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ビジネスクラス機内食/オーストリア航空:ウィーン(VIE)⇒成田(NRT)


搭乗:[2011/5/8 OS051便]
評価点:総合★★★★★★★★★☆サービス★★★★★雰囲気★★★★★
朝からスロバキアのブラティスラヴァ(Bratislava)の旧市街を精力的に歩き回って、危うく予定していたウィーン空港行のバスを乗り損ねるところだった。予約制でないことから、1本前のバスを予定していたわけだが、乗り損ねて次のバスが満席や運休で乗れない可能性を考えると危なかった。特に帰国日の行動は余裕を持たなければ。

帰国便は、お気に入りのオーストリア航空。ウィーン路線は日本発よりもウィーン発の方が機内食の内容が断然良いので、楽しみだ。昨年搭乗した際には、その3年前の搭乗時比べて質の大幅な低下が見られたが、それ以上に落ちていたら次回は無いだろうというつもりで選んだわけだ。(実際は、GW最終日ということもあって、マイレージ特典で乗れる便がこれしかなかったのだが)

座席が他社と比べて貧弱なのが災いしてか、私のように機内食で航空会社を選ぶのは少数派のようで、ビジネスクラスの搭乗率は8割程度と空席が目立つ。まあ、震災自粛もあるだろうが、GW明けの月曜日朝に着くという休暇をギリギリまで楽しもうという場合に最適な便ではあるものの、月曜日の朝が遅刻になってしまうことから、普通の会社員には選ばれにくいのかもしれない。

 セネターラウンジ

ラウンジ食は相変わらず貧弱で、ANA成田と同等レベル。昨年の夏休みに利用したルフトハンザのドイツ国内ラウンジで3種類のラウンジがあり、他社向けファーストクラス用ラウンジ側であることに今回初めて気づいたのだが、ファーストクラスの無いオーストリア航空となればスタアラゴールド会員専用ラウンジという解釈も出来る。それで食べ物が貧弱なのかもしれない。(次回乗る時にビジネスクラスラウンジに行って確認してみよう)

Flying Chefがドリンクサービスやメニュー配布 離陸前のウエルカムドリンク

搭乗後離陸前のウエルカムドリンク、前回(☞ 前回搭乗分)と違って、例の Flying Chef が持ってきてくれた。メニュー配布もやっていたので、前回搭乗時のシェフとは随分な違いだ。

メニューは前回同様に食事メニュー、ワインメニュー、珈琲メニューの3分冊になっている。合わせて朝食のリクエストカードも健在。ワインの中には4年前に感激した高価なデザートワイン(KRACHER)も含まれている。ワインメニューの中には、ワイングラスへのこだわり(RIEDEL社製)も記されていた。

珈琲メニューは食後に配られたが、10種類の珈琲から選べる。(4年前の最初の搭乗時は、確か14種類だったと思うので、これでも減っているのだ)

最初の食事メニュー(洋食)   到着前の食事メニュー

まずは、最初の食事を順番に紹介しよう。

アミューズ

メニューには掲載されていないアミューズ、前回同様に水準は前々回と比べて落ちたまま。
グラスの中は、豆乳ベースの冷製スープみたいな飲み物。茹でただけの海老が1尾というのも、なんとも悲しい。

パン

パンは多くの種類から選べるが、私の場合は後でソースに絡めて食べることを考慮してしまううえに、パンで腹を満たすという考えが基本的に無いので、どうしてもシンプルなものを選んでしまう。

シュタイヤマルク風鴨胸肉のカルパッチョ
シュタイヤマルク風鴨胸肉のカルパッチョ 胡麻ドレッシング
Styrian duck breast carpaccio sesame dressing

前菜は2択。鴨のカルパッチョを選んでみた。
シュタイアーマルクという表記の方が一般的のようだが、ウィーンの南西150Km程のグラーツを州都とする地方だ。さすが、自国内で生産された鴨を使っているところが憎い。

葉っぱを除けて鴨のカルパッチョ本体だけ

葉っぱを除けてみると、中途半端に加熱されてしまったような色合いの鴨がきれいに並んでいる。
これではあまり美味しそうに見えないし、胡麻ドレの主張が強すぎて美味しくなかった。選択失敗か?

ズッキーニのクリームスープ
ズッキーニのクリームスープ ポレンタ・ダンプリングのフライ
creamy zucchini soup deep fried polenta dumpling

毎度書いているが、スープがちゃんと出てくるのもオーストリア航空の特徴。
今回は、ズッキーニのスープ。何故か団子状のポレンタを揚げたものが乗っていたが、要らないだろう。もうひとつ、アオサのような乾燥海苔みたいなものも乗っていたが、これも邪道。余計な創作をせずに、素直にクルトンにした方が良い感じ。

それにしても、毎度オーストリア航空のメニュー表記の日本語はおかしい。ポレンタは料理名だから仕方ないにせよ、ダンプリングのフライなんて書いて、年配ツアー客の多いビジネスクラスの日本人に通じるとでも思っているのだろうか?

マルヒフェルト産アスパラガス、オランダソース添え
マルヒフェルト産アスパラガス、オランダソース添え
パセリポテト/ボルケーノハム

fresh white asparagus with sauce hollandaise
parsley potatoes / Vulcano ham

メインの選択肢はコレかスズキのグリル。スズキは昨年懲りているので、アスパラにした。
英語表記ではホワイトアスパラと記されているのに、日本語には無し。日本では特にホワイトと記さなければグリーンが普通だということを理解していない?

ホワイトアスパラをアップで

お味の方、特にソースの出来は流石だ。この時期、日本でもどこのフレンチに行ってもホワイトアスパラにオランデーズソースという組み合わせで出てくるが、なかなかアスパラ本来の味を引き立てるソースに出会えない。

トッピングのボルケーノハムを調べてみたが、オーストリアのブランド名みたいだ。
http://www.vulcano.at/

チーズのワゴン デザートとフルーツのワゴン

食事の後は、お楽しみのデザート。
チーズも美味しそうだったので、全部盛りでお願いしたら「Great Choice!」と返ってきた。

チーズ全部盛り
チーズ全部盛り

まずはチーズの皿。もう少し種類があるように見えたが、4種類だった。
実は、ウィーン空港内にある愛用しているスーパーで、オーストリア産のチーズを9種類ほど買ってお土産にしていたのだが、こちらの方がぜんぜん美味しかった。安いチーズばかりだったからかなぁ・・

デザートとフルーツの全部盛り
デザートとフルーツの全部盛り

デザート側の皿はこんな感じ。
フルーツはチーズ側の皿にも乗っていたので、ちょっとさびしい感じになってしまった。
4年前のデザートに比べると見劣りするが、味覚的には良かった。アイスクリームはデザートとしてカウントしたくないので、もう1種類ぐらい欲しいなぁ。

チョコケーキの断面 ムース系のケーキの断面

チーズのお供には、基本的にアルコールを受け付けない私が必ず頼んでいるデザートワインの「KRACHER」。
量を飲むワインではないので、規定量でも写真の通り。これぐらいなら大丈夫だ。極甘ワインなので、チーズのお供とは言えないか。
ついでに、グラスの底に刻まれていた RIEDEL社のマークとオーストリア航空のロゴも撮影。

KRACHER RIEDEL社製のワイングラスの証

まだ終わっていない。最後はオーストリア航空ご自慢の珈琲が待っている。

Kaffee Baileys Kaffee Baileysを上から


今回選んだのは、Kaffee Baileys
ブラックコーヒーに、アイルランドのリキュール「ベイリーズ」(アイルランドに行った時、家内にお土産で指定されたものだ!)、ホイップクリーム、カカオパウダーを加え、グラスで供されます。との説明。

ほとんどアイスコーヒー(Wiener Eiskaffee)と同じ感じだが、ほんのりとリキュールの香りがする。
もちろん、欧州でのお約束の小菓子代わりの小さな袋入りクッキーも付いている。

というわけで、4年前には及ばないものの昨年よりは幾分良くなった気がした、今年のオーストリア航空ウィーン発便のビジネスクラス機内食の前半がおしまい。後半部分は大差ないので、★5つを復活させた。

ここで終わっては中途半端なので、ざっくりと中間食と朝食の写真も並べておこう。

まずは、みなさん就寝中に美味しそうな匂いと共に中間食として出てきた皿。

間食の皿

ソーセージをパン生地で巻いて焼き上げたパンに、フルーツ系のジャムがタップリ。

選んだ朝食(メインを除く)

選べる朝食は、例によってこんな感じでチョイス。何故か2択のメインが遅れて出てきた。

農家風オムレツ
農家風オムレツ
マッシュルームのソテー/七面鳥のソーセージ/トマトのハーブ風味

farmer's omelette
sautéed mushrooms / turkey sausage / herbed tomato

オムレツの中身は、刻んだパプリカ、玉葱、ハムといった内容だった。

書き忘れていたが、ドリンクの「フルーツスムージー」は、私にとっては最高のマンゴとグァバだった。3杯も飲んでしまった!

これで、2011年GW休暇旅行で食べたものの紹介はおしまい。
少し遅れてレンタカー情報も記す予定だが(☞ クロアチア個人旅行 国境越えレンタカー情報)、その前に5月下旬に出かけたフランスはリヨンでの食べ歩きを紹介したいと思う。


※2011/7/16追記※

ANAが初めてSKYTRAX社で受賞したというニュースを見て、同社の2011年度のビジネスクラス機内食ランキングを確認したら、見事オーストリア航空が(確か3年ぶりの)1位を奪還していた。
Austrian Airlines wins the Best Airline Business Class onboard catering award

なんと2位には、往路で予想外に楽しめたトルコ航空が入っているではないか!
知る限りではトルコ航空が入ったのは初めてだと思うが、往復で1位と2位の航空会社のビジネスクラス機内食を楽しめた訳だから、この水準が世界のビジネスクラス機内食のトップの内容であるということを知っておくと良いと思う。ANAは、内容もサービス姿勢も全然足りないということだ。
地上部門で受賞しても、肝心の機内側で取らなければ意味は無いと思うので、ぜひ機内食側のアワード受賞を目指してほしい。
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ジャンル : グルメ

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