マルタ/ゴゾ島 マルサルフォーン(Marsalforn): La Trattoria
訪問:[2011/4/9 19:00]
評価点:総合★★★★★、味★★★★★、サービス★★★★★、雰囲気★★★★☆、CP★★★★★
当ブログで今までに星5つを進呈した店は2軒しか無かった。
アンドラの Restaurant COMA と、フランスの La Table des Capucins だが、食べログでも744軒中26軒しか4.5点以上を付けていないのだから、滅多に高採点を付けていないことが分かると思う。
3日間マルタで食べ歩いた中では、味とサービス面で群を抜く内容。テラス席からの景色はいまひとつだが、店内の雰囲気は絵画などが飾られて高級感があるうえ、価格は極めてリーズナブルということで、9ヶ月ぶりの星5つを進呈することにした。


海の眺めイマイチだが、夕暮れ時とはいえまだ明るいので、写真撮影に適したテラス席に陣取ってメニューを眺めていると、本日のお勧めと地元で採れた魚介類を見せに来てくれた。

こういった物を見せられてしまうと、魚介料理を頼まざるを得ないだろう。
ということで、前菜に加えてメインは魚介類の盛り合わせをお願いすることにした。
ほどなく、マルタパンとマルタ産のバターが出てくる。


そして出てきた皿がこちら。

ゴゾの前菜盛り合わせを頼んだつもりだったが、ちょっと違うなぁ、と思いつつもいただくことにしたが、ブルスケッタもオリーブも他店で食べたものと比べると味わいがあって美味しい。マリネ風に出してきたオリーブというのは初めて。

食べてから、事前に撮っておいたメニュー写真で内容を再確認すると、やはり違う。
そこで、食べ終わった皿を片づけに来た時に違う品だと伝えたら、これはサービスのアミューズだと言うではないか。フレンチならともかく、イタリアンでこういった形で出てきたのは初めてで驚いた。と同時に、メインまで完食できるか不安になってくる。
で、ようやく出てきた注文した、ゴゾ島の前菜盛り合わせ
Antipasto Gozitano(€5.50)
Crispy salad consisting local cheese, sundried tomatoes, olives, capers, with balsamic and extra vergin olive oil dressing

サラダにはやや甘めのマイルドなバルサミコベースのドレッシング、そこにやはりマイルドな口当たりのドライトマトにオリーブ。ゴゾ名産らしい山羊のチーズと合わせていただくと、実に美味しい。

頂上を占めているのは、どうみても硬めの豆腐。翌日の別の店(☞ こちら)でも同じものが出てきたので、日本の豆腐が当地でも食べられているようだ。本当に豆腐は世界あちこちで見るようになってきた。
サラダを美味しく片づけると、メインがなかなか出てこない。
既に外も暗くなって気温がどんどん下がり、長袖シャツ1枚で出かけたものだから、寒い。テラス席に夕方座るときは、羽織るものが必須。
そこにやってきたのが、フレンチでおなじみのグラニテ。これもサービスだと。

シャンパンとレモンのグラニテ、安っぽい味ではなく、間違いなく腕のあるシェフが作っもので美味しい。
でも、体が冷えている時に口直しのグラニテで、さすがに体に堪えたようだ。
Misto di Pesce(€18.00)
Mixed fish platter consisting of calamari, king prawns, shellfish and a dish fillet in season

海老とアサリを少しつまんだ段階で、寒さに耐えきれなくなってその旨申し出ると、どうぞ室内にお入りくださいと親切に案内してくれた。サービス料を取るような店なら当然と思うが、サービス料を取らない店でこういった対応をしていただくと嬉しいものだ。
改めて、魚のソテーやタコ・烏賊などをいただくが、魚介の出汁の効いた白ワインベースのソースの出来が非常に良い。特に魚は観光地特有のいい加減な調理になりやすいが、新鮮さを現す弾力感を残した焼き加減で、シェフの腕が光っていた。


