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フランス/ペリグー[Périgueux]: Un Parfum de Gourmandise

訪問: 2019/4/5 12:15 ミシュラン1つ星店 (☞ MICHELIN Restaurants
評価総合★★☆☆☆★★★☆☆サービス★★☆☆☆雰囲気★★★☆☆CP★☆☆☆☆
昨晩のl'Essentielに続いて、ミシュラン1つ星店。贅沢だ~(笑)

この店、Web予約が出来たものの(要クレジットカードでの20€の保証)、滞在期間中で空いていたのは金曜日のランチだけだったことと、ミシュランサイトやGoogle Mapでも昨晩のl'Essentielより評価が高かったことから、多少は期待していた。

先に結論を書いてしまうが、雰囲気と接客はこちらの方が良かったが(マシというレベル)、私が一番重要視する味(食材の質や内容を含む)と価格は文句なくl'Essentielの勝ちだった。
特に皿数少なすぎによるCP悪すぎは致命的。

なんで、このレベルの店で一つ星が取れるのか不思議だと思ったのも事実。アンチ・ミシュラン派なら当然と言うだろうけど、ミシュランも落ちたものだ。
値段がこなれていればビブグルマンでも良いとは思うが、高すぎるのでそれも無理だ。




さて、ストリートビューで見ると10年前の映像だからか違う店。それも流行らない食堂という雰囲気で、どうかと思っていたが、壁に店名をペイントして店名標なども取り付けて、少しは真っ当な店に見えるようにしてあったけど、やっぱりどう見ても食堂という外観。

店頭メニューを見ると、ランチはコンプリートと書かれていたが、この先週末まで満席だったのはネット確認済。



ドアを開けると、昨日のl'Essentielよりも良い雰囲気ではないか。といっても簡素な造りだけど。

ジャケットを預かってもらい、ホールに案内されると広々としたテーブル配置。
昨日は狭いレジカウンターの部屋に、これ以上テーブルは置けないだろうという詰込み部屋だったので、同じ簡素な造りでも断然こちらの方が居心地が良い。



▲渡されたランチメニュー

ランチメニューは、2皿で26€、3皿で36€、5皿で55€の3通り。
全部おまかせであることはHPで確認済みだったので、ここは皿数を楽しめるランチ最高値、ディナーと共通のLes Gourmandise de Sébastien (les 5 plats)(55€)をお願いすることにした。

なお、説明はすべて口頭で英仏チャンポンだったことから、外している可能性が高いことはご容赦を。



▲渡されたアペリティフメニュー

アペリティフはと、メニューカードを渡されたが、飲めないからと言って炭酸水を注文。
ここで驚きだったのは、他のテーブルではアペリティフを頼むと料理が2皿(ミニコロッケみたいなものと、かき揚げみたいなもの)が出てきていたが、私には無し。

会計時に確認できたが、アペリティフを頼まないとアミューズは出さないそうだ。
フランス・スペイン・イタリア等の西欧圏での星付き店で、こんな対応をされたのは初めて。



Abatilles(3.50€)

炭酸水は、アキテーヌの水であるアバティーユ。
ここまでの店ではペットボトルで出てきていたが、さすが星付き店。ガラス瓶入りだ。




ようやく、全員共通のアミューズが出てきた。



薄く焼いた煎餅風のパン。



青菜入りハーブたっぷりのバターならぬクリームをたっぷり付けていただくようだ。
ハーブバターの方がいいなぁ・・



京都の八つ橋みたいなサイズ感のタルト生地(八つ橋と違って、サクサク)に乗せられているのは、フレッシュチーズ系クリームとイクラの組み合わせ。
イクラだけあって、普通に美味しい。




パンはアミューズを平らげた後に出てきたが、バターは付かず。しかも、あまり美味しくない。
先ほどの焼きパンにはクリームを付けているのに、こちらは何も無しって?
せめてオリーブオイルぐらい付けてくれれば良いのに・・




前菜は、ビートルートを蒸し焼きにしたものみたい。
周りのソースは、味噌を意識したような出来損ないの和風ソースと言った感じ。
器が和風なので、日本食を意識しているのかな?



断面は普通のビートルート。
あとで、こんな感じに作っているんだと、カット前の丸ごと版を持ってきてくれたが、黒パンの生地で包んで焼いてあるのかなぁ? ちっとも中身に味が浸透していないので、ほとんど無意味な調理法という印象しか無い。




前菜2皿目は、太めのグリーンアスパラ2本。
通常の可食部の上半分だけを盛ってあるが、カプチーノ仕立てのソースも濃厚グリーンアスパラ味。



穂先部分を見ると、焼いてあるようだ。ちょっと花びら散らしすぎでは?

