« 次の記事     《 訪問国別レストラン一覧 》     前の記事 »

クロアチア個人旅行 国境越えレンタカー情報

滞在:2011/5/2~7
クロアチアでレンタカーを借りて隣接国に行こうという考えは、個人旅行慣れしている方なら当然の発想だろう。
公共交通機関やツアーでの越境情報はガイドブックや旅行ブログにいくらでも転がっているが、レンタカーでの越境情報となるとガイドブックは皆無に等しく、旅行ブログでも数えるほどしか見つからなかった。
ということで、クロアチアをベースにスロベニアボスニア・ヘルツェゴビナモンテネグロに渡ろうと計画中の方に、実際に体験した情報をベースに記しておこうと思う。
食べ歩きブログなので、既に登録してあるレストラン情報のインデックスも付けておく。

ザグレブからスロベニアのマリボル(Maribor)(往復実績290Km)
 ↓ 旅レコ(GPSLOG)で記録したドライブルート ↓
マリボル越境ドライブルート by アイ・オー・データ機器「旅レコ」(GPSLOG)ザグレブでの乗り継ぎが丸一日あったので、空港でレンタカーを借りてスロベニアに越境。ハーツを利用したが、地図はクロアチア全土を網羅した大判1枚ものをタダで貰えたものの、細かな部分はまったく分からない。
いつも切り抜いて持って行く AAA Europe Atlas と併用して使うことにしたが、レンタカーを利用する場合は事前に何らかの地図は持って行った方が良いだろう。(Google Map のコピーも役に立つ)

現地の言葉を理解できない場合は、高額オプションのナビに頼るのは危険だ。操作方法が分からない事が多いことは韓国で借りた時に付いていたナビで明らかだ。

私は車両保険と盗難保険以外のオプション料金のかかるものは原則拒否するクチなので、昔ながらの紙の地図だけだ。ガイドブックが煽っている全部加入など言語道断。
搭乗者保険や携行品損害保険など、二重加入となる無駄な保険が多いのだ。
北米に多いガソリン満タンオプションなど、時間に追われる場合を除けば無駄なオプションの極致だ。

無責任な(というよりはレンタカー会社から広告料を得て誘導している)ガイドブックや、それをコピペしているだけの海外レンタカー初心者ブログの言いなりになってはいけない。日本と違って海外は完全自己責任の世界だ。
自分でしっかり考えよう!

空港から高速道路への道は口頭説明だったが、帰りは大抵空港マークがあるので迷わないとしても、空港を出て高速に乗るルートは意外と分かりづらい。周辺道路は大規模な工事を行っていたので、今後は分かりやすくなりそうだが、借りる際にはしっかりと聞いておくことをお勧めする。

当初はスロベニアの首都であるリュブリャナ(Ljubljana)に向かうつもりだったが、スロベニアの高速道路料金の支払方式が、事前にステッカー(Vignette)を購入するタイプだったことから、スロベニア側の高速道路を使わずに行けるはずだったマリボルに向かうことにした。首都の Ljubljana に向かうとなると、高速道路無しでは難しかったからだ。

このステッカー方式の料金徴収方法は2008年7月から導入されたとのこと。
10年以上前にスイスで体験しているが、スイスでは年度単位でいくらという方式だったので、たった1日のために1年分の料金を払うのはつまらないと敬遠してしまったわけだ。後で調べると、スロベニアや、夏休みに出かけるオーストリアでは短期料金も存在していた。

ちなみに、スロベニアの料金は、1週間 €15、1ヶ月 €30。買わずに乗って見つかると、罰金は €300以上らしい。(実体験された方のブログによる)

日本と比べればリーズナブルなので、ケチな私のように一般道で行こうなどと考えずに、国境を越えたら最初のガソリンスタンドで迷わず購入しよう。(運良くレンタカーに有効期間内のステッカーが貼られていたら購入不要)

最新情報や料金、高速で国境を越える場合の取得方法といった詳細は、以下の公式サイトに詳しく記されている。
Slovenia - Official Travel GuideTRAVEL-Getting around-By car


クロアチアの高速道路通行券クロアチア側の高速道路は、日本と同じゲート方式。入り口で通行券を自動発券機で受け取り、出口で精算するタイプだ。

もちろん出口ではクレジットカードが使えるので、ユーロ圏であるスロベニア往復だけなら無理に空港でクロアチアの通貨であるクーナに替える必要は無いが、英仏独豪といった先進国の空港のように極端に悪い交換レートということもなかった。

