イタリア/シチリア・エリチェ [Erice]: Ristorante Osteria di Venere
訪問:2018/4/20 20:00
評価点:総合★★★☆☆、味★★★★☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★★☆、CP★★☆☆☆
17時に Palermo Notarbartolo駅でレンタカーを借りて、前日に宿を確保しておいたエリチェ[Erice]まで直行。
急いでいたので、Google Map のナビが示す高速道路経由の大回りルートを信じて向かったら、やっぱり駄目な Google Map Naviだ! トラパニ{Trapani]郊外のSS187号線から分岐して上る strada provinciale が途中まで登って通行止の標識。長期通行止になっているらしいが、どうりで対向車が全然来なかったわけだ。
仕方ないのでUターンして、トラパニの街のゴンドラリフト乗場横から出ているSP31号線で向かったが、約30Km・1時間近くロスしてしまった。

▲今日の走行ルートログ
Google Map のナビがダメな点は、大回りになろうが料金がかかろうが、何が何でも高速道路に乗せようとするか、高速道路が無いところでは最短ルート(おそらく地元民が使う抜け道)で結ぼうとする単純思考回路にある。開発側は、各端末の走行ログを基にしたビッグデータを解析しているつもりなんだろうけど、まだまだ実用レベルに達していないということだ。
いつもは、あまり信用せずに自分で経路途中をポイントして都度ルーティングしながら使っているが、借りた時間が遅いうえに100Km強離れていることから、想定したルートを使わずに信じたのが失敗原因。とにかく早く着きたかったんだよね。急がば回れだ。


街の入口(ゴンドラを降りた周辺)にある駐車場は3/15~11/15、少し離れた駐車場だと6/15~9/15の8:00~24:00が有料との案内掲示になっていたのでミドルシーズンらしいのだが、狙っていたレストランが休業だったことから、ホテルで紹介してもらったレストランで食べることにした。
店頭掲示のイタリア語メニューで価格帯を確認してから店内に入ったが、店内では英語版のメニューを出してくれた。さすが、そこそこ有名な観光地だ。
到着時は3組の客しかいなかったが、帰る頃には満席。
休業中のホテルが多いとはいえ、営業しているレストランも少ないので、数少ない客が集中してしまうようだ。


右:Coperto e servizio(€2.50)
注文を終えると、お願いした炭酸水(値段不明)とコペルトのパンが出てきた。
コペルトが2.5ユーロであるとはメニューに記されていたので承知していたが、2.5ユーロクラスのコペルト史上最悪のパンが出てきたので、やっぱり日本と同様に田舎宿で紹介されるレストランは外してしまうか(☞ Ristorante Sea Sound)とガッカリ。

Mixed seafood(€15.00)
Misto di mare
前菜からは、またまた海鮮盛り合わせを頼んでしまった。
過去の経験から、イタリアで海鮮物を頼むのはつまらないと何度も学習しているはずだが、海の近くの街で肉料理を頼むことに抵抗を感じてしまうみたいだ。
今回のは、一昨日のRistorante Sea Soundと違って水準が高かったので良かった。


左上の小鉢は、海鮮パエリア風。これは何だかわからない味で、美味しくなかった。
その右隣りの小皿は、角切り烏賊などが入ったイカ墨煮込みという感じ。

イカ墨煮はパンの上に乗せて、ブルスケッタ風にしていただいた。
パンは不味いけど、イカ墨煮はまずまず。


右端の船型容器に入っているのは、マリネしたツナに薄く衣を付けて揚げたフリット、左下の船形容器には定番的なタコのマリネに加えて烏賊も入っていた。

中央下にある2種類の揚げ物。

ボール状のものは、予想通りアランチーノ。
中身はレシピ通りの米ではあるものの、烏賊の風味が半端なく強いアランチーノで美味。
ここまで濃厚な風味があると、単なるおにぎりを揚げたものの域を超えてくる。

もう一方のコロッケみたいなのは、見えていた黒いひも状のものは海藻だろうと思っていたものの、こうやって拡大してみると怪しい。確かに海藻らしい味はしなかったし、何だったんだろう?

Busiate al pesto ericino(€9.00)
Tomato, garlic, basil, almonds, olive oil
パスタは、ホール担当者が当地の郷土料理だと強く勧めてきたブジアーテ[Busiate]というパスタをお願いした。
一番安いパスタなのに勧めてくるとは、意外と良心的?(担当者しだいだと思うけど・・)

パスタの部分を拡大してみたが、御覧のように平打ちパスタをクルクル丸めてマカロニのような形状にしてある凝った作りのパスタだ。食感やランダムな形状から見て手打ちパスタだと思うが、手打ちパスタでこんなの作れるのかなぁ?
と思って調べていたら、かたつむりの国だより*イタリア料理留学記というブログの記事にあるのを見つけた。なるほど。
ソースも結構おいしく、こちらも pesto ericino(エリチェ風ソース)あるいは麓の都市トラパニの名を取った pesto trapanese と呼ばれるもので、オーソドックスな食材にアーモンドを加えたもの。

