてみたが、パルミジャーノクリームソースっていうほどチーズの味はしないし、アスパラもかなりエグイというか野生っぽい感じで、山国らしいといえばそうだが美味しいものではない。
それに、価格設定に対して原価率の低さが気になる皿だった。

Tagliolini al ragu di verdure
Tagliolini al ragu di verdure(€10.00)

パスタは北イタリアらしい手打ちパスタを期待してタリオリーニを選んでみたが、ほとんど太麺ラーメン。(笑)
フィレンツェのイル・デスコで食べたキタッラ(chitarra)とはまったく違って、ラーメンと言われても許容してしまうような麺だ。とはいえ、拡大写真で確認できるようにキタッラと同じように角ばっている。やっぱり生地の違いだな。

写真ではチーズがタップリかかっているが、出てきた時はチーズ無。
後で塊を持ってきて、その場でおろしてくれた結果だ。

タリオリーニをアップ

野菜のラグーから連想する旨味とは違って、普通に野菜を炒めたようなソース。
不味いわけではないが、期待には程遠いパスタ(というか油そば?)でがっかりした。

Gnocchi alla valdostana gratinati
Gnocchi alla valdostana gratinati(€10.00)

家内はニョッキを選択。
こちらはオーソドックスながらも柔らかい仕上がりで、家内はここまでの3軒(サンマリノのTipico Bolognese、スイスのBrenscino Blu)では一番美味しいと。他の2軒が正確にはイタリアではないので、比較しても仕方ないとは思うが。

ソースはゴルゴンゾーラ風味で、メニュー表記を見るとアオスタ州の料理手法らしい。

Lumache di Morgex trifolate con polenta
Lumache di Morgex trifolate con polenta(€17.00)

エスカルゴを使ったご当地料理とのことで選んでみた。
ちなみに、Morgex はアオスタとフランス国境の間にある街。

出てきた皿には、大量のエスカルゴが乗っていた。
大量のエスカルゴと言えば、マルタ共和国の 47 Summer Nights で食べた殻つきのものを思い出すが(あれは本当に凄かった!)、塩味が付いていないので、塩を加えなければ食べられないようなお味。
しかも、鮮度の落ちた内臓の臭味が露骨に出ているので、それがご当地流なのかもしれないが口に合わない。

付け合せに目を向けると、ポレンタとメニューに表記されているが、3種類のパンをスモークしてあるとの説明だった。これもポレンタというのかな? 
確かにものすごくスモーキーな味わいで、Holiday Inn Express Parma で食べた牛肉にかけられていたであろう燻製液を使っているような感じだ。もちろん美味しいものではない。

Bagna Caoda
Bagna Caoda(€17.00)

家内の選択は、おなじみのバーニャカウダ。お隣のピエモンテ州の郷土料理だ。(☞ wiki

埼玉イタリアンレビューで何度かソースが少なすぎると書いたことがあるが(例えば こちら)、wiki に掲載されていた写真のように、ソースが余るほどたっぷり付いて、フォンデュ鍋に入れて調理用ロウソク(2個入っていた)の火で温めながら供される。
ソースが熱いという事は語源からしても間違いなく、やはり埼玉イタリアンがおかしいということを確認できた。

ただ、ソースたっぷりは良いが、お味はアンチョビ味ばかりといった単調なもの。
とてもグリーンガイドお墨付きを得られるような料理ではなかった。

以上、お値段の割には散々な料理群ばかりだったが、客はそれなりに入っているのだから、当地の味ということで私の趣味では無かっただけなのかもしれない。CPに関しては悪いのは確かだけど。
実際問題、泊まった3つ星ホテルの朝食の水準の低さには呆れたので、アオスタという街はレストラン水準が極めて低いということなんだと思う。こんな街のミシュランガイド1つ星店に行くのは、かなりリスキーだな。


※メニュー:前菜パスタ類メイン

【店舗詳細情報】
店名:OSTERIA DA NANDO
電話:0165 44455
住所:V. S. ANSELMO 99 - AOSTA

大きな地図で見る

 

■オルタ湖(Lago d'Orta)の風景■(☞ Google Map






 

■バルド|バール(Bard)の風景■(☞ Google Map


 

■アオスタ(Città di Aosta)の風景■(☞ 公式サイト



▲左:市街地中心部 右:丘から市街地を眺めてみた


▲左:アオスタ駅
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ジャンル : グルメ

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