悲しい事に、最初に出てきた予想外のアミューズに加えて冷えた体がそれ以上を受け付けてくれず、半分ほど残ってしまったので、持ち帰り出来るかと尋ねると、快諾していただけた。ホント、色々な面でホスピタリティを感じさせられる。
シェフの腕にホールスタッフのホスピタリティ。泊まった4つ星ホテル(Calypso Hotel)の隣にあった店なので、どうせ観光客向けの普通の店だろうと期待はしていなかったものの、大当たりの店だった。
ゴゾ島自体が気に入ってしまっているので、たぶん10年以内に再訪することになると思う。
良い景色に良い人たち、そして美味しい料理。春のゴゾ島は、海外個人旅行をする方に、自信を持ってお勧めできる場所だと思う。
※参考:Diet Kinnei(€1.10)
※メニュー:前菜・パスタ・リゾット、メイン・キッズメニュー
【店舗詳細情報】
店名:La Trattoria Restaurant & Wine Bar
電話:2155 6800
営業:11:00~15:00、18:30~23:00
定休:火曜日
住所:Marina Street, Marsalforn Bay, Gozo
大きな地図で見る
評価点:総合★★★★★、味★★★★★、サービス★★★★★、雰囲気★★★★☆、CP★★★★★
当ブログで今までに星5つを進呈した店は2軒しか無かった。
アンドラの Restaurant COMA と、フランスの La Table des Capucins だが、食べログでも744軒中26軒しか4.5点以上を付けていないのだから、滅多に高採点を付けていないことが分かると思う。
3日間マルタで食べ歩いた中では、味とサービス面で群を抜く内容。テラス席からの景色はいまひとつだが、店内の雰囲気は絵画などが飾られて高級感があるうえ、価格は極めてリーズナブルということで、9ヶ月ぶりの星5つを進呈することにした。


海の眺めイマイチだが、夕暮れ時とはいえまだ明るいので、写真撮影に適したテラス席に陣取ってメニューを眺めていると、本日のお勧めと地元で採れた魚介類を見せに来てくれた。

こういった物を見せられてしまうと、魚介料理を頼まざるを得ないだろう。
ということで、前菜に加えてメインは魚介類の盛り合わせをお願いすることにした。
ほどなく、マルタパンとマルタ産のバターが出てくる。


そして出てきた皿がこちら。

ゴゾの前菜盛り合わせを頼んだつもりだったが、ちょっと違うなぁ、と思いつつもいただくことにしたが、ブルスケッタもオリーブも他店で食べたものと比べると味わいがあって美味しい。マリネ風に出してきたオリーブというのは初めて。


食べてから、事前に撮っておいたメニュー写真で内容を再確認すると、やはり違う。
そこで、食べ終わった皿を片づけに来た時に違う品だと伝えたら、これはサービスのアミューズだと言うではないか。フレンチならともかく、イタリアンでこういった形で出てきたのは初めてで驚いた。と同時に、メインまで完食できるか不安になってくる。
で、ようやく出てきた注文した、ゴゾ島の前菜盛り合わせ
Antipasto Gozitano(€5.50)
Crispy salad consisting local cheese, sundried tomatoes, olives, capers, with balsamic and extra vergin olive oil dressing

サラダにはやや甘めのマイルドなバルサミコベースのドレッシング、そこにやはりマイルドな口当たりのドライトマトにオリーブ。ゴゾ名産らしい山羊のチーズと合わせていただくと、実に美味しい。

頂上を占めているのは、どうみても硬めの豆腐。翌日の別の店(☞ こちら)でも同じものが出てきたので、日本の豆腐が当地でも食べられているようだ。本当に豆腐は世界あちこちで見るようになってきた。
サラダを美味しく片づけると、メインがなかなか出てこない。
既に外も暗くなって気温がどんどん下がり、長袖シャツ1枚で出かけたものだから、寒い。テラス席に夕方座るときは、羽織るものが必須。
そこにやってきたのが、フレンチでおなじみのグラニテ。これもサービスだと。