Almond parfait(€4.00)
Semifreddo alle mandorle
パスタで気を良くしたのと、まだお腹にゆとりがあったので、デザートもお願いすることにした。
先ほどのパスタソースにアーモンドが入っていたので、アーモンドパフェを頼んだつもりだったが、出てきたのはセミフレッド。

決して不味いわけではないが、このポーションで4ユーロは無いだろう。
この記事を書く段階で店頭掲示のイタリア語版メニューを見たら、ちゃんとセミフレッドって書いてあった。
英語版メニューには、必ずイタリア語も併記してほしいなぁ。


お会計をお願いすると、頼んでいないワインが計上されていた。
ワインではなく、テーブルの上にある炭酸水のボトルを指しながら水だと訂正を求めたら、簡単な計算なのに右のように上書き訂正してよこしてきた。イタリア人は引算が苦手とは聞いていたが、小学校低学年でも出来そうな引算なのに。
おまけに、何を考えていたのか、水代を加えるのを忘れている。
カード払いはレジでというのでレジまで参上したら、今度は電卓を使って再計算して29.00ユーロになってしまった。イタリア人の思考回路が分からん!
片言英語しか通じないし、私も込み入った英語は話せないので、悪いとは思いつつもそのままお会計。なので、最初に水代不明と書いたわけだ。
なお、採点は水代を2.00ユーロとして正しい金額(€32.50)を払ったものとして付けている。
※メニュー:店頭掲示、表紙と店の歴史、前菜・パスタ(英語版)、メイン(英語版)、サイド・デザート(英語版)
【店舗詳細情報】
店名:Ristorante Osteria di Venere
電話:0923-869362
営業:12:00~14:30、19:00~22:00
定休:無休
住所:Via Roma 6, 91016 Erice
GPS:38.036701, 12.588624 (☞ Bing Map)
☞ イタリアの訪問レストラン 地域別ランキング一覧
【エリチェ [Erice] の風景】
☞ 街の地図掲示①、②、③


▲左:街の入口にあるゴンドラ乗場(運賃表、時刻表)
右:トラパニの街からゴンドラで上がってくると、この門がエリチェの街への入口となる


▲左:門の裏側から 右:門から町の中心に伸びる道


▲Duomo dell'Assunta


▲Castello di Venere(☞ 案内掲示;廃城)、左写真の手前はTorretta Pepoli


▲Venere城の手前にある、新しい城風の建物(リストランテの表記があったが休業中)




▲右:役場前の広場


▲左:意外に大都市風のトラパニの街を見下ろす 右:パレルモ方向を見下ろす
評価点:総合★★★☆☆、味★★★★☆、サービス★★★☆☆、雰囲気★★★★☆、CP★★☆☆☆
17時に Palermo Notarbartolo駅でレンタカーを借りて、前日に宿を確保しておいたエリチェ[Erice]まで直行。
急いでいたので、Google Map のナビが示す高速道路経由の大回りルートを信じて向かったら、やっぱり駄目な Google Map Naviだ! トラパニ{Trapani]郊外のSS187号線から分岐して上る strada provinciale が途中まで登って通行止の標識。長期通行止になっているらしいが、どうりで対向車が全然来なかったわけだ。
仕方ないのでUターンして、トラパニの街のゴンドラリフト乗場横から出ているSP31号線で向かったが、約30Km・1時間近くロスしてしまった。

▲今日の走行ルートログ
Google Map のナビがダメな点は、大回りになろうが料金がかかろうが、何が何でも高速道路に乗せようとするか、高速道路が無いところでは最短ルート(おそらく地元民が使う抜け道)で結ぼうとする単純思考回路にある。開発側は、各端末の走行ログを基にしたビッグデータを解析しているつもりなんだろうけど、まだまだ実用レベルに達していないということだ。
いつもは、あまり信用せずに自分で経路途中をポイントして都度ルーティングしながら使っているが、借りた時間が遅いうえに100Km強離れていることから、想定したルートを使わずに信じたのが失敗原因。とにかく早く着きたかったんだよね。急がば回れだ。


街の入口(ゴンドラを降りた周辺)にある駐車場は3/15~11/15、少し離れた駐車場だと6/15~9/15の8:00~24:00が有料との案内掲示になっていたのでミドルシーズンらしいのだが、狙っていたレストランが休業だったことから、ホテルで紹介してもらったレストランで食べることにした。
店頭掲示のイタリア語メニューで価格帯を確認してから店内に入ったが、店内では英語版のメニューを出してくれた。さすが、そこそこ有名な観光地だ。
到着時は3組の客しかいなかったが、帰る頃には満席。
休業中のホテルが多いとはいえ、営業しているレストランも少ないので、数少ない客が集中してしまうようだ。


右:Coperto e servizio(€2.50)
注文を終えると、お願いした炭酸水(値段不明)とコペルトのパンが出てきた。
コペルトが2.5ユーロであるとはメニューに記されていたので承知していたが、2.5ユーロクラスのコペルト史上最悪のパンが出てきたので、やっぱり日本と同様に田舎宿で紹介されるレストランは外してしまうか(☞ Ristorante Sea Sound)とガッカリ。