普通の店でもグリーンアスパラは出てきていたが、シーズン初めだからかどこでも味が濃厚。
マルシェで見た限りは値段もそれほど高くないので、ここはまだ出回り数の少ないホワイトアスパラを出してほしかった。




と思っていたら、魚料理にホワイトアスパラが付いてきた。さすが!
魚の上に被せてあるというよりは置かれている硬いシート状のものは、何だったっけ?
魚と合わせて食べられる硬さではないので、手で取ってパリパリと食べてしまった。



それほど太くはないホワイトアスパラだからか(グリーンアスパラよりも太いのが出てくる印象があるので)、あの独特な苦みはほとんど感じず。

癖があってこそのホワイトアスパラだと思うので、ちょっと物足りない。どちらかというと缶詰(当地では瓶詰)ホワイトアスパラに近いような味わい。さすがにフレッシュ・ホワイトアスパラを使っているけど。



こちらのソースもホワイトアスパラのカプチーノ仕立て。
アスパラオンパレードは嬉しいし、味も普通に美味しいんだけど、ちょっと芸がなさすぎでは?

魚本体はヒラメのような白身魚。
半生程度の加熱で、日本人的には美味しくいただけたけど、一部生っぽい部分は身がほぐれず。

魚の下に敷かれているのは、イタリア料理でよく出てくるポレンタかな?



Assortiment de fromages(10€/別料金)

別料金のチーズはいかがと聞いてきたので、ソフトからハードまで地元のを盛ってあるというのでお願いしたのだが、あれれ? これで料理はおしまい??

通常の店での皿数の数え方だと、前菜2品+魚料理で3皿しか出ていないんだけど、デザートが2品出てくるので5皿表記なのかなと。



左側から右側にハードになっているとの説明と、一番左のチーズは山羊のチーズだとの説明。
1つ星店のチーズだから、シェーブルは美味しいのではないかと期待していたが、ごく普通で残念。



右の2つはハードタイプ。
こちらも、特段美味しいチーズという印象は無かった。



ただし、一番右のチーズは超ハードというか、ナイフを入れると砕けてしまうほどのもの。
こんな硬いチーズは、ちょっと食べた記憶が無いので、珍しいという意味では良かった。




デザート1皿目は、ルバーブを煮たものとアイスクリーム。
アヴァンデセール[Avant Dessert]といったポーション。



緑のジェラート、何の味だったか忘れてしまった・・



ルバーブを煮たものは、酸味をほとんど抜いてしまったようなお味。
甘さも控えめなので、下に敷かれていたピーナッツソース(アメリカ的だなぁ・・)の方が主張。




期待のメインのデザートだが、何とも単純。ビストロで出てきそうなものでガッカリ。



洋梨を煮たものと一口大のカステラを皿に置き、クリームブリュレ風にカスタードクリーム上からかけてバーナーで炙っただけ。

お味は、そこらのビストロとは違うものの、まあ埼玉フレンチでも普通に出てくるような水準。
ここ、本当に1つ星なの??

一番高いコースを頼んだのに、量的にも少なくて腹8分目どころか5分目にしかなっていない。大食いだった5年前だったら、もう1軒はしご出来てしまう量だ。


さて、コーヒーは飲めないので要らないと言ったのだが、いつまでたっても小菓子が出てこない。
周りのテーブルには出ているので、小菓子はと聞いたら、コーヒーを頼んだ人だけだと。唖然!!!

いま、お隣の地域圏であるオクシタニー[Occitanie]のカストル[Castres]という街に滞在中だが、こちらでは普通のミシュラン推奨店でもドリンク注文無しで小菓子を出してくれているし、星付き店で珈琲を頼まずに小菓子が出てこなかったケースは記憶にない。



仕方ないのでお会計をお願いしたが、水代と別料金のチーズ代を加えて 68.50€也。
日本円で約8700円と、過去ランチで使った金額としては日本も含めてトップ3に入る金額だ。

どう考えても普通の星付店なら3皿コースの内容だったので(であれば、総額49.50€となったはず)、CP点は星1つしか差し上げられないし、酒やコーヒーを頼まないとアミューズも小菓子も出さないという運営姿勢も評価できたものではない。(接客は良かったのでサービス点の★は2つ)

ということで、ミシュラン星付き店では初めての標準未満採点である総合で★2つと評価させていただいた。まあ、ちょっと毛色の違う料理(ビートルートのこと)を出すと、暇な金持ちが飛びつくという構図なんだろう。
和風アレンジのソースは出来損ないの失敗作だし、それ以外のソースはどこでも出てくるようなもので一流感がまったくない。なぜか星をミシュランから貰って、高飛車に出ているとしか思えない店だった。

シェフの腕前は、埼玉フレンチの優秀店(☞ アーカイブ版の私のブログ)と同等レベルだから、この内容で3皿コース扱い(36€)であれば、ビブグルマン相当の店という事だ。それなら総合★4つは付けていた。


【店舗詳細情報】
店名:Un Parfum de Gourmandise
電話:05 53 53 46 33
営業:12:15~13:00、19:30~20:45
定休:月曜日・火曜日・日曜日の夜
住所:67 Cours Saint-Georges, 24000 Périgueux
GPS:45.177606, 0.730003 (☞ Bing Map


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Author:R923E
海外旅行に目覚めて30年。
現在 67ヵ国を訪問
49ヵ国 をレンタカーで走り、
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価格は常に税サ込で表記。

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6月:リトアニア②、ラトビア
7月:台湾㊱:(芒果かき氷)
8月:スイス⑨、イタリア
8月:台湾㊲,インドネシア⑧,他
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11月:マレーシア
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