フランス/リヨン(Lyon): La Mère Jean
訪問:[2011/5/27 19:10]
評価点:総合★★★★☆、味★★★★☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★☆☆☆、CP★★★★☆
こちらもリヨン在住経験のある食べログ仲間のブログから選んだブッション(Bouchon/リヨンの郷土料理を出す食堂)だ。

18:30に出向いて店に入ると、19:15開店とのこと。英語がまったく通じず、こちらもフランス語がまったく分からないので、最終的には紙に時刻を書いてくれたので分かったしだい。
この店のある通りは全部レストランで埋め尽くされている。見るからに観光客向けという感じの店がほとんどだが、小さく渋い作りのこの店は異色な存在。10分前になると店の前に人が集まってきたので、あわててその列に並んだが、予約客は店内、予約外の客は店外に案内している感じだった。店外に座ったので周囲の客の入り具合が良く分かったが、ニースで見た光景(☞ こちら)ほどではないにせよ、入る店と入らない店がハッキリ分かれるところが面白い。
古い年度のミシュランのシールを貼っていた店が1軒あったが、客入りが悪かったのが不思議。このシールを貼っている店2軒で良い思いをしているからだが、前年や当年のシールであるかで判断しないといけないようだ。

さて、頼んだのはブログ記事にあった Menu a 19.00 €。
選択できる料理内容はまったく変わっておらず、この店は一年中同じ料理で営業しているようだ。(ということは、やはり観光客向けなのかな?)
ブログ記事の内容に魅力を感じたわけだから、印刷したそのページを示して選択できる料理も同じものでお願いした(はずなんだけど、チーズだけ違ったものが出てきてしまった)

前菜(3択):L'assortiment du bouchon
pied de veau, museau de boeuf, lentilles and cervelas
The assortment of bouchon (salad of veal foot, beef snout, lentiles and cervelas)
リヨンに来た以上は、ブッションの盛り合わせを選ばないわけには行かないだろう。
隣りの客もこれを頼んでいたので、名物料理なのかもしれない。
日本語に訳すと、仔牛の足、牛の顔肉、レンズ豆、ソーセージ。足とか顔肉とかは沖縄でも食べるが、沖縄の場合は豚。牛の足と顔というのは、意識して食べたのは初めてかもしれない。
お味の方は、仔牛の足肉というのがマヨネーズ和えのハムサラダみたいでパッとしなかったし、顔肉は沖縄のミミガーを肉厚にした感じで、特段変わった感じはしなかった。まぁ、足と顔を食べたという土産話にはなるだろうが。

メイン(2択):L'andouillette sauce moutarde
The andouillette with mustard sauce
メインも内臓もの2品の中から選択となる。ここは、リヨン名物のアンドゥイエットを食べたい。この料理、日本を発つ前に出かけた鳩ヶ谷のふなつ亭にあった料理。
熱々の鍋に入った状態で出てきたので、皿に盛ってみたのがこちらの写真。

マスタードソースの色が日本と違うし、味もかなりきつめ。
その理由は、このソーセージをカットしてみると分かる。チト臭いのだ。

なんでも、豚の小腸の中身は、豚の内臓物が中心だそうで、大腸も使うとか。この大腸の含有率で臭さが違うのだろう。ただ、クサヤなどと比べたらかわいいものだ。
美味しいかと言うと、フレンチを食べに来た感覚で言えば否になってしまうが、これはこれで味わいのあるもの。マスタードソースをほどほどに、内臓肉だけでワインと合わせると美味しいのかも。(飲まない人間なので保証できない)

チーズ(2択):fromage blanc
fromage sec (dry cheese) を頼んだつもりだったが、fromage blanc が出てきてしまった。
つまりカッテージチーズだが、日本のスーパーで売っている1パック分の量をこちらの人は一人で食べてしまうのか?
dry cheese だったら食べることは出来たと思うが、さすがに半分でギブアップ。

デザート(?択):Tarte aux pralines
デザートは口頭説明とのこと。フランス語が分からないと、こちらも困るが店側も困るだろう。どうするんだろう?
私は、ブログ記事を見せてリヨン名物というプラリーヌ入りのタルトをお願いしたわけだが、確かに街のパン屋やケーキ屋でたくさん見ることが出来る。真っ赤な薄いタルトなので目立つのだ。ほかにも真っ赤な菓子パンもあるようなので、赤い街みたいだ。

結構甘いと覚悟してたべたせいか、なんとか完食できた。
こういう味のケーキだと認識していたわけだが、翌日家内にリクエストされていたお菓子を買いに指定されていた店に出かけた際に少し試食されてくれたものと比較すると、まったく違うものだった。
ちゃんとした店で食べれば、本当に美味しいケーキだったのだ。こういったケーキを街の食堂とケーキ屋で比較すること自体が無謀なんだろう。
ところで、ブッションではランチとディナーの価格差がほとんど無いので、ランチは割高、ディナーは割安に感じてしまう。
埼玉版のブログのようにランチとディナーのCP面での違い考慮をするわけにはいかないので、今回食べたブッション3軒は夜の基準で採点している。したがって、価格的に安いことから採点は甘めになっている。
明日の昼と夜は、違う情報源から選んだ店に行く予定だ。
土曜日ということで混雑が予想されるが、果たして目的の店に入れるかどうか・・
※メニュー:英語版メニュー、Menu、アラカルト
【店舗詳細情報】
店名:La Mère Jean
電話:04 78 37 81 27
住所:5 Rue des Marroniers, 69002 Lyon
大きな地図で見る
評価点:総合★★★★☆、味★★★★☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★☆☆☆、CP★★★★☆
こちらもリヨン在住経験のある食べログ仲間のブログから選んだブッション(Bouchon/リヨンの郷土料理を出す食堂)だ。


