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フランスのシャトーホテル: ヴェリー城 [Le Château de la Vérie]

訪問2017/11/7~8 (Room Type: Dauphin Twin(No.15)、室料のみ €82.00
食事: 総合★★★☆☆、味★★★☆☆、サービス★★★★☆、雰囲気★★★★☆、CP★★★☆☆
宿泊: 総合4.0、予約個室4.5、建物全体3.0、サービス3.5、CP5.0



今回のフランス旅行では、シャトーホテルでの宿泊も大きなテーマにしている。
その第一弾が、シャラン鴨(☞ シャラン鴨って、なに? - エスカルゴの国から)でお馴染みのシャラン[Challans]の街外れにある Château de la Vérie
特にフランスでのレストラン選びでは最優先で利用している英語版の Via Michelin にレストランが掲載されていたことから(☞ こちら)、期待していた。

【CONTENTS】
直営レストランのディナー
泊まった部屋(No.15/Dauphin Twin)の写真
ヴェリー城の内部写真
一般入場可能なエリアでのヴェリー城の風景
 



コースは35,49,59ユーロの3種類。レストランがミシュランお墨付きという事や、選べる料理の魅力度から最高値の Menu « Dégustation de la Vérie » 59 euros をお願いすることにした。
5皿構成の完全フルコースだが、選択肢は一切ない。

もちろん、事前にHPでメニューチェックしてあったので、いつものように内容が同じであることを確認してから頼んだわけだが、フランスのミシュランお墨付き店の半数程度は、ちゃんとメニュー内容も更新しているので助かる。店頭で確認はできるものの、フランス語が分からないので、翻訳をかけずに決めるのは外れを掴むリスクが高くなる。




パンは2種類。露骨な胡麻パンは珍しいが、好みで無いので胡麻を剥がしていただくことにした。

今回は、バターの大産地であるブルターニュでもパンに付けるバターが出てこなかったが、ブルターニュのすぐ近くのここでもバター無し。
実は、帰国日にパリでエシレバターを調達しようと、昨年も大量調達したモンパルナス[Montparnasse]駅前のモノプリ[Monoprix]に出かけたら、バターケースがほぼ空っぽ。欧州広域ブランドのプレジデント(€2.00)と、モノプリブランドしか無かったのだ。
張り紙があったので写真を撮って後で翻訳したら、原料不足によりバターが入荷しないと書かれていた。日本の昨年と一昨年のバター不足現象が、本場のフランスでも発生していたという訳だ。

それならと、高級食材デパートである La Grande Epicerie de Paris に出かけたものの、イズニーバター2品種と昨年試した我が家の好みでなかった3種類のバターはあったものの、お目当てのエシレバターは無し。価格表記も出ていなかった。
諦めて、少しだけあったイズニーバターを4つだけ籠に入れて(普段なら3ユーロ未満なのに4ユーロ以上もしていたので、価格も高騰しているようだ)、チーズを見てから戻ってきたら、お目当ての無塩のエシレバターが4ケースほど入荷したようで並べているところだった。

ラッキーと、イズニーバターを戻して12個=3Kgを籠に入れたものの、値段が出ていなかったので恐る恐るレジを通したら、なんと昨年のモノプリとほぼ同価格の2.90ユーロ。本当にラッキーだった。(フランスの有塩バターは塩がきついのと、料理やお菓子作りに使えないことから、今回は買わないことにしていた)



Amuse bouche

アミューズは、またまた塩クリーム!
フランス北西部の定番なのか、ちょっと幻滅・・と思っていたら、さすがに中身が凝っていた。

濃厚な蟹味エキスに浸かった蟹肉が入っていたのだ。
そのまま蟹肉を入れるのではなく、蟹肉の風味を引立てる加工をしてあった点で期待が膨らむ。



Médaillons de foie gras pochés au vin rouge, chutney aux oignons rouges au porto

前菜は、我が家定番のフォアグラ。
2個のメダリオンが違った形で乗っていたが、味は2つとも同じ。あれ?



良いフォアグラを使っていることはわかるものの、浸み込ませてあるのがブランデー類ではなく普通の赤ワインを使っている感じで、薄いというか水っぽいというか、フォアグラらしい美味しさに欠ける。

しかも、フォアグラの上に乗っていたり下に敷かれているゼリー状のものも薄い赤ワイン風で、形状こそ違うもののどちらも同じもの。ポルト酒って書いてあるのだが、たっぷりのポルト酒を煮詰めずに、単に使っていますというだけの味だ。これでは、フォアグラの味が引き締まらない。

ここの調理人、味付けの技術力が無いのかなぁ。
フォアグラ本体の下処理(血合いと筋抜き)はしっかり出来ているのに・・



Effiloché de raie, beurre de câpres et ses artichauts violets

魚料理は、エイだと認識していたが、北海道で食べられるカスベのソテーという感じ。
北海道と大違いだったのは、切り身の形状を保ったまま骨を完全に抜き取ってある点だ。
結構すごい加工技術じゃない?



お味は、シンプルなバターソースっていうか、ソースになっていないバターソテー。塩が足りない。

先ほどのフォアグラも塩を加えて食べたりしていたが、ここでもテーブルの塩を使うことになってしまった。その塩は、100Kmも離れていない今朝寄って買ってきたゲランド産のフルール・ド・セルかな?