出口でクレジットカードを使う場合(当然ながらJCBは使えない)、Express Lane を利用できる。先進国での Express Lane は、日本のETCのような無線方式が主流だが、クロアチアではクレジットカード払いの無人ゲートを指すようだ。

クロアチアの高速道路 Express Lane説明書①

上の写真にあるようなパネルがゲートに設置されていて、まずは入口でもらった通行券を入れ、次にクレジットカードを挿入(差込口が異なるので注意)、そしてその横のボタンを押してレシートを受け取るという仕組み。

下の写真が案内書に記されていた絵と英語部分の説明。

クロアチアの高速道路 Express Lane説明書②

非常に分かりやすいので、英語が読めれば(読めなくても絵があるので問題なし)外国人でも問題なく使えるのだが、なぜか有人ゲート側には行列が出来ているのに、Express Lane 側には1台も車が入ってこない。クロアチアとかスロベニアの国民は、クレジットカードを持っていないのだろうか?
おかげで、待ちも無く快適に通過することが出来た。
ザグレブ空港からマリボルに向かう高速A2(E59)号線で国境の町 Macelj まで約70Kmで42Kn(≒700円)と、意外と高い。

クロアチアの高速道路上にあるサービスエリア クロアチアからスロベニアへの国境ゲート
▲左:クロアチア高速のサービスエリア  右:スロベニアへの国境ゲート(渋滞中)

高速道路上には日本と同じ様にサービスエリア(名称失念)があり、途中で立ち寄ったサービスエリアは、欧州ではよく見かけるモーテル併設タイプのものだった。しかも日本の観光ツアーバスと遭遇し、SAが日本人だらけになっていた(苦笑)

クロアチアとスロベニアの国境は、高速道路の料金所の少し先。意外と国境越えの車が多いようで、写真のように渋滞していた。通過に約15分ほどかかったが、後で記すモンテネグロと比べたらかわいいものだ。
手続きはパスポートと車検証(レンタル時に渡される)を車に乗ったまま渡すだけ。入国及び出国のスタンプも押してくれる。簡単な質問(どこに行くのか、何日滞在するのか)は英語が通じるので大丈夫だろう。

国境を越えてしばらくは一般道だったが、途中から出来たてほやほやという感じの高速道路になってしまった。

日本のように一般道路に迂回する道路番号が記された案内標識は無かったので、ひとまず高速道路に入って最初の出口で出たわけだが、一般道を徘徊するものの、マリボルに向かう道を発見できず、結局恐る恐る次の区間まで高速道路を利用。

帰りは、当初予定していた道路番号標識に基づいて一般道をそのまま進めたので問題無かったが、地図に示されている通り大きく迂回しているうえに、高速道路と合流する部分までもが大きく迂回する形になっていたので、日本と同じ感覚で一般道で行こうと考えるのは難しいかもしれない。(スイスでは一般道と並行している区間が多く問題ない印象だったので、甘く考えすぎた)


マリボル(Maribor)の風景
マリボル中心の広場 中心部を流れる川にかかる橋
▲左:マリボル市街地中心にある広場  右:広場から川を渡る道路橋の橋脚には噴水が設置されていた

川沿いの風景 塔が傾いている対岸の教会
▲左:川沿いの風景(川沿いにパーキングメーター方式の駐車場がたくさんある)
▲右:左の写真の奥に見える教会(?)の塔の上の部分が傾いていた。(他の建物もかなり微妙で面白い)


Gostišče Merano(マリボル郊外のポホリエ Pohorje)
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★★☆


■国道2号線からボスニア・ヘルツェゴビナのモスタル(Mostar)(往復実績170Km)
モスタル越境ドライブルート by アイ・オー・データ機器「旅レコ」(GPSLOG)ドゥブロヴニクからアドリア海沿いに北上すると、約10Kmだけ国土を分断する形で、ネウム(Neum)という街を中心としたボスニア・ヘルツェゴビナ領を通ることになる。
もちろん国境ゲートとパスポートチェックはあるが(スタンプは押してくれない)、こちらは分断されている部分を通過するだけなので、ノーチェックに等しい。

ネウムという町の名前とレンタカーで検索すると多くの旅行記を見ることが出来るが、ここで取り上げるのはさらに北上してクロアチア領に戻ってから世界遺産のあるモスタルに分岐するルートの話だ。

クロアチアの国道8号線を走っていると、世界遺産であるモスタルと書かれた標識が現れる。
国道9号線を東に向かえば、そのまま国境を越えてモスタルに行く事が出来るが、レンタカーで国境を越えたという情報がほとんど見つからなかったことと、15年前のボスニア紛争のイメージから危険な印象があったので、問題がありそうだったら引き返すつもりだった。

