フランス/ヴィルデュシュルアンドル [Villedieu-sur-Indre]: La Gourmandine
訪問:2017/11/10 19:00 (☞ Via Michelin 紹介ページ)
評価点:総合★★★★☆、味★★★★☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★★☆、CP★★★★★
アゼルフェロン[Azay-le-Ferron]という街にも立派な城があると寄ってから(雨天かつ高額入場料で入らず)、この後の記事で紹介するこの旅3か所目のシャトーホテルに到着。
ディナーに向かったのは、城から15Kmほど離れた街にあったミシュラン推奨店。ビブグルマンマーク付きだ。


ホテルで予約を取ってもらって向かったのだが、開店時間を聞き間違えて30分早く着いてしまった。
その間、入口のバーカウンターで食前酒ならぬ食前水(バドワ)を飲みながら待たせてもらった。
コースは、プリフィックス形式で32€か44€。
アラカルトもあるが、狙ったフォアグラが21€もするので、前菜フォアグラが選べるMENU GOURMET 44 €をお願いすることにした。


パンは大きめのものが1個。
噛みしめていただくと美味しいパンだ。


パンより先に出てきたアミューズは、凝った一口サイズの料理が3種類。
パイ生地の中に埋めてあるのは、セミドライトマトとチーズ、山型のものは刻んだエシャロットが効いているツナペースト、両端のものはカスタード風味の甘くないもの。(何て言う料理か忘れた・・)

Médaillon de foie gras de canard, tranche de baguette viennoise toastée, compote de figues et fruits frais
前菜は、当然のごとく二人ともフォアグラをチョイス。
これが過去見たことのないオシャレな盛り付けで出てきた。

横から撮った方が分かりやすいだろう。
自家製と思われる細く焼いたバゲットを縦半分に切り、カリッとトーストした上にフレッシュフルーツを丁寧に並べてある。

核となるフォアグラは、厚切りが2枚。食べ応えあって嬉しい悲鳴だ。
お味の方も、フォアグラの味がしっかり出ている上等品。
日本の禁輸でフランス産フォアグラに飢えていただけに、ようやく満足できる量をいただけた。

Blanquette de lotte pochée dans un bouillon de petits crabes verts aux cèpes et légumes de saison servie en cocotte
3択のメインからは、私はポルチーニ(セップ)と海老の文字が目に入った料理を選んだ。
ココットで出すと書かれていたが、出てきたのはココットというサイズではなくキャセロール。(フランス語ではこのサイズでもココットなんだろうけど、日本語化している単語のイメージとは違うものだ)
海老の風味たっぷりという期待で頼んだのだが、残念ながらカレー風味。
でも、カレーライスのカレーではなく、フランス料理らしいスパイス使いで海老の味もしっかり出ていて美味しい。

これ、日本のフレンチだったら単なるカレーソースの煮込みになってしまうと思うが、具材の火の通し方も抜群で、ソースと具材の両方を楽しめる料理だった。
特に、隠し味的に入れてあると思われるセップが、良い味を出していた。

Tourte feuilletée de perdreau au foie gras et au chou,
jus de carcasse réduit
家内は、メインでもフォアグラの文字に惹かれたようだが、いわゆるパイ包み焼きで出てきた。


前菜のフォアグラとは大違いで不味いと言うので、少し味見してみたが、確かに。
まさかフランスでハンガリー産のフォアグラを使うとは思えないが、そんな感じで味もないし、食感も悪い単なる鴨のレバーという感じのものだった。

ASSIETTE DE FROMAGES
楽しみにしていたチーズは、田舎町の小さなレストランにしては立派な品揃え。
ワゴンサービスで出てくると、感動するものだ。

羊や山羊のチーズがダメな家内は、牛のチーズであることを確認して4品チョイス。
もちろん、この量のチーズを食べることはできないので私が半分以上いただいたが、美味しいチョイスだ。

私は、Rochefort-en-Terre の L'Ancolie で出されたシェーブルが忘れられないので、シェーブルを2品選んでみたが、ごく普通のお味でガッカリ。
そうそう美味しいシェーブルには当たらないものなんだろう。

