ポーランド/ワルシャワ [Warszawa]: Platter by Karol Okrasa
訪問:2017/9/11 12:00 (☞ Via Michelin 紹介ページ)
評価点:総合★★★★☆、味★★★★★、サービス★★★★☆、雰囲気★★★★★、CP★★★★☆
大都市ワルシャワでのポーランド料理は、高いだけで美味しい店を探すのは無理と悟って、2日目のランチは愛用している Via Michelin 掲載店から選んだ。


▲店頭
何でも、modern Polish dishes and European classics ということで、フレンチベースの創作ポーランド料理という感じだろうか。
ドレスコードのある店だが、Business smart なので問題なしだ。


店内の内装は現代風。オープンキッチン形態を採用している点から多少カジュアルな感じだが、そこは5つ星ホテルのメインダイニング。空間は広々としている上に、2人用のテーブルサイズも幅90cm位はありそうだ。
ランチメニューは、一見アラカルトだけに見えたが、下の方に小文字で2皿コースと3皿コースの案内が記されていた。
前菜・スープ・メインのカテゴリの中から、それぞれ1皿ずつ選んだ3皿コースに水が付いて 108zł(≒3350円)なら、インターコンチネンタルホテルのメインダイニングにしては安いだろう。
初日のポーランド料理店フォーク・ゴスポダ[Folk Gospoda]で、スープ・メイン・デザート・コーラを安めに選んだ金額と2割しか差が無いが、ディナーだと倍程度はかかるので注意。

もちろんパンは無料で出て来るが、温められたバゲットとポーランドのパンが洒落た皿で出てきた。


パンには、その場で注いでくれたオリーブオイルとバルサミコが付く。
メニューに記されていたポーランド産のミネラルウオーターは、炭酸入りと炭酸無しが選べるので、炭酸入りで。

Oriental beef tartar(48zł≒1500円/単品)
with Dijon sauce and miller bread
4択の前菜からは、「東洋の」という修飾子が嫌だなぁと思いつつも、日本では税金泥棒の役人どもと、安全・安心というきれいごとで洗脳された馬鹿な消費者団体が結託し、意味不明な規制で実質食べることが出来なくなっている牛肉のタルタルをチョイス。(世界的に見ても、まったく理解できない規制だ!)
一般的にはセルクルで固めてくるのだが、皿にべチャっと塗りつけた感じで出てきた。
周りの白い円形のものは、マヨネーズベースのソース、白い粉はたぶんスキムミルクじゃないかなぁ。

これ、美味しい!
普通のタルタルは、肉の味を表に出すために余計な味付けはしないものだが、刻んだエシャロットと、ディジョンマスタードの軽い酸味を加え、お題とは違って東洋っぽくない香辛料を使って決めてあるのだ。
miller bread が何だかわからなかったが(単に黒パンを1ミリ厚でスライスしただけのもの?)、普通の牛肉を使っても、こんな味で出して来れば美味しくいただける。

Mushroon sour-rye soup(28zł≒880円/単品)
with baked potatoes
3択のスープは、茸のスープ。
英語表記だと、茸はまとめて Mushroom になってしまうので、一応内容を確認して色々ミックスだというのでお願いしてみた。


皿の上にジャガイモと茸の欠片を乗せて出てきたが、そこに陶器のポットから注ぎいれてくれるというパフォーマンス付きだ。
初日のフォーク・ゴスポダでもキノコのスープはいただいたが、予想通り観光客目当てのぼったくり店とは水準が違いすぎた。

なんといても、キノコ味が超濃厚。
クリームも濃厚だが、キノコの風味がクリームにまったく負けていないのだ。

Duck breast(71zł≒2250円/単品)
with roasted sweet potatoes and chanterelle cream
街のレストランでやたらと鴨肉料理を目にしたので、4択のメインからはいつものウサギ肉ではなく、鴨肉を選んでみた。
今回のポーランド旅行では、欧州全体で90%のシェアがあるらしい(実感としては嘘だと思う)フレッシュポルチーニ[Borowik]を食べたくて探し回ったものの、店頭メニューやスーパーではまったく見かけなかったので、ポルチーニはあきらめて旬のキノコ料理を食べたいと思っていたことから、アンズ茸のクリームというのも魅力的に映った。
ちなみに、ハラ・ミロフスカ市場[Hala Mirowska] で、ポルチーニやアンズ茸を含めた5~6種類のキノコがあちこちで売られていた。帰国が午後便なので、朝のうちに生のポルチーニ(50zł/Kg前後)を購入して自宅で自分で作ればいいやと、ワルシャワでのポルチーニ料理は諦めた。(結局3か所で価格の違うものを購入してみたが、55zł/Kgの最高値品が抜群に良かったものの、香りはほぼ無し。生のポルチーニだけでは、あの香りは出てこなかったので、自宅で作るなら日本でも簡単に入手できる乾燥ポルチーニの戻し汁に、エリンギ代用で十分という気がした。エリンギの食感だとポルチーニとはかなり違うと思うが、生のポルチーニをの食感を知らなければ関係ない。)

その鴨肉だが、完全にフランス料理だ。
ソースもたっぷりで、ミシュランが European classics と記してあるだけある。
このソース、メニュー側には何も記されていないが、鴨の血を加えたもので、これまたクラシカル。最高だ!

お目当てだった左側の chanterelle cream(アンズ茸のクリーム)の使い道が無くなってしまったが、それだけを舐めていただくのが一番。これも風味抜群で美味しく、バゲットにつけていただくと最高だった。
右側の roasted sweet potatoes も凝っていたが、何度か他の店で食べたことのあるお味。
これは、単独でハッシュドポテトのサツマイモ版としていただくことにした。
2種類のソースと合わせても、美味しくなかったからだ。

金額表記の無かったデザートは魅力も無かったことからパスして(まさか無料で付く?)、おしまい。
物価の安い東欧で3350円のランチ価格は結構なお値段だと思うが、日本で言えば帝国ホテルのメインダイニングで食べているようなものだし、内容的には日本の同額ランチの平均よりも十分満足できるものだったので★4つ。
仮にデザートが無料で水準が高ければ、★5つ付けた可能性がある。
チェックアウト時間を気にして聞かずにお会計を頼んでしまい、失敗したかな?
※メニュー:ランチ、(英語版)、デザート、(英語版)
【店舗詳細情報】
店名:Platter by Karol Okrasa
電話:22 328 8808
営業:12:00~23:00(土曜17:30~)
定休:日曜日
Dress Code:Business Smart
住所:InterContinental Warsaw 1F, Emilii Platter 49, 00-125 Warszawa
GPS:52.232483, 21.002807 (☞ Bing Map
評価点:総合★★★★☆、味★★★★★、サービス★★★★☆、雰囲気★★★★★、CP★★★★☆
大都市ワルシャワでのポーランド料理は、高いだけで美味しい店を探すのは無理と悟って、2日目のランチは愛用している Via Michelin 掲載店から選んだ。


▲店頭
何でも、modern Polish dishes and European classics ということで、フレンチベースの創作ポーランド料理という感じだろうか。
ドレスコードのある店だが、Business smart なので問題なしだ。


店内の内装は現代風。オープンキッチン形態を採用している点から多少カジュアルな感じだが、そこは5つ星ホテルのメインダイニング。空間は広々としている上に、2人用のテーブルサイズも幅90cm位はありそうだ。
ランチメニューは、一見アラカルトだけに見えたが、下の方に小文字で2皿コースと3皿コースの案内が記されていた。
前菜・スープ・メインのカテゴリの中から、それぞれ1皿ずつ選んだ3皿コースに水が付いて 108zł(≒3350円)なら、インターコンチネンタルホテルのメインダイニングにしては安いだろう。
初日のポーランド料理店フォーク・ゴスポダ[Folk Gospoda]で、スープ・メイン・デザート・コーラを安めに選んだ金額と2割しか差が無いが、ディナーだと倍程度はかかるので注意。

もちろんパンは無料で出て来るが、温められたバゲットとポーランドのパンが洒落た皿で出てきた。


パンには、その場で注いでくれたオリーブオイルとバルサミコが付く。
メニューに記されていたポーランド産のミネラルウオーターは、炭酸入りと炭酸無しが選べるので、炭酸入りで。

Oriental beef tartar(48zł≒1500円/単品)
with Dijon sauce and miller bread
4択の前菜からは、「東洋の」という修飾子が嫌だなぁと思いつつも、日本では税金泥棒の役人どもと、安全・安心というきれいごとで洗脳された馬鹿な消費者団体が結託し、意味不明な規制で実質食べることが出来なくなっている牛肉のタルタルをチョイス。(世界的に見ても、まったく理解できない規制だ!)
一般的にはセルクルで固めてくるのだが、皿にべチャっと塗りつけた感じで出てきた。
周りの白い円形のものは、マヨネーズベースのソース、白い粉はたぶんスキムミルクじゃないかなぁ。

これ、美味しい!
普通のタルタルは、肉の味を表に出すために余計な味付けはしないものだが、刻んだエシャロットと、ディジョンマスタードの軽い酸味を加え、お題とは違って東洋っぽくない香辛料を使って決めてあるのだ。
miller bread が何だかわからなかったが(単に黒パンを1ミリ厚でスライスしただけのもの?)、普通の牛肉を使っても、こんな味で出して来れば美味しくいただける。

Mushroon sour-rye soup(28zł≒880円/単品)
with baked potatoes
3択のスープは、茸のスープ。
英語表記だと、茸はまとめて Mushroom になってしまうので、一応内容を確認して色々ミックスだというのでお願いしてみた。


皿の上にジャガイモと茸の欠片を乗せて出てきたが、そこに陶器のポットから注ぎいれてくれるというパフォーマンス付きだ。
初日のフォーク・ゴスポダでもキノコのスープはいただいたが、予想通り観光客目当てのぼったくり店とは水準が違いすぎた。

なんといても、キノコ味が超濃厚。
クリームも濃厚だが、キノコの風味がクリームにまったく負けていないのだ。

Duck breast(71zł≒2250円/単品)
with roasted sweet potatoes and chanterelle cream
街のレストランでやたらと鴨肉料理を目にしたので、4択のメインからはいつものウサギ肉ではなく、鴨肉を選んでみた。
今回のポーランド旅行では、欧州全体で90%のシェアがあるらしい(実感としては嘘だと思う)フレッシュポルチーニ[Borowik]を食べたくて探し回ったものの、店頭メニューやスーパーではまったく見かけなかったので、ポルチーニはあきらめて旬のキノコ料理を食べたいと思っていたことから、アンズ茸のクリームというのも魅力的に映った。
ちなみに、ハラ・ミロフスカ市場[Hala Mirowska] で、ポルチーニやアンズ茸を含めた5~6種類のキノコがあちこちで売られていた。帰国が午後便なので、朝のうちに生のポルチーニ(50zł/Kg前後)を購入して自宅で自分で作ればいいやと、ワルシャワでのポルチーニ料理は諦めた。(結局3か所で価格の違うものを購入してみたが、55zł/Kgの最高値品が抜群に良かったものの、香りはほぼ無し。生のポルチーニだけでは、あの香りは出てこなかったので、自宅で作るなら日本でも簡単に入手できる乾燥ポルチーニの戻し汁に、エリンギ代用で十分という気がした。エリンギの食感だとポルチーニとはかなり違うと思うが、生のポルチーニをの食感を知らなければ関係ない。)

その鴨肉だが、完全にフランス料理だ。
ソースもたっぷりで、ミシュランが European classics と記してあるだけある。
このソース、メニュー側には何も記されていないが、鴨の血を加えたもので、これまたクラシカル。最高だ!

お目当てだった左側の chanterelle cream(アンズ茸のクリーム)の使い道が無くなってしまったが、それだけを舐めていただくのが一番。これも風味抜群で美味しく、バゲットにつけていただくと最高だった。
右側の roasted sweet potatoes も凝っていたが、何度か他の店で食べたことのあるお味。
これは、単独でハッシュドポテトのサツマイモ版としていただくことにした。
2種類のソースと合わせても、美味しくなかったからだ。

金額表記の無かったデザートは魅力も無かったことからパスして(まさか無料で付く?)、おしまい。
物価の安い東欧で3350円のランチ価格は結構なお値段だと思うが、日本で言えば帝国ホテルのメインダイニングで食べているようなものだし、内容的には日本の同額ランチの平均よりも十分満足できるものだったので★4つ。
仮にデザートが無料で水準が高ければ、★5つ付けた可能性がある。
チェックアウト時間を気にして聞かずにお会計を頼んでしまい、失敗したかな?
※メニュー:ランチ、(英語版)、デザート、(英語版)
【店舗詳細情報】
店名:Platter by Karol Okrasa
電話:22 328 8808
営業:12:00~23:00(土曜17:30~)
定休:日曜日
Dress Code:Business Smart
住所:InterContinental Warsaw 1F, Emilii Platter 49, 00-125 Warszawa
GPS:52.232483, 21.002807 (☞ Bing Map
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