実際のところ、何も問題無し。
アドリア海沿いの分断された国境通過ほどあっけない越境ではなかったが、パスポートにスタンプを押すだけですんなり通してくれた。一部通行税を取られたとの情報や、入国書類を書かなければならないといった情報も見受けられたが、私の場合は何も無く、車で越境する場合の普通のやりとりだけで済んだ。ドゥブロヴニクの空港でレンタカーを借りる際に聞くと、モスタルは問題無いけど、この後に記すモンテネグロコトル(Kotor)に行く場合は、保険の手続きが必要との話だった。

同じ道を往復するのが嫌いなので、帰りは山越えの道を選択した。(地図上の赤い線)
最初に書いた海沿いを分断しているネウムに、クロアチア領を通らずに直接抜ける道だ。

最初に通った分断区間から出国することになるので出国スタンプはもらえなかったが、この山越えルートは変化があって楽しい。(道中あちこちに廃墟があったが、地雷が怖いので探索するのはやめておいた)

ガソリン価格はクロアチアより2割ほど安く(日本とほぼ同じ)、クレジットカード払いが可能。割と近代的なスタンドが多かった。ネウムを通過する際には、ガソリンを入れることも忘れずに。(ネウムではモスタルより5%ほど高かった)

モスタルの町ではユーロの通用度が高いので、無理に両替しなくても大丈夫だろう。スーパーではユーロで払って現地通貨でお釣りをもらえるし、ユーロとの交換率は固定なのでぼられる心配も少ないだろう。
なお、ボスニア・ヘルツェゴビナではライトの常時点灯が義務付けられているので注意。レンタカーを借りる時に教えてくれた。


ボスニア・ヘルツェゴビナの風景
 (世界遺産モスタルの写真は、ガイドブックや他の方の旅行記にたくさんあるので省略)

モスタルに向かう国道17号線 ネウムへの峠越えの山道開始地点
▲左:モスタル経由サラエボに向かう国道17号線  右:ネウムへの峠越えの山道は途中の15Kmが細くなる

紛争跡が生々しいStolacの街 ネウムに向かう道は壁の標識を見落とすな
▲左:紛争跡が生々しいStolacの街  右:Stolacからネウムへの分岐点は分かりづらい(壁の標識に注意)

峠道にいくつかある城塞跡 峠道をまたぐ石壁跡
▲Stolacからネウムへの峠道にあった城塞跡(地雷が怖くて探索できなかった)


Restaurant Sadrvan(モスタル Mostar)
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★★★



■ドゥブロヴニク空港からモンテネグロのコトル(Kotor)(往復実績140Km)
コトル越境ドライブルート by アイ・オー・データ機器「旅レコ」(GPSLOG)

空港から最も近い隣国であるモンテネグロ
世界遺産のコトル(Kotor)については、モスタルと同様にクロアチアのガイドブックにも掲載されているが、非常に少ない路線バスか日帰りツアー利用が前提で、使える情報が無い。
ここは当然のごとくレンタカーの出番だと思うわけだが、意外にも一番厄介な国だった。クロアチアと違ってユーロ通貨圏なのにだ。

まず、保険が別料金でハーツでは1日税別7ユーロ加算。たった1日しか行かないのに契約期間全日数分を加算されてはたまらないと渋っていたら、1日分だけで良いと。ここは交渉だが、面倒だったら通り道に空港があるので借り換えするという手もある。レンタル料金は5日までは日数比例なので、借り換えても同じコスト的となる場合に限るが。

さらに、国境で予想外の課金が待っていた。
環境税らしいのだが、€10 のステッカーを買わされた。スロベニアの高速道路料金支払いステッカーと同じタイプだが、こちらは外国から入国する車に対して無条件徴収するようだ。ユーロ現金を持っていなかったらどうするんだろう? (もっとも、ステッカーはゲート付近を徘徊している係員が徴収していたので、時間帯によっては免れる可能性がありそう・・)

その国境審査も、前述の2ヵ国と比べてかなり厳しく、たった7~8台の行列通過に40分以上もかかってしまった。イザ、日本のパスポートである私の番が来ると、車検証とパスポートにお決まりの質問事項だけで1分程度で通過できたが、トランクの荷物まで念入りに調べられている車が約半数。往復とも同じ感じだったので、国境越えのために片道1時間のロスタイムを見込む必要がある。最終日の飛行機に合わせるなら、2時間程度は見ておいた方が安全だろう。