Mixed seafood(€15.00)
Misto di mare
前菜からは、またまた海鮮盛り合わせを頼んでしまった。
過去の経験から、イタリアで海鮮物を頼むのはつまらないと何度も学習しているはずだが、海の近くの街で肉料理を頼むことに抵抗を感じてしまうみたいだ。
今回のは、一昨日のRistorante Sea Soundと違って水準が高かったので良かった。


左上の小鉢は、海鮮パエリア風。これは何だかわからない味で、美味しくなかった。
その右隣りの小皿は、角切り烏賊などが入ったイカ墨煮込みという感じ。

イカ墨煮はパンの上に乗せて、ブルスケッタ風にしていただいた。
パンは不味いけど、イカ墨煮はまずまず。


右端の船型容器に入っているのは、マリネしたツナに薄く衣を付けて揚げたフリット、左下の船形容器には定番的なタコのマリネに加えて烏賊も入っていた。

中央下にある2種類の揚げ物。

ボール状のものは、予想通りアランチーノ。
中身はレシピ通りの米ではあるものの、烏賊の風味が半端なく強いアランチーノで美味。
ここまで濃厚な風味があると、単なるおにぎりを揚げたものの域を超えてくる。

もう一方のコロッケみたいなのは、見えていた黒いひも状のものは海藻だろうと思っていたものの、こうやって拡大してみると怪しい。確かに海藻らしい味はしなかったし、何だったんだろう?

Busiate al pesto ericino(€9.00)
Tomato, garlic, basil, almonds, olive oil
パスタは、ホール担当者が当地の郷土料理だと強く勧めてきたブジアーテ[Busiate]というパスタをお願いした。
一番安いパスタなのに勧めてくるとは、意外と良心的?(担当者しだいだと思うけど・・)

パスタの部分を拡大してみたが、御覧のように平打ちパスタをクルクル丸めてマカロニのような形状にしてある凝った作りのパスタだ。食感やランダムな形状から見て手打ちパスタだと思うが、手打ちパスタでこんなの作れるのかなぁ?
と思って調べていたら、かたつむりの国だより*イタリア料理留学記というブログの記事にあるのを見つけた。なるほど。
ソースも結構おいしく、こちらも pesto ericino(エリチェ風ソース)あるいは麓の都市トラパニの名を取った pesto trapanese と呼ばれるもので、オーソドックスな食材にアーモンドを加えたもの。

Almond parfait(€4.00)
Semifreddo alle mandorle
パスタで気を良くしたのと、まだお腹にゆとりがあったので、デザートもお願いすることにした。
先ほどのパスタソースにアーモンドが入っていたので、アーモンドパフェを頼んだつもりだったが、出てきたのはセミフレッド。

決して不味いわけではないが、このポーションで4ユーロは無いだろう。
この記事を書く段階で店頭掲示のイタリア語版メニューを見たら、ちゃんとセミフレッドって書いてあった。
英語版メニューには、必ずイタリア語も併記してほしいなぁ。


お会計をお願いすると、頼んでいないワインが計上されていた。
ワインではなく、テーブルの上にある炭酸水のボトルを指しながら水だと訂正を求めたら、簡単な計算なのに右のように上書き訂正してよこしてきた。イタリア人は引算が苦手とは聞いていたが、小学校低学年でも出来そうな引算なのに。
おまけに、何を考えていたのか、水代を加えるのを忘れている。
カード払いはレジでというのでレジまで参上したら、今度は電卓を使って再計算して29.00ユーロになってしまった。イタリア人の思考回路が分からん!
片言英語しか通じないし、私も込み入った英語は話せないので、悪いとは思いつつもそのままお会計。なので、最初に水代不明と書いたわけだ。
なお、採点は水代を2.00ユーロとして正しい金額(€32.50)を払ったものとして付けている。
※メニュー:店頭掲示、表紙と店の歴史、前菜・パスタ(英語版)、メイン(英語版)、サイド・デザート(英語版)
【店舗詳細情報】
店名:Ristorante Osteria di Venere
電話:0923-869362
営業:12:00~14:30、19:00~22:00
定休:無休
住所:Via Roma 6, 91016 Erice
GPS:38.036701, 12.588624 (☞ Bing Map)
☞ イタリアの訪問レストラン 地域別ランキング一覧
【エリチェ [Erice] の風景】
☞ 街の地図掲示①、②、③


▲左:街の入口にあるゴンドラ乗場(運賃表、時刻表)
右:トラパニの街からゴンドラで上がってくると、この門がエリチェの街への入口となる


▲左:門の裏側から 右:門から町の中心に伸びる道


▲Duomo dell'Assunta


▲Castello di Venere(☞ 案内掲示;廃城)、左写真の手前はTorretta Pepoli


▲Venere城の手前にある、新しい城風の建物(リストランテの表記があったが休業中)




▲右:役場前の広場


▲左:意外に大都市風のトラパニの街を見下ろす 右:パレルモ方向を見下ろす
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