シャンパンとレモンのグラニテ、安っぽい味ではなく、間違いなく腕のあるシェフが作っもので美味しい。
でも、体が冷えている時に口直しのグラニテで、さすがに体に堪えたようだ。
Misto di Pesce(€18.00)
Mixed fish platter consisting of calamari, king prawns, shellfish and a dish fillet in season

海老とアサリを少しつまんだ段階で、寒さに耐えきれなくなってその旨申し出ると、どうぞ室内にお入りくださいと親切に案内してくれた。サービス料を取るような店なら当然と思うが、サービス料を取らない店でこういった対応をしていただくと嬉しいものだ。
改めて、魚のソテーやタコ・烏賊などをいただくが、魚介の出汁の効いた白ワインベースのソースの出来が非常に良い。特に魚は観光地特有のいい加減な調理になりやすいが、新鮮さを現す弾力感を残した焼き加減で、シェフの腕が光っていた。


悲しい事に、最初に出てきた予想外のアミューズに加えて冷えた体がそれ以上を受け付けてくれず、半分ほど残ってしまったので、持ち帰り出来るかと尋ねると、快諾していただけた。ホント、色々な面でホスピタリティを感じさせられる。
シェフの腕にホールスタッフのホスピタリティ。泊まった4つ星ホテル(Calypso Hotel)の隣にあった店なので、どうせ観光客向けの普通の店だろうと期待はしていなかったものの、大当たりの店だった。
ゴゾ島自体が気に入ってしまっているので、たぶん10年以内に再訪することになると思う。
良い景色に良い人たち、そして美味しい料理。春のゴゾ島は、海外個人旅行をする方に、自信を持ってお勧めできる場所だと思う。
※参考:Diet Kinnei(€1.10)
※メニュー:前菜・パスタ・リゾット、メイン・キッズメニュー
【店舗詳細情報】
店名:La Trattoria Restaurant & Wine Bar
電話:2155 6800
営業:11:00~15:00、18:30~23:00
定休:火曜日
住所:Marina Street, Marsalforn Bay, Gozo
大きな地図で見る
- 関連記事
-
-
マルタ/ゴゾ島・ヴィクトリア [Ir-Rabat|Victoria]: Cittadella Garden Restaurant 2018/04/25
-
マルタ/ゴゾ島・ヴィクトリア [Ir-Rabat|Victoria]: Cafe San Martino 2018/04/24
-
マルタ/ゴゾ島: Il-Baldakkin Lounge@Kempinski Hotel San Lawrenz 2018/04/23
-
マルタ/ゴゾ島: Trattoria San Lawrenz@Kempinski Hotel San Lawrenz 2018/04/22
-
マルタ/ゴゾ島・サンローレンツ [San Lawrenz]: Azure Window Restaurant 2018/04/21
-
マルタ/ゴゾ島・ヴィクトリア [Ir-Rabat|Victoria]: MCsims, Sphinx Pastizzeria 2018/04/20
-
マルタ/ゴゾ島・ヴィクトリア [Ir-Rabat|Victoria]: Maldonado Bistro 2018/04/19
-
マルタ/ゴゾ島・イムジャー [I-Imġarr|Mgarr]: Porto Vecchio 2018/04/18
-
マルタ/ゴゾ島・シュレンディ [Xlendi]: Ta' Karolina 2018/04/17
-
マルタ/ゴゾ島・ヴィクトリア [Ir-Rabat|Victoria]: Café Jubilee (Gozo–Victoria店) 2018/04/16
-
マルタ/ゴゾ島 マルサルフォーン(Marsalforn): La Trattoria 2011/04/17
-
マルタ/ゴゾ島 シュレンディ(Xlendi): St. Patrick's Hotel 2011/04/16
-