モンテネグロの風景

PERASTの街を見下ろす
▲Perast(☞ PERAST MONTENEGRO)の街を国道から見下ろす(右側に教会のある島が2つあるのが印象的 ☞ 地図

Perastの沖合に浮かぶ教会(?)の島
▲左:Perastの沖合に浮かぶ Sveti Dordje (St.George Island ☞ 地図)
▲右:Herceg Nobi 旧市街を囲む城壁(☞ 地図


▲左:夜のコトル旧市街(山道もライトアップされている)  右:すぐ横で夜間営業している大型モール


バスティオン(Bastion)(コトル Kotor)
評価点:総合★★☆☆☆★★☆☆☆サービス★★★☆☆雰囲気★★★☆☆CP★☆☆☆☆


クロアチアのレストラン


ヴィラ・コルナ (Vila Koruna)(マリストン MaliSton)
評価点:総合★★★★☆★★★☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★★★


Elafiti a la carte Restaurant(ドゥブロヴニク Dubrovnik)
評価点:総合★★★★☆★★★★☆サービス★★★☆☆雰囲気★★★★☆CP★★★★☆


Restaurant Marina(トゥセピ Tučepi)
評価点:総合★★★☆☆★★☆☆☆サービス★★★★☆雰囲気★★★★☆CP★★★☆☆


Pizzeria KristiaN(トロギール Trogir)
評価点:総合★★☆☆☆★★☆☆☆サービス★★★☆☆雰囲気★★☆☆☆CP★★☆☆☆


Taverna ARSENAL(ドゥブロヴニク Dubrovnik)
評価点:総合★☆☆☆☆☆☆☆☆☆サービス★☆☆☆☆雰囲気★★★☆☆CP☆☆☆☆☆
関連記事

テーマ : 海外レンタカー
ジャンル : 旅行

« 次の記事     《 訪問国別レストラン一覧 》     前の記事 »
プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 61ヵ国を訪問
42ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

プロフィール詳細
RSS RSS

今後の旅行計画
9月:リトアニアポーランド
9月:セブ/フィリピン
10月:北東部/ポルトガル⑧、他
11月:北西部/フランス
11月:フーコック/ベトナム
12月:Stuttgart/ドイツ
年越:ペナン,他/マレーシア
1月:レイキャビク/アイスランド
2月:メキシコ
3月:セビリア周辺/スペイン
丸数字:累計訪問回数

国内の食べ歩きはこちら
カテゴリ
最新記事一覧
台湾/台北・國父紀念館駅:ICE MONSTER(アイスモンスター)⑥ 2017/08/19
台湾/桃園夜市: 草山食堂(鴨香飯・瓜子肉飯) 2017/08/19
台湾/桃園夜市: 天下奇冰 2017/08/18
台湾/桃園: 小夜城冰果冷飲 2017/08/18
イギリス/聖ミカエルの山 [St Michael's Mount]: Island Cafe 2017/08/16
イギリス/ブリストル [Bristol]: Don Giovanni's 2017/08/14
イギリス/ペンブローク [Pembroke]: The Cake Shop 2017/08/12
イギリス/カーディフ [Cardiff]: Junction Restaurant@ホリデーイン 2017/08/10
イギリス/ラドロー [Ludlow]: Castle Tea Room@ラドロー城 [Ludlow Castle] 2017/08/09
イギリス/ストラットフォード [Stratford-upon-Avon]: エルグレコ [El Greco] 2017/08/07
イギリス/ワデスドン・マナー [Waddesdon Manor]: The Manor Restaurant 2017/08/04
ビジネスクラス機内食/英国航空[British Airways]:成田(NRT)⇒ロンドン(LHR) 2017/08/02
オーストリア/ザルツブルク [Salzburg]: IMLAUER Sky Bar & Restaurant 2017/08/01
オーストリア/ザルツブルク[Salzburg]: カフェ・モーツアルト[Cafe Mozart] ② 2017/07/31
ドイツ/ヘレンキームゼー城 [Neues Schloss Herrenchiemsee]: Schloss Cafe 2017/07/30
オーストリア/アヘンゼー [Achensee]: Zillertaler Hof 2017/07/29
イタリアの古城ホテル:ブランド城 [Castel Brando] 2017/07/28
イタリア/オルティゼイ [Ortisei|St. Ulrich in Gröden]: Naturhotel La Cort 2017/07/27
イタリア/オルティゼイ [Ortisei|St. Ulrich in Gröden]: Cafe Demetz 2017/07/26
イタリア/セッラ峠 [Passo Sella]: Ristorante Al Sella 2017/07/25
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
旅行
47位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
海外旅行
18位
アクセスランキングを見る>>