Brochette de fruits exotiques poêlée et flambée au rhum ambré, petit cake chocolat, oranges confites et Grand Marnier, coulis de fruits et sorbet
デザートはアラカルトメニューから選ぶ(と言っても3種類しか無いけど)とのことで、家内が選んだのがこちら。
串刺しフルーツって、どんな感じなんだろうと興味を持っていたが、単に串刺しで出てくるわけではなかった。
アイスだけ味見したが、濃厚マンゴーアイスで美味。

フルーツも手をかけてあって美味しかったそうだが、チョコケーキはイマイチだったみたい。

Profiteroles aux poires, à la vanilla et aux amandes, coulis de chocolat chaud, sorbet poire William
私は完全に選択を誤った。わからないからと冒険すると、こうなるのだ。

とはいえ、プチシュークリームのチョコレートソース掛けに見えた中身は、ちょっと凝ったもの。
アルコールで漬けた何かのフルーツのコンフィを細切りにして、砕いたアーモンドを混ぜてあった。
でも、美味しくないなぁ・・


家内だけ珈琲を頼んだら、マカロンと家内が大好物な南チロルで毎年買ってくるオーストリア(?)の名物菓子(間違いなく市販品で、我が家にも在庫がある)が出てきた。
お会計は全部で97ユーロ也。
選択ミスではあるものの、最後のデザートで決めてくれれば印象は抜群だったんだけど、ちょっと残念な終わり方だった。
※メニュー:表紙、コース①、②、アラカルト、デザート、ランチ
▲横になったり縦になったりするのは、CANONの高級コンデジが勝手に判断して縦横補正するため
【店舗詳細情報】
店名:La Gourmandine
電話:02 54 29 87 91
営業:12:00~、19:30~
住所:1 Avenue de la Gare, 36320 Villedieu-sur-Indre
GPS:46.844548, 1.538553 (☞ Bing Map)
☞ 今日のルート実績LOG
☞ 訪問したフランスのレストラン
【アゼルフェロン [Azay-le-Ferron] の風景】
GPS: 46.851322, 1.069742 ←城の入口
☞ illustrée de Loches Touraine Châteaux de la Loire(掲示地図:右下エリア外に在った)



評価点:総合★★★★☆、味★★★★☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★★☆、CP★★★★★
アゼルフェロン[Azay-le-Ferron]という街にも立派な城があると寄ってから(雨天かつ高額入場料で入らず)、この後の記事で紹介するこの旅3か所目のシャトーホテルに到着。
ディナーに向かったのは、城から15Kmほど離れた街にあったミシュラン推奨店。ビブグルマンマーク付きだ。


ホテルで予約を取ってもらって向かったのだが、開店時間を聞き間違えて30分早く着いてしまった。
その間、入口のバーカウンターで食前酒ならぬ食前水(バドワ)を飲みながら待たせてもらった。
コースは、プリフィックス形式で32€か44€。
アラカルトもあるが、狙ったフォアグラが21€もするので、前菜フォアグラが選べるMENU GOURMET 44 €をお願いすることにした。


パンは大きめのものが1個。
噛みしめていただくと美味しいパンだ。


パンより先に出てきたアミューズは、凝った一口サイズの料理が3種類。
パイ生地の中に埋めてあるのは、セミドライトマトとチーズ、山型のものは刻んだエシャロットが効いているツナペースト、両端のものはカスタード風味の甘くないもの。(何て言う料理か忘れた・・)

Médaillon de foie gras de canard, tranche de baguette viennoise toastée, compote de figues et fruits frais
前菜は、当然のごとく二人ともフォアグラをチョイス。
これが過去見たことのないオシャレな盛り付けで出てきた。

横から撮った方が分かりやすいだろう。
自家製と思われる細く焼いたバゲットを縦半分に切り、カリッとトーストした上にフレッシュフルーツを丁寧に並べてある。

核となるフォアグラは、厚切りが2枚。食べ応えあって嬉しい悲鳴だ。
お味の方も、フォアグラの味がしっかり出ている上等品。
日本の禁輸でフランス産フォアグラに飢えていただけに、ようやく満足できる量をいただけた。

