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ベルギー.Bruxelles:Chez Leon

訪問:[2010/2/12 17:00]+[2010/2/13 17:50]
評価点:総合★★★☆☆★★★☆☆サービス★★☆☆☆雰囲気★★★☆☆CP★★★★☆
ブリュッセルの中でも食通の通う街とガイドブックで煽られている イロ・サクレ(Ilot sacre)地区 の中心にある。実際に出かけてみると、どうみても食通には縁のない店ばかりだったが、どのガイドブックにも必ず掲載されているこの店はマークしておいた。
HPにメニューがPDFで掲載されているので事前にダウンロードしてチェックしておいたが、大好物のムール貝が当地の名物料理とのことで楽しみにしていた店だ。ガイドブックには庶民的なと書かれているが、近くの競合他店と比べるとそれほどでもない感じがした。上を見ればきりが無いが、下を見ても同じ事が言える。

角地に大きく構える店の外観 店内はテーブルが狭く並べられていて窮屈な感じ

まずは、席に着くと同時にバゲットとバター。

バゲットとバター

当地でしか食べることが出来ないだろう生のムール貝「Raw mussels Marolle sauce, Lemon(9.67ユーロ≒1240円)」を食べてみた。季節メニューとの表示があったが、今がムール貝の旬の季節とのことで無事注文は通った。

Raw mussels Marolle sauce, Lemon(9.67ユーロ)

メニュー写真では14個乗っていたが、出てきたのは16個。小ぶりだが身がぎっしり詰まっている。

生のムール貝をアップ
▲生のムール貝を日本で食べさせてくれる店はあるだろうか?

日本で生のムール貝を購入すると海水の塩分を含んで塩辛い感じがするが、こちらのものは塩分を感じないし生臭さなど微塵も無い。何もつけずに食べてもムール貝らしさを感じないが、付いているマスタードベースのレモンソースを付けていただくとさっぱりした味わいで思ったよりも楽に全部平らげることができた。

続いてこの店の定番メニューといえる「Formule Léon(15.79ユーロ≒2020円)
650グラムのムール貝にフリッツとビール(ソフトドリンクと交換可能)が付くので、これだけを見れば確かに安い価格設定。周りを見ると、半数近くの方が頼まれている。

定番セットメニューのムール貝

日本でも生のムール貝を時々購入するが、650グラムというと大した量ではない。というのも、貝殻ばかりが大きくて肝心の身がスカスカで食べ応えがないのだ。ところが、こちらのは生で食べたものと同じ小ぶりのムール貝が山盛りなので、結構な量という感じででてくる。
煮込まれた野菜や香草もたっぷりだが、貝から身が外れているものも多く、持ち上げてみたら中身は空っぽという悲しい目に何度もあってしまった。(中身だけのものも存在するが、差し引き貝殻の方が多い気も・・)

貝の方を全部片付けると、皿の中には貝の出汁をたっぷり含んだスープが残っている。
このことはどのガイドブックにもかかれていなかったが、1人前のスープの量はあった。
しょっぱいことも無く、貝を食べたらスープで楽しめるような料理なんだと納得。

ムール貝を片付けた後に残るスープが美味

セットに付くフリッツ(この店はメインを頼んでもフリッツは付かないみたい)は、あまり美味しくない。現時点でトップのオランダのビストロで食べたものは、未だに再現せず。

セットメニューに付くフレンチフライ

ここのメニューは、ベルギー料理にベルギー国旗マークが付いているので、私のような郷土料理狙いの者には非常に分かりやすい。次は、さっぱりと「Brussels salad with Belgian endive and fried bacon(6.56ユーロ≒840円)」をお願いしてみた。

Brussels salad with Belgian endive and fried bacon(6.56ユーロ)

熱々のベーコンが旬のチコリの上にたっぷり。このチコリ、当地の名産品でほのかな甘みがあって旨い。
ドレッシングというか、ベーコンを焼いた際に作ったと思われるカルボナーラソースがチコリの上にたっぷりかかっていたが、これがよく合っている。別の店で昼に食べたものよりも皿の盛り付けが丁寧だし、味もなかなかだったので、リスクを避けるためにも2回訪問した理由となった。(結果的には正解とも失敗とも言えなかったが・・)