Pavé de cerf, sauce canneberge

肉料理は、鹿肉。
焼き加減を聞かれたので、家内がミディアムと言ったのに釣られて同じで良いと言ってしまったのは失敗。たいてい、ワンランク焼きすぎで出てくるものだ。



やっぱりミディアム・ウエルダンという感じで、鹿肉独特の旨味を味わえない状態。
そこはソースで補えるのが優秀な店だが、やっぱりソースが全然できていないし、皿が持てないほど激熱状態だったので、あっという間にソースが乾いてしまい使えない。

どうも、シェフ見習いの工程は十分すぎる技量を持っているものの、その上のランクであるシェフとしての技術がまるっきしダメな店のようだ。
チーフシェフがお休みで、代理の者が調理していたのかなぁ・・



Soufflé au Beaufort et sa roquette acidulée

チーズは、スフレで出てきた。
生野菜を添えてあるけど、なんだか馴染めないなぁ。



これまた火傷してしまうほど熱々で、食べるのに難儀したが、濃厚なチェダーチーズ系の味でまずまず。



Traditionnel Mont-Blanc selon le Château de la Vérie

最後のデザートは、楽しみにしていた伝統的なモンブランというお題。
ところが、どこが伝統的なのかと思うもので、表記としては近未来的の方が正しそうなものが出てきた。



トッピングのメレンゲだけを平らげると、モンブランらしい麺状の栗クリームがかかっている・・と思ったら、栗ではなくキャラメル。
その下の山にしてある薄い栗味のするホイップクリームの中に隠れていたのが、栗ではなく半球にしたホワイトチョコ。



球の中身(裏側)に、濃厚なマロンペーストを詰め込んでであった。

上半分を平らげると、下半分には違うクリームが入っているのが見えてきた。



下半分も、普通のチョコを半球状にして裏返したもの。
球状なので皿の上で安定させるための材料が、栗クリームとマロングラッセを砕いたものになっている。

中を埋めてあるのが薄味栗クリームだが、この中央部分にチョコクリームを埋め込んであった。
ここが上半分の半球の中に入っていた濃厚栗クリームならよかったのに、チョコの味で栗味が完全に消えてしまって残念なお味になってしまった。
結構斬新で良かったのに、最後の詰めが甘いという感じ。




最後に coffee with milk と言って家内だけ珈琲を注文。(私は逆流性食道炎になるので飲めない)
小菓子も出てきたが、小学生が家庭科授業で作ったような激マズのマドレーヌに、絶対にコーヒーと合わないであろう、強い皮つきレモン風味のムース。
やっぱり、料理の基本を外している感がする。

お会計は部屋付けにするとのことだが、伝票を持ってこないので金額が分からず。
チェックアウト時に明細が付いていたが、バドワ[Badoit](€6.00)と珈琲(€4.00)を加えて総額128ユーロと、部屋代の5割増し。部屋代は割安感があるものの、レストランは値段相応ながらもミシュラン推奨店レベルに達していない印象を残してしまった。

なお、朝食はオプション(€15.00)だったので取らなかった。

※メニュー:ランチ・子供用コース①前菜メインチーズ・デザート城の説明

【レストラン詳細情報】
名称:Château de la Vérie
電話:02 51 35 33 44
営業:12:00~13:30、19:30~21:30
定休:日曜夜~火曜昼
住所:40 Route de Saullans, 85300 Challans
GPS:46.824620, -1.902944 (敷地入口:46.825539, -1.897057)


宿泊した古城ホテル・シャトーホテル
訪問したフランスのレストラン
 

【泊まった部屋(No.15/Dauphin Twin)の写真】 (☞ 部屋の配置図







▲左:テーブルに絵が彫られていた  右:窓からの風景


▲バスルームは近代的
 

【ヴェリー城の内部写真】 (☞ 全館配置図
全館配置図でも分かる通り、部屋のほとんどを客室に割り当ててあるため、ダイニングルーム以外の内部の見応えに乏しい。








 

【一般入場可能なエリアでのヴェリー城の風景】

▲入口からシャトーまでは500m近くある。地元の老夫婦が散歩に来ていた。


▲左:シャラン鴨(?)が数百羽いた池。みんな青首鴨  右:池の横辺りから見えるシャトー


▲左:城本体のゲート(池のすぐ先)  右:改めて城の正面


▲左:裏側正面(フランスのシャトーは城に見えないなぁ・・)  右:裏側斜め


▲左:正面を斜め手前から  右:中央2階外側に大きく掲示されている紋章
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テーマ : 古城ホテル・シャトーホテル
ジャンル : 旅行

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プロフィール

R923E

Author:R923E
海外旅行に目覚めて25年。
現在 64ヵ国を訪問
46ヵ国 をレンタカーで走り、
米加豪仏伊独西全州走破
価格は常に税サ込で表記。

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今後の旅行計画
7月:スイス
8月:台湾
8月:英国⑦,北アイルランド
9月:オーストラリア
10月:セルビア
11月:ベルギー⑥、スペイン
12月:トルコ③、エジプト
年越:台湾
1月:モルディブスリランカ
1月:カンボジア
2月:ベトナム
4月:フランス⑳、スペイン
5月:ポーランド④、台湾
丸数字:累計訪問回数

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