Blanquette de lotte pochée dans un bouillon de petits crabes verts aux cèpes et légumes de saison servie en cocotte
3択のメインからは、私はポルチーニ(セップ)と海老の文字が目に入った料理を選んだ。
ココットで出すと書かれていたが、出てきたのはココットというサイズではなくキャセロール。(フランス語ではこのサイズでもココットなんだろうけど、日本語化している単語のイメージとは違うものだ)
海老の風味たっぷりという期待で頼んだのだが、残念ながらカレー風味。
でも、カレーライスのカレーではなく、フランス料理らしいスパイス使いで海老の味もしっかり出ていて美味しい。

これ、日本のフレンチだったら単なるカレーソースの煮込みになってしまうと思うが、具材の火の通し方も抜群で、ソースと具材の両方を楽しめる料理だった。
特に、隠し味的に入れてあると思われるセップが、良い味を出していた。

Tourte feuilletée de perdreau au foie gras et au chou,
jus de carcasse réduit
家内は、メインでもフォアグラの文字に惹かれたようだが、いわゆるパイ包み焼きで出てきた。


前菜のフォアグラとは大違いで不味いと言うので、少し味見してみたが、確かに。
まさかフランスでハンガリー産のフォアグラを使うとは思えないが、そんな感じで味もないし、食感も悪い単なる鴨のレバーという感じのものだった。

ASSIETTE DE FROMAGES
楽しみにしていたチーズは、田舎町の小さなレストランにしては立派な品揃え。
ワゴンサービスで出てくると、感動するものだ。

羊や山羊のチーズがダメな家内は、牛のチーズであることを確認して4品チョイス。
もちろん、この量のチーズを食べることはできないので私が半分以上いただいたが、美味しいチョイスだ。

私は、Rochefort-en-Terre の L'Ancolie で出されたシェーブルが忘れられないので、シェーブルを2品選んでみたが、ごく普通のお味でガッカリ。
そうそう美味しいシェーブルには当たらないものなんだろう。

Brochette de fruits exotiques poêlée et flambée au rhum ambré, petit cake chocolat, oranges confites et Grand Marnier, coulis de fruits et sorbet
デザートはアラカルトメニューから選ぶ(と言っても3種類しか無いけど)とのことで、家内が選んだのがこちら。
串刺しフルーツって、どんな感じなんだろうと興味を持っていたが、単に串刺しで出てくるわけではなかった。
アイスだけ味見したが、濃厚マンゴーアイスで美味。

フルーツも手をかけてあって美味しかったそうだが、チョコケーキはイマイチだったみたい。

Profiteroles aux poires, à la vanilla et aux amandes, coulis de chocolat chaud, sorbet poire William
私は完全に選択を誤った。わからないからと冒険すると、こうなるのだ。

とはいえ、プチシュークリームのチョコレートソース掛けに見えた中身は、ちょっと凝ったもの。
アルコールで漬けた何かのフルーツのコンフィを細切りにして、砕いたアーモンドを混ぜてあった。
でも、美味しくないなぁ・・


家内だけ珈琲を頼んだら、マカロンと家内が大好物な南チロルで毎年買ってくるオーストリア(?)の名物菓子(間違いなく市販品で、我が家にも在庫がある)が出てきた。
お会計は全部で97ユーロ也。
選択ミスではあるものの、最後のデザートで決めてくれれば印象は抜群だったんだけど、ちょっと残念な終わり方だった。
※メニュー:表紙、コース①、②、アラカルト、デザート、ランチ
▲横になったり縦になったりするのは、CANONの高級コンデジが勝手に判断して縦横補正するため
【店舗詳細情報】
店名:La Gourmandine
電話:02 54 29 87 91
営業:12:00~、19:30~
住所:1 Avenue de la Gare, 36320 Villedieu-sur-Indre
GPS:46.844548, 1.538553 (☞ Bing Map)
☞ 今日のルート実績LOG
☞ 訪問したフランスのレストラン
【アゼルフェロン [Azay-le-Ferron] の風景】
GPS: 46.851322, 1.069742 ←城の入口
☞ illustrée de Loches Touraine Châteaux de la Loire(掲示地図:右下エリア外に在った)



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