もうひとつ、事前に調べておいたうなぎ料理「Eels “on green” (1/2 portion)(11.42ユーロ≒1460円)」を注文。この料理は、調べた範囲では圧倒的な安値。1/2人前だからだろうが、日本的には十分に1人前の量があった。

Eels “on green” (1/2 portion)(11.42ユーロ)

出てきた皿は、極太のうなぎが胴体ごとぶつ切りで放り込まれているダイナミックな料理。

ウナギをアップ
▲太いウナギをぶつ切りにして放り込んである

レモンスライスがトッピングされているが、香草よりもレモンの酸味が際立ったソース(というかとろとろスープ)だが、期待が大きかった分だけパッとしない料理だった。うなぎは柔らかいのだが、煮込みスープがあまり美味しくない。
昼に 'T KELDERKE で食べたうさぎのビール煮と同じような低水準の家庭料理という感じで残念。

店頭に大きくJCBのシールが貼ってあったのでカードを出したが使えないのはよくある話。だから、海外ではJCBを使うのはリスキーなのだ。経験は無いが二重請求されてしまうことも考えられるし、実際あった話として、使えないから他のカード番号を知らせるようにメールが来たこともあった。それもヒルトン系のモーテルでだ。(もちろん無視したが、ちゃんとJCBで請求が来たのだから危ない)

VISAカードを差し出すも、今度はチップを要求してきた。1ユーロでいいかと控えめなので良しとしたが、お世辞にもサービスが良いとは思えないこの手の店でチップを払ったことは無いので、カードの手数料分を回収したかったのだろうか? もちろん食べログでの採点基準と同じようにサービス点は減点対象とさせていただいた。(男性サービス陣の中の唯一の中年女性スタッフだったので、売上アップを意識せざるを得ない責任者格の方かもしれない)


※おまけ
北米と違って欧州のほとんどの国では、高級店でなければチップは不要だ。高級店でも日本と同じように明確なサービス料として請求されるのが一般的なので、請求金額以外のチップは不要。要は日本と同じで、気持ちの良いサービスに対してお礼をしたいと思った時に払うのがチップである。チップを否定するつもりはないが、誤解が多すぎる気がする。10~15%なんて書かれていることが多いが、欧州なら釣りの小銭で十分。逆に最近の北米では10%では不足で、15%前後が相場のようだ。

出版社によってはかなり改善されているものの、ガイドブックや主に企業系旅行サイトの記載ではチップについて過剰に書かれていることが多いので注意。業界の利益になることを、取材者自身が美味しい思いをする代わりに煽っているか、古い情報を引きずっているのだろう。ガイドブック類のこういった姿勢に騙されてはいけない。

昔から思っていることだが、日本人がカモにされている理由は、不必要に気前良くチップを払うせいだと思う。つまり、ガイドブック等が古い誤った情報を旅行者に植え付けていることが原因であると断定しても良いと思う。困ったものだ。(注:あくまでレストランの話ではあるが、北米ですら枕銭の慣習は廃れつつある。実際、置いても受け取ってくれない事を何度も体験したことから最近は置かないことにしたし、チップ不要の論議はかなり前から米国の記事で見かけていた。日本旅館の心付けという慣習が事実上無くなっているのに、未だにそんなことを書いている過去の業界人が多いのも呆れてしまう。マナーだと書いている者もいるが、決してマナーではない)


【店舗詳細情報】
店名:Chez LEON
電話:(02)511.14.15
住所:18, rue des Bouchers B-1000 Bruxelles
(以下のGoogle Mapで表示される住所が上記と異なるが、位置は正しく設定してある)

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テーマ : 海外レストラン
ジャンル : グルメ

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プロフィール

R923E

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9月:セブ/フィリピン
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11月:北西部/フランス
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