18:30に出向いて店に入ると、19:15開店とのこと。英語がまったく通じず、こちらもフランス語がまったく分からないので、最終的には紙に時刻を書いてくれたので分かったしだい。
この店のある通りは全部レストランで埋め尽くされている。見るからに観光客向けという感じの店がほとんどだが、小さく渋い作りのこの店は異色な存在。10分前になると店の前に人が集まってきたので、あわててその列に並んだが、予約客は店内、予約外の客は店外に案内している感じだった。店外に座ったので周囲の客の入り具合が良く分かったが、ニースで見た光景(☞ こちら)ほどではないにせよ、入る店と入らない店がハッキリ分かれるところが面白い。
古い年度のミシュランのシールを貼っていた店が1軒あったが、客入りが悪かったのが不思議。このシールを貼っている店2軒で良い思いをしているからだが、前年や当年のシールであるかで判断しないといけないようだ。


さて、頼んだのはブログ記事にあった Menu a 19.00 €。
選択できる料理内容はまったく変わっておらず、この店は一年中同じ料理で営業しているようだ。(ということは、やはり観光客向けなのかな?)
ブログ記事の内容に魅力を感じたわけだから、印刷したそのページを示して選択できる料理も同じものでお願いした(はずなんだけど、チーズだけ違ったものが出てきてしまった)

前菜(3択):L'assortiment du bouchon
pied de veau, museau de boeuf, lentilles and cervelas
The assortment of bouchon (salad of veal foot, beef snout, lentiles and cervelas)
リヨンに来た以上は、ブッションの盛り合わせを選ばないわけには行かないだろう。
隣りの客もこれを頼んでいたので、名物料理なのかもしれない。
日本語に訳すと、仔牛の足、牛の顔肉、レンズ豆、ソーセージ。足とか顔肉とかは沖縄でも食べるが、沖縄の場合は豚。牛の足と顔というのは、意識して食べたのは初めてかもしれない。
お味の方は、仔牛の足肉というのがマヨネーズ和えのハムサラダみたいでパッとしなかったし、顔肉は沖縄のミミガーを肉厚にした感じで、特段変わった感じはしなかった。まぁ、足と顔を食べたという土産話にはなるだろうが。

メイン(2択):L'andouillette sauce moutarde
The andouillette with mustard sauce
メインも内臓もの2品の中から選択となる。ここは、リヨン名物のアンドゥイエットを食べたい。この料理、日本を発つ前に出かけた鳩ヶ谷のふなつ亭にあった料理。
熱々の鍋に入った状態で出てきたので、皿に盛ってみたのがこちらの写真。

マスタードソースの色が日本と違うし、味もかなりきつめ。
その理由は、このソーセージをカットしてみると分かる。チト臭いのだ。


なんでも、豚の小腸の中身は、豚の内臓物が中心だそうで、大腸も使うとか。この大腸の含有率で臭さが違うのだろう。ただ、クサヤなどと比べたらかわいいものだ。
美味しいかと言うと、フレンチを食べに来た感覚で言えば否になってしまうが、これはこれで味わいのあるもの。マスタードソースをほどほどに、内臓肉だけでワインと合わせると美味しいのかも。(飲まない人間なので保証できない)

チーズ(2択):fromage blanc
fromage sec (dry cheese) を頼んだつもりだったが、fromage blanc が出てきてしまった。
つまりカッテージチーズだが、日本のスーパーで売っている1パック分の量をこちらの人は一人で食べてしまうのか?
dry cheese だったら食べることは出来たと思うが、さすがに半分でギブアップ。

デザート(?択):Tarte aux pralines
デザートは口頭説明とのこと。フランス語が分からないと、こちらも困るが店側も困るだろう。どうするんだろう?
私は、ブログ記事を見せてリヨン名物というプラリーヌ入りのタルトをお願いしたわけだが、確かに街のパン屋やケーキ屋でたくさん見ることが出来る。真っ赤な薄いタルトなので目立つのだ。ほかにも真っ赤な菓子パンもあるようなので、赤い街みたいだ。

結構甘いと覚悟してたべたせいか、なんとか完食できた。
こういう味のケーキだと認識していたわけだが、翌日家内にリクエストされていたお菓子を買いに指定されていた店に出かけた際に少し試食されてくれたものと比較すると、まったく違うものだった。
ちゃんとした店で食べれば、本当に美味しいケーキだったのだ。こういったケーキを街の食堂とケーキ屋で比較すること自体が無謀なんだろう。
ところで、ブッションではランチとディナーの価格差がほとんど無いので、ランチは割高、ディナーは割安に感じてしまう。
埼玉版のブログのようにランチとディナーのCP面での違い考慮をするわけにはいかないので、今回食べたブッション3軒は夜の基準で採点している。したがって、価格的に安いことから採点は甘めになっている。
明日の昼と夜は、違う情報源から選んだ店に行く予定だ。
土曜日ということで混雑が予想されるが、果たして目的の店に入れるかどうか・・
※メニュー:英語版メニュー、Menu、アラカルト
【店舗詳細情報】
店名:La Mère Jean
電話:04 78 37 81 27
住所:5 Rue des Marroniers, 69002 Lyon
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