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海外レンタカーで事故を起こした際の記録とフルカバー保険加入の不必要性を検証

事故発生日:2018/10/18@セルビア

海外レンタカー歴25年以上、47ヵ国でレンタカーを乗り回しているが、今回のセルビア旅行で生まれて初めて自損事故を起こしてしまった。
どうも視力低下が原因なのか、車幅感覚にずれが生じるようになったようだ。



欧州圏で愛用している Europcar で借りたのは、まだ3000Kmしか走っていないほぼ新車のフォルクスワーゲン「ゴルフ 1.6TDI 110DSG」。
上の写真は、借りた直後に撮影したものだが、真っ白なピカピカの新車だ。



事故はレンタカーを返す前日に発生した。
セルビアの道路は、お隣ブルガリアと違って概ね良好で、道幅も広く走りやすいのだが、上の写真の踏切右に見える小さな橋の欄干基礎部分のコンクリートブロックに前輪右側をひっかけてしまい、タイヤとホイールを破損してしまった。



奥の方から手前に進行すると、ゆるやかな左カーブの先に橋があり、その部分が少し狭くなっている。
発生時の状況をよく覚えていないのだが、後続車両の運転手が言うには前方から大型トラックが来ていたので、避けすぎたのだろうと。
この道路、ボスニア・ヘルツェゴビナとの国境を流れる川沿いに走る主要国道ということで、かなりの交通量がある。

幸運だったのは、後続のBMWに乗っていた紳士が非常に親切で(親切すぎて感動するほど)、追い越しざまに大丈夫かと声をかけてきたのでダメだといったら、車を安全な場所に退避するために誘導してくれた上に、警察への連絡やレンタカー会社への連絡も全部やってくれたのだ。
おまけに、警察が来てからの説明までしてくれただけでなく、実況見分を終えた後の予備タイヤ交換まで手伝ってくれた(というか、全部彼がやってくれた)。

1時間強も付き合ってもらい、お礼を渡そうとしたら固辞されてしまって申し訳ないやら。
セルビアが親日だと思う局面はセルビア旅行初日から感じていたが、ここまでしてもらったら何かセルビア人に対して恩返ししなければと思っている。




さて、警察の実況見分と書類作成が終わったところで、書類に署名をして控えをくれるのかと思ったら、そのまま引き上げそうになった。
あわてて、書類の写真を撮らせてほしいと申し出て撮ったのが上の写真。
住所・氏名は国際免許証から転記されているが、意外にあっさりした書類だ。

ここで写真を撮っておいたのは正解で、あとでレンタカー会社の手続きで必要となった。
事故を起こした際には、実況写真を撮るだけでなく、書類のコピーとして写真を撮らせてもらうことを忘れないようにしたい。



タイヤ交換は、警察の手続きが済んでから行おう。
現場状況を残しておかなければならないからだ。



後輪は無事だったが、前輪のタイヤには大穴が開き、ホイールも大きく損傷していた。
幸い車体には傷が無かったが、日本も含めてレンタカーで事故を起こしたのは初めてなので、NOC(Non Operation Charge)を含めて10万円位は取られるだろうと覚悟したわけだ。

レンタカー会社と結託したガイドブックや、自分で借りたことも無いくせに知ったかぶりして書いているアフィリエイト目当てのブロガー連中が全部入るべき(フルカバー)と勧めているオプション保険類には一切入らないのは、通算100回程度は借りているので、入っていたらそれだけで数百万円になってしまうし、過去40年で同じタイプの自損事故1回だけという日本での自分の車での事故率を考ているからだ。(保険の必要性に関しては、最後に検証している)




ベオグラードまで残り150Km地点での事故。
写真の交換したタイヤは、最大速度80Km(50Mile)と大きく表示されていたので、一般道だけを走って翌日ベオグラードのレンタカー会社に返却。

一通り車体検査(目視)を受けてから、いざ損害賠償金の精算として提示されたのが、以下の書類。


▲当初契約レンタル料に損害賠償金を加えた形で提示(↑ クリックで大きな画像が開きます ↑)

タイヤ&ホイール代 €314.00 に加えて事故管理費が €12.00、それに税金20%が加算され、トータル €391.20也。
NOC 加算もなく(タイヤとホイールだけだから当然? でも外車で部品があるとは限らないことから、少しは取られてもおかしくない気がする)、至極真っ当な請求しか来なかった。
やはり、大手レンタカー会社は安心だ。


さて、ここでガイドブックの決まり文句である保険は全部入るという行為が、いかに無駄で無意味な記述であるかを検証したいと思う。
ただし、日本でも事故ばかり起こしている人には通用しないので、普段から無事故無違反で運転している方がターゲットだ。(そうでない方は、保険云々の前に海外でレンタカーを借りるのは無謀だと言える)


▲基本レンタル料に加算されるオプション保険料と免責額(↑ クリックで大きな画像が開きます ↑)

上の料金表は、今回借りた車の割引無しの税込レートだが、Europcarでは「Basic」という標準の保険が自動的に付加されている。
車両保険(CDW)と盗難保険(TP)だけが付いているわけだが、免責額の89705円(正確には€700)までは自己負担となるものの、その金額を超えても700€の支払いだけで済むという意味だ。

ここに、Mediumという最大自己負担額が25630円(€200)となる保険を加えると、ほぼ基本レンタル料の倍額となってしまうが、今回の事故では€200までの支払いで済むことになる。
保険料の€136.90と€200.00を加えて、総支払額は€336.90となったわけだが、今回の自損事故のケースでは入っても入らなくてもほぼ同じ金額になってしまう。

では、免責額ゼロ、一切自己負担なしとなる Premium に加入するとなると、保険料は €243.60 と基本レンタル料の1.5倍の保険料。
無保険なら2万円で借りることができるのに、5万円も払って借りることになってしまう。これが、ガイドブックの言う全部保険に入るという意味だ。

Europcarに限らず、Hertzでもほぼ同じなので、普通に日本で運転している方なら疑問に思うだろう。
たった9万円の自己負担をゼロにするために、1週間で3万円強も保険料を払うバカがどこにいるだろうか? 月に1回事故を起こしている勘定になる。

ちなみに、海外レンタカーは、日本のレンタカー保険(自動車保険)と同じと考えてはいけない。
基本的に契約違反(不必要な未舗装道路通行等)や交通違反時に起こした事故は免責(全額自己負担)となるので、結構シビアなのだ。
日本で安全運転できていない方は、海外レンタカーをフル保険をかけても借りるべきではないというのは、この規定があるからだ。

また、英語が全く出来ない人も借りない方が良いだろう。
今回のケースでは、運よく地元の親切な方が全面的に助けてくれたが、会話はすべて英語。
セルビア人は、フランスとかイタリアよりもはるかに英語を話せる方が多いことで助かった面もあるが(概ね2人に1人は話せる雰囲気だった)、通常は現地語しか通用しないので、英語をベースにボディーランゲージ等を駆使しなければならない。最低限、レンタカー会社に英語で連絡できなければ無理だろう。

ただし、恐れることは無い。
高卒レベルの英語力があれば、十分だと思う。
20年近く前に試しに受けてみたTOEICの私のスコアは、500点台前半だったからだ。(Listeningが300点を超えていたので、多少会話力は必要かも?)

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プロフィール

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海外旅行に目覚めて30年。
現在 67ヵ国を訪問
49ヵ国 をレンタカーで走り、
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価格は常に税サ込で表記。

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6月:リトアニア②、ラトビア
7月:台湾㊱:(芒果冰)
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9月:ルーマニア②,ブルガリア
10月:スペイン⑰,